東京都は29日、都内で新たに868人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。 この日確認された陽性者の内訳は、 10歳未満:20人(約2%) 10代:41人(約5%) 20代:172人(約20%) 30代:140人(約16%) 40代:112人(約13%) 50代:119人(約14%) 60代:82人(約9%) 70代:79人(約9%) 80代:71人(約8%) 90代:31人(約4%) 100歳以上1人(約0.12%) となっている。また65歳以上の高齢者は225人となっており、全体の26%を占めている。 また、重症者は前日の150人に対して147人となっている。 これで1月に入って都内で確認された陽性者の合計は35994人と3万5千人を突破。また累計では98439人となった。 新規陽性者がピークアウトしつつあることから、医療提供体制のひっ迫を受けて増加していた自宅療養者と入院・療養等調整中も減少しつつある。自宅療養者は5,816人、入院・療養等調整中も4,395人となっている。 またPCR検査などでの陽性率も1月7日の14.5%から徐々に下がりはじめており、7日間移動平均値をもとに算出した28日の数値は7.8%にまで低下している。1月8日から2月7日までの緊急事態宣言もあと10日になり、今後どこまで新規陽性者が低下するか注目される。 モニタリング会議「新規陽性者は減少、新規重症者が週80人と増加」 こうしたなか、東京都は28日午後にモニタリング会議を実施、感染状況と医療提供体制ともに最も高い警戒レベルを維持することとした。 専門家からは感染状況について、 ・新規陽性者数の7日間平均は減少したが、緊急事態宣言発令前の1月6日1,029人とほぼ同数、第2波のピーク時8月5日約346人の約3倍と依然として高い値である。 ・PCR検査等件数は前回の約10,985人から、1月27日時点で約9,309人と減少し、それ以上に新規陽性者数が減少したため、PCR検査等の陽性率は8%台に低下した。 ・今週の新規陽性者7,615人のうち、無症状の陽性者が1,541人、割合は20.2%で、無症状や症状の乏しい感染者の行動範囲が広がっている可能性があり、PCR検査等の体制強化が、引き続き求められる。 との指摘がなされた。 また医療提供体制については、 ・入院患者数は約2,900人と非常に高い水準で推移しており、医療提供体制の逼迫は長期化し、通常の救急医療等も含めて危機的状況が続いている。都は都立・公社病院において2月1日に計1,700床の確保を予定しているが、現状の新規陽性患者数に対応する病床を確保するため通常の医療をさらに縮小せざるを得ない。 ・保健所から入院調整本部への調整依頼件数は連日300件/日を超え入院調整が難航し、翌日以降の調整に繰り越し待機を余儀なくされる例が多数生じている。 ・入院患者の年代別割合は、60代以上が11月中旬以降、高い割合で推移しており、全体の約2/3を占めている。重症化リスクの高い高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすとともに、基本的な感染予防策、環境の清拭・消毒を徹底する必要がある。 ・新規重症患者数は週当たり約80人と高い水準となっており、1月19日には1日で新規の人工呼吸器装着した患者が20人にのぼった。 ・今週、人工呼吸器を離脱した患者の、装着から離脱までの日数の中央値は7.0日、平均値は9.1日であった。人工呼吸器の離脱まで長期間を要する患者が増加すると、重症患者数は急増し、医療提供体制の危機的状況が数週間続くと思われる。 ・死亡者数は前々週の55人、前週の39人から今週は68人となった。今週の死亡者のうち、70代以上の死亡者が61人であった。 と問題点が挙げられた。 小池知事「ウイルスに勝つ唯一の方法は『感染しない・感染させない』」 小池知事はモニタリング会議後の会見で「改めて都民の皆さんには、今も緊急事態宣言のその宣言下にあるという認識をもう一度改めてお持ちいただきたい。徹底的にステイホーム、そしてテレワークなどを是非実行していただきたい。コロナウイルスは人と人との接触につけ入って急速に拡散する。食事も最近はデリバリーサービスが随分普及してきた。友人とやり取りする際もリモートなども活用して徹底的に感染の機会を避けていただく。"感染しない・感染させない"、それが現時点でウイルスに打ち勝つ唯一の方法だ」と述べ、あらためて不要不急の外出を自粛するよう改めて呼びかけた。 ===== 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数 東京都・新型コロナウイルス重症者数 東京都・新型コロナウイルス新規陽性者・年代別内訳 現在の患者数 感染第3波以降の各曜日別の新規陽性者の推移 感染第3波以降の患者数の推移 東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計 PCR検査等の結果