<実父を容赦無く絶縁したメーガンに「父子の絆」を描く資格なしと批判> 夫のヘンリー王子と息子アーチーをモデルに、父子の絆を描いた作品で絵本作家デビューをすることになったメーガン妃に、イギリスの情報番組の元人気司会者が早速かみついた。 父親と縁を切ったメーガンが、父子のつながりを描くのは「偽善」もいいところだ、というのだ。 出版社ランダムハウス・チルドレンズブックスは5月4日、メーガン妃の処女作『ベンチ』の刊行を発表した。メーガンは声明で、子供向けのこの絵本は「温かく、喜びに満ちた、心安らぐ」父親と息子の「特別な絆」を描いた作品だと述べた。 英紙デイリー・メールのオンライン版に連載中のコラムでこれを批判したのは、朝の情報番組『グッドモーニング・ブリテン』の元司会者で、メーガン批判の急先鋒として知られるピアーズ・モーガン。 メーガンは声明で多様な価値観を尊重する「インクルーシブ」な視点で書いた本だと述べているが、自分の父親であるトーマス・マークルに対する彼女の姿勢はそれとは正反対だというのである。 「忘れてはいけない。ミズ・マークル(メーガンのこと)は自分の父親と情け容赦なく縁を切り、今では(メキシコの)彼の家からわずか100キロ程の所に住んでいるのに、一切関わりを持とうとしない」と、モーガンは書いている。 「インクルーシブとは正反対」 「彼女はマークル家のほかの人たちとも絶縁し、彼女の結婚式には誰も招待されなかった。『インクルーシブな視点』なるものをやたらと強調する人間が、身内にこういう仕打ちをするのはいかがなものか」 「実のところ、これは甚だしく『排他的な視点』ではないか」と、モーガンは吠える。 モーガンによれば、「彼女はオプラ・ウィンフリーのインタビューで、長々と虚偽に満ちた苦情を言い立て、実父トーマスをこれでもかと攻撃したが、その様子は『温かく、喜びに満ちた、心安らぐ』ものなどではなく、冷たく、怒りに満ちた、神経を逆撫でするものだった」。 「ミズ・マークルは注目を浴びることに際限のない欲求を持っているようで、途方もない偽善も辞さないが、これはもはやパロディの域を超えていて、(目を覆いたい)現実がそこにある」 メーガンはロイヤルウエディングを目前に控えた2018年5月、父親がパパラッチと共謀して、「花嫁の父」を演じるヤラセ写真で荒稼ぎをしようとしたことを知り、親子の縁を切った。 彼女は父親に決別の手紙を送り、その中で今後は一切メディアに自分の話をしないよう求めたが、父親はその手紙をタブロイド紙メール・オン・サンデーに渡し、一部が公開された。怒ったメーガンは同紙の親会社を訴え、今年2月に勝訴した。 ===== 一方のモーガンは今年3月、オプラ・ウィンフリーのインタビューでメーガンが英王室内の人種差別をほのめかし、一時は自殺も考えたと語ったことについて、彼女の言うことは一切信用できないと発言。そのためにイギリス最大の民間テレビ局ITVの人気番組を降板することになった。 メーガンはこの件についてモーガンに謝罪させるようITVに求めたが、モーガンは応じていない。 オプラ・ウィンフリーがヘンリー王子夫妻に行った2時間のインタビューは、CBSが今年3月7日に放映。モーガンの発言はその直後に自分の番組で行ったものだが、自殺願望を嘘と疑う内容に、メンタルヘルスの慈善団体「マインド」が批判の声を上げ、ヘンリー王子夫妻はその後この団体に寄付をした。 モーガンはコラムでこうも指摘している。「ヘンリー王子も、同じインタビューで、電話にも出てくれない、金もくれないと、父親のチャールズ皇太子をけなしている。まるで親の脛をかじる10代のドラ息子の言い草だ。恐ろしく支配的かつ野心的な妻の言うなりになって家族と国家と義務を捨てた、36歳のふがいない大富豪のぼやきとはとても思えない」 「さらに許しがたいのは」と、モーガンは続ける。「このときチャールズは、彼の父親であるフィリップ殿下の容体を案じ、気が気ではなかったことだ。殿下は危篤状態で、その後に亡くなった」 フィリップ殿下が亡くなったのは4月7日。CBSが例のインタビューを放映してからちょうど1カ月後だ。 夫のために書いた詩から 処女作『ベンチ』について、メーガンは声明で「アーチーが生まれた1カ月後の父の日に夫のために書いた詩」が執筆のきっかけになったと述べている。 「この詩がストーリーになった。クリスチャン(イラストを担当したクリスチャン・ロビンソンのこと)は様々な職業の父親と息子の姿を描き、温かく、喜びに満ちた、心安らぐつながりを表現した美しい透明感のある水彩画を私のストーリーに添えてくれた」 「こうした表現は私にとっては特に大事で、クリスチャンと私はインクルーシブな視点でこの特別な絆を描くために綿密に打ち合わせを重ねた」 メーガンは声明をこう締めくくっている。「家族構成が違っても、私の家族と同じように、『ベンチ』が全ての家族の心に響くよう願っている」