<2匹のミツバチが協力し合ってペットボトルのキャップを外す様子をとらえた動画が注目を集めている> 2匹のミツバチが協力し合ってペットボトルのキャップを外す様子をとらえた動画がオンラインで公開された。キャップの両側に位置するミツバチたちがキャップとペットボトルとの隙間に頭を潜り込ませながら徐々に足を動かすと、次第にキャップが回りはじめ、やがて外れる。 Bees Opening a Soda Bottle || ViralHog ブラジル・サンパウロで昼休み中の労働者が撮影したとされるこの動画は、コンピュータグラフィックスで生成された可能性や、すでに緩んでいたキャップが外れただけである可能性も否定できないが、多くの人々から注目を集めている。 ミツバチに優れた知能があることが明らかとなってきた 近年の研究で、ミツバチに優れた知能があることが明らかとなってきた。2018年、豪ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)らの研究チームは「ミツバチはゼロの概念を理解できる」との研究論文を発表。2019年には「数の概念を記号と結びつける能力がある」こともわかった。 また、2020年12月に発表された研究論文では「動物の糞を巣の入口の周りに置き、天敵からの攻撃を阻止する」ことが示されている。 ミツバチの脳重量はヒトの0.0002%にすぎないものの、高い知能を備えている。この背景について、英国の研究チームが2009年に発表した研究論文では「認知能力には、脳の大きさだけでなく、神経回路の複雑さも重要である」と述べられている。 ミツバチの脳は小さすぎる? 「8の字ダンス」に代表されるミツバチのコミュニケーションについての研究で功績を残し、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞した動物行動学者のカール・フォン・フリッシュ博士は、「ミツバチの脳は小さすぎるため、その性質はすべて本能によるものだ」と考えていた。しかし、「ペットボトルのキャップを外す」という行動はミツバチが自然界での生存で進化させた行動とはいえず、フリッシュ博士の見解とは相反する。 同様に、英ロンドン大学クイーン・メアリー校の研究チームが2017年に発表した研究論文でも、「マルハナバチが報酬を得るためにボールを特定の場所まで転がすという動作を学習する」ことが示されている。