<どんなにかわいくても野生動物に手を触れるのは犯罪行為。有罪になれば懲役5年も> ドイツの海水浴客に捕まったらしいネズミイルカが、集まってきた十数人の子供たちに抱きしめたり撫でられたりした後、死亡した。 7月9日の通報によると、複数の大人がネズミイルカを捕まえて海面に顔を出させていたようだ──地元リューベック警察はそう発表した。バルト海に面したドイツ北部のグレーミッツの海水浴場で起きた悲劇だ。 大人たちは、ネズミイルカを海面に出したまま20人以上の子供たちを呼び寄せ、抱いたり触らせたりしたという。 目撃者によると、最初は元気そうに見えたネズミイルカは次第に衰弱し、死んでしまった。 ライフガードの通報を受けて野生動物保護官が到着したときには、ネズミイルカはすでに死んでおり、人々は消えていた。 検査官によると、ネズミイルカが人間との接触のせいで死んだ可能性は否定できないという。また解剖の結果、心臓や肺には寄生虫がいた。ここから、動物由来感染症が人間に広がらないとも限らないのだ。 LÜBECK PUBLIC PROSECUTOR'S OFFICE / LÜBECK POLICE DEPARTMENT 犯罪捜査始まる 当局は連邦自然保護法違反の疑いで刑事事件の捜査を始めた。野生動物を捕まえたり傷つけたり殺したりするのは違法であり、有罪になれば最長5年の懲役か罰金が科される。 人間が野生動物に干渉して問題を起こすケースは後を絶たない。2017年には、スペインで人々に馬乗りになられたり写真を撮られたイルカの赤ちゃんが死亡した。 つい先週も、アメリカのルイジアナ州からきた新婚夫婦がハワイで絶滅危惧種のモンクアザラシにちょっかいを出して写真を撮り、罰金を科されたばかりだ。 ===== ■これは野生動物に対する犯罪行為