「がん」の記事一覧

最先端!がんセンター東病院トップが明かす「若者」「バカ者」「よそ者」な医師たち

<癌治療の世界では、患者の年齢やライフスタイルを考慮しない「標準化」の流れが進んでいる。そんななか、なぜ国立がん研究センター東病院は診療科横断的な雰囲気を保ち、患者中心の治療を続けられているのか。実際に当院で放射線治療を受けた筆者が、病院長に聞いた> 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。 紹介されて入院したのは、日本最高学府の東京大学医学部附属病院(東大病院)。癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、他の選択肢があったにもかかわらず...

マクドナルド化する医療「それが、あなたに最適な治療なのか?」

<患者の年齢やライフスタイルを考慮せず、「標準化」が進む癌治療の流れに歯止めをかけるには──食道癌患者として入院した東大病院から「逃亡」、転院先で手術を回避し、生き延びたジャーナリストが元主治医たちへの取材を基に硬直化した現代医療の構造を解き明かす> 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。紹介された東京大学医学部附属病院(東大病院)に入院し、癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、曖昧な治療方針に違和感を拭えず、セカンドオピニオンを求...

東大病院の癌治療から逃げ出した記者が元主治医に聞く、「なぜ医師は患者に説明しないのか」

<食道癌のステージ3を宣告されたベテラン記者が、主治医が治療方針について説明を尽くさないことに疑念を抱き転院した。退院後、元主治医への「取材」を通して見えた、日本医療の限界と課題とは> 東大病院から逃亡、転院先で手術回避、そして生き延びた──。 元日経ビジネス記者でジャーナリスト歴30年の金田信一郎は昨年3月、突然ステージ3の食道癌に襲われた。紹介された東京大学医学部附属病院(東大病院)に入院し、癌手術の第一人者で病院長が主治医になったが、曖昧な治療方針に違和感を拭えず、セカンドオピニオンを求めて転...

やっぱり危ない化粧品──米研究で半分以上に発がん性物質

<皮膚や涙管、目や口から体内に入り、永遠に蓄積されていく「フォーエバー・ケミカル」が野放しになっている> 米ノートルダム大学は、学術誌「エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー・レターズ」に新たな研究報告を発表。アメリカとカナダで販売および使用されている化粧品の半数以上に、発がん性物質が含まれていると指摘した。 報告によれば、研究チームは数多くの化粧品から高濃度の有機フッ素化合物(PFAS、ピーファス)を検出した。「フォーエバー・ケミカル(永遠に残る化学物質)」として知られるPFASは、...

コロナ禍で持病の治療は延期すべき? 死亡リスクを比較してくれるアプリが登場

<コロナ感染を恐れて癌などの治療を延期した場合、死亡リスクはどれだけ高まるのか。早期の治療は感染リスクに見合うのか> 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、癌患者(と医師たち)は深刻な悩みに直面している。感染リスクを考えて、癌の治療を先延ばしにすべきか、予定どおりに始めるべきか──。 この判断にはいくつもの要素が絡んでくるが、患者と医師の話し合いを助けてくれるアプリが登場した。 これはミシガン大学アナーバー校の研究チームが開発したOncCOVIDというアプリ。米国医師会報(JAMA)の癌治療専門誌...

がんを発症の4年前に発見する血液検査

<胃がん、食道がん、大腸がん、肺がん、肝臓がんを、従来より4年早く発見する血液検査法が見つかった> 4年以内に特定のがんを発症するかどうかを予測できる血液検査が開発された、とする研究論文が公開された。 「PanSeer」と呼ばれるこの検査では、よく見られる5種類のがん(胃がん、食道がん、大腸がん、肺がん、肝臓がん)を、すでに診断された患者の88%で検出でき、精度は96%だった。 のちにがんと診断された無症候性患者でも95%でがんを検出した。ただし、この結果を裏づけるためにはさらなる研究が必要だと、『...