「アメリカ外交」の記事一覧

党内左派の人事でバイデンの力量が試される、「妥協はバイデンの持ち味」

<新大統領就任を確実にしたバイデンは、オカシオコルテスなど身内の動きにも留保する必要がある。閣僚名簿はどうなるか。現実路線・調整型の前副大統領は内政・外交・経済でどんな一手を繰り出すのか> (本誌「バイデンのアメリカ」特集より・後編) ※前編:バイデン選挙公約実現のカギは、同い年の共和党重鎮ミッチ・マコネル より続く そう、バイデン政権は身内の動きにも留意する必要がある。厄介なのは民主党内の左派勢力だ。今回の選挙が終わった翌日にも、中道派の元上院議員クレア・マカスキルと左派の新星アレクサンドリア・オ...

バイデン選挙公約実現のカギは、同い年の共和党重鎮ミッチ・マコネル

<コロナと不況対策は待ったなし。新大統領就任を確実にしたバイデンだが、「ねじれ」が待つなか、最初の100日をどう乗り切るのか。オバマ政権時代に抵抗姿勢を貫いたマコネルとの対話が肝になるが、2人の間には個人的な関係もある> (本誌「バイデンのアメリカ」特集より・前編) 世界中が胃の痛くなる思いで各地の開票作業を見守るなか、ドナルド・トランプ現大統領御用達のFOXニュースも含む主要メディアがついに「バイデン当確」を報じたのは11月7日の土曜日だった。しかし、政権移行に向けた準備はその前から水面下で始まっ...

アジア歴訪のポンペオ、対中包囲で協力模索も微妙なズレ インドネシア外相「安定的で平和的な南シナ海を望む」

インドネシアを訪問中のポンペオ米国務長官は29日、南シナ海でインドネシアと協力する新たな手段を模索すると表明した。また、米国は同海域における中国の「違法な」主張を受け入れないとし、自国の海域を守ろうとするインドネシアの取り組みを尊重するとした。 ポンペオ長官は米中間の緊張が高まる中、戦略的関係や経済関係の強化を目指し、現在アジア5カ国を歴訪中。 ポンペオ長官は、インドネシアのルトノ外相との共同記者会見で、南シナ海にあるナトゥナ諸島周辺の水域における主権保護に向けた同国の「断固とした行動」を称賛した。...

「中国共産党は略奪者」 米国務長官ポンペオ、一帯一路参加のスリランカを訪問で

アジアを歴訪中のポンペオ米国務長官は28日、中国共産党がスリランカとモルディブで「略奪者」のように活動していると批判した。 インドに続きスリランカを訪問したポンペオ氏は、首都コロンボでラジャパクサ大統領と会談。記者会見で「ひどい取引や主権侵害、海と陸での無法行為などから中国共産党が略奪者であることが分かっている。米国は異なる方法を取る。われわれは友人でありパートナーだ」と述べた。 スリランカのグナワルダナ外相は会見で「スリランカは中立で非同盟であり、平和に向けて取り組んでいる」とし「米国や他の国との...

米国務省、ナゴルノカラバフ停戦合意を発表 実効性に不透明感も

米国務省は25日、アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフでの軍事衝突に関して3カ国による共同声明を発表し、現地時間26日午前8時(日本時間午後1時)からの人道的停戦に合意したと明らかにした。 トランプ大統領はツイッターへの投稿でアルメニアのパシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領が停戦順守に合意したばかりだとして祝意を表明し、「多くの生命が救われることになる」とした。 ポンペオ米国務長官は23日、ナゴルノ停戦に向け、アゼルバイジャンとアルメニアの外相と個別に会談していた。 しか...

トルコ、黒海沿岸でロシア製地対空ミサイル試射か 米反発

トルコは16日、ロシアから購入した地対空ミサイル「S400」 の試射が行われると予測されていた黒海沿岸の北部シノップで、ミサイル1発を発射した。これに対し米国は直ちに反発を示した。 ロイターが入手した映像には、青空に向って細い煙が上っていく様子が映っている。トルコはここ数日、ミサイル試射に向け近辺の海域と空域への進入を規制していた。 軍事専門家のトゥラン・オグズ氏は、映像で確認できる煙の色や濃度、漂い方などから、S400である可能性が高いと指摘。米国はトルコよるS400調達は北大西洋条約機構(NAT...

米仏ロ、ナゴルノ紛争の即時停戦を呼び掛け共同声明 トルコ反発

ロシア、米国、フランスの3カ国は1日、旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの間で勃発したナゴルノカラバフ地域を巡る戦闘を巡り、即時停戦を呼び掛ける共同声明を発表した。これに対し、トルコは反発している。 米仏ロは、旧ソ連時代から続くナゴルノカラバフ地域を巡る民族紛争の調停に向け欧州安保協力機構(OSCE)が設置した「ミンスクグループ」の共同議長国。声明で「関与する軍事勢力に対し、即時停戦を求める」とし、アルメニアとアゼルバイジャンに前提条件なしに和平協議を行うよう呼び掛けた。 こうした中、トルコのエル...

米国と台湾が共同インフラ計画で連携 中国の一帯一路に対抗へ

米国と台湾の当局者は30日、両国がインド洋・太平洋地域と中南米のインフラ計画で協力すると述べた。中国の広域経済圏構想「一帯一路」に暗に対抗した形だ。 一帯一路は中国を欧州とアジア、その他の地域をつなぐために、道路や鉄道、施設を建設する計画。米国は、中国が「債務のわな」に各国をはめる策略だという疑念を抱いているが、中国はこれを否定している。 台湾にある米国の代表機関で、事実上の大使館である米国在台協会(AIT)は米国と台湾の新たな計画が「新興国における高品質なインフラ」を支えると説明。台湾の呉釗燮(ジ...

米国務長官ポンペオ、地方政治家に中国外交官への警戒訴え「接触があっても協力や友好に基づくものではない」

ポンペオ米国務長官は23日、米国の地方の政治家に対し、中国のスパイ活動に関与している可能性のある同国の外交官に対し警戒するよう呼び掛けた。 ポンペオ長官は訪問先のウイスコンシン州で、中国共産党中央統一戦線工作部(UFWD)と関連している米中友好協会と中国和平統一促進会が、米国の学校や企業グループのほか、地元政治家に影響を及ぼそうとしていないか、国務省は活動を監視していると表明。 「中国の外交官から接触があった場合、協力や友好の精神に基づくものではないと知っておく必要がある」とし、中国共産党は地方レベ...

中国軍機18機が台湾識別圏に侵入、台湾は17回スクランブル 米高官訪問けん制か

台湾国防部は18日、中国軍の戦闘機18機が同日、台湾海峡の中間線を越えて台湾の防空識別圏に入り、台湾空軍機がスクランブル(緊急発進)したと発表した。台湾では前日から米政府高官が訪問しており、18日は蔡英文総統と会談する予定。中国国防省は18日から台湾海峡付近で軍事演習を開始したと発表していた。台湾総統府は中国に自制を求めた。 中国は米国と台湾の関係強化の動きに神経をとがらせている。 米国務省のクラック次官(経済成長・エネルギー・環境担当)が17日に台湾に到着。18日に蔡総統と会談し、19日には李登輝...