「アメリカ政治」の記事一覧

史上初、黒人女性の副大統領候補ハリスは、アメリカの分断を修復できるのか

<多様性を体現するカマラ・ハリスに、トランプ政権下で分断したアメリカを団結に導く期待がかかるが> 民主党が黒人女性を副大統領候補にしようとしていることは、これまでも報じられてきた。しかし実際にそうなることとは、また別の話だ。 何カ月にもわたる熟考の末の決断だった。人種差別抗議デモが全米に広がるきっかけとなった警察官によるジョージ・フロイドの殺害事件と、黒人女性を副大統領候補にしようという民主党全体の組織的な動きに後押しされて、ジョー・バイデンは、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員を副大統領...

トランプ、コロナ追加対策で大統領令 失業給付上乗せを復活

トランプ米大統領は8日、失業保険給付の上乗せなど追加の新型コロナウイルス経済対策を実施する大統領令に署名した。追加対策を巡っては野党・民主党との協議が難航し、7日に決裂していた。 追加対策では7月に失効した失業給付金の上乗せ措置を復活。従来よりも200ドル少ない週400ドルで続ける。 「これは必要とされている金であり、望まれている金だ。失業者が仕事に戻ろうとするインセンティブになる」と、トランプ大統領は給付額を減らした上乗せ措置について語った。25%は州が負担するとしている。 共和党はかねてから、高...

「バイデンはあなたから銃を取り上げ、無宗教で神に逆らってる」トランプが激戦州で演説

トランプ米大統領は6日、11月の大統領選に向け野党・民主党の候補指名を確定させたバイデン前副大統領が「神に逆らっている」と非難した。伝統的に選挙の勝敗を左右してきた重要州であるオハイオ州で述べた。 トランプ氏は新型コロナウイルス危機への対応を巡り批判が広がる中、最近実施された同州の4つの世論調査で、バイデン氏にリードを許しており、支持回復へ巻き返しを図ろうとしている。 トランプ氏は、オハイオ州クリーブランドでの演説で「(バイデン氏は)極左のアジェンダに従い、あなた方から銃を取り上げ、(武器の保有を認...

自由の行き過ぎ? マスクをするのがイヤで店員に催涙スプレー

<過剰とも思えるアメリカのマスク嫌いは「個人の自由」を懸けた戦い。11月の大統領選に向けてますますエスカレートする?> 米ミズーリ州のピザ店で8月2日、マスクをしていないことを理由に入店を断られた女性客(27歳)が、店員らに向けて催涙スプレーを噴射する事件が起きた。場所は、セントルイス市内サウス・リンドバーグ大通りにあるレストラン「インクレディブル・ピザ・カンパニー」。 通報を受けて警察が到着したのは午後4時30分ころ。マスクの着用を拒否するこの客に、店外に出るよう店員が求めたことがきっかけで激しい...

最側近クシュナーの勝算「大勝利に足るトランプ支持者は確実にいる」

<義理の息子で「何でも屋」、ジャレッド・クシュナーがトランプ政権での役割と大統領選勝利へのロードマップをインタビューで明かした> 6月中旬、ジャレッド・クシュナーに本誌・ビル・パウエルが話を聞いた。 ◇ ◇ ◇ ──2017年1月の大統領就任当時、トランプは自身の役割をどう考えていたか。 いま振り返ると前世の話のようだ。あの頃私は、彼がホワイトハウスで自分なりのやり方を習得する手助けをしていた。彼の耳目となって優秀な人材を活用し、信用できない人間に目を光らせる必要があった。常に彼を支えた。私はトレン...

トランプがすがる大統領選延期説 バー司法長官は「法的に可能か検討したこともない」

<コロナ感染を防いで予定通り選挙を行うための郵便投票を「大量の不正を生む」と非難するトランプだが、複数の州ではこれまでにも郵便による不在者投票が実施されてきた> トランプ米大統領は、今年11月3日に予定されている大統領選挙を延期したいらしい。7月30日、(新型コロナの感染防止策として)「郵便投票となれば2020年は史上最も間違いと不正だらけの選挙が行われることになる」とツイートし、延期を呼び掛けた。 トランプはこれまでにも郵便投票は大量の不正を生むと発言してきたが、その主張に根拠はない。トランプ自身...

トランプ最強の指南役、義理の息子クシュナーの頭の中

<縁故採用と批判を浴び続けた娘婿で大統領上級顧問のクシュナーが語る、コロナ対策と中東和平、大統領選の舞台裏> 遅からず(早ければ約半年で)ドナルド・トランプの大統領時代には歴史の審判が下る――のだが、その一節にはきっと、こう記されるだろう。この大統領に最も大きな影響力を持ち得たのは義理の息子、ジャレッド・クシュナーだったと。 トランプの娘イバンカの夫で、現在39歳のクシュナーは事実上の首席補佐官であり、大統領を支える面々の起用にも解任にも影響力を行使している。外交政策の要としてNAFTA(北米自由貿...

マスク着用拒否の米共和党議員がコロナ感染 濃厚接触の司法長官検査へ

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたマスク着用を拒んできた米共和党のゴーマート議員(テキサス州選出)は29日、ホワイトハウスの事前スクリーニング検査で陽性反応が出たと発表した。10日間の自主隔離を行うという。 ゴーマート議員はテレビ局のインタビューで「私がマスクを着用しなかったことについて、多くの人々が大騒ぎしていたため、(自身の感染は)本当に皮肉なものだ。ただ、ここ1─2週間は、過去4カ月間より多くマスクを着用していた」と述べた。 ゴーマート議員はトランプ大統領と共にテキサス州に向かう予定だった...

マスク着用拒否の米共和党議員がコロナ感染 濃厚接触の司法長官検査へ

新型コロナウイルス感染拡大防止に向けたマスク着用を拒んできた米共和党のゴーマート議員(テキサス州選出)は29日、ホワイトハウスの事前スクリーニング検査で陽性反応が出たと発表した。10日間の自主隔離を行うという。 ゴーマート議員はテレビ局のインタビューで「私がマスクを着用しなかったことについて、多くの人々が大騒ぎしていたため、(自身の感染は)本当に皮肉なものだ。ただ、ここ1─2週間は、過去4カ月間より多くマスクを着用していた」と述べた。 ゴーマート議員はトランプ大統領と共にテキサス州に向かう予定だった...

米コロナ死亡率は欧州の17倍!トランプ発言は真っ赤な嘘

<トランプ政権はアメリカの新型コロナによる死亡者の割合は世界で最も低いと主張し続けているが> アメリカで新型コロナウイルスの大流行が開始して半年以上。人口調整後のデータによれば、これまでのアメリカにおけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の致死率は、欧州連合(EU)とカナダの17倍以上になる。 オックスフォード大学の研究者らが運営しているサイト「アワ・ワールド・イン・データ」によれば、人口約3億2800万人のアメリカでは、新型コロナウイルスによる死者が、毎日100万人当たり平均約3人となっ...