「アメリカ社会」の記事一覧

RIP木村花 ネットの悪質コメント、日米韓それぞれの対応

<見ず知らずの相手からの罵詈雑言に私たちはどう対応すればいいのか──> 2020年5月23日、人気リアリティー番組『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』に出演中だった女子プロレスラー木村花さんが、22歳という若さでこの世を去った。自宅のリビングに遺書とみられる書置きがあり、本人のSNSには「さようなら」「愛されたかった人生でした」などの投稿があったことから自殺とみられている。生前、彼女のSNSにはアンチからの誹謗中傷コメントが1日100件以上も届き、そのことに悩まされ追い込ま...

【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮圧を支持

<民主党支持者の間でも半数近くが米軍の出動を支持していることが判明した> 全米に広がる暴動の取り締まりについて聞いた新たな世論調査で、アメリカ国民の過半数、民主党支持者の間でも半数近くが、軍隊を動員して地元警察を支援することに賛成であることが明らかになった。5月25日にミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドが警察に首を押さえられて死亡した事件に対する怒りがきっかけで全米に抗議デモが広がり、その一部が暴徒化して略奪などをはたらいている。 米調査会社モーニング・コンサルトは、5月31日から6月1日にか...

トランプの着々と進む「戦争」準備、ワシントン一帯に兵を配備

<全米に広がる暴動を制圧するためなら軍の派遣も辞さない、と宣言したトランプは、すでにホワイトハウスがあるワシントン一帯に近隣の州兵部隊を集め、連邦政府の指揮下に入れている> 米国防総省はワシントン一帯の米軍部隊と基地に、テロやその他破壊活動の標的となる危険度が高まったという警報を発令した。これは、危険度を4段階で表す指標で、現在は危険度が2番目に高い段階にあるという。 ワシントン、メリーランド州、バージニア州にこの警報が発令されたのは、2日朝7時30分。だが、それまでの24時間というもの、ホワイトハ...

トランプ政権、首都ワシントンの警察を支配下に置く構想を提示

トランプ米政権が黒人男性暴行死に端を発する抗議活動が全国的に広がる中で首都ワシントンの警察を支配下に置く構想を打ち出していたことが、2日のメディア報道で分かった。 トランプ大統領は1日、首都ワシントンでの暴力を食い止めるため数千人の兵や法執行機関職員を動員するとし、市長や知事が街頭の統制を取り戻せなければその他都市でも同様の措置を取ると表明した。 ワシントンのミュリエル・バウザー市長は2日、記者団に対し「大統領がワシントンで武力の誇示を望んでいるとする昨日の演説を聞いたと思う。われわれは彼ら(トラン...

NY市、夜間外出禁止令7日まで継続 抗議デモに乗じ略奪相次ぐ

米ニューヨーク市のデブラジオ市長は2日、白人警官による黒人男性暴行死を受けた抗議デモの激化を踏まえ、前日発令した夜間外出禁止令を7日まで継続すると明らかにした。午後8時から午前5時までの外出が禁止される。デブラジオ市長とニューヨーク州のクオモ知事は前日、ニューヨーク市で1943年以来初めてとなる夜間外出禁止令を出し、午後11時以降の外出を禁止した。しかし、市内ではデモ参加者の一部が暴徒化し、略奪などが相次ぎ、百貨店メーシーズの旗艦店などが被害を受けた。ニューヨーク市警によると、1日夜から2日朝にかけ...

米、抗議デモ隊対応の警官が銃で撃たれる セントルイスとラスベガス

白人警官の暴行による黒人死亡事件に対する抗議デモが各地で激化する米国で1日夜、デモ隊に対応していた警官が銃で撃たれる事態がセントルイスとラスベガスで発生した。 セントルイスでは警官4人が撃たれた。AP通信は、ラスベガス警察の話として、警官1人が撃たれ、もう1人の警官も「銃撃に巻き込まれた」と伝えた。銃撃の詳細や、警官の容体は不明。 ラスベガス警察はロイターの取材に対し、コメントを差し控えた。[ワシントン/ミネアポリス ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事...

ホワイトハウスの照明を消して中に隠れた弱虫トランプ

<翌日、ホワイトハウス前で平和的なデモを行っていた市民は、催涙ガスとゴム弾で蹴散らされた> ホワイトハウスを照らすライトアップが5月31日夜、一斉に消えた。ホワイトハウス側は珍しいことではないと述べたが、首都ワシントンD.C.では当時、黒人男性ジョージ・フロイドが警官に首を押さえつけられて死亡した事件をめぐって抗議行動が巻き起こっており、同日午後7時から夜間外出禁止令が敷かれていた。 ホワイトハウスの周辺は、数カ所で放火されるなど混乱に包まれていた。抗議行動の参加者たちは、フロイドを逮捕しようとした...

トランプはデモ鎮圧に米軍を投入するのか

<6月1日、デモが始まって6日目にやっと国民の前に姿を表したトランプは、「必要なら米軍投入」すると言った> アメリカでは、白人警察官の暴行による黒人男性死亡事件への抗議デモが全土に拡大し、40以上の州や都市で夜間外出禁止令が敷かれ、15の州とコロンビア特別区で州兵が動員された。動員数は、市民の暴動鎮圧目的の作戦ではこの30年あまりで最も多い7000人超で、6月1日の夜までにはこの倍に増える見通しだ。 連邦政府はこれに加えて、警察官や(FBIと国土安全保障省の)諜報当局者にも、各州や自治体を支援するよ...

芝生の上でもソーシャルディスタンス……ニューヨークの新たな日常が始まる

<公園の芝生には1.5メートル置きに円が描かれ、人々は距離を取りながらリラックス> 新型コロナウイルスの流行がようやく下火になりつつあるニューヨーク。 5月下旬の週末にはブルックリンの水辺に広がるドミノパークにも多くの市民が繰り出した。 ソーシャルディスタンス(社会的距離)を守るために芝生の上に1.5メートル置きに円が描かれ、来園者は距離を取りながらリラックス。 コロナ時代の新たな日常の光景となりそうだ。 <本誌2020年6月9日号掲載> 【参考記事】NYの青空で航空ショー 医療従事者ら市民に感謝と...

米、警官に暴行された黒人男性の死因は「窒息」 独立検視官、殺人と断定

米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警官に暴行され死亡した事件を巡り、独立検視官らは1日、遺族の要請を受けて行った検視の結果、死因は「窒息」で、殺人により死亡したと断定した。また死亡原因となるような持病も見られなかったとした。 郡検視官によると、外傷性の窒息の形跡はなく、冠状動脈疾患や高血圧が死亡につながった公算が大きいとされていた。 今回検視に当たったアレシア・ウィルソン医師は「形跡から死因は機械的窒息で、殺人による死亡と判断される」と表明。検視に立ち会ったマイケル・ベーデン医師も...