「アメリカ」の記事一覧

日本だけじゃない…「デジタル後進国」のお粗末過ぎるコロナ対策

中国が新型コロナウイルスを完全に抑え込めているのは、「デジタル監視国家」だからなのか。だとすれば、日本はそこから何を学べるのか――。 その疑問に答え、示唆を得るべくデータ共産主義の「正体」に迫ったのが、4月13日発売の「日本を置き去りにする デジタル先進国」特集(2021年4月20日号)。 だが中国に限らず、このコロナ禍は世界各地で国レベルの「デジタル力」を問う試金石となっている。 日本がデジタル化に遅れていることは言わずもがなだが、ほかには例えば、どこが「デジタル後進国」なのか。 接触確認や感染経...

緑豊かな森林が枯死する「ゴーストフォレスト」が米国で広がっている

<米ノースカロライナ州東部のアリゲーター・リバー国立野生保護区では、1984年以来、伐採や開発が行われていないにもかかわらず、森林の4分の1が消滅したことがわかった...... > 気候変動に伴う海面上昇や異常気象によって、陸地により多くの海水が浸入し、かつて緑豊かであった森林が枯死してしまう「ゴーストフォレスト」が、米国の大西洋沿岸で急速に広がっている。 森林の11%がゴーストフォレストとなった 米デューク大学の研究チームは、地球観測衛星「ランドサット」が1985年から2019年までに高度430マ...

アメリカへの移民が倍増ペース バイデンへの非難も急増中

アメリカでは2020年10月~21年9月に、メキシコ国境を越えて入国を図る移民の数が100万人以上に上る見込みだ。昨年度の45万8088人の倍以上に膨らむとみられている。税関・国境取締局(CBP)によれば、今年2月までの南部国境からの移民は既に39万人を超えた。バイデン米政権の誕生直前から入国希望者が押し寄せているのは、バイデン大統領がトランプ前政権の移民政策を覆すことを公約しているため。急激な不法移民の増加に、バイデンを非難する声も高まっている。 DARIO LOPEZ-MILLSーPOOLーRE...

「ウイルスは検出されず」でも重い症状が何カ月も…偏見とも闘う長期患者の苦悩

<検査を受けてもただの心理的な症状と周囲に相手にされず、二重に苦しむ「ロングホーラー」の闘いの記録> 想像してみてほしい。若くて健康、たばこも吸わない、基礎疾患もない。新型コロナウイルスなど怖くないはずなのに、ある朝突然何者かに首を絞められているような息苦しさにハッと目が覚める──2020年3月、私の身に起きたことだ。 ヨーロッパから戻ったばかりだった。帰国後10日ほどしてインフルエンザのような症状が出た。たった一晩で急激に悪化し、呼吸困難に。走って山登りしたような苦しさだった。 病院に行き、当時ま...

ホームレスとハウスレスは別──車上生活者の女性を描く『ノマドランド』の問いかけ

<米西部をさすらう車上生活者の女性を見つめたクロエ・ジャオ監督作『ノマドランド』の静かなすごみ> 「私はホームレスじゃない。ハウスレスなだけ」。夫を亡くした60代のファーン(フランシス・マクドーマンド)は、心配げな年下の友人にそう言う。「それって別でしょ?」 この問いの謎は、詩的で衝撃的なまでに切実なクロエ・ジャオ監督の長編3作目『ノマドランド』の最後まで鳴り響く。成人してからずっと暮らしてきた「ホーム」から、車上暮らしの移動労働者として、自らの手で日ごとにつくり上げるべき居場所へ──それこそがファ...

アメリカ極右が愛するダークヒーローとは? 勝手なイメージ利用に不快感

<米連邦議会議事堂を襲撃した過激集団に愛用されてイメージ悪化に頭を抱える企業が続出> マーベル・コミックスが厄介な問題に直面している。それも、どちらかといえばB級キャラクターである「パニッシャー」のブランドイメージに関する問題だ。 パニッシャーは、マーベルのコミックに登場するヒーローの中でも珍しく冷酷なキャラとして知られる。かつてはアメリカの海兵隊員だったが、家族を惨殺されたのを機に、悪者たちに死の裁きを与えるダークヒーローに変わった男なのだ。 マーベルの悩みの種は、そんなパニッシャーが今年1月、ワ...

アメリカ極右が愛するダークヒーローとは? 勝手なイメージ利用に不快感

<米連邦議会議事堂を襲撃した過激集団に愛用されてイメージ悪化に頭を抱える企業が続出> マーベル・コミックスが厄介な問題に直面している。それも、どちらかといえばB級キャラクターである「パニッシャー」のブランドイメージに関する問題だ。 パニッシャーは、マーベルのコミックに登場するヒーローの中でも珍しく冷酷なキャラとして知られる。かつてはアメリカの海兵隊員だったが、家族を惨殺されたのを機に、悪者たちに死の裁きを与えるダークヒーローに変わった男なのだ。 マーベルの悩みの種は、そんなパニッシャーが今年1月、ワ...

コロナ禍で持病の治療は延期すべき? 死亡リスクを比較してくれるアプリが登場

<コロナ感染を恐れて癌などの治療を延期した場合、死亡リスクはどれだけ高まるのか。早期の治療は感染リスクに見合うのか> 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、癌患者(と医師たち)は深刻な悩みに直面している。感染リスクを考えて、癌の治療を先延ばしにすべきか、予定どおりに始めるべきか──。 この判断にはいくつもの要素が絡んでくるが、患者と医師の話し合いを助けてくれるアプリが登場した。 これはミシガン大学アナーバー校の研究チームが開発したOncCOVIDというアプリ。米国医師会報(JAMA)の癌治療専門誌...

バイデン政権も「中国への強硬姿勢は正しい」と、脱中国に挑む

<バイデンを支持する業界は米中関係の改善に期待するが、政権内には早くもトランプ路線を踏襲する兆候が> 民主党の政権奪還に貢献してくれた大口献金者に報いるべきか、それとも前任者ドナルド・トランプの路線を引き継ぐべきか。そんな選択を迫られたら、ジョー・バイデン新米大統領はどう出るか。答えは明白......と言いたいところだが、さにあらず。少なくとも外交上の最重要課題である対中政策に関して、バイデンは前任者の政策を基本的に踏襲するつもりのようだ。 新国務長官のアントニー・ブリンケンは1月に行われた上院外交...

勃起不全(ED)患者は、心臓病や死亡のリスクが高い:米国内分泌学会

<性的機能不全は血管系の疾患が原因の場合もある。体調不良や健康状態の悪化を知らせる兆候に注意を> 高年の男性を対象とした長期的な調査により、勃起不全(ED)を訴える男性は、死亡や心血管疾患のリスクが高いことが明らかになった。米国内分泌学会の2020年の年次総会で発表され、その後学会誌に掲載された研究において、EDおよび早朝勃起不全(性的欲求の低下と関連しているとは限らないもの)が、死亡リスクの増大と関連していることが判明した。 この研究は、03年から05年にかけて欧州男性加齢研究(EMAS)に参加し...