「アメリカ」の記事一覧

後退するアメリカーー米中首脳電話会談で「一つの中国」を認め、ウイグル問題を避けたバイデン

9月9日、バイデンは習近平に電話を掛けて「衝突を避けたい」旨の意向を伝えたと日本では報道されているが、バイデンは本当は何と言ったのか、何を言わなかったのか。米中双方の公式報道から読み解く。 日本での報道 日本での報道は、たとえば9月10日の時事通信社の「衝突回避で双方に責任 中国主席と電話会談 米大統領」などが一般的で、【ワシントン、北京時事】という米中双方の情報から書かれているので読み解きやすい。 それによれば、ホワイトハウスは、米中間の競争を紛争に転じさせないための「両国の責任」について議論し、...

韓国ドラマで不動の人気「GOT7」ジニョン、米俳優デビューの「話はある」

<この夏は自作のソロシングル「DIVE」をリリース。裁判官を演じた異色ドラマのヒットで俳優業も絶好調> 韓流スターには、歌、ダンス、演技と3拍子そろった才能の持ち主が多い。韓国の男性アイドルグループGOT7のパク・ジニョン(26)も、その1人。歌もダンスもこなし、現在は話題のドラマ『悪魔判事』に出演中だ。 俳優でシンガーソングライターのジニョンは、コロナ禍の間も「ありがたいことに、とても忙しかった」と言う。ソロシングル「DIVE」など新しいプロジェクトに取り組むジニョンが、本誌の独占取材で近況を語っ...

アフガニスタンはなぜ混迷を続けるのか、その元凶を探る

<大国の支配と反乱を繰り返した悲劇の国家。その原因は外国の分断統治か、辺境国家の宿命か> 「帝国の墓場」の異名を持つアフガニスタンで、また1 つ「帝国」が敗れた。超大国アメリカである。 イスラム主義勢力タリバンの「復活」は何を意味するのか。なぜこの国では混乱が収まらないのか──。その答えは、アフガニスタン人とは何者か、アフガニスタンとはどのような国かを理解せずに(あるいは知りながら)、近代的な領域国家の概念で管理せんとした大国による分断統治にヒントがあるだろう。 イギリスのノーベル文学賞作家ドリス・...

アメリカ政治・社会の価値観の理解に欠かせない、レーガンのレガシー

<今年2月、生誕から110周年を迎えたロナルド・レーガンは底抜けの楽観主義だった。その存在は今も米国に影響を与えている> ロナルド・レーガンは、物語を披露することが大好きだった。2004年に亡くなったが、大統領時代にプロテスタントの聖職者の集会で挨拶をしたときのこと。レーガンは、同じ日に死んだ聖職者と政治家についての話をした。 2人は天国の入り口で門番のペテロに出迎えられた。ペテロは天国のルールを説明し、2人をそれぞれの住む家に案内した。聖職者の家は、1部屋にベッドとテーブルと椅子があるだけ。政治家...

謎のエネルギー兵器による攻撃? ハバナ症候群がドイツの米大使館でも発生

<2016年から知られるようになった「米大使館員らが原因不明の神経系症状を訴える」ハバナ症候群がNATO加盟国でも発生> ドイツで「ハバナ症候群」が発生したようだ。 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた匿名の米外交官らの証言によれば、この数カ月間にドイツ駐在の米当局者の少なくとも2人が吐き気や重度の頭痛などに悩み、治療を受けている。彼らの一部はロシア関連分野担当の情報部員か、外交官とみられる。国内に駐留米軍とアメリカの核兵器を擁するNATO加盟国では初の事例だ。 ハバナ症候群が初めて報告され...

「メダル1位はアメリカ!?」中国で非難続出

<東京五輪でのメダルの「数え方」をめぐり、米中「場外戦」が勃発している> 東京オリンピックが終盤に差し掛かるなか、何かにつけて張り合うアメリカと中国もメダルラッシュに沸いている。こうしたなか、中国ではファンやコメンテーターがSNS上で、アメリカのメダルの「数え方」に文句をつけている。 米メディアはメダルの獲得総数で国別のランキングを報じているため、中国はアメリカよりも5つ多くの金メダルを獲得しているのに「2位」とされているからだ(日本時間8月5日16時15分現在、以下同)。 アメリカのランキング方式...

米作家ピート・ハミルの死から1年、妻・青木冨貴子がつづるハミルの声と「真実」

<昨年8月5日、米著名作家でジャーナリストのピート・ハミルが惜しまれつつ他界した。彼が探し続けた「真実」と今に生きる遺産とは──ハミルの愛したニューヨークから、妻でジャーナリストの青木冨貴子がつづる> ピートに初めて会ったのは、彼が初来日した1984年3月6日、月刊誌「諸君!」の連載でインタビューしたときのことだった。短編集『ニューヨーク・スケッチブック』(82年、邦訳・河出書房新社)で注目を集め、自伝的小説『ブルックリン物語』(83年、筑摩書房)が出たところだったが、何より映画『幸福(しあわせ)の...

米マイアミ市が独自の仮想通貨を発行、中国マイニング業者の誘致も

<独自の仮想通貨「マイアミコイン」の発行は、フロリダ州の都市を「仮想通貨の首都」に変えることができるか> 米フロリダ州マイアミ市は、8月から市独自の暗号資産(仮想通貨)「マイアミコイン」を発行すると発表した。マイアミコインを活用することによる同市の収益増と、市経済の拡大を目指すという。 同市のフランシス・スアレス市長はFOXニュースに対し、「マイアミ市はマイアミコインの人気によって莫大な収入を得るかもしれない。なぜならマイアミは今回、世界における仮想通貨の首都になったのだから」と語った。 マイアミコ...

熾烈な戦いを終えた大橋選手とワイヤント選手の美しき絆を写した1枚

<東京五輪の競泳女子400メートル個人メドレーで優勝した大橋悠依選手と、2位のエマ・ワイヤント選手が健闘を称えあう写真> トップアスリート同士の国境を超えた交流を垣間見られるのも五輪の醍醐味の1つ。7月25日に行われた競泳女子400メートル個人メドレー決勝では、金メダルに輝いた大橋悠依(左)が2位のアメリカ人選手エマ・ワイヤントと抱き合って互いの健闘をたたえた。 大橋は3日後の200メートル個人メドレー決勝でも優勝し、日本女子初の競泳2冠を達成した。...

トランプの後継者は誰か…有力候補は2人だが、本命はトランプ自身?

<次期大統領選へ早くも始動。しかし、共和党指名争いの行方は前大統領次第> 6月16日、テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は、州が独自で一般から寄付を集め、メキシコ国境に壁を建設すると発表。頭金2億5000万ドルを州予算から出すという。移民問題に弱腰とされるバイデン政権を批判する意図が見え見えだった。 2024年の大統領選にドナルド・トランプ前大統領が出馬するかが不透明ななか、アボットが大統領選に野心を抱いている証拠と受け取った共和党員や政治評論家も多い。 州知事再選を目指すアボット陣営は、...