「アメリカ」の記事一覧

ローラの次はデルタ、1カ月半で再びハリケーンが米南部直撃

8月末にハリケーン「ローラ」が米南部ルイジアナ州を直撃して壊滅的被害をもたらしてからわずか1カ月半。 新たなハリケーン「デルタ」がまたも同州に上陸した。 ローラほどの勢力ではないものの、州内外で60万戸以上が停電。 10月10日の同州南西部クレオールを捉えた空撮写真は、爪痕の大きさを物語っている。 <2020年10月27日号掲載> ===== ルイジアナ州を襲ったハリケーン「デルタ」被害の様子 Good Morning America-YouTube...

科学者と名乗ると「外国ではカッコいいと言われる」(一流科学者・覆面座談会)

<どうすれば日本の科学界は復活できるのか。覆面座談会の後半では、教育コストを渋ることの致命的損失や足りない予算を調達する方法、「科学者」イメージを更新する必要性などについて語ってもらった。本誌「科学後退国ニッポン」特集より> 日本は「科学後進国」なのか。日本の研究・教育環境と海外との違い、そこから見える問題点と解決策とは。 アメリカやイギリスの一流大学や研究所で勤務経験があり、現在は東京大学や東京工業大学で助教、准教授として働く30代後半の研究者、仮名「ダーウィン」「ニュートン」「エジソン」と、国内...

日本の科学者は「給料安い」「ポンコツ多い」(一流科学者・覆面座談会)

<日本で科学の危機が叫ばれて久しいが、海外経験豊富な研究者たちはどう捉えているのか。4人の日本人科学者に集まってもらい、「選択と集中」など日本の科学界の問題点、欧米との絶望的な格差、あるべき研究費の使い方について語ってもらった。本誌「科学後退国ニッポン」特集より> 日本は「科学後進国」なのか。日本の研究・教育環境と海外との違い、そこから見える問題点と解決策とは。 アメリカやイギリスの一流大学や研究所で勤務経験があり、現在は東京大学や東京工業大学で助教、准教授として働く30代後半の研究者、仮名「ダーウ...

中国の傲慢が生んだ「嫌中」オーストラリア

<中国に好意的なオーストラリア人は、過去3年で64%から15%に激減した。他の民主国家もこれに続くだろう> 中国はオーストラリアを自陣営に取り込もうと、長年工作を行ってきた。そうした場合に中国が好んで使う武器はカネだ。 オーストラリアの輸出のざっと3分の1は中国向けだ。さらに最近まで中国はオーストラリアに多額の投資を行っていた。 アカデミックな世界でも、中国は影響力を広げている。中国人留学生はオーストラリアの大学の在籍者総数の10%を占める。オーストラリアの公立大学37校のうち13校には、中国政府が...

イアン・ブレマーが説く「協調なき時代」に起きた米中対立の行方

<イアン・ブレマーが語る「コロナ後」「Gゼロ」の新世界秩序 前編はこちら> ポトリッキオ 私たちが向き合おうとしない難題がいくつもある。あなたはそれを一つ一つ指摘してきたわけだが、今の最大の問題は何だろうか。このパンデミックや国際秩序への対応に関して、私たちが見て見ぬふりをしている問題とは? ブレマー 最大の問題は、グローバリゼーションの道筋が変わったことだ。過去数十年でモノやサービス、人や思想、データが国境を越えるスピードはどんどん速くなってきた。それが問題を引き起こし、一部の人や国が置き去りに...

イアン・ブレマーが語る「コロナ後」「Gゼロ」の新世界秩序(前編)

主導国なき世界は経済の非効率を招き、各地で深刻な対立を引き起こす──。今から約10年前、国際社会でリーダーシップを担う国が不在となる「Gゼロ」の世界に警鐘を鳴らした国際政治学者イアン・ブレマーの予見は今、次々と現実になっている。 その後に誕生した米トランプ政権は中国との露骨な対立に乗り出し、世界経済は米中の貿易戦争の余波を受けて疲弊した。対立と不和はアメリカの同盟国にも「感染」を広げている。鋭い洞察力で国際情勢の本質を見抜いてきたブレマーは、新型コロナウイルス後の世界をどう見通しているのか。国際秩...

米中新冷戦の主戦場はサイバー攻防戦

<軍事的、経済的優位を確保するためには、卑劣な手段も厭わず他国の技術を盗む中国と、それを防ごうとするアメリカの最前線> 世界の2大超大国の覇権争いはかつてない規模までエスカレートしており、そこでは米政府と企業が束になってかかっても防ぎきれない「壮大な泥棒」、即ち中国政府系ハッカーが幅を利かせている。 中国政府は外国の知的財産を組織的かつ大量に盗んでいるという批判を躍起になって否定する。しかし、米中が技術的・軍事的な優位をめぐって熾烈な競争を繰り広げる今、中国の組織的なサイバー攻撃でアメリカが被る損失...

イアン・ブレマーと旧知のサム、だから実現したアフターコロナ特集の舞台裏

<稀代の国際政治学者イアン・ブレマーと、「全米最高の教授」ジョージタウン大学サム・ポトリッキオ教授が対談。ブレマーをよく知る聞き手のポトリッキオが、本誌「イアン・ブレマーが説く アフターコロナの世界」特集を振り返る> ちょっと待ってくれ。あと10分話そう――。2020年8月某日、日本時間では午前3時になろうとしていた。本誌のロングインタビューに答えていた国際政治学者のイアン・ブレマーは、まだ語っていないことがあると言わんばかりに取材時間を延ばしてくれた(既に大幅にオーバーしていたのだが)。 次の予定...

中国によるスパイ活動と盗用行為が「アメリカの最大の脅威」

<大統領選への介入疑惑があったロシアと比べても中国のスパイ能力は「別格」だと防諜当局者たちが証言> アメリカの当局者たちは本誌に対して、中国こそがアメリカのスパイ対策上の最大のリスクだと指摘し続けてきた。前例のないその脅威は、企業や団体の専用回線網への大規模な侵入など、大統領選挙への介入をもはるかに超えるレベルに達していると。 FBIは本誌に宛てたコメントで、「中国ほど、アメリカの思想や技術革新、経済の安定に対して幅広い、包括的な脅威をもたらしている国はない」と指摘した。「さまざまな形でもたらされて...

トランプの感染対策チームで集団免疫論者の医師が台頭

<トランプが感染対策のアドバイザーとして新たに起用したアトラス医師は、感染予防より感染を広げるアプローチを提唱。ファウチら常識的な対策チームの影響力はさらに小さくなりそうだ> ドナルド・トランプ大統領の新型コロナウイルス対策チームに、新たに加わったスコット・アトラス博士は、これまで頻繁に保守系テレビ番組FOXニュースに登場、新型コロナについて「メディアは騒ぎ過ぎ」と批判してきた人物だ。 過去1週間の新型コロナに関するホワイトハウスの会見で、トランプの傍に控えていた医師はアトラスだけだった。 かつてト...