「アメリカ」の記事一覧

アメリカ猛攻──ファーウェイ排除は成功するか?

7月24日、EUは5G調達先の多様化に向け措置を講じる必要があるとしファーウェイ排除を示唆した。14日にはイギリスがアメリカの圧力を受けて2027年までのファーウェイ撤退を宣言したばかりだ。 ヨーロッパにおけるファーウェイ排除は進むか 7月24日のロイター電によると、EU(欧州連合)の執行機関である欧州委員会が「EU加盟国は次世代通信規格5G機器の調達先の多様化に向け、直ちに措置を講じる必要があるとの見解を示した」とのこと。となれば、ヨーロッパにおけるファーウェイ排除の動きが進む可能性がある。 とい...

ポンペオ猛攻──同盟国に香港犯罪人引渡し条約の停止要求か

21日のポンペオ訪英に合わせてイギリスは香港との犯罪人引渡し条約を暫時停止した。香港国安法は逃亡犯条例改正案を完遂してしまったからだ。アメリカはまずファイブアイズ系列から切り崩していくつもりだろう。 ポンペオ訪英とイギリスの香港との犯罪人引渡し条約暫時停止宣言 7月21日、訪英したアメリカのポンペオ国務長官は、ジョンソン首相等と対談し、香港問題を巡っ中国への対応などを協議した。ポンペオは「中国共産党に対抗するため、すべての国々と一致協力したい」と述べ、国際的な連携の必要性を強調した。 同時にイギリス...

BLM運動=「全ての命が大事」ではない 日本に伝わらない複雑さ

<「黒人の命は」大事なのか、「黒人の命も」大事なのか、「全ての命が大事」なのか――。アメリカでも議論されているBLM運動の複雑さ。2020年7月7日号「Black Lives Matter」特集より> 筆者が住むロサンゼルスで5月末、新型コロナ対策としてさえ行われなかった外出禁止令が敢行された。ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドが白人警官に殺された事件をきっかけに、暴動や略奪事件が相次いだからだ。 日本では、NHKによる抗議運動の報じ方が批判されたという。重要な背景を簡略化して描い...

イエス・キリストは白人から黒人に戻る?

<世界で人種差別に関わる像や記念碑の撤去が広がるなか、ついにイエス・キリストを白人として描く肖像の見直しを英国国教会の大司教が指示した> イギリスのカンタベリー大司教ジャスティン・ウェルビーは6月26日、英国国教会をはじめ世界中の宗教機関は、「白いキリスト」について「当然」再考すべきだと語った。 制度的な人種差別を終わらせろと抗議する行動が世界中で勢いを増す中、世界の165を超える国にまたがる数百万人もの信者の頂点に立つアングリカン・コミュニオンの大司教が、イエス・キリストを白人として描くことは人種...

EU、当面は米国からの渡航禁止継続 不十分なコロナ対策で

欧州連合(EU)諸国は7月から域外からの渡航制限を段階的に解除する予定だが、米国からの渡航禁止措置は当面維持する可能性がある。米紙ニューヨーク・タイムズが23日、渡航制限解除に向けた草案の内容を報じた。 米政府による新型コロナウイルス流行への対応が十分でないことが理由という。米国は新型コロナ感染者および死者数が世界最多となっているほか、経済再開に伴い新規感染者も増加しており、渡航制限解除に当たってはブラジルやロシアと同じ区分に分類されているという。 欧州委員会は今月、EU域外からの渡航を7月から段階...

EU、当面は米国からの渡航禁止継続 不十分なコロナ対策で

欧州連合(EU)諸国は7月から域外からの渡航制限を段階的に解除する予定だが、米国からの渡航禁止措置は当面維持する可能性がある。米紙ニューヨーク・タイムズが23日、渡航制限解除に向けた草案の内容を報じた。 米政府による新型コロナウイルス流行への対応が十分でないことが理由という。米国は新型コロナ感染者および死者数が世界最多となっているほか、経済再開に伴い新規感染者も増加しており、渡航制限解除に当たってはブラジルやロシアと同じ区分に分類されているという。 欧州委員会は今月、EU域外からの渡航を7月から段階...

新型コロナ感染19日に15万人と過去最多記録 WHOが警告「米州中心に加速」

世界保健機関(WHO)は19日、新型コロナウイルス感染者が米州を中心に増加しており、前日の増加数は約15万人と1日当たりで過去最多を記録したとし、感染拡大が加速していると警告した。 テドロス事務局長はオンライン会見で「世界は新たに危険な段階に突入している」と指摘。「ウイルスはなお急速に広がっており、多くの人が感染しやすく、命に関わる状態が続いている」と述べた。 1326GMT(日本時間午後10時26分)時点のロイターの集計では、新型コロナ感染者は世界で853万人超。死者は45万3834人となっている...

米、新型コロナ感染第2波に警戒 トランプの選挙集会控えたオクラホマなど感染急増

トランプ米大統領の選挙集会を週末に控えたオクラホマ州のほか、テキサス州、アリゾナ州などで新型コロナウイルスの新規感染者が急増している。 ここ2週間あまり、複数の州で感染が加速しており、米国全体でも1カ月以上減少傾向にあった感染者数が再び上昇に転じている。 オクラホマ州では17日の新規感染者が過去最多の259人を記録。フロリダ州では2600人超、アリゾナ州では1800人超に急増し、2州とも1日の新規感染者としては過去2番目に多い数字だった。 テキサス州も新規感染者が3100人と過去最多となった。 カリ...

WHO脱退も対中強硬姿勢も自分の失態隠し。トランプ外交が世界を破壊する

<WHOと中国を悪者にすれば選挙での武器になるかも知れないが、情報は最初からきちんとそろっていたはずだ> 5月29日、アメリカのドナルド・トランプ大統領はWHOから脱退すると宣言した。これは道義的に問題があるばかりか違法な決定だ。また、指導者としてのトランプの問題点の最たるものがあぶり出された場面でもあった。つまり、自分の失敗を他人のせいにする、他の国や組織の指導者たちと礼儀正しく手を携えて国際問題に取り組むのを嫌がる、前後も考えず利己心のままに行動し、科学を軽視するといった側面だ。 今回のトランプ...

全人代「香港国家安全法案」は米中激突を加速させる

全人代が提出した香港の国家安全法案は、香港自治を脅かすとして香港市民だけでなくアメリカは激しく反発。香港は再び燃え、アフターコロナでは必ず米中激突の焦点の一つと化すだろう。政府活動報告と共に考察する。 李克強の政府活動報告 5月22日、北京の人民大会堂で全人代(全国人民代表大会)が開催され、李克強国務院総理が政府活動報告(以下、報告)を行った。先ずは報告の中で印象に残った点を列挙する。 1.新型コロナウイルス肺炎(以下、コロナ)の蔓延は中華人民共和国建国以来最大の試練であったとして、「感染症と経済・...