「イスラエル」の記事一覧

イスラエルがシリア領内の「イランの民兵」を大規模爆撃、50人以上が死亡:米政権末期に繰り返される無謀

<イスラエル軍がシリア北部に大規模な爆撃をおこなった。米国の諜報機関の高官が、爆撃が米国との連携のもと、イスラエル軍によって行われたと暴露した......> イスラエル軍は1月13日未明、シリア北東部のダイル・ザウル県のユーフラテス川西岸一帯にかつてないほど大規模な爆撃を実施した。ドナルド・トランプ米大統領が退任(ないしは罷免)を間近に控えるなか、シリアへのこうした激しい爆撃には既視感を覚える。 オバマ前政権による大規模爆撃 似たような爆撃がバラク・オバマ前政権末期にもあったからだ。 オバマ前政権は...

トランプ陰謀論の切り札?「エイリアンと協力」説でネット騒然

<秘密の接触を口外しようとしてトランプはエイリアンに止められたと、イスラエル元高官が語った> ドナルド・トランプ米大統領はエイリアン(地球外生命)に関する情報を入手し、それを公表しそうになったが、エイリアン側から口止めされた──。 イスラエルの元高官が有力紙のインタビューでそう語り、波紋を広げている。 12月6日付のヘブライ語の日刊紙イディオト・アハロノトに掲載されたインタビューでそう語ったのは1981年から2010年までイスラエルの宇宙安全保障部門を率いていたハイム・エシェド教授だ。12月8日に英字紙エルサレム・ポストが掲載したその抜粋には、トランプに関する驚きの発言が含まれていた。 Former Israeli space #security chief Haim Eshed has revealed that aliens from a "Galactic Federation" have been in contact with the US and #Israel for years, but humanity isn't ready to know this.Or so he claims.Reporting by @AaronReich https://t.co/pj7VpuqMGl— The Jerusalem Post (@Jerusalem_Post) December 7, 2020 エシェドによれば、「銀河連邦」なる機関から派遣されたエイリアンがアメリカとイスラエルの政府にコンタクトを取ったが、それについては内密にするよう求めた。 「彼らは、自分たちがここに来たことを公表しないようクギを刺した。人類はまだその準備ができていないというのだ」 火星に秘密基地? 「トランプは喋りそうになった」と、エシェドは言う。「だが銀河連邦のエイリアンたちが、『待て。人々を落ち着かせるのが先だ』と止めた。集団ヒステリーが起きるのを危惧したのだ。まず人類を冷静にさせ、理解させる必要がある、と」 エシェドによれば、エイリアンは地球上で実験を行うために米政府と協定を結んだ。アメリカの宇宙飛行士も、火星の地下の秘密基地でエイリアンと共に働いているという。 エイリアンは「宇宙の構造を解明しようとしており、地球人に研究調査を手伝うよう求めた」そうだ。 エルサレム・ポストは、エシェドの話を裏付ける証拠は一切見つからなかったと述べている。本誌もだ。 ネット上では、以前からエイリアンやUFOについて、さまざまな憶測が飛び交っていたが、今やこの界隈はエイリアンのニュースで持ちきりだ。 トランプは2019年12月に陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊と同格の第6の軍種「宇宙軍」の創設を発表。宇宙は「世界の新たな戦闘領域」であり、「国家安全保障への重大な脅威」に対処するため宇宙軍が必要だと述べた。 ===== トランプはUFOや宇宙人の存在を信じていると公言はしていないが、今年10月にはFOXニュースのインタビューで、UFOの存在については「しっかり調べる」つもりだと述べている。「2日前に話を聞いた。確認するつもりだ」 今年6月に長男のドニー・トランプが聞き手を務めたインタビューでは、大統領は1947 年にUFOが墜落し、米軍がその残骸を回収したという噂があるニューメキシコ州ロズウェルについて、機密情報を持っていることを匂わす発言をしている。 「私が知っていることを話すわけにはいかないが、非常に面白い話だ。ロズウェルは非常に面白い場所で、大勢の人たちがそこで起きていることを知りたがるだろう」 米国防総省も未確認飛行物体の目撃情報に関心を寄せており、今年8月の声明で、米海軍にはそうした物体がおよぼす潜在的な脅威ついて調査を行うタスクフォースが存在することを認めた。「国防総省および軍の諸部門は、訓練空域や防空識別圏への無許可の飛行物体の侵入を極めて重大な事象とみなし、全ての報告について検証を行っている」と声明には書かれている。 本誌はエシェドの談話について米宇宙軍にコメントを求めたが、今のところ回答はない。

ネタニヤフとムハンマド会談、事実とすれば中東は変わる

<アラブの盟主サウジアラビアは、イスラエルのネタニヤフ首相の訪問を否定しているが、湾岸諸国にはパレスチナ人の土地をイスラエルから取り戻すよりイスラエルと協力してイランに対抗することを重視する雰囲気になっている> サウジアラビアの外相は、高齢のサルマン現国王を支える陰の実力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、同国を訪問中の米国務長官マイク・ポンペオとともにイスラエル当局と会談したという報道を否定した。 ポンペオは、首都リヤドで開催されたG20サミットに出席するためにサウジアラビアを訪れている。この訪...

ネタニヤフはノーベル平和賞受賞に値するか?

<UAEおよびバーレーンとの国交正常化合意により来年のノーベル平和賞候補者に推す声もあるが、パレスチナを筆頭に反発も強く、容認し難いと考える人は少なくない> 9月15日、ホワイトハウスの大統領執務室を訪ねたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、報道陣の前でドナルド・トランプ米大統領から記念品を贈られた。そして1年後、ネタニヤフが世界で最も栄誉ある贈り物、すなわちノーベル平和賞を贈られる......かもし れない。 今回、ネタニヤフがワシントンを訪れたのは、アメリカの仲介により、アラブ首長国連邦(...

イランを追い込むトランプ式の和平「包囲網」

<UAEに続きバーレーンもイスラエルと国交を樹立――核心的利益を守る「自然の要塞」に亀裂が入り、戦略的奥行きを失うイランが暴発する日> イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンが国交正常化の合意文書に署名する式典は9月15日にホワイトハウスで行われたが、世界が「歴史的瞬間」を目の当たりにしたのはこれに先立つ8月13日──ドナルド・トランプ米大統領がUAEとイスラエルの国交正常化を取り決めた「アブラハム合意」成立を発表したときである。 新たにバーレーンも加わったこの合意は、大統領選を控えたト...

ガザからロケット弾15発、イスラエルは10カ所を空爆し報復

イスラエル軍は16日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザからロケット弾15発がイスラエル領内に撃ち込まれたとし、報復としてガザでおよそ10カ所を空爆したと明らかにした。 どちらにも負傷者は報告されていない。 イスラエル軍は声明で、8発のロケット弾を対空防衛システム「アイアンドーム」によって撃ち落としたと指摘した。また空爆の目標は武器・爆発物の製造工場とロケット弾の発射実験と軍事訓練を行われている施設と説明した。 15日にも米ホワイトハウスで行われたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)...

ガザからロケット弾15発、イスラエルは10カ所を空爆し報復

イスラエル軍は16日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザからロケット弾15発がイスラエル領内に撃ち込まれたとし、報復としてガザでおよそ10カ所を空爆したと明らかにした。 どちらにも負傷者は報告されていない。 イスラエル軍は声明で、8発のロケット弾を対空防衛システム「アイアンドーム」によって撃ち落としたと指摘した。また空爆の目標は武器・爆発物の製造工場とロケット弾の発射実験と軍事訓練を行われている施設と説明した。 15日にも米ホワイトハウスで行われたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)...

レバノンの港で再び火災、国境ではイスラエルのドローンが墜落し緊張走る

<経済危機でレバノン国民の政府不信が止まらない一方で、ヒズボラとイスラエルの対立も激化> 先月、発生した大爆発で広範囲が破壊されたレバノンの首都ベイルートの港で10日、再び火災が発生した。一方、レバノン軍は南部国境を通過するイスラエルのドローンを撃墜したと発表し、緊張が高まっている。 レバノン軍は10日、ベイルートの港の石油とタイヤを保管する倉庫で発生した火災について、調査を開始すると発表した。 ミシェル・ナジャール運輸相代理は、今回の火災の発生場所は、先月4日に倉庫に保管されていた硝酸アンモニウム...

イスラエル・UAE国交正常化が「究極のディール」の成果にしては貧弱な訳

<「平和に向けた一歩」どころか、むしろ武力紛争に陥る可能性を高めかねない合意か> いろいろと条件付きではあるのだが、取りあえずイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の突然の国交正常化合意は歴史的な節目と言っていいだろう。 イスラエルが湾岸諸国と外交関係を結んだことはなかったし、こうした正常化はイスラエルとアメリカの歴代政権が目指してきたものだ。 今回の国交正常化は、トランプ米大統領が8月13日にツイッターで発表した。この合意にアメリカが果たした役割はまだ明らかではないが、トランプにとっては珍しい外交...

「歴史的」国交正常化の波に乗れないサウジの事情

<本音ではイスラエルと手を組みたい理由が山ほどあるが、「イスラム教徒の擁護者」の地位をかなぐり捨てるにはリスクが伴う> アラブ首長国連邦(UAE)とイスラエルの国交正常化はある程度予想されていたこととは言え、アラブ・イスラエル関係における新時代の到来を告げる出来事だった。これにより、アラブ諸国とイスラエルはパレスチナ問題よりも経済発展やイラン封じ込めを優先し、協力関係を強化していくという長期的なトレンドは固まったと言える。 イスラエルとUAEの国交正常化に対する期待は以前からあったが、今回、アメリカ...