「イスラエル」の記事一覧

イスラエルの隔離監視用ブレスレットはホテル監禁よりマシ?

<電子ブレスレットが現在地を特定し、隔離を守っていない場合には当局に通知が行く> イスラエルで3月17日、新法が可決された。今後、イスラエルに帰国した同国民、もしくは特定の国からイスラエルに入国した人は指定された隔離期間中、確実に隔離を実行しているかを監視するため、電子ブレスレットの着用が義務付けられる。 テルアビブ近郊のベングリオン空港に到着した国民は、まず新型コロナの検査を受け、陰性の場合は電子ブレスレットを装着するか、国営ホテルで隔離期間を過ごすかを選択できる。電子ブレスレットが現在地を特定し...

320万人がワクチン接種したイスラエル、「ファイザーのワクチンの有効性は94%」が証明された

<国民へのワクチン接種を世界最速のペースですすめているのがイスラエルで、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンの有効性を確認する研究が行われた......> 米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチン「BNT162b2」は、2020年12月8日に英国で初めて接種が開始されて以降、世界各国で接種がすすめられ、日本でも2021年2月14日、特例承認された。 1回目の接種から発症率が57%低下、重症化率62%低下 なかでも、国民へのワクチン接種を世界最速のペースですすめているのが...

ワクチン接種による集団免疫を阻むイスラエル分断の「壁」

<世界最速で接種を進めるイスラエルだが国民の分断と政治不信で黄信号が点滅> いわゆる集団免疫を確立して新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込める。そのためのワクチン接種競争で、他国に先んじているのがイスラエルだ。快走の秘訣は、人口が比較的少ない(国土も比較的狭い)こと、ワクチンの供給が豊富なこと、そしてピラミッド型の医療システムが機能してワクチンの配布が順調に進んでいることにある。 おかげでイスラエル(総人口930万)の接種率は今のところ世界一。既に国民の46%以上が接種を終えている。ちなみにアメリカ...

ガザ地区に届いたワクチン第一便は1000人分… イスラエル「世界最速」接種の陰で

<「イスラエルが輸送を妨げている」とのパレスチナ保健相・人権団体からの非難に反応した当局だが> パレスチナのガザ地区に2月17日、待望の新型コロナウイルスワクチンが初めて運び込まれた。パレスチナ暫定自治政府が2000回分のロシア製ワクチン、スプートニクVを提供。ヨルダン川西岸からイスラエルの検問通過が認められてようやく到着した。 だが、2回接種が必要な同ワクチンは1000人分にしかならず、ガザ地区の人口200万人の0.05%しかカバーできない。パレスチナのアルカイラ保健相は、医療従事者から接種を始め...

国境を越えて反体制派の暗殺や弾圧を活発化させるイラン

<アメリカやイスラエルによる暗殺や妨害工作の被害をアピールする影で、自分たちはさらに手広く反体制派を弾圧してきたことが明らかに> アメリカやイスラエルによる諸外国での秘密裏の暗殺計画や身柄の引き渡し、反体制派や政敵への嫌がらせの疑惑を声高に非難してきたイランが、その一方で同様の暗殺や抑圧行為を拡大させていたことが、人権団体の調べで分かった。 国際的な人権擁護団体「フリーダムハウス」は、2月3日に新たな報告書「国境を越えた抑圧」を発表した。報告書では、ここ数年の間にさまざまな手法を使って、国外にいる反...

バイデン政権の核合意復帰をめぐり一触即発のイランとイスラエル

<すぐには核合意に復帰しそうにないアメリカに苛立つイラン、イランの核武装を警戒するイスラエル、三つ巴の駆け引きはどちらに転んでもおかしくない> イスラエル軍のトップが新たな作戦計画に言及してイランを威嚇した翌日、イランは計画が実行されたら、地中海に臨むイスラエルの2つの都市を壊滅すると宣言した。 イスラエル軍のアビブ・コチャビ参謀本部長は1月26日、テルアビブ大学国家安全保障研究所のスタッフに向けた演説で、ジョー・バイデン米大統領が2015年に米英など6カ国とイランが締結した核合意に復帰するか、制裁...

イスラエルがシリア領内の「イランの民兵」を大規模爆撃、50人以上が死亡:米政権末期に繰り返される無謀

<イスラエル軍がシリア北部に大規模な爆撃をおこなった。米国の諜報機関の高官が、爆撃が米国との連携のもと、イスラエル軍によって行われたと暴露した......> イスラエル軍は1月13日未明、シリア北東部のダイル・ザウル県のユーフラテス川西岸一帯にかつてないほど大規模な爆撃を実施した。ドナルド・トランプ米大統領が退任(ないしは罷免)を間近に控えるなか、シリアへのこうした激しい爆撃には既視感を覚える。 オバマ前政権による大規模爆撃 似たような爆撃がバラク・オバマ前政権末期にもあったからだ。 オバマ前政権は...

トランプ陰謀論の切り札?「エイリアンと協力」説でネット騒然

<秘密の接触を口外しようとしてトランプはエイリアンに止められたと、イスラエル元高官が語った> ドナルド・トランプ米大統領はエイリアン(地球外生命)に関する情報を入手し、それを公表しそうになったが、エイリアン側から口止めされた──。 イスラエルの元高官が有力紙のインタビューでそう語り、波紋を広げている。 12月6日付のヘブライ語の日刊紙イディオト・アハロノトに掲載されたインタビューでそう語ったのは1981年から2010年までイスラエルの宇宙安全保障部門を率いていたハイム・エシェド教授だ。12月8日に英字紙エルサレム・ポストが掲載したその抜粋には、トランプに関する驚きの発言が含まれていた。 Former Israeli space #security chief Haim Eshed has revealed that aliens from a "Galactic Federation" have been in contact with the US and #Israel for years, but humanity isn't ready to know this.Or so he claims.Reporting by @AaronReich https://t.co/pj7VpuqMGl— The Jerusalem Post (@Jerusalem_Post) December 7, 2020 エシェドによれば、「銀河連邦」なる機関から派遣されたエイリアンがアメリカとイスラエルの政府にコンタクトを取ったが、それについては内密にするよう求めた。 「彼らは、自分たちがここに来たことを公表しないようクギを刺した。人類はまだその準備ができていないというのだ」 火星に秘密基地? 「トランプは喋りそうになった」と、エシェドは言う。「だが銀河連邦のエイリアンたちが、『待て。人々を落ち着かせるのが先だ』と止めた。集団ヒステリーが起きるのを危惧したのだ。まず人類を冷静にさせ、理解させる必要がある、と」 エシェドによれば、エイリアンは地球上で実験を行うために米政府と協定を結んだ。アメリカの宇宙飛行士も、火星の地下の秘密基地でエイリアンと共に働いているという。 エイリアンは「宇宙の構造を解明しようとしており、地球人に研究調査を手伝うよう求めた」そうだ。 エルサレム・ポストは、エシェドの話を裏付ける証拠は一切見つからなかったと述べている。本誌もだ。 ネット上では、以前からエイリアンやUFOについて、さまざまな憶測が飛び交っていたが、今やこの界隈はエイリアンのニュースで持ちきりだ。 トランプは2019年12月に陸海空軍・海兵隊・沿岸警備隊と同格の第6の軍種「宇宙軍」の創設を発表。宇宙は「世界の新たな戦闘領域」であり、「国家安全保障への重大な脅威」に対処するため宇宙軍が必要だと述べた。 ===== トランプはUFOや宇宙人の存在を信じていると公言はしていないが、今年10月にはFOXニュースのインタビューで、UFOの存在については「しっかり調べる」つもりだと述べている。「2日前に話を聞いた。確認するつもりだ」 今年6月に長男のドニー・トランプが聞き手を務めたインタビューでは、大統領は1947 年にUFOが墜落し、米軍がその残骸を回収したという噂があるニューメキシコ州ロズウェルについて、機密情報を持っていることを匂わす発言をしている。 「私が知っていることを話すわけにはいかないが、非常に面白い話だ。ロズウェルは非常に面白い場所で、大勢の人たちがそこで起きていることを知りたがるだろう」 米国防総省も未確認飛行物体の目撃情報に関心を寄せており、今年8月の声明で、米海軍にはそうした物体がおよぼす潜在的な脅威ついて調査を行うタスクフォースが存在することを認めた。「国防総省および軍の諸部門は、訓練空域や防空識別圏への無許可の飛行物体の侵入を極めて重大な事象とみなし、全ての報告について検証を行っている」と声明には書かれている。 本誌はエシェドの談話について米宇宙軍にコメントを求めたが、今のところ回答はない。

ネタニヤフとムハンマド会談、事実とすれば中東は変わる

<アラブの盟主サウジアラビアは、イスラエルのネタニヤフ首相の訪問を否定しているが、湾岸諸国にはパレスチナ人の土地をイスラエルから取り戻すよりイスラエルと協力してイランに対抗することを重視する雰囲気になっている> サウジアラビアの外相は、高齢のサルマン現国王を支える陰の実力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、同国を訪問中の米国務長官マイク・ポンペオとともにイスラエル当局と会談したという報道を否定した。 ポンペオは、首都リヤドで開催されたG20サミットに出席するためにサウジアラビアを訪れている。この訪...

ネタニヤフはノーベル平和賞受賞に値するか?

<UAEおよびバーレーンとの国交正常化合意により来年のノーベル平和賞候補者に推す声もあるが、パレスチナを筆頭に反発も強く、容認し難いと考える人は少なくない> 9月15日、ホワイトハウスの大統領執務室を訪ねたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、報道陣の前でドナルド・トランプ米大統領から記念品を贈られた。そして1年後、ネタニヤフが世界で最も栄誉ある贈り物、すなわちノーベル平和賞を贈られる......かもし れない。 今回、ネタニヤフがワシントンを訪れたのは、アメリカの仲介により、アラブ首長国連邦(...