「イスラエル」の記事一覧

【レバノン大爆発】日頃の戦争を上回る最大の悲劇に団結する中東諸国

<レバノンのシーア派武装組織ヒズボラをテロ指定するアメリカから交戦中のイスラエルまでが次々と支援を表明。狙いは影響力の増大か> 8月4日にレバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が発生したことを受けて、一方ではシリアとイラン、もう一方ではイスラエルとアメリカという、対立関係にある複数の勢力がそれぞれレバノン政府に支援を申し出ている。 レバノンの長年の盟友であるシリアのワリード・ムアレム外相は5日、レバノンのシャーベル・ワハビ新外相と話し、弔意と団結の意を表明した上で「可能な限りの支援を提供する意思」を...

イスラエル、コロナ対策成功から第2波へ、さらには汚職で国民の不満爆発

<最大野党との連立交渉が成立し、5月に新政権が発足したばかりだが、デモ隊はネタニヤフ首相の即時辞任を要求> 新型コロナウイルスの対応や汚職問題でイスラエルのネタニヤフ首相への批判が高まり、エルサレムで7月14日、抗議デモが発生。暴力行為で50人が逮捕された。 政権樹立が難航して過去1年で3度の総選挙が行われるなか、ネタニヤフの汚職疑惑は主要な争点になってきた。4月に最大野党との間で連立交渉が成立し、2021年11月までネタニヤフが首相を続投してその後は最大野党を率いるガンツ元軍参謀長の首相就任が決ま...

【対論】イスラエルの「ヨルダン川西岸併合」は当然の権利か、危険すぎる暴挙か

<トランプが発表した新中東和平案を受けて、イスラエル新政権はヨルダン川西岸の一部併合に乗り出すが......。賛成・反対の両論者が説くそれぞれの正当性とは> パレスチナこそ平和共存の拒絶者だ ■キャロライン・グリック(イスラエル・ハヨム紙コラムニスト) イスラエルは今後数カ月以内に、ジュデア・サマリア(ヨルダン川西岸地区)の30%に自国の民法と行政権を適用するとみられている。ドナルド・トランプ米大統領が発表した中東和平案では、この地域はパレスチナとの中東和平交渉の最終合意後もイスラエルに残るとされて...

イスラエル新政権による静かなる併合の始まり

<7月1日、国際的関心もあまり集めず、静かな形で進み始めたのが、イスラエルによるパレスチナ自治区の併合と、占領の合法化プロセスだ......> 今年の7月1日は、さまざまな転機となった。明るいニュースから挙げるなら、新型コロナウイルスの影響で閉じられていたEU圏の国境が、日本を含む14か国に対して開かれることになった。感染の再拡大が顕著なヨーロッパへの渡航は、日本側でまだ慎重な姿勢を崩せないため、従前のような移動が解禁される日はまだ先になりそうだ。とはいえ、緊急措置として出された渡航制限の解除は、ど...

イスラエル、挙国一致内閣成立合意 ネタニヤフが当面続投、1年半後に野党のガンツに交代

イスラエルのネタニヤフ首相と最大野党を率いるベニー・ガンツ元参謀総長は20日、挙国一致内閣を成立させることに合意した。今後18カ月間ネタニヤフ氏が続投し、その後ガンツ氏が首相に就任する。 同国では昨年4月と9月、今年3月の3回にわたって総選挙が実施されたが、正式な政権樹立が難航し、ネタニヤフが暫定政府を率いていた。ただ新型コロナウイルスの大流行という緊急事態を受け、対立してきたネタニヤフ氏とガンツ氏が政治的な停滞を打破するために、数週間にわたる交渉を重ねた末に合意文書に調印した。 ネタニヤフ氏には汚...