「イスラム教」の記事一覧

トルコ大統領エルドアン「イスラムへの十字軍運動」と非難 仏との対立激化

トルコのエルドアン大統領は28日、一部の西側諸国がイスラム主義に再び「十字軍運動」を仕掛けることを望んでいると批判した。イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を引き金としたフランスとの対立は深まる様相を呈している。 エルドアン大統領は与党議員らに対する演説で、イスラム教の預言者に対する攻撃に対抗することは「敬意に関わる問題」と強調した。 フランスでムハンマドの風刺画を授業で使用した教師がイスラム過激派とみられる容疑者に殺害されたこと受け、仏政府は風刺画を表現の自由として正当化した。イスラム圏では反発が...

クウェート小売業組合が仏製品をボイコット 学校授業でのイスラム風刺画使用への抗議り

クウェートの小売店の生活協同組合は、表現の自由に関するフランスの学校授業で教師がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使用したことへの抗議として、フランス製品をボイコットしている。 70以上の事業所で構成される生協は、10月23日の回覧文書でボイコットを指示。ロイターが25日に訪れたいくつかの生協店舗では、美容製品などフランス製の日用品が既に棚から撤去されていた。 組合トップはロイターに対し、預言者ムハンマドに対する「度重なる侮辱」が理由で商品を撤去したと述べた。 イスラム教徒は、預言者のいかなる描...

フランス教師斬首事件で表現の自由訴えるデモ全土で 首相らも参加

フランスで18日、教師の支援と表現の自由の擁護を求めるデモが全土で展開され、数千人が参加した。16日に歴史教師のサミュエル・パティさん(47)がイスラム過激派とみられる容疑者に首を切られ殺害される事件が発生したのを受けたもの。 デモはパリ、リヨン、マルセイユ、リールなどで行われた。参加者らは沈黙のうちに集まり、定期的に立ち止まって拍手や黙祷、国歌斉唱などを行なった。 カステックス首相とブランケール教育相も、超党派の政治家らとともにパリ中心部のレピュブリック広場でデモに参加。首相は後にツイッターに、「...

パリ近郊で中学教師殺害、犯人はモスクワ出身の18歳 ムハンマド風刺画が関係?

フランス当局は16日、パリ北西の郊外コンフランサントノリーヌで中学校の歴史教師が男に刃物で襲われ、死亡したと発表した。死亡した教師は表現の自由を扱う公民の授業の一環として、イスラム教徒が冒涜的と見なす預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せていたという。 容疑者は駆け付けた警察官によって射殺された。 現場を訪れたマクロン大統領は記者団に対し、「われわれの同胞の一人がきょう暗殺された。彼が表現の自由について風刺画を教えていたからだ」とし、イスラム教徒によるテロ攻撃の犠牲になったと述べた。 警察関係者による...

「コロナワクチン、ハラルであればいいがハラルでなくてもOK」 インドネシア副大統領、前言翻す

<世界で最多のイスラム教徒を抱える国はコロナ対策にも戒律が関わる?> インドネシアが中国の製薬会社と共同で開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンに関して、マアルフ・アミン副大統領が「イスラム教で摂取が許されているハラル(許されたもの)である必要は必ずしもない」との見解を示して話題になっている。 それというのもアミン副大統領は8月に「ワクチンといえども体内に摂取する以上はイスラム教徒が摂取を認められているハラルであるかどうかを調査して、ハラルの認証を受ける必要がある」という趣旨の発言を行い、医療...

インドネシア、イスラム教カリスマ指導者襲撃される 刃物で負傷、犯行の背景にあるものは

<テロが多い国でも、イスラム教指導者が襲われるのは異例中の異例> インドネシアのイスラム教指導者でカリスマ的存在である著名なウラマ(法学者)が9月13日、公開の場で行われていたイスラム教のイベントで壇上に駆け上がった若者に刃物で襲われ負傷する事件が起きた。 イスラム教指導者が公衆の面前で刺されるという異例の事件に政府、イスラム教組織などが素早く批判と事件の真相解明を治安当局に求める事態となり、折からのコロナ禍で頭を抱える政府にさらに頭の痛い事件となっている。 事件は9月13日午後5時20分頃、スマト...

「ワクチンにもハラル認証が必要」副大統領務めるイスラム教指導者 命か宗教か、選択迫られるインドネシア

<感染拡大を防ぐ切り札として各国が期待を寄せるワクチンだが、意外なところに利用の壁が──> 人口約2億7000万人の約88%がイスラム教徒という世界最多のイスラム教徒人口を擁するインドネシアで、蔓延する新型コロナウイルスの予防策として期待されるワクチン開発が、中国の製薬会社と現在鋭意進められている。 そのワクチン開発をめぐって副大統領の要職にあるイスラム教指導者が「ワクチンの成分がイスラム教徒の人々が体内に取り込むに際し、禁忌とされる成分がないかどうか調べ、お墨付きとなる宗教令を発布する準備をするよ...

比連続自爆テロ、爆弾製造の容疑者は脱出か 実行犯はイスラムの教えを逆手に利用?

<昨年1月に続き今回も女性が実行犯。未然に防げなかった理由にはイスラム教の教義も関係するという> フィリピン南部スールー州ホロ島のホロ市中心部で8月24日に発生した連続自爆テロ事件。犯行への関与が濃厚とされるフィリピンのイスラム教テロ組織「アブ・サヤフ」の爆弾製造専門家で、今回自爆テロ犯が使用した爆弾の製造にも関わったとされるムンディ・サワジャン容疑者は、仲間のインドネシア人爆弾専門家2人とともにすでにホロ島から脱出している可能性が高いことが分かった。 サワジャン容疑者は「アブ・サヤフ」のメンバーの...

マリ、反乱指導の軍が民政移管を表明 影響力あるイスラム聖職者は政治から身を引くと表明

西アフリカのマリで抗議活動を主導してきたイスラム教の聖職者が19日、反乱を起こした軍の指導者と会談した後、政治から身を引くと表明した。 マリでは18日、反乱を起こした軍兵士の一部がケイタ大統領や政府高官らを相次いで拘束した。ケイタ大統領は19日、辞任を表明した。反乱した兵士らは、選挙を実施して民政移管する意向を表明した。 マリでは大統領辞任を求める大規模デモが続いていた。イスラム過激派の勢いも増しており、政情不安が高まっている。 19日の首都バマコの状況は、終日落ち着いていた。反乱した兵士らは、通常...

米シンクタンク、中国がウイグル人に不妊強制との報告書 ポンペオ長官「衝撃的」

中国共産党が少数民族のイスラム教徒に対して不妊手術や中絶の強要、強制的な産児制限を行っているとする報告書について、ポンペオ米国務長官は29日、「ショッキング」で「憂慮すべき」内容だとして中国を強く批判した。 報告書は、ドイツ人研究者のエイドリアン・ゼンツ氏が新疆ウイグル自治区の状況についてまとめ、ワシントンを本拠とするシンクタンク、ジェームスタウン財団が公表した。 ポンペオ長官は、報告書の内容について、中国共産党の数十年間にわたる政策と一致しており、「命の神聖さと人間の基本的な尊厳を完全に無視するも...