「イスラム過激派」の記事一覧

あのパリ教師斬首事件は、13歳女子生徒の嘘が発端だった

<女子生徒が親についた嘘が、パリを震撼させる悲劇の連鎖に発展> フランスのパリ近郊で昨年10月、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を授業中に見せた教師サミュエル・パティが首を切断され、殺害された。この衝撃的事件の発端は、13歳の女子生徒の嘘だった。 問題の授業について、女子生徒は父親にこう語った──風刺画を見せるのでイスラム教徒の生徒は教室を出るようパティが言った。でも私は逆らい、2日間の出席停止を食らった。これに父親が怒り、「パティはイスラム嫌悪」とする動画をインターネットに投稿。動画を見たアブ...

過去最悪の治安情勢で、祖国アフガニスタンを捨てる人たち

<駐留米軍の完全撤収が迫るなか民間人攻撃が急増、故国を捨てて移住する動きが再び広がっている> ほこりまみれの街並みと雪を頂いた山々が眼下を飛び去っていく。飛行機がエンジン音を立てて上昇するなか、アフガニスタンのパスポートを握り締めたジャワド・ジャラリ(30)の目に涙があふれた。故国から去るのは、たやすいことではない。 「戦争はとてもむごい」と、報道写真家のジャラリは言う。「全てを奪われる。仕事も安全も、希望も夢も」 アフガニスタンでの紛争が始まってから20年近くがたち、アメリカは同国からの完全撤収に...

インドネシア、人里離れた集落のキリスト教徒4人惨殺 ISとつながるイスラム系テロ組織MITの犯行

<ISと関連があるテロ組織が残虐な手法で村人が殺害された──> インドネシア・スラウェシ島中部スラウェシ州で11月27日、人里離れた集落が武装したグループに襲われ、住民4人が殺害される事件がおきた。 現地治安当局は殺害を免れた住民らの証言や殺害された4人が全員キリスト教徒であることなどから、襲撃グループは同州ポソ周辺を本拠地として活動を続けるイスラム教系テロ組織「東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)」である可能性が極めて高いと断定して捜査を続けている。 MITは中東のテロ組織「イスラム国(IS...

フランスの次はオーストリア──相次ぐイスラム過激派テロに身構える欧州

<フランス、オーストリアとイスラム過激派のテロが連続し、欧州全域に緊張感が高まるなか、イギリスはテロ警戒レベルを引き上げた> ヨーロッパでは今、各地でイスラム過激派によるテロが相次ぎ、さらなる攻撃への不安が高まっている。オーストリアとフランスで発生した複数のテロ事件を受けて、イギリスでもテロの警戒レベルが引き上げられた。イギリスの対テロ当局者によれば、それはテロの「可能性がかなり高い」ことを意味する。 イギリスのプリティ・パテル内務大臣は、合同テロ分析センター(JTAC)が、テロの警戒レベルを「重大...

比マラウィ武装占拠したイスラムテロ組織、新指導者で再編 ドゥテルテと和平結んだ組織にも勧誘

<武装勢力と国軍との「戦争」で2年半も戒厳令が続いたマラウィ。その残党が再活動を目指し動き始めた> 2017年、フィリピン南部ミンダナオ島南ラナオ州の州都マラウィ市を約5カ月にわたって武装占拠したイスラム系テロ組織の残党が、新たな指導者の下でメンバーのリクルートなど組織の再編を図っていることが、国軍情報などで明らかになった。 これは10月16日にフィリピン軍のミンダナオ地区を担当する第103歩兵旅団のホセ・マリア・クエルポ司令官が、情報部などから寄せられたデータを分析したもので、治安当局は同組織の動...

フィリピン当局、自爆テロ志願の女を拘束 両親も自爆テロ決行で死亡

<両親と夫を「聖戦」で失った若い女は自らもその闘いに捧げようとしていたが> フィリピンのイスラム系テロ組織「アブ・サヤフ」のメンバーを対象とした掃討作戦を続けている軍と警察の合同部隊は10月10日、フィリピン南部のホロ島で女性3人の身柄を確保した。 3人はいずれも「アブ・サヤフ」のメンバーとみられるフィリピン人女性2人とインドネシア人女性1人で、このうちインドネシア人女性は近く自爆テロを実行する予定だったとされている。 このインドネシア人女性の両親は2019年1月にホロ市内で起きた「マウント・カルメ...

比連続自爆テロ、爆弾製造の容疑者は脱出か 実行犯はイスラムの教えを逆手に利用?

<昨年1月に続き今回も女性が実行犯。未然に防げなかった理由にはイスラム教の教義も関係するという> フィリピン南部スールー州ホロ島のホロ市中心部で8月24日に発生した連続自爆テロ事件。犯行への関与が濃厚とされるフィリピンのイスラム教テロ組織「アブ・サヤフ」の爆弾製造専門家で、今回自爆テロ犯が使用した爆弾の製造にも関わったとされるムンディ・サワジャン容疑者は、仲間のインドネシア人爆弾専門家2人とともにすでにホロ島から脱出している可能性が高いことが分かった。 サワジャン容疑者は「アブ・サヤフ」のメンバーの...

フィリピン連続爆弾テロ実行犯、かつての自爆犯の妻か娘? IS系テロ組織犯行声明との情報も

<1年半ぶりの爆弾テロが発生したフィリピン。犯人は過去のテロ犯とのつながりをもつ者か──> 8月24日にフィリピン南部スールー州ホロ島のホロ市内で発生した2件の連続爆弾テロ事件を捜査している地元警察や陸軍は26日までに死者が16人、負傷者が75人に達したことを明らかにするとともに、現地スールー州全体で厳戒態勢を敷いてテロ実行犯やその背後組織の摘発を進めている。 これまでに中東のイスラム系テロ組織「イスラム国(IS)」に忠誠を誓い、関係が深いとされるフィリピンのイスラムテロ組織「アブ・サヤフ」の関与が...

フィリピン南部で連続爆弾テロ 兵士や市民など15人超死亡か、負傷者も多数

<最近は活動資金を得るため外国人の誘拐などをしているイスラム系テロ組織の犯行か──> フィリピン南部スールー州の州都ホロ市内で24日昼、連続して2回の爆発があり陸軍兵士や警察官、市民ら少なくとも15人が死亡し、約70人が負傷する事件があった。地元警察や陸軍によると、2回の爆発はいずれも「即席爆発装置(IED)」によるものとみられ、爆弾テロ事件として捜査を開始したとしている。 フィリピンの各メディアは速報でこのテロ事件を伝えているが、現在もなお情報が錯綜しており、死傷者数については今後も増える可能性が...

比テロ組織が誘拐・海賊を再開か テロ専門家などシンポジウムで指摘

<中国の南シナ海進出に警戒するフィリピン。だが九段線の南にも問題が──> フィリピン南部ミンダナオ島やスールー諸島を主な活動拠点とするイスラム系テロ組織「アブ・サヤフ」が一時中断していた誘拐や海賊行為による活動資金調達を目的とする活動を近く再開する可能性があることが分かった。テロ問題の専門家などが参加してオンラインで開かれたフォーラムで指摘されたもので、周辺国の海上治安当局や船員、漁民に対して警戒を強めるように呼びかけている。 これは新型コロナウイルスの感染防止の観点からオンラインで開催されたフォー...