「イスラム過激派」の記事一覧

インドネシア、イスラム過激派壊滅作戦を延長 長期化で民間人を誤認殺害との報道も

<一般市民に危険をもたらすテロ組織を掃討するはずの国家警察が、市民を殺害していた──> インドネシア国家警察は、スラウェシ島中スラウェシ州ポソを中心とした地域で継続中のイスラム過激派「東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)」に対する壊滅作戦の期間をさらに3カ月延長し、重要手配中のメンバー14人の拘束に全力を挙げる方針を明らかにした。 インドネシア政府は現在感染拡大が一向に収まらない新型コロナウイルスの防止策に全力を挙げているが、MITをはじめとするインドネシアの複数のテロ組織がコロナ禍による社会...

インドネシア、IS忠誠組織がテロ 警察官刺殺、容疑者もその場で射殺

<新型コロナと断食月による混乱に乗じてテロ組織の活動が活発化するか──> インドネシアのカリマンタン島で6月1日に警察官1人が刃物で刺殺される事件が起き、容疑者はその場で他の警察官に射殺された。容疑者の遺留品に中東のテロ組織「イスラム国(IS)」の旗に酷似した旗や同志に宛てたメモ、イスラム教の聖典「コーラン」などが残されていたことから、警察ではISと関連があるインドネシアのテロ組織が関与した可能性が高いテロ事件として本格的な捜査を始めた。 マレーシアと国境を接するカリマンタン島(マレーシア名ボルネオ...

すばらしい「まだら状」の新世界──冷戦後からコロナ後へ

<冷戦後、自由主義と民主主義の理念が世界を覆うように思われた。しかし、実際にはイスラーム過激派が台頭、米欧は内部に深い亀裂と分裂を抱えている。このようなちくはぐな状況を池内恵・東京大学教授は「まだら状の秩序」と呼ぶ。コロナの夜が明けた時に世界秩序はどう変わっているか。論壇誌「アステイオン」92号は「世界を覆う『まだら状の秩序』」特集。巻頭言を全文転載する> 冷戦が終結した時、三〇年後の世界がこのようなものになっていると、誰が予想しただろうか。フランシス・フクヤマは『歴史の終わり』で、自由主義と民主主...

コロナ危機を売名に利用するテロ組織の欺瞞

<世界各地の反政府組織はコロナ禍を利用して、自らを正当化し政府を批判するが、被害を受けるのは支配地域の住民だ> アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンがネット上で珍しい動画を公開した。よくある戦闘員の「勇姿」ではなく、マスクを着けた彼らが住民の家を訪れ、体温の測定や消毒液の配布をしている姿だ。英語のナレーションによれば、タリバンは既に新型コロナウイルスの爆発的な感染を抑え込んでおり、感染予防の情報班を結成し、診療所や隔離施設も用意している。 それだけではない。タリバンは中東地域で最も感染者の多いイラ...