「イタリア」の記事一覧

ヨーロッパ最大の活火山、噴火でさらに伸びていた 伊エトナ火山

<新たな火口が出現。山頂の位置が移動し、標高も増していた> 今年2月から噴火活動が続くイタリアのエトナ火山が、噴火によって標高を伸ばしていたことがわかった。同じシチリア島内に本部を置くイタリア国立地球物理・火山学研究所(INVG)が衛星画像を分析したところ、2018年に観測されていた記録を31メートル上回り、3357メートルとなっていることが判明した。 エトナ火山は以前からヨーロッパの活火山として最高の標高を誇っていたが、6ヶ月間続く火山活動によってこの記録を自ら塗り替えたことになる。火口付近に噴出...

「救急車のサイレンを止めろ」、コロナで浮かび上がるナポリの犯罪組織「カモッラ」の悪行

<ナポリの犯罪組織「カモッラ」が、コロナ禍という社会の混乱の乗じて活動を活性化させ、イタリアで問題となっている......> イタリアの犯罪組織「カモッラ」と救急車にまつわる報道が相次いでいる。カモッラは、1930年代前半イタリア南部のカンパニア州ナポリを拠点に組織された犯罪組織だ。 ナポリの検察官ジョバンニ・メリッロによれば、「カモッラは、麻薬などの違法な活動を行ったり、合法な活動を違法な条件で行う」組織だ(ル・フィガロ紙)。 イタリアの犯罪集団というとマフィアが思い浮かぶ人が、「マフィア」はシチ...

大量の溶岩流に1000メートル以上の噴煙… それでも地元住民はへっちゃら?

世界有数の活発な火山として知られるイタリア南部シチリア島のエトナ山が、2月半ばから大規模な噴火を繰り返している。 9日間で6度目となった2月24日の噴火でも高さ1000メートル以上の噴煙が噴き上がり、大量の溶岩流が流れ出た。 地元住民は噴火に慣れっこで、当局も麓の町への危険はないとしているが、一歩間違えば大惨事につながりかねない。 <2021年3月16日号掲載> ===== 湧き上がる噴煙、路面を覆う火山灰 Real Weather-YouTube...

新型コロナは2019年9月にはイタリアに広がっていた──新研究

<新型コロナウイルス感染症は2019年12月の武漢で最初に報告されたという公式見解が覆れば、このパンデミックの歴史が書き換えられることになる> イタリアの科学者らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年9月からイタリアで拡散していた可能性があると考えている。この見解は、新型コロナウイルスがこれまで考えられていたよりも数カ月早く、中国国外で広がっていたことを示唆している。 世界保健機関(WHO)によれば、COVID-19と呼ばれる疾病の発生は、2019年12月に中国中部の武漢市で...

イタリア、コロナ感染再拡大 ジムや映画館は閉鎖、飲食店の営業制限など規制強化 

イタリア政府は25日、新型コロナウイルスの感染が再び急拡大していることを受け、感染予防のための行動規制を強化した。飲食店の営業を午後6時までに制限するほか、スポーツジムや映画館などを閉鎖する。 国内の新規感染者は25日、2万1273人と過去最多を記録。死者は128人だった。 コンテ首相は記者会見で、公衆衛生と経済の双方を守るための措置だと説明。向こう数週間に感染状況をコントロールできれば、穏やかなクリスマスを迎えられると述べ、協力を訴えた。 「行動規制を守って今月しっかり頑張れば、12月には再び安心...

イタリア政府、ファーウェイと国内通信企業との5G機器供給契約を阻止

イタリア政府が、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]とイタリア通信会社ファストウェブとの次世代通信規格「5G」コアネットワーク向け製品供給契約を阻止したことが、関係者2人の話で分かった。 関係者によると、イタリア政府は22日の閣議で特別拒否権の行使を決定。5Gコアネットワークを巡るファーウェイとの契約を拒否するのは初めてで、政府はファストウェブに対し「部品業者の多様化を求めた」という。 首相官邸の関係者によると、政府はファーウェイによる5Gコアネットワーク製品供給の是非につい...

欧州、感染第2波深刻に スペインで外出禁止令検討、伊は地域別で制限措置

新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、スペインでは感染拡大が深刻なマドリードなど一部地域で夜間外出禁止令を含む新たな制限措置が検討されているほか、イタリアの一部地域では独自の制限措置を導入し始めている。スペインの新型コロナ感染者数は累計98万8322人に達し、今週にも100万人を突破する可能性がある。死者は累計3万4210人。スペインのイラ保健相は記者団に対し「非常に厳しい冬季を迎える。感染第2波はもはや脅威ではなく、欧州全体の現実だ」と述べた。イラ保健相によると、マドリードなどでの外出禁止令には...

イタリア、コロナ第2波で非常事態宣言を21年1月末まで延長 感染再拡大受けマスク義務化

イタリアは7日、新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、非常事態宣言の期限を来年1月31日まで延長した。同時に全国レベルで屋外でのマスク着用を義務付け、感染拡大抑制を強化する。 非常事態宣言は今月半ばで期限を迎えるはずだった。同宣言の下、中央政府の意思決定の権限が強化され、決定のプロセスも加速化される。 屋外でのマスク着用は首都ローマのほか、ラツィオ州など一部地域ですでに義務化されている。政府当局者によると、全国レベルでのマスク着用義務化は8日付で施行される見通し。 イタリアでは3月から5月にかけて厳...

イタリア、国民投票で議員数3分の1削減が決定「報酬高過ぎ」

<議員の報酬は月額約1万1773ドルでイギリスの国会議員の1.5倍以上> イタリア国会議員の定数大幅削減の是非を問う国民投票が9月20~21日に行われ、70%の賛成を得て上下両院の議員数3分の1の削減が決定した。議席は下院が630から400に、上院は315から200に削減され、2023年の次回選挙から適用される。 議員定数の削減は中道左派の与党・民主党と連立を組むポピュリスト政党「五つ星運動」が推し進めた。支持者らは、イタリアの議員の報酬は高過ぎ、経費を使い過ぎ、仕事量は少な過ぎると主張する。議員報...

ファッション業界でも人種差別へボイコット 黒人デザイナー、イタリアの人種差別に挑む

両親がハイチ系とイタリア人の著名ファッションデザイナー、ステラ・ジーンさん(41)はこのほど、業界の人種差別に抗議し、今月開かれる「ミラノ・ファッション・ウイーク」への参加を辞退した。トムソン・ロイター財団のインタビューで彼女は、イタリアのファッション業界で人種差別の話題がタブーになっているのを最近目の当たりにしたと語った。 ジーンさんは著名デザイナー、ジョルジオ・アルマーニさんに重用された元モデルで、イタリアの権威あるファッション評議会に黒人として初めて起用された。「ステラジーン」ブランドは明るい...