「イラン」の記事一覧

【レバノン大爆発】日頃の戦争を上回る最大の悲劇に団結する中東諸国

<レバノンのシーア派武装組織ヒズボラをテロ指定するアメリカから交戦中のイスラエルまでが次々と支援を表明。狙いは影響力の増大か> 8月4日にレバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が発生したことを受けて、一方ではシリアとイラン、もう一方ではイスラエルとアメリカという、対立関係にある複数の勢力がそれぞれレバノン政府に支援を申し出ている。 レバノンの長年の盟友であるシリアのワリード・ムアレム外相は5日、レバノンのシャーベル・ワハビ新外相と話し、弔意と団結の意を表明した上で「可能な限りの支援を提供する意思」を...

イラン、社会的距離守られず 新型コロナで7分に1人が死亡

イラン国営テレビは、同国では新型コロナウイルスにより7分に1人が死亡していると報じ、適切なソーシャルディスタンス(社会的距離)が取られていないと警告した。 保健省によると、3日に確認された過去24時間の新型コロナによる死者は215人。 国営テレビは保健省のラリ報道官の発言として、これにより累計死者数は1万7405人となったとした。3日の感染者数は2598人、累計は31万2035人となった。 国営テレビは、マスクを付けず、距離を取らずにテヘランの繁華街を行き交う人々の様子を伝えた。 一部専門家は、新型...

イランで強力なコロナ感染第2波、医療従事者や病床の不足深刻

イランの新型コロナウイルス対策チームの当局者は16日、同国で強力な感染第2波が発生しており、医療従事者や病床の不足が深刻化していると明らかにした。イラン学生通信(ISNA)が伝えた。 イランは中東で最悪の感染被害を受けているが、4月半ばに感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)緩和に踏み切った。 ISNAによると、自らも感染している同当局者は、第2波は6月初めに表面化し、第1波よりはるかに強力であることが判明したと述べた。 保健省報道官が国営テレビで語ったところによると、イランで確認されている新...

米軍ドローンによるイランのソレイマニ司令官殺害は「非合法」=国連調査官

2020年1月、米軍が無人機攻撃でイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官ら10人を殺害したことについて、国連人権調査官は7月6日、国際法違反との見解を示した。 超法規的・即決・恣意的殺害に関する国連特別報告者として、この問題を調査したアグネス・カラマール氏は報告書で、米国はソレイマニ司令官の車列への攻撃を正当化するような、米国の利益への攻撃が続いている、あるいは差し迫っていることを示す十分な証拠を出せなかったと指摘。米軍による攻撃は国連憲章違反だとした。 また、武装無人機による標的型...

イラン核施設周辺で不審火相次ぐ 「謎のグループ」が犯行声明

<「反体制派」を自称するグループからの犯行予告が確認されるも、イラン政府が疑うのは...> 7月2日にイラン中部ナタンズの核施設で発生した火事について、BBCペルシャ語放送は正体不明のグループが犯行を名乗り出たと報じた。 ナタンズの核施設にはウラン濃縮施設がある。イラン原子力庁のベフルーズ・カマルバンディ報道官は国営イスラム共和国通信に対し、この「事故」による人的被害も莫大な被害もなく、放射能汚染もないと発言。だがこの直後に、BBCペルシャ語放送は自社の記者宛てに「ホームランド・チーターズ」と自称す...

イラン、トランプの逮捕状取得 革命防衛隊の司令官殺害関与の疑い

イランの検察当局は29日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官の殺害に関与したとして、トランプ米大統領のほか35人の当局者の逮捕状を取得し、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)に「国際逮捕手配書」(赤手配書)の発行を要請した。イランのファルス通信が報じた。 米国は今年1月3日、イラクの首都バグダッドの空港でソレイマニ司令官らを乗せた車列を空爆し、同司令官を殺害。国防総省は声明で「トランプ大統領の指示により、米軍は海外に駐留する米職員を守るため、ソレイマニ司令官を殺害すること...

イラク治安部隊、バグダッド南部の親イラン武装組織ヒズボラの拠点を襲撃

イラクの治安部隊が25日遅く、バグダッド南部にあるイランが支援するシーア派武装組織「カタイブ・ヒズボラ」の拠点を襲撃し、同組織のメンバー10人以上を拘束した。イラク政府当局者と民兵組織関係者が明らかにした。 米当局は以前から、同組織がイラク内の米軍駐留基地などにロケット弾を発射していると指摘していた。 今回の襲撃について、関係者の話は錯綜している。 あるイラク当局者と民兵組織関係者は、拘束されたメンバーはイラクで活動するシーア派民兵組織「人民動員隊(PMF)」の支部に移送されたと説明。一方、別のイラ...

イラン革命防衛隊のミサイル開発に新事実 アルミ粉末計画の内幕

イラン北東部、北ホラーサーン州の砂漠の端に、アルミニウム工場が建っている。近くには国内最大のボーキサイト鉱床。イラン政府はこの施設群について、アルミニウムの生産拡大に向けた取組みの重要な柱とうたっている。 ところがジャジャーム近郊のその敷地内には、イランの精鋭治安部隊であるイスラム革命防衛隊が建設した極秘の施設も存在する。 イラン政府の元当局者、そしてこの人物がロイターに提供した施設に関する文書によると、ここで生産されているのは革命防衛隊のミサイル計画に用いるアルミニウム粉末。ボーキサイトから製造さ...

反米同盟の再構築に向けて、中南米の左派政権に接近するイランを注視せよ

<ベネズエラをはじめ、かつて蜜月だった中南米諸国の左派政権との関係を復活させようとイランが動き出した> 新型コロナウイルスのせいで世界中の空港に閑古鳥が鳴くなか、4月下旬にイランが南米ベネズエラへの旅客機運航を再開した。石油業界筋によれば、さびついた製油所の操業再開に必要な資材や人材に加え、ニコラス・マドゥロ政権の治安部隊を訓練する軍事顧問団や軍用ドローンも運んでいる。その対価として、帰国便に5億ドル相当の金塊が積み込まれたとの報道もある。 5月にはガソリン満載のタンカー5隻がイランの港を出た。こち...

イランの1日当たり新型コロナ死者数、2カ月ぶりに100人突破

イラン保健省のデータによると、14日に記録された1日当たりの新型コロナウイルス感染による死者数が、2カ月ぶりに100人を超えた。 この日に確認された死者数は107人、累計では8837人となった。累計感染者数は18万7427人。1日あたりでは、111人となった4月13日以来の100人越えとなった。 保健省報道官は国営テレビで、「3桁の上昇を発表するのは非常につらい。このウイルスは予想しがたく、狡猾だ」と述べた。 また、衛生基準を遵守し、社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)を真剣に実行し、集会や不要不...