「インドネシア」の記事一覧

比テロ組織が誘拐・海賊を再開か テロ専門家などシンポジウムで指摘

<中国の南シナ海進出に警戒するフィリピン。だが九段線の南にも問題が──> フィリピン南部ミンダナオ島やスールー諸島を主な活動拠点とするイスラム系テロ組織「アブ・サヤフ」が一時中断していた誘拐や海賊行為による活動資金調達を目的とする活動を近く再開する可能性があることが分かった。テロ問題の専門家などが参加してオンラインで開かれたフォーラムで指摘されたもので、周辺国の海上治安当局や船員、漁民に対して警戒を強めるように呼びかけている。 これは新型コロナウイルスの感染防止の観点からオンラインで開催されたフォー...

バリ島、コロナ終息待てずに観光再開 高級リゾートのテレワーク格安プランを提供、ただし国内限定

<日本同様に観光業の売上が激減した東南アジアのリゾート。見切り発車ともいえる規制緩和だが、果たしてお客は?> 世界的観光地であるインドネシアのバリ島が7月31日から観光客の受け入れを再開する。といってもインドネシアは新型コロナウイルスの感染拡大が止まることを知らず、バリ島のあるバリ州も7月30日現在で感染者3360人、死者48人となっており、観光再開は感染の危険性が低くなっていることが理由では決してない。 バリ島は観光が主要産業で、インドネシアで初のコロナウイルス感染者が確認された3月以来、感染者数...

インドネシアTV局員死亡事件 他殺から一転自殺と判断した警察発表に深まる謎

<殴打・刺殺された遺体が見つかった事件は29人もの事情聴取のうえで、警察自殺と発表。その理由は?> インドネシアの民放テレビ局「メトロテレビ」の局員で編集スタッフのヨディ・プラボウィ氏(26)が7月10日に南ジャカルタの高速道路脇空き地で遺体となって発見された事件を捜査していたジャカルタ首都圏警察は7月25日、ヨディ氏は自殺とみられるとの捜査結果を明らかにした。 警察は発表の中で自殺と思われる理由を5点挙げているが、いずれも自殺を決定づける十分な証拠とは言い難く、周辺関係者の聞き込み、専門家の分析結...

インドネシア良物件「美麗な花嫁付き土地」! FBに不動産広告、条件は「双方の合意」

<土地販売にセットで花嫁が? 人権無視のような広告には当地ならではの理由が──> インドネシアで住宅予定地の土地を売りに出している男性がインターネットに投稿した不動産広告の中で、「土地の購入者は売主の義理の妹と結婚することも可能」としていることが明らかになり、大きな話題となっている。すでに外国人数人が土地購入と義妹との結婚希望を申し入れたが、これまでのところ「契約成立」には至っていないという。 女性と不動産を「セットで売り」に出すことはインドネシアでは珍しいことではないものの、それをメディアやSNS...

インドネシア軍、パプア山間部で親子を殺害 武装組織メンバーと弁明するも真相は?

<ASEANでコロナ禍がもっとも深刻な国は、感染が切実な地方パプアにまた別の問題を抱えている> インドネシアの東端、ニューギニア島西半分を占めるパプア地方の山間部で7月18日、パプア人男性とその息子の2人がインドネシア陸軍兵士によって殺害される事件が起きた。 現地からの情報が限られているため、これまでのところ実際に何が起きたのか詳細は不明で、目撃者情報と軍の発表では食い違いがあるのも事実だが、パプア州ンドゥガ県のケニャム付近で軍の検問所に近づいて来たパプア人男性2人に対し、警戒中の兵士が身柄を拘束し...

インドネシア、汚職捜査官襲撃事件 被告の2警察官に求刑以上の実刑判決

<顔面に硫酸をかけられるという衝撃的な事件の被告は有罪に。だがそこにはカラクリが......> インドネシアの汚職犯罪の捜査・摘発を専門とする「国家汚職撲滅委員会(KPK)」の捜査官が襲撃され重傷を負った3年前の事件。犯人として逮捕された警察官2人に対する裁判の判決公判が7月16日、北ジャカルタ地裁で開かれ、2被告に禁固2年と禁固18カ月(求刑はいずれも禁固1年)の実刑判決が言い渡された。 新型コロナウイルスの感染拡大防止策としてオンライン方式で開かれた判決公判では裁判官が読み上げる判決文をインター...

インドネシア、地元TV局スタッフが殴打・刺殺され遺体放置 謎だらけの事件にメディア騒然

<ニュース番組スタッフの殺害事件。だが報道に関するトラブルでもないという......> インドネシアの民放テレビ局「メトロTV」の若手編集スタッフが遺体で発見される事件が発生した。複数の刃物傷が残されていることや遺体がバナナの葉で覆い隠されていたこと、さらに所持品がほとんど奪われていなかったなどから地元警察は「物盗りではない殺人事件」との見方を強めて捜査を開始した。 かつては政府関係者、高級公務員や大物財界人、治安当局者などの腐敗や汚職、人権侵害などを追及する記者やマスコミ関係者が口封じと見せしめの...

インドネシアのコロナ感染死者数、公式統計に疑問 実際は政府発表の約5倍という報道に衝撃

<新型コロナの感染者・死者ともに東南アジア最多となっている国が、実はその数倍の死者を出しているという......> 新型コロナウイルスによる感染拡大が一向に収まらず、右肩上がりの感染者数、感染死者数の増加が終わりのないかのように続いているインドネシアで、衝撃的な数字が報道された。 7月9日雑誌「テンポ」の電子版が「もてあそばれるデータ」と題する記事で、毎日午後3時過ぎに保健省が公表している過去24時間の新規感染者・死者と累計の感染者・死者数について「実態を反映していない」と指摘したのだ。 そして世界...

インドネシア大統領、怒りの演説に国民は「責任放棄」と不評 注目されたのは内閣改造という誤算

<感染拡大が止まない現状に「ショック療法」で国民の不満をそらそうとした大統領だったが......> インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が全閣僚を前にして「危機感が欠如している、緊張感をもって迅速に職務に精励するように」と新型コロナウイルスの感染拡大に有効な手立てが打てない政府の現状に怒りと不満を漏らした演説。これが国民の間では不評であることが調査機関によるネット上の反応調査で明らかになった。 6月18日に大統領官邸で行われた閣議の動画(約10分)を大統領府が28日にマスコミに公開。動画ではジョコ・...

インドネシア、イスラム過激派壊滅作戦を延長 長期化で民間人を誤認殺害との報道も

<一般市民に危険をもたらすテロ組織を掃討するはずの国家警察が、市民を殺害していた──> インドネシア国家警察は、スラウェシ島中スラウェシ州ポソを中心とした地域で継続中のイスラム過激派「東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)」に対する壊滅作戦の期間をさらに3カ月延長し、重要手配中のメンバー14人の拘束に全力を挙げる方針を明らかにした。 インドネシア政府は現在感染拡大が一向に収まらない新型コロナウイルスの防止策に全力を挙げているが、MITをはじめとするインドネシアの複数のテロ組織がコロナ禍による社会...