「インドネシア」の記事一覧

復活祭前のキリスト教会で自爆テロ 自爆犯2人死亡、インドネシア

<イスラム教徒が大多数を占める国で、復活祭を前にしたキリスト教会が何者かによって襲われた──> インドネシア・スラウェシ島の最大都市マカッサル市内にあるキリスト教会で3月28日午前爆発があり、これまでに2人が死亡、約20人が負傷した。インドネシア国家警察などは爆発はテロリストによる「自爆テロ」とみて捜査を始めた。 現地からの報道によると、28日午前10時半ごろ(日本時間同11時半ころ)マカッサル市内カジャオラリド通りにあるカトリック系「カテドラル教会」の入り口付近で大きな爆発が起きた。 目撃者などの...

イスラム教女生徒のヒジャブは自由か強制か インドネシアで再燃

<欧米では禁止の動きが出て論争を呼んでいるイスラム教徒女性の「ヒジャブ」。一方で圧倒的多数の国民がイスラム教徒の国では別の問題が......> 世界最大のイスラム教徒人口を擁するインドネシアで今、イスラム教徒の女性が身に着けて頭部、首、胸などを覆うスカーフ状の「ジルバブ(ヒジャブ)」をめぐる熱い論争が再燃している。 ことの発端はスマトラ島北スマトラ州パダンの中学校に娘を通わせる父親が「学校でジルバブ着用を先生から強制されるのはおかしいのではないか」とSNSを通じて訴えたことだ。 これに対して教育文化...

インドネシア、偽のコロナ陰性証明書発行のシンジケートが暗躍 空港・検疫関係者ら15人逮捕

<コロナ感染が100万人に迫る国は、PCR検査を受けなくても陰性証明が手に入る!?> インドネシアの首都ジャカルタの玄関口であるスカルノハッタ国際空港(バンテン州タンゲラン)の空港警察は1月15日に、PCR検査などの検査結果に基づくコロナウイルスの「陰性証明書」を偽造して必要とする旅客に販売していたとして15人を逮捕したことを明らかにした。 逮捕者の中には同空港の空港関係者や検疫所関係者なども含まれており、大掛かりな組織的犯行とみて余罪やさらなる容疑者の捜査を続けている。これまでに判明しただけでも2...

世界最古、4万5500万年前に描かれた動物の洞窟壁画がインドネシアで発見される

<インドネシア中部スラウェシ島の洞窟で、世界最古のものとみられる4万5500万年前のイノシシの壁画が見つかった......> インドネシア中部スラウェシ島の洞窟で、4万5500万年前のイノシシの壁画が見つかった。動物を描いた壁画としては世界最古のものとみられている。 豪グリフィス大学とインドネシア国立考古学研究センター(ARKENAS)の共同研究チームは、2017年、スラウェシ島南部マカッサルに近接する鍾乳洞「リアン・テドング洞窟」の現地調査において、スラウェシ島の固有種「セレベスヒゲイノシシ」の壁...

母国に見捨てられたベトナム漁民200人 インドネシアで違法操業により拘留、コロナ理由に帰国手続きされず

<送還に消極的なベトナム側に、インドネシア当局も苛立ち隠せず> インドネシアスマトラ島北部、シンガポールに隣接するリアウ諸島州・ビンタン島の州都タンジュンピナンにある不法操業外国人漁民の収容施設にベトナム人漁民約200人が拘留されているが、折からの新型コロナウイルスの感染拡大などで母国への送還が滞り、拘留が長期化していることが分かった。米政府系放送局「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」系のネットメディア「ブナ―ル・ニュース」が特報の形で12月15日に伝えた。 拘留中のベトナム人漁民の送還を在ジャカル...

孤児支援の募金かたりテロ活動 バリ爆弾テロの実行組織、まさかの資金調達方法

<202人もの犠牲者を出したテロ事件の実行組織が、長年活動してきた資金の出所は意外なところだった> インドネシアの国家警察と対テロ特殊部隊である「デンスス88」は、同国のイスラム系テロ組織である「ジェマ・イスラミア(JI)」がコンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの一般商業スペースに設置した募金箱を使ってテロ活動の資金を調達して武器購入、爆弾製造などの元手に充てていたことを解明したと発表した。 募金箱はいずれもJIが設立した孤児支援団体などを名乗ったNGO団体を装い、JIメンバーがボランティアと...

インドネシア、人里離れた集落のキリスト教徒4人惨殺 ISとつながるイスラム系テロ組織MITの犯行

<ISと関連があるテロ組織が残虐な手法で村人が殺害された──> インドネシア・スラウェシ島中部スラウェシ州で11月27日、人里離れた集落が武装したグループに襲われ、住民4人が殺害される事件がおきた。 現地治安当局は殺害を免れた住民らの証言や殺害された4人が全員キリスト教徒であることなどから、襲撃グループは同州ポソ周辺を本拠地として活動を続けるイスラム教系テロ組織「東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)」である可能性が極めて高いと断定して捜査を続けている。 MITは中東のテロ組織「イスラム国(IS...

インドネシア、現職閣僚が汚職容疑で逮捕 「牙抜かれた」政府の汚職捜査機関KPKが久びさの快挙

<権限縮小などで弱体化された捜査機関だが、社会不正をただす情熱は消えていなかった> インドネシアの政府機関「国家汚職撲滅委員会(KPK)」は11月25日、現職閣僚のエディ・プラボウォ海洋水産相を汚職容疑で逮捕したことを明らかにした。 KPKによるとインドネシアが今年5月新たに解禁したロブスターの幼生を海外に輸出する政策をめぐり、エディ容疑者が担当大臣として輸出業者などから多額の賄賂を受け取っていた疑いがあるという。 エディ容疑者とともに訪米に同行していた妻や海洋水産省関係者、贈賄側の輸出業者なども逮...

「イスラム教徒はフランス人殺す権利」 斬首テロめぐるマハティール発言に「テロと宗教は無関係」とインドネシア大統領

<ムハンマドの風刺画は表現の自由というフランス大統領の発言は東南アジアにも大きな波紋を起こしている> インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は10月31日、フランスで発生したイスラム教預言者ムハンマドの風刺画を巡る殺人事件とそれに伴うマクロン仏大統領の発言に関して声明を発表し「テロと宗教は無関係である」としてインドネシア国民に冷静な対応を呼びかけた。 10月16日にパリ近郊でフランス人中学校教師(47)がイスラム教過激派とされるチェチェン系ロシア人(18)に首を切られて殺害された。この教師が授業中にム...

アジア歴訪のポンペオ、対中包囲で協力模索も微妙なズレ インドネシア外相「安定的で平和的な南シナ海を望む」

インドネシアを訪問中のポンペオ米国務長官は29日、南シナ海でインドネシアと協力する新たな手段を模索すると表明した。また、米国は同海域における中国の「違法な」主張を受け入れないとし、自国の海域を守ろうとするインドネシアの取り組みを尊重するとした。 ポンペオ長官は米中間の緊張が高まる中、戦略的関係や経済関係の強化を目指し、現在アジア5カ国を歴訪中。 ポンペオ長官は、インドネシアのルトノ外相との共同記者会見で、南シナ海にあるナトゥナ諸島周辺の水域における主権保護に向けた同国の「断固とした行動」を称賛した。...