「インド」の記事一覧

【動画】インド名物のホーリー祭、今年は「平常運転」?

インド各地で3月28~29日、ヒンドゥー教の伝統的なホーリー祭が開催された。 毎年恒例の行事で、別名「愛の祭り」「色の祭り」とも言われる。 この祭りの間だけは無礼講とあって、東部コルカタ(カルカッタ)でも参加者たちが身分も年齢も性別も一切関係なくカラフルな色粉や色水を掛け合い、春の訪れを祝った。 ===== 圧倒的な濃厚接触、密状態で歌って踊る人々。伝統のホーリー祭はコロナ禍でも平常運転 News Nation-YouTube...

日米豪印クアッドはワクチン外交で対中国の反転攻勢へ

<途上国へのワクチン提供は中国との競争力争いでは目覚ましい成果だが、バイデン政権の次の一手は難しい> 3月12日、史上初めて日米豪印4カ国の首脳協議がテレビ会議形式で開かれた。 バイデン米大統領の呼び掛けにより、日本の菅首相、インドのモディ首相、オーストラリアのモリソン首相が参加した。このインド太平洋地域4カ国の枠組み(通称「クアッド」)は、2006年に日本の安倍首相(当時)が提唱したが、その後立ち消えていた。 今回の首脳協議では、この枠組みのもともとの主眼だった海洋安全保障の問題に加えて、新型コロ...

インドはどうやって中国軍の「侵入」を撃退したのか

<小競り合いが続いていたカシミール地方でインドが中国軍を押し返した戦術と戦略> インドと中国は2月10日、過去50年間で最大の衝突が生じていた国境紛争で、一部地域からの撤退を開始した。 実効支配線を挟んだにらみ合いは続いているが、今回問題となったインド北東部、ラダック地方のパンゴン湖周辺では、両軍が装甲車などを撤収する様子が衛星写真などで確認された。インドと中国は、領有権争いのある地域を「緩衝地帯」とも呼んでいる。 この結果にインドは大喜びしているに違いない。実効支配線を侵害してインド側に入り込んで...

強大化する中国を前に日米豪印「クアッド」が無力な理由

<中国の「武器」は巨大な消費市場──経済連携なき軍事同盟では太刀打ちできないことは、米ソ冷戦の歴史を見れば明らか> オーストラリア、インド、日本、アメリカの4カ国が中国を警戒するのは理にかなっている。強大化する中国に日米豪印戦略対話(クアッド)で対抗しようとするのも理にかなっている。 だが残念ながらクアッドではアジアの歴史の流れは変えられないだろう。理由は2つ。4カ国の地政学的利害と中国に対する脆弱性がそれぞれ異なるから。そして何より、大規模な戦略的駆け引きは軍事ではなく経済分野で起きているからだ。...

インド氷河崩壊・洪水発生で問われる温暖化対策の本気度

インド北部ウッタラカンド州で、地球温暖化が人命を奪う悲劇が起きた。 2月7日、温暖化のせいでヒマラヤ山脈の氷河が急速に解けて崩れたことが原因とみられる洪水が発生。 8日時点で18人が死亡、約180人が行方不明となり、トンネル内に閉じ込められた約35人の救出作業が連日続く。 人類の温暖化対策に対する本気度が問われている。 <2021年2月23日号掲載> ===== 轟音をたてる鉄砲水と作業員救出の瞬間 South China Morning Post-YouTube...

国際IT都市バンガロールが深圳を追い抜く日

<欧米企業の業務アウトソーシング先として急成長を遂げたバンガロールが世界のアプリ開発の中心に? 中国にはないインドのアドバンテージとは> IT大国インド──。これはかなり以前から言われてきたことだ。だが、スマートフォンをはじめとするハイテクデバイスの爆発的な普及が進むなか、東アジアの製造業のサプライチェーンの外れに位置するインドは、このブームの恩恵をあまり受けられずにきた。 ところが、2020年代はデバイスからアプリへと重点がシフトして、インドが地理的なハンディを克服する可能性が高い。 なかでも注目...

インドで今、何が起こっているのか?

インドの首都デリーの世界遺産「赤い城」の前で1月26日、政府の農業新法に反対する農民が抗議の剣を掲げた。 農業市場の自由化を目指す政府に対し、中小農家は新法の下で企業から搾取されるとして反発。農民が就業人口の半数を占める同国で、昨年11月に始まったデモは全土に拡大している。 インド最高裁は最近、新法を一時停止した。 <2021年2月9日号掲載> ===== バスを襲い、トラクターで行進――農民たちの抗議行動が過激化している BBC News-YouTube...

新興国株式は買いか? アナリストが2021年の世界経済を楽観する理由

<予測では先進国より力強い成長。新興国株の上昇を牽引する要因は、貿易の回復、低金利と低インフレ、そして......> (※本誌「2021年に始める 投資超入門」特集より) 2020年は、コロナ禍が世界経済に大打撃を与えた。新興国も例外ではない。特にヨーロッパやアメリカ、そしてアジアへの輸出に依存する国々が受けたダメージは大きかった。新興国26カ国の株価をカバーするMSCI新興市場指数は、2020年1~3月期に約35%も下落した。 だが2021年は違うと、アナリストらはみる。新型コロナウイルスのワクチ...

RCEP加盟を拒否したインドの過ち──モディ政権が陥った保護主義の罠

<アジアとオセアニア15カ国が参加する巨大経済圏に背を向けたことで多くのチャンスを逃しかねない> グローバル経済の約3割を占める巨大経済圏の誕生だ。11月15日、ASEAN(東南アジア諸国連合)加盟10カ国と、日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの合わせて15カ国が、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)に署名した。 しかし、そこにはアジアの経済大国の1つが欠けていた。インドである。長期にわたる交渉の末、インド政府はRCEPへの参加を拒否した。 RCEPが発効すれば、加盟国間の商品やサ...

インドで「光るキノコ」の新種が見つかる……地元では、懐中電灯の代わり

<インド北東部メーガーラヤ州の竹林で発光菌類の新種が見つかった。地元では、この生物が生えている竹串が懐中電灯の代わりに利用されているという...... > インド北東部メーガーラヤ州の竹林で発光菌類の新種が見つかった。ヌナワタケ属(ロリドマイシス)の一種で、枯れたマダケ(フィロスタキス)に生息することから、「ロリドマイシス・フィロスタキス」と命名されている。 地元では、懐中電灯の代わりに利用されているという 中国科学院とインド・西ベンガル州立大学の共同研究チームは、インド北東部アッサム地方で2週間に...