「ウイグル」の記事一覧

国連理事会、西側諸国が中国非難 香港・ウイグル問題で改善要求

欧州連合(EU)や英、オーストラリア、カナダなど西側諸国は25日、国連人権理事会で中国に対し、香港の基本的な法的権利を回復するとともに、100万人以上のウイグル人が拘束されている新疆ウイグル自治区での調査を受け入れるよう要求した。 英国は、香港国家安全維持法(国安法)が「反対意見の排除という明白な意図を持って実施されている」と指摘。一部の事例について中国本土での訴追が認められており、司法の独立性や法的手続き、拷問の報告などが憂慮されると述べた。 ドイツはEUを代表して発言し、新疆ウイグル自治区におけ...

仏マクロン、国連視察団の新疆ウイグル自治区訪問要請 少数民族への人権侵害懸念で

フランスのマクロン大統領は22日、国連総会で演説し、中国におけるイスラム教少数民族ウイグル族への人権侵害が懸念されるとして、国連主導で新疆ウイグル自治区に国際視察団を派遣するよう求めた。国連専門家や活動家らは、新疆ウイグル自治区で少なくとも100万人のウイグル族と他のイスラム教徒が収容施設に拘束されていると見ている。中国はこれらの施設について、テロリズムと過激派の一掃と訓練が目的と説明している。マクロン大統領は、「基本的人権は、内政干渉として反対することのできる西側の考え方ではない。これは国連の原則...

米政府、中国新疆ウイグル自治区産の綿・トマト製品の輸入禁止を準備 強制労働の疑い

米政府は、中国新疆ウイグル自治区産の綿花とトマト製品について、強制労働で生産されている疑いがあるとして輸入禁止措置を準備している。措置は8日に発表される見通しだったが、米税関・国境警備局(CBP)の当局者によると、「スケジュール調整の問題」で今週後半に延期された。 綿花とトマトは中国の主要な輸出商品。他にも、同地域から輸出される織物、衣料品を含む綿製品の供給網全体やトマトペーストなどが対象になるという。 禁止措置は「違反商品保留命令」として発令される。これにより、CBPは強制労働の疑いがある商品の輸...

中国製コロナ検査キットまた欠陥 スウェーデンで約3700人に偽陽性

<検体に含まれるウイルスの数が少ないと、陽性と陰性の区別ができず「偽陽性」になってしまう> スウェーデンの公衆衛生局は8月25日、中国から輸入した新型コロナウイルス感染症の検査キットで、数千件の「偽陽性(感染していないのに陽性反応が示される)」が出たと発表した。 公衆衛生局の声明によれば、問題のPCR検査キットは、中国のゲノム解析大手、「華大基因」グループの傘下のBGIゲノミクスが製造したもの。2つの研究所で行われた通常の品質管理チェックの中で、偽陽性が出ることが判明した。検体に含まれるウイルスの数...

在日ウイグル人をスパイ勧誘する中国情報機関の「手口」

<「収容所」で少数民族の大量拘束が続く新疆ウイグル自治区。中国の情報機関は現地の親族を人質に取って、日本のウイグル人たちに「スパイになれ」とささやいている> 今から5年前、トルコ・イスタンブールにあるビジネスホテルの一室で筆者は1人のウイグル人と対面していた。 30代の小柄で温厚そうな男性、カーディルは日本語を流ちょうに操る。故郷の中国・新疆ウイグル自治区で日本人相手の観光ガイド時代に覚えたという。中国からトルコに亡命するまでの波乱万丈の人生についてひとしきり語ると、彼は意を決したように自分の携帯電...

米中衝突を誘発する「7つの火種」とは

<ウイグル、南シナ海、香港と様々な問題が同時発生、最新の地政学的リスクから見る新冷戦の現実味> 米中関係の緊張は動画共有アプリのTikTok(ティックトック)やNBAにまで及んでいるが、ここ数週間は特に、さまざまな領域で同時多発的に問題が起きている。 2つの大国は何かのきっかけで敵意が燃え上がったというより、多数の地政学的展開の背後にある力学が関係しているようだ。その地政学的な問題をいくつか見ていこう。 ■新疆ウイグル自治区 中国政府は7月13日、マルコ・ルビオ米上院議員、テッド・クルーズ米上院議員...

ウイグル人根絶やし計画を進める中国と我ら共犯者

<男性を収容し、女性に不妊手術を施し、子供を親から引き離すおぞましい民族抹殺計画。ウイグル人の強制労働で作られたブランド製品やその消費者にとっても他人事ではない> 最近伝えられた2つのおぞましいニュースで、中国政府が新疆ウイグル自治区で行なっているウイグル人弾圧の残虐極まりない実態と恐るべきスケールに世界はようやく気づいた。 1つは、米シンクタンクの調査で、ウイグル人女性に組織的に不妊手術が行われている実態が明らかになったこと。そしてもう1つは、米税関と国境警備局が新疆ウイグル自治区から発送されたか...

ウイグル女性に避妊器具や不妊手術を強制──中国政府の「断種」ジェノサイド

<中国政府のウイグル人に対する産児制限は、国連の定めるジェノサイドの定義に該当する> 「達成目標 その1 子宮内避妊器具(IUD)を524人に装着。その2 不妊手術を1万4872人に実施」 これは新疆ウイグル自治区南部に位置する人口253万人のホータン(和田)地区の中心地ホータン市の2019年版家族計画書からの引用だ。隣のグマ県(人口32万2000人)も同年に5970人にIUDを装着し、8064人に不妊手術を実施するという数値目標を掲げている。 中国の少数民族ウイグル人が多く住むこの2地域の当局は、...

米シンクタンク、中国がウイグル人に不妊強制との報告書 ポンペオ長官「衝撃的」

中国共産党が少数民族のイスラム教徒に対して不妊手術や中絶の強要、強制的な産児制限を行っているとする報告書について、ポンペオ米国務長官は29日、「ショッキング」で「憂慮すべき」内容だとして中国を強く批判した。 報告書は、ドイツ人研究者のエイドリアン・ゼンツ氏が新疆ウイグル自治区の状況についてまとめ、ワシントンを本拠とするシンクタンク、ジェームスタウン財団が公表した。 ポンペオ長官は、報告書の内容について、中国共産党の数十年間にわたる政策と一致しており、「命の神聖さと人間の基本的な尊厳を完全に無視するも...