「オーストラリア」の記事一覧

やりすぎてしまった? 残酷すぎるコロナCM動画に賛否 豪

<息も絶えだえの重症患者を描いた政府CMが、「無神経」「軍国主義的」との批判を呼んでいる> 薄暗い病床にコロナ重症患者と見られる若い女性が横たわり、少しでも酸素を取り込もうと、悲痛な声を上げながら必死で呼吸を繰り返す。このような生々しいCMをオーストラリア政府が製作し、物議を醸している。 CMはオーストラリアでの感染拡大を受けて放送されているもので、ステイホームとワクチンの接種を呼びかける内容だ。動画終盤では「誰もがコロナにかかり得ます」と告げ、「ステイホームを。検査を。ワクチンの予約を」と促す。出...

経済依存してきた中国に、真っ向から歯向かうオーストラリアの勝算は?

<資源大国オーストラリアにとって、最大の貿易相手国である中国への強硬姿勢には当然ながら不安もある> 最近、オーストラリア政府関係者の中国に対する強気発言が目立っている。アダム・フィンドレー少将(現在は退任)は昨年、中国との外交面での対立が戦争に発展する「可能性は高い」と、特殊部隊の兵士たちに警告した。 ピーター・ダットン国防相は今年4月、「台湾をめぐる(中国との)対立」は地域紛争につながる恐れがあるとの見解を示し、周囲を驚かせた。スコット・モリソン首相が昨年、国防費を大幅に増額する防衛戦略を発表した...

豪に残るネズミ被害の爪痕 農家は涙で穀物を廃棄、壁の中からは死骸の悪臭

<オーストラリア東部を襲ったネズミの大発生は収束に向かっているが、事態の改善までに多くの犠牲を伴った。穀倉地帯に迫るネズミの波が、農業を営む人々のわずかな希望を打ち砕く> オーストラリアでは毎年のように干ばつが続いており、昨年末には追い討ちをかけるように大規模な森林火災に見舞われた。その後久方ぶりの雨に恵まれ、農家は束の間の安堵を得る。農家のコリン・ティンク氏は英インディペンデント紙に対し、この雨でようやく幸運が訪れたと思った、と語っている。降雨のおかげで3月までのオーストラリアの夏の期間中、氏は2...

オーストラリアでも自由がない中国人留学生、中国政府が家族を人質に監視、互いの密告も奨励

<民主主義を支持する発言や投稿を理由に中国当局から脅しや嫌がらせに遭うケースが増えている> 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは6月30日に発表した報告書の中で、オーストラリアの大学に在籍する「民主派」の中国人留学生たちが、中国政府に監視され、嫌がらせや脅しを受けていると指摘した。AP通信の報道によれば、ある学生は、ソーシャルメディアへの投稿を理由に刑務所に入れると脅された。 問題の学生はオーストラリア在住で、ツイッターに民主化を支持するメッセージを投稿していた。また別の学生は、クラスメートの...

子供部屋のおもちゃカゴに本物の毒ヘビ なぜそこに?

<赤い腹をした大きなヘビの意外な性格> 豪クイーンズランド州サンシャインコーストの民家で背筋が凍るような映像が撮影された。 2人の幼い娘と子供部屋にいた母親がカゴに入ったおもちゃを取り出そうとしたときに、赤い腹をした大きな黒ヘビが動いているのを見つけたという。 動画は、 ヘビの捕獲サービスを専門とする業者「サンシャイン・コースト・スネーク・キャッチャーズ24/7」の男性マッケンジーがヘビを捕獲する様子を捉えたものだ。 マッケンジーはフェイスブックへの投稿で「到着してこの状況を見たときはゾッとした」と...

「クアッド」とは何か:安倍前首相が提唱し、豪州が怖気づいた対中戦略の枠組み

<1分でわかる、2021年の国際情勢を理解するために知っておきたいキーワード> クアッドは、自由や民主主義の価値観を共有する日米豪印4カ国による、安全保障や経済を協議する枠組み(日米豪印戦略対話)。 英語ではQuadrilateral Security Dialogueを省略し、QSDもしくはQUAD(「4個の」の意味)と呼ばれる。 基は2006年に安倍晋三前首相が著書で提唱した構想だった。 2007年から構築を目指すが、当然ながら対中国を意識した戦略対話であり、中国からの反発を恐れたオーストラリア...

オーストラリア、一面クモの巣で覆われる

<6月中旬、豪雨と洪水に見舞われた豪ビクトリア州ギプスランドで、低木帯が一面、クモの巣に覆われ、その様子をとらえた動画がSNS上で話題となっている> 2021年6月中旬、豪雨と洪水に見舞われた豪ビクトリア州ギプスランドで、低木帯が一面、クモの巣に覆われ、その様子をとらえた動画がSNS上で話題となっている。クモの巣に無数に点在する黒い点は、普段、落葉や土の中に生息しているクモだ。 Parts of #Gippsland are covered in #spider web??!! The little...

長寿の秘訣は鶏の脳みそを食べること──豪州男性として最長寿更新

<オーストラリアのデクスター・クルーガーさんは5月、同国人男性として最長寿の記録を更新した> 人生でもっとも偉大な発明だと思うものは?「洗濯機」 オーストラリアのクイーンズランド州南東に位置する町ローマで暮らすデクスター・クルーガーさんは5月、同国人男性として最長寿の記録を更新した。これを記念してメディアのインタビューに答え、長寿の秘訣は、鶏の脳みそを食べることだと語った。 1910年1月13日生まれのクルーガーさんは、5月17日に111歳124日となった。これにより、それまでオーストラリア人男性と...

閲覧ご注意:ネズミの波がオーストラリアの農地や町に殺到している

<オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州でネズミが大量に発生し、公衆衛生上の問題となっている> オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州では、農村地帯を中心にネズミが大量に発生。ネズミの波が農地や町に殺到し、農作物を食い荒らすなどして農家に甚大な経済的損失をもたらし、住宅や病院に侵入して人を噛んだり、死骸が悪臭を放つといった公衆衛生上の問題も生じている。 2021年5月18日には、ニューサウスウェールズ州ダボの貯蔵庫で無数のネズミが仕掛けに群がる様子を捉えた動画がツイッターで投稿され、注目...

先住民アボリジニの記憶術に、ホームズ流「記憶の宮殿」凌ぐ効果 豪研究

<オーストラリアの先住民であるアボリジニは、5万年続く文化のなかで高効率な記憶術を生み出した> オーストラリアの先住民族であるアボリジニの文化は、地球上に現存する文化としては最も古い部類に属する。部族の重要な記憶は数万年ものあいだ、次の代へと口頭口伝で申し送られてきた。 少なくとも5万年以上のあいだ、アボリジニは唄や踊りなどの独自の文化を通じ、文字に頼ることなく重要な情報を継承してきた。彼らの伝統文化には、部族間の勢力関係や食料の入手場所など、生存に必要な複雑な情報が織り込まれている。 ところが、場...