「カブール陥落」の記事一覧

タリバンとは何者か、なぜ恐れられるのか

<20年ぶりにアフガニスタンの実権を掌握したタリバンとはいったい何者なのか、アフガニスタンはどうなるのか> アフガニスタンでは、イスラム原理主義組織タリバンが全権を掌握。国の将来を不安視する声が高まり、大勢のアフガニスタン人が、なんとか国外に脱出しようと試みている。 タリバンは1990年代後半、独自の厳格なシャリーア(イスラム法)解釈に沿って、アフガニスタンを支配していた。2001年に米軍がアフガニスタンに侵攻したことで権力の座を追われたが、その米軍の撤退完了が8月末に迫るなか、タリバンは各地で攻勢...

トランプ:米軍撤退の前にアフガニスタンの基地を「木っ端微塵に」すべきだった

<アフガニスタンにタリバン支配を復活させたバイデンの米軍撤退をトランプが批判> アフガニスタンのイスラム主義タリバンが8月15日に電光石火の速さで首都カブールを陥落させてから、ドナルド・トランプ前大統領がバイデン政権に対する批判をここぞとばかりに強めている。トランプは19日、ジョー・バイデン大統領の米軍撤退が早過ぎたと批判した。軍を撤退させるのはすべてが終わってからにすべきだった、という。 米軍撤退の間隙を縫ってタリバンがアフガニスタンの実権を握ったことに対し、バイデン政権には与党・民主党からも非難...

アフガン難民危機がくる、「EUだけでは手に負えない」(マクロン)

<突如、実権を掌握したタリバンの支配を恐れるアフガン人が、国外へ逃れてくる。2015年のシリア難民危機以来の対応を世界は迫られることになる> 8月15日、アフガニスタンの反政府勢力タリバンが全土を掌握、首都カブールを陥落させたことで、アフガン難民危機への懸念が広がっている。米軍の撤退方針が明らかになった2月以降、欧州連合(EU)の欧州庇護支援事務所(EASO)には多くの難民申請が寄せられるようになっており、5月には月4648件に達していたと、AP通信は報じている。 加盟国の外相は8月17日に緊急会合...

<動画>戻ってきたのはタリバンのニュータイプ?

<制圧したカブールのジムや遊園地でリラックスするごく「普通」のタリバン戦闘員の動画が浮上。怖くないふりなのか?> 先週末、アフガニスタンの首都カブールを電光石火で奪取したばかりの反政府勢力タリバンの戦闘員が、もぬけの空になった大統領宮殿のジムで体を鍛える珍しい映像がネットに浮上した。 「カブールの大統領宮殿で筋トレをするタリバン」と題した動画は、中東のニュースサイド「ムルハク」が8月16日にツイッターに投稿した。 عناصر "#طالبان" يمارسون الرياضة ف...

<閲覧注意>命懸けで離陸する米軍機に取り付き、落下したアフガンの男たち

<突然の政権崩壊で混乱に陥ったアフガニスタンの首都カブールで、アメリカ人を国外退避させる米軍機に乗せてくれと追いすがる> 米軍の輸送機がアフガニスタンのカブール国際空港を離陸したとき、国外へ脱出しようと必死で機体に取り付いた若い男性が、上空から落下したと、現地報道が伝えた。その恐ろしい動画の視聴回数は100万回を超えた。 アフガニスタンの地元ニュース「アスバカ」が投稿した動画では、上空を飛行する機体から、識別不能の2つの「点」が落ちる様子が見てとれる。 「カブール空港から離陸する航空機を撮影したこの動画には、2人が飛行機から落ちて住宅街に突っ込んでいく様子が映っている」という説明が添えられた11秒の動画は、視聴回数が100万回を超えた。 落ちた2人はアフガニスタン人の男性で、米軍のC17輸送機の車輪付近にしがみついていたとアスバカは伝える。 Exclusive- A clear video (from other angle) of men falling from C-17. They were Clinging to some parts of the plane that took off from Kabul airport today. #Talibans #Afghanistan #Afghanishtan pic.twitter.com/CMNW5ngqrK— Aśvaka - آسواکا News Agency (@AsvakaNews) August 16, 2021 Exclusive - The video shows a flight from #Kabul airport where two people are thrown from a plane into the the people's homes.#Afghanistan #Taliban pic.twitter.com/GlSgjNApJj— Aśvaka - آسواکا News Agency (@AsvakaNews) August 16, 2021 「カブール空港近くに暮らす地元の人たちの話によれば、航空機の車輪付近にしがみついていた若い男性が、住宅街の上に落下した」と、アスバカは8月16日のツイートのなかで述べている。「住民の1人はこの話を確認し、犠牲者が落下したときには大きな、すさまじい音がしたと話した」 ===== アスバカが公開した別の動画には、カブールのハイルカハナ地区近くの地面に落下した男性の遺体を、地元の人々が回収していると見られる様子が映っている(閲覧注意)。 Warning-Graphic Locals while collecting the bodies of three men Clinging to the wheels of the plane that took off from #Kabul airport, they were then fell to the ground near Khairkahana area of Kabul#Afghanistan #Taliban pic.twitter.com/N14U55CZmj— Aśvaka - آسواکا News Agency (@AsvakaNews) August 16, 2021 「カブール空港を離陸する航空機の車輪付近にしがみつき、その後、カブールのハイルカハナ地区近くの地面に落下した3人の男性の遺体を回収する住民」と、アスバカは説明している。 ジャーナリストのアフメル・ハーンが投稿した動画には、搭乗ブリッジに入り込もうとする無数の人々が、タラップをよじ登る様子が映っている。 The sheer helplessness at Kabul airport. It's heartbreaking! #KabulHasFallen pic.twitter.com/brA3WRdPp8— Ahmer Khan (@ahmermkhan) August 16, 2021 「今朝のカブール空港では、絶望的な場面が繰り広げられている」と、ハーンはツイートした。「カブール空港には、無数のアフガニスタン人がいる。彼らは、動き出した飛行機を追って走っている」 別の動画には、滑走路を移動して離陸態勢に入ろうとする米軍機と、それに並んで走る大勢のアフガニスタン人たちが映っている。一握りの男性たちが翼の下に入り込み、機体側面にしがみついているように見える。 Not a

タリバン批判報道をしてきた現地ジャーナリストが窮地に

<米主要3紙がバイデン政権に現地ジャーナリストの国外退避支援を要請。「勇敢な仲間たち」が命の危険にさらされていると訴えた> アフガニスタンの反政府勢力タリバンが8月15日、首都カブールを制圧して全土掌握を宣言したことを受けて、アメリカの新聞社は一斉に、現地にいるジャーナリストや現地スタッフの救援をジョー・バイデン米大統領に求めた。 ワシントン・ポストの発行人は、ジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官に宛てて、「ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、およびワシントン・ポ...