「カリフォルニア」の記事一覧

ワクチン接種が当日キャンセル──予約した1500人のうち900人が無資格者の横入りだった

<専用会場でのワクチン接種に予約を入れた人の半数以上が州規定の接種対象グループに含まれず市当局がいったん中止を決定> 米カリフォルニア州パサデナでは、3月11日に予定されていた新型コロナウイルスのワクチン接種を予約した人の半数以上が、同州の優先順位では接種資格がない「横入り」の人々だった。同市の広報担当者であるリサ・ダーダリアンが本誌に明かした。 市当局は、接種資格がない人々の予約が殺到したことを受けて、11日に予定されていた専用会場でのワクチン接種の延期を決定。次の日程はまだ決まっていないが、15日からの週に実施したい考えだという。 ダーダリアンによれば、11日のワクチン接種には1500人を超える人が予約を入れていたが、そのうち900人以上が「接種資格なし」と見なされた。資格なしと判断されたのは、職場や居住地がパサデナではない人々や、州の規定でワクチン接種の優先グループには含まれない人々だ。 接種資格のない人が少人数ならば、まだその場で対処することも可能だが、900人以上となると接種を延期するしかない。新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける資格がある人々には、市当局から連絡して、予約の再調整ができるようにして解散した。 不安を募らせる高齢者 「感染状況が『赤色(4段階の上から2番目)』に引き下げられて経済活動が再開された場合に備えて、今週後半や来週にワクチン接種を受けておく必要があった高齢者や飲食店・食料品店の従業員などは、今回の一件でチャンスを逃してしまった」と、ダーダリアンは本誌宛てのメールでこう述べた。 ダーダリアンによれば、パサデナ市が今回の問題に気づいたのは、接種資格のない人々がワクチン接種の予約をしていると、ロサンゼルス・タイムズ紙の記者から知らせがあったからだ。 市は、ワクチン接種を受ける資格がある住民には予約用のリンクを送っていた。そのリンクが、他の人にも漏れていたようだ。 「みんな、自分がどの接種グループに属するかは分かっているはずだ■意訳■。疑問があれば、今回のロサンゼルス・タイムズの記者のように、電話で問い合わせて欲しい」と彼女はKNBCに語った。 パサデナ公衆衛生局のウェブサイトには、州の優先順位システムに基づき新型コロナウイルスワクチンの接種資格がある住民のリストと、ワクチンの安全性に関する情報、ワクチンについてのよくある質問とその答えが掲載されている。 カリフォルニア州ではパンデミックの発生以降、米国内のほかのどの州よりも多くの感染例が報告されており、9日までに同州の累計感染者数は350万人を超えている。パサデナは感染拡大が特に深刻な南部に位置しており、これまでに1万1000人の感染が報告されている。 ===== イギリス Not a religious person, but after all 2020 visited upon us the scenes of Lichfield Cathedral transformed into a mass vaccination site are really quite sublime (@PAImages) pic.twitter.com/EKSPZviQi2— Talia Shadwell (@TaliaShadwell) January 20, 2021 臨時のワクチンセンターとなった英リッチフィールド大聖堂。教会やモスク、シナゴーグなど宗教施設の高い天井はワクチン接種会場として理想的だという。 'We're all of the same mindset -- we want to work to help society.'Dr Mahesh Varsani is a research scientist and a trustee of the Shree Swaminarayan Mandir in Kingsbury -- the first Hindu temple to become a vaccination centre. https://t.co/6Yrj1B2NLa pic.twitter.com/XSt8d0af2U— NHS England and NHS Improvement (@NHSEngland) February 8, 2021 ロンドン北部ハーロウのヒンドゥー教寺院。 アメリカ It's a different kind of opening day at Dodger Stadium. The new vaccination site there is now open to healthcare workers with appointments between 8 a.m. and 8 p.m.Read more: https://t.co/Bm3J38sK4y pic.twitter.com/oEooUJO6NR— Los Angeles Times (@latimes) January 15, 2021 ワクチン接種会場となったロサンゼルスのドジャー・スタジアム。2月には、反対派によるデモで一時閉鎖のトラブルも。 Photos: Gillette Stadium officially opens as state's first

カリフォルニア州で急速に広がる変異株、重症化率が高い可能性も

<感染率と重症化率の高さから「要警戒」だと研究チームが警告> カリフォルニア州で見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株は、既に州内の一部地域に定着しつつある。どんな特徴を持つのか。 新たに特定された変異株はB.1.427とB.1.429。わずかな違いはあるものの、いずれも同じような一連の遺伝子変異を持つ。その中には、ウイルスの表面にある突起状のスパイク・タンパク質の形成に関わる3個の遺伝子も含まれる。 スパイク・タンパク質はウイルスがヒトの細胞と結合し、細胞内に侵入するのを助ける。B.1.427...

カリフォルニアでも再び感染爆発、その理由

新型コロナウイルスが猛威を振るうアメリカで、いまホットスポットとなっているのはニューヨークではなくカリフォルニアだ。 12月16日、カリフォルニア州の1日当たりの感染者数が全米の州で初めて5万人を超えた。同州の累計感染者数は176万人と全米50州で最も多く、ロサンゼルス郡では今、80人に1人が感染している。 ロサンゼルスとサンディエゴを含む南カリフォルニアではICU(集中治療室)の空床率が0%となり、医療現場も逼迫。 郡当局は感染の急速な拡大は11月下旬の感謝祭での移動が原因であるとし、クリスマスと...

希望者殺到、ロサンゼルス・ドジャースの駐車場に自動車の行列ができた理由

全米で2番目に感染者数の多いカリフォルニア州。 感染者数の100万人超えを受けてMLB球団ロサンゼルス・ドジャースの本拠地の駐車場にPCR検査所を設置すると、受付時間を延長するほど希望者が殺到した。 州外からの旅行者に到着後2週間の隔離措置を勧告したが11月26日の感謝祭で大勢が移動。当局の不安は増すばかりだ。 <2020年12月8日号掲載>...

カリフォルニア州の山火事拡大で6万人に避難命令、電力供給が停止

米カリフォルニア州南部で26日に発生した山火事により近隣の住民約6万人に避難命令が出た。州内の他の地域では強風のため火災の危険が高まっており、電力供給が停止されている。同州の山火事被害は今年、過去最悪の規模になっており、年初以降の焼失面積は160万ヘクタールに拡大、数千戸の住宅が破壊され、31人が死亡している。同州の消防当局によると、同州の大部分に山火事が発生する恐れのある強風警報が出されている。ロサンゼルス近郊のオレンジ郡で26日早朝に発生した山火事は一気に広がり、昼ごろまでに同郡の約810ヘク...

米カリフォルニア州、共和党に大統領選「非公式」事前投票箱の撤去を命令 共和党側は同意せず

カリフォルニア州当局は12日、大統領選挙を巡り、共和党カリフォルニア州支部の幹部らに対し「非公式で未承認の」事前投票用紙の回収箱の撤去を命じる通知書を送った。共和党が少なくとも3郡に投票箱を設置したことが選挙法に違反するとしている。 同州の選挙管理当局はこれまで、事前投票用紙の回収箱は郵送よりも確実な上、投票日の投票所の混雑や郵便サービスの遅延を心配しなくてもいいとしてメリットを主張してきた。 ただ、同州のパディーラ州務長官とバセラ司法長官(どちらも民主党)は、電話会見で、カリフォルニア州では、投票...

カリフォルニアワイン産地ナパの山火事、消火活動進むも東京都2つ分の面積を焼失

米カリフォルニア州北部のワイン産地を襲った山火事は、4日遅くから5日早朝にかけて突風が静まり、消火活動が大幅に前進した。 森林保護防火局の広報担当者は、9月27日に発生した今回の山火事の今後について、慎重ながら楽観的な見通しを示している。 2020年の山火事シーズンは記録破りで、科学者や州当局者は温暖化の影響が大きいと指摘している。 一方、8月にナパとオレゴン州の州境で発生した山火事の焼失面積は 5日に100万エーカー(40万5000ヘクタール=東京都の面積の約2倍)を超え、1932年から1999年...

カリフォルニアワインの名産地ナパバレーでも山火事拡大 数千人に避難命令

米カリフォルニア州の山火事はワイン産地として知られるナパバレーでも拡大し、27日夜からの焼失面積は約45キロメートルと4倍以上に広がった。 山火事は27日午前にサンフランシスコの北方約96キロにあるカリストガで発生。ブドウ園や家屋が焼失し、当局は28日、住民数千人に避難命令を出した。 米西部全域に広がった山火事による被害は史上最悪規模に拡大。カリフォルニア州だけでも、これまでに1万5000平方キロ以上が焼失し、1年の被害としては過去最大となった。 8月15日以降、同州では26人が死亡し、7000以上...

米カリフォルニア州、ガソリンエンジンの新車販売禁止へ 温室効果ガス削減のため35年から

米カリフォルニア州のニューサム知事は23日、ガソリンエンジンを動力とする乗用車とトラックの州内での新車販売を2035年から禁止する方針を示した。電気自動車(EV)への移行を促進し、温室効果ガス排出量の削減を図ることが狙い。 記者会見で、カリフォルニア州はガソリン駆動の新車販売を35年までに段階的に廃止する「確固たる目標」にコミットすると指摘。他の州にも同様の措置の導入を促すとした。 同州は温室効果ガス排出量を2050年までに1990年比で80%減らす目標を掲げているが、ここ数年は輸送部門の排出量が増...

米西部の大規模山火事、懸命の消火活動続く 視察の議員「1000キロ走行しても煙を抜け出せず」

米西部で発生した大規模な山火事はなお勢いが衰えず、各地で懸命の消火活動が続いている。 カルフォルニア州では8月中旬以降、これまでに130万ヘクタールが焼失。オレゴン州、ワシントン州でも今月上旬以降、約65万ヘクタールが焼失した。また、これまでに少なくとも34人が死亡した。 オレゴン州当局によると、同州と米国・カナダの消防士6500人が、政府当局や地域住民とも協力しながら消火活動に当たっているが、なお26カ所で火災が発生している。またカリフォルニア当局によると、州内26カ所の火災に対して1万7400人...