「カルチャー」の記事一覧

日米を代表する2大怪獣が因縁のリマッチ 勝つのはどっちだ?

<日本公開は5月14日。1962年以来の『ゴジラvsコング』の再戦には、超絶強いあの怪獣も参戦する> ワーナー・ブラザースが手掛ける怪獣映画シリーズ「モンスター・ヴァース」の最新作『ゴジラvsコング』が先頃公開された(日本公開は5月14日)。 そこでゴジラとキングコングの歴史をQ&A形式でおさらいしよう。今作での両者の戦いにも触れてみたい(ゴジラおよびキングコングのシリーズ作品のネタバレあり)。 ――今作は、1933年の特撮映画『キング・コング』に出てくる巨大ザル、キングコングが、54年の特撮映画『...

「演劇・音楽」分野に蔓延する差別 クラシック界に生きる黒人が起こした行動

<黒人の作曲家・歌手の筆者が、シェークスピア作品でR&Bオペラをつくった訳。黒人パフォーマーには何より活躍の場が必要だ> 私はヒップホップ作曲家であり、オペラ歌手でもある。出身は、クラシック音楽とは縁遠いシカゴのサウスサイド。R&Bやソウル、ジャズ、ゴスペル、ヒップホップのほうが身近な存在だったが、縁あってオペラの世界に進むことになった。 大学入学のために歌唱の実技試験を受けたときのこと。私の声質はクラシック音楽に向かない「ゴスペル的」な声だと白人教授たちは言ったが、有力な黒人教授が異を唱えて私を評...

ドリブルデザイナーになり、全てを手に入れた岡部将和は「夢ノート」を書いていた

<プロサッカー選手にはなれなかったが「挫折はしていない」――。今や日本代表選手にも指導を行うドリブルデザイナーが、初めて子供に向けた「マンガ本」を出した。少年少女たちに、自分の武器を見つけ、夢をかなえてもらうために> ドリブルデザイナー、岡部将和──。 あるいはその職業も名前も、初めて耳にしたという人がいるかもしれない。しかし、サッカー界で、とりわけ将来のプロサッカー選手を夢見る子供たちとその親の間では、かなり名の知れた人物だ。 現在、YouTubeをはじめとしたSNSのフォロワーは約240万人(子...

今年のアカデミー賞候補はハズレなし! 一方で過去の「駄作」候補は…

<ノミネートされた9本全てが傑作ぞろいなのはコロナの奇跡か。独断と偏見で斬る今年のアカデミー賞作品賞候補評> かつてアカデミー賞の作品賞候補は5本だった。その数が2倍の10本に増えたのは、2010年のこと(12年以降は9本)。前年に、『バットマン』シリーズの最高傑作とも言われる『ダークナイト』がノミネートから漏れたことへの反省とされる。 おかげでここ10年ほどは、『17歳の肖像』『ウィンターズ・ボーン』『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』『ファントム・スレッド』『女王陛下のお気に入り』など、小粒だが優...

笑えてハラハラできて胸を打つ──米ヒットドラマの主人公はエイリアン

<主人公は地球で生きる異星人、ケーブル局サイファイのオリジナル作品『レジデント・エイリアン』が進撃を続ける理由> サイファイは、基本料金のみで見られるアメリカのケーブルチャンネルとしては異色の存在だ。オリジナルドラマをヒットさせているのだから。 『レジデント・エイリアン』はコメディーかつシリアス路線で、殺人ミステリーものでもあるドラマ。アラン・テュディックが演じる主人公はコロラド州の架空の町で、人間のふりをして生きていこうと苦闘するエイリアンだ。 笑えるだけの作品ではない。人類滅亡を狙う異星人の物語...

あなたが仕事を始めないのは「やる気が出るのを待ってる」から 目からうろこの心理療法ACTの極意とは

<「仕事を始めたいけど、イマイチ気分が乗らない」「やる気が出ない」「自信をもって仕事にのぞみたい」......。そんな悩みをもつ人は少なくない。一体どうすればいいのだろうか?> 自信満々でいられる人は、世の中そう多くない。もっと自信があったら、あれもできるこれもできると思ったことはないだろうか。筆者も自信がもてなかったり自信を失いかけたりして悩んだことがある。そんなとき、自己啓発本をいろいろ読んでみたものの、あまり腑に落ちなかった。 今年1月末に発売された『自信がなくても行動すれば自信はあとからつい...

社名変更でスベったフォルクスワーゲンに読ませたいジョーク本

<フォルクスワーゲンが「エイプリルフール」ネタで炎上した。コロナ禍の今こそ「笑い」が大切だと思うが、あれはちょっと......> 先週、ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンが発表した。電気自動車(EV)シフトを進めるため、電圧の単位「ボルト」を取り入れ、アメリカ法人の社名を「ボルツワーゲン」に変更する――。 投資家は社名変更を歓迎し、株価は約5%上昇した。 しかし、社名変更は嘘。フォルクスワーゲンが仕掛けたエイプリルフールのネタだったのだ。 混乱を引き起こし、怒る記者も出てきたりして、結局、フ...

韓国ドラマ、まさかの2話で打ち切り 中韓対立の炎上はキムチからエンタメへ

<反中意識が高まる韓国で、時代劇に中国テイストが混じったことで大炎上に──> 中韓のネットユーザーたちの間で昨年末から勃発したキムチ論争の余波が続いている。 フォロワー数1400万人を超える中国の人気ユーチューバー李子柒氏が、自身のチャンネルで「中国の伝統料理」というハッシュタグとともにキムチを紹介したことをきっかけに、韓国ユーチューバーHamzy氏も負けじとキムチ作りの動画を投稿して反撃した。 ところがこの件でHamzy氏は、中国での活動をマネジメントしていた中国の芸能事務所から契約を打ち切られて...

ホームレスとハウスレスは別──車上生活者の女性を描く『ノマドランド』の問いかけ

<米西部をさすらう車上生活者の女性を見つめたクロエ・ジャオ監督作『ノマドランド』の静かなすごみ> 「私はホームレスじゃない。ハウスレスなだけ」。夫を亡くした60代のファーン(フランシス・マクドーマンド)は、心配げな年下の友人にそう言う。「それって別でしょ?」 この問いの謎は、詩的で衝撃的なまでに切実なクロエ・ジャオ監督の長編3作目『ノマドランド』の最後まで鳴り響く。成人してからずっと暮らしてきた「ホーム」から、車上暮らしの移動労働者として、自らの手で日ごとにつくり上げるべき居場所へ──それこそがファ...

あからさまな中国人差別を含む社会科テストで米中学校教諭3人が休職処分

<回答の選択肢に「中国ではげっぷをしたら唇を切り落とすのが普通」と記載> 米テキサス州の中学校で、社会科テストの設問に中国人に関する差別的な記述があり、担当教諭3人が休職処分を受けた。中学校を管轄する学区が、事実関係の調査を進めている。 問題が起きたのは、テキサス北部のブララック中学校。社会科の授業を受けていた女子生徒の姉が、テストの設問の写真を撮影した。設問には、このように書かれていた「以下のうち、中国で普通に行われていることとして正しいものはどれか?」 地元テレビ局KHOUによると、設問の選択肢...