「サイエンス」の記事一覧

脳とマシンをつなぐ埋め込み型デバイスで、サルが思考だけでゲームすることに成功した

<イーロン・マスクが設立したニューラリンク社は、ヒトの脳とコンピュータをつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェイス」の研究開発をすすめているが、チップを埋め込んだサルが思考だけでビデオゲームをプレイすることに成功した...... > 米国の起業家イーロン・マスク氏が2016年7月に創設したニューロテクノロジー企業「ニューラリンク」は、ヒトの脳とコンピュータをつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)」の研究開発をすすめている。 思考だけで卓球ゲーム「ポン」をプレイした 2020年8月、3匹...

青色の天然着色料が発見される

<米カリフォルニア大学デービス校、名古屋大学などの研究によって、安定的に青を発色する天然色素が発見された......> 食品着色料は、食品や医薬品、化粧品の分野で広く用いられてきた。近年は、健康への影響のおそれや製造工程での持続可能性などの観点から、化学的に合成された「合成着色料」に代わって、植物の花や葉、実など、自然界にある物質を原料とする「天然着色料」への需要が高まっており、その市場規模は2027年までに32億ドル(約3520億円)に達すると予測されている。 とりわけ、青色着色料は、黄色と混ぜて...

硬貨大のブラックホールが地球を破壊する

<人気掲示板サイトに投稿されたブラックホール衝突のシミュレーション動画が大ヒット> 3月29日、ソーシャルニュースサイト、レディットに「1セント銅貨サイズのブラックホールが地球と接触したときに起きる現象」をシミュレーションしたという動画が投稿された。 その後、この動画は偽物で、ブラックホールとは何の関係もなく、破壊される地球をCGIで描いたストック映像であることが判明した。だがすでにこの投稿には5000以上のコメントがつき、6万以上の高評価が集まっていた。その映像はこちら。 1セント銅貨大のブラック...

3Dプリンターで「移植可能な臓器」ができる日は近い:最新研究

<形も機能も本物と同じ臓器を作るコピー技術が、再生医療を大きく前進させる> ここ数年、医療の世界では3Dプリンティングの利用が爆発的に拡大している。今や義肢から手術器具まで、多種多様な器具が日常的に3Dプリンターで作製されている。 とりわけ今、急ピッチで研究開発が進んでいるのは、3Dプリンティングの技術を応用して、細胞の塊や皮膚片などのバイオマテリアルを作製する3Dバイオプリンティングだ。これは基本的に、バイオインク(生きた細胞を使ったゲル)を立体的に積層して組織を作製する技術だ。その究極の目標は、...

SNSにハマる脳の働きは、エサを狙う実験動物と同じ

<ソーシャルメディアの投稿頻度と「いいね!」の数には直接的な相関関係があった> 「いいね!」をもらうとうれしくなって、インスタグラムの投稿がどんどん増える。このときあなたの脳は、餌を求めるネズミの脳のように活動しているのかもしれない。 先頃、科学誌のネイチャー・コミュニケーションズに、ソーシャルメディアの投稿の頻度と「いいね!」の数に直接的な相関関係があることを示す論文が発表された。研究チームはこれを、スキナー箱と呼ばれる実験装置になぞらえて説明している。 20世紀前半にアメリカの心理学者バラス・ス...

北半球最大のニュートリノ望遠鏡がバイカル湖で完成

<3月13日、北半球最大のニュートリノ望遠鏡「Baikal-GVD」の第一期がロシア南東部バイカル湖に完成した...... > 世界最深かつ世界最大の貯水量を誇るロシア南東部バイカル湖で、2021年3月13日、北半球最大のニュートリノ望遠鏡「Baikal-GVD(バイカルニュートリノ望遠鏡)」の第一期が完成した。 透明度が高い深い淡水湖で、ニュートリノの検出に適している ニュートリノは、電荷を持たない微粒子であり、この性質の研究によって宇宙の起源や進化の解明につながると考えられている。 しかし、質量...

トランプからの贈り物、「説明困難なUFO情報」を米政府が近く公開

<トランプ政権の国家情報長官が、説明のつかない航空現象の存在と、情報開示の予定を明かした> トランプ政権下で情報機関を統括する国家情報長官を務めていたジョン・ラトクリフは、これから発表される政府の報告書に、多数の「説明が難しい」正体不明の飛行物体(UFO)の目撃情報が盛り込まれることを明かし、自分の在任中に調査結果を公開したかった、と付け加えた。 3月19日に放映されたFOXニュースのインタビューで、ラトクリフはアメリカ国民に向けてUFOに関する情報を公表したいと語った。2020年12月、当時のドナ...

ファスティング(断食)の利点は「体重が減る」だけじゃない

<カロリー制限ではダメ、ダイエットにいいのはファスティングだと「トロント最高の医師」は言う。しかも、減量以外にも健康に役立つ効果があるらしい> ファスティング(断食)とは、ホルモンの働きを整えることで、ベストコンディションをつくり上げること。 ダイエットで長く推奨されてきたカロリー制限は科学的にも誤った手法で、減量のためにはファスティングをするべきだと、「トロント最高の医師」とも呼ばれる医学博士のジェイソン・ファンは言う。 それだけではない。このたび、ファンが臨床研究者のメーガン・ラモス、コンサルタ...

ファスティング(断食)がダイエットに有効なのは、基礎代謝量が増えるから

<どうしたら効果的に減量でき、それを長期間維持できるか。「トロント最高の医師」はファスティング(断食)を推奨するが、その理由にはインスリン値が関係している> 「トロント最高の医師」とも呼ばれる医学博士のジェイソン・ファンは、健康的に減量する秘訣はファスティング(断食)だと言う。ファンによれば、ファスティングとは単なるダイエットではなく、ホルモンの働きを整えるものだ。 では、なぜファスティングがいいのだろうか。 このたび、ファンは臨床研究者のメーガン・ラモス、コンサルタントのイヴ・メイヤー(両者とも肥...

カロリー制限ダイエットが成功する確率は、約1%しかない

<長い間、医師たちのアドバイスは「食べる量を減らして、運動量を増やそう」だったが、それではダイエットは成功しない。「トロント最高の医師」が代わりに推奨するのは、ファスティング(断食)だ> どうしたら効果的に減量でき、それを長期間維持できるか。健康なダイエットの秘訣とは何か。 世界中で多くの人を悩ませるこの問題に、長い間、医師たちが述べてきた一般的なアドバイスは「食べる量を減らして、運動量を増やそう」だった。つまり、カロリー制限だ。 しかし、カロリー制限は決して有効ではないことが、数多くの科学的研究か...