「シンガポール」の記事一覧

バイデンが提唱する対中連携を拒否 シンガポールが中国と海上演習を実施

<アメリカは安全保障上の最大のパートナーだが、同時に中国との関係も絶対に悪化させたくないシンガポール> アメリカと中国が東南アジアで主導権争いを繰り広げるなか、シンガポールが今週24日、約5年ぶりに中国海軍との海上合同演習を実施した。 ジョー・バイデン米大統領は、中国がアジアで影響力を拡大させる現状に対抗する、いわゆる「民主主義国家の連携」を提唱している。しかしシンガポールのリー・シェンロン首相は、この考えを「冷戦型」と呼んで、参加を拒否する姿勢だ。 ビジネスを重視するシンガポールの外交政策を考慮す...

培養肉は次のパンデミックを防ぐのだろうか

<パンデミックを引き起こす感染症の多くは動物由来のものだ。これから成長が見込まれる培養肉が、パンデミックを防ぐことできるだろうか...... > シンガポール食品庁(SFA)は、2020年12月1日、可食部の細胞を人工的に組織培養した「培養肉」の販売を世界で初めて承認。 12月21日には、シンガポールの会員制レストラン「1880」で米スタートアップ企業イート・ジャストが製造する培養鶏肉を使ったチキンナゲットが一般の消費者に初めて提供された。 培養肉は、環境負荷を大幅に軽減できるのが利点。さらに......

磁界を使った新しい接着剤が発明される……エネルギー、時間を節約できる

<シンガポール・南洋理工大学(NTU)の研究チームは、磁界を用いてエポキシ樹脂を硬化させる新たな手法「磁気硬化」を発明した...... > プラスチックやセラミック、木材などの接着剤として幅広く用いられている「エポキシ樹脂」は、一般に、熱や光によって硬化する。そのため、フレキシブルエレクトロニクス(折り曲げられる電子回路)や生分解性プラスチックといった熱に弱い材料や断熱材料には適用しづらい。また、その硬化過程で多くのエネルギーを要し、これを長時間かけて硬化させるための高温炉も必要となる。 既製のエポ...

シンガポール、韓仏のインフルワクチン使用停止 韓国で死亡事例

シンガポールは、2種類のインフルエンザワクチンの使用を一時的に停止した。シンガポール保健省と保健科学庁(HSA)が25日夜に声明文を発表した。韓国ではこれらのワクチンの接種を受けた人の死亡事例が発生している。 韓国疾病予防管理庁(KDCA)は24日、インフルエンザの予防接種後に死亡した人の数が前日比12人増の48人になったと発表した。ただ政府は、死亡事例とインフル予防接種との直接的な因果関係は見つからないとし、新型コロナウイルスとの同時流行を回避するためにインフル予防接種プログラムを継続する方針を維...

オーストラリアで太陽光発電し、シンガポールに送電するプロジェクトが進行中

<オーストラリアに建設される世界最大の太陽光発電所で発電した電力を東南アジア地域に供給するという壮大なプロジェクト「オーストラリア-アセアンパワーリンク」が、着々と進行している......> 豪州に建設される世界最大の太陽光発電所で発電した電力を世界最大のバッテリーに貯蔵し、世界最長の海底電力ケーブルを通じて東南アジア地域にこれを供給するという壮大なプロジェクト「オーストラリア-アセアンパワーリンク(AAPL)」が、着々と進行している。 世界最大1万2000ヘクタールの太陽光発電所 投資額が220億...

シンガポール、新型コロナ死亡率が0.05%と世界最少の理由とは?

シンガポールは新型コロナウイルス感染による死者数が世界で最も少なく、感染者5万7000人余りのうち27人にすぎない。 感染者数が1000人を超えた国を対象とするロイターの集計によると、シンガポールの死亡率は0.05%と、世界平均の約3%を大きく下回っている。人口が同程度の国の死亡率はデンマークが約3%、フィンランドは約4%で、シンガポールとの違いは鮮明だ。 さらにシンガポール保健省によると、国内では過去2カ月余りにわたり新型コロナ感染による死者が出ていない。死者数が少ないことについて同国の感染症専門...

シンガポール、新型コロナ感染追跡へウエアラブル端末配布を計画 全住民570万人に

シンガポール政府は5日、新型コロナウイルス感染者の接触者を追跡するウエアラブル端末を近く導入する方針を明らかにした。順調にいけば約570万人の居住者全員に配布する計画という。 シンガポールは接触者を追跡するスマートフォンのアプリも他国に先駆けて開発したが、近距離無線規格「ブルートゥース」に関連した課題などが妨げとなり利用は広がっていない。 バラクリシュナン外相は議会で「スマホ所有に依存しないウエアラブル端末を開発中で、近く導入する」と明らかにした。その上で「端末が機能すれば、全住民に配布する可能性...

感染深刻なシンガポール、景気悪化で新型コロナ対応措置を段階的に解除へ

シンガポール政府は2日、新型コロナウイルス感染抑制のための規制措置を今後数週間で段階的に解除する方針を示した。 国内基盤の事業、洗濯サービスや理容室などは12日から選別的に事業を開始、一部の学校は19日から少人数での登校が可能となる。 事業所は国内経済やサプライチェーンでの重要度、感染リスクへの対応も考慮したうえで段階的に解除する。 シンガポールは「サーキットブレーカー」と呼ばれる感染の封じ込め措置によって、1965年の建国以来、最悪の景気後退に直面しつつある。 保健省は声明で、6月1日のサーキット...

優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」に転じた理由

<大規模な濃厚接触者の追跡など、新型コロナ対策の手本とされてきたシンガポールの感染者数が東南アジア最多に。新規感染者の多くは、当局が無視してきた外国人出稼ぎ労働者だ> 東アジアと東南アジアの一部の国は3月まで、新型コロナウイルス対策の手本と見なされていた。特にシンガポールと台湾は、パンデミック(世界的な大流行)の震源地だった中国と経済的・地理的・文化的に深いつながりがありながら、新型コロナの感染爆発をうまく防いでいた。 いくつかの国はその後も健闘中だ。台湾で確認された感染者数は4月25日時点で、わず...

シンガポール、新型コロナウイルス対策に「穴」 置き去りにされた外国人労働者間で感染拡大

シンガポールは新型コロナウイルスの感染者とその接触者を特定し、監視することで感染拡大を抑制したと、世界保健機関(WHO)から高く評価されている。だが、それは一般国民の話で、社会的立場が弱い出稼ぎ外国人労働者が住む地域では、感染が急速に拡大しつつある。 14日までに確認された国内感染者3252人のうち、1625人はこうした外国人労働者の居住地域と関係がある。このためシンガポール政府の対策には穴があった、と人権団体などから批判が出ている。 人権団体や慈善団体、医療専門家は以前から、密集状態で不衛生な場所...