「スポーツ」の記事一覧

アメフト会場を一つにした「宙ぶらりん猫」救出劇 星条旗がクッションに

<パニック状態から一転、大歓声でスタジアムが一つに> アメリカンフットボールの試合で、ファンは躍動する選手たちのスーパープレイを期待している。しかし、今回スタジアム中の視線と歓声を集めたのは選手ではなく客席の観客たちによる見事な連携、そして1匹の猫だ。 11日にハードロック・スタジアムで行われたマイアミ大学ハリケーンズのホーム開幕戦、対アパラチアン州立大学マウンテニアーズとの試合の第1クォーターに事件は起きた。 観客が撮影した動画には、今にも落下しそうな白黒の猫がスタジアム上階で必死にもがいている様...

「ヒュブリス」だった東京五輪が日本に残す教訓

<「安全・安心」とは何だったのか。IOCは「上から目線」だったが、政府はそれを事実上支持した。五輪関係者向けに厳しいルールを定めたが、非現実的で、ほとんどチェックされなかった。今大会はいわば「ヒュブリス五輪」だった> いったい何回、聞かされたのか。「安全・安心な大会」と。 2020年3月に東京五輪・パラリンピックの延期が決まってから大会組織委員会の全ての記者会見で、1時間に少なくとも10回は耳にした。スローガンのようになっていた。 「安全・安心」とは何か? と私は何度も責任者に尋ねたが、確かな答えを...

水深60メートル、世界最深のプールで目にする「未知の世界」

<この夏ドバイにオープンしたギネス記録の新名所には「わくわくする」との声とともに、「不気味」という意見も> 船舶機関士のアブドラ・アルセナーニはダイビングが趣味。7月29日には「これから世界で一番深いプールにダイブする」と書いて、動画投稿サイトTikTok(ティックトック)に映像を投稿した。 水が黒っぽく見えることを除けば、どこにでもありそうな屋内プールだ。だがカメラが映し出したプール内部には「水中都市」が広がり、深淵へ続く筒状の道があった。 「僕はダイバーだから未知の世界を発見することにわくわくす...

大谷翔平はなぜいつも楽しそうなのか…自らを「開花」させる86の言葉、ほか【各出版社イチオシ4冊】

<『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』『大谷翔平86のメッセージ』『教養としての地理』......各出版社がいま最もおすすめする4冊を紹介> 各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。 『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』 著者:佐藤直樹 出版社:世界文化社 (※画像をクリックするとアマゾンに飛びます) 芸術系の最高...

地球上空400キロ、国際宇宙ステーションで開催された「もう一つのオリンピック」

<無重力空間で行われた史上初の「宇宙オリンピック」──7人の宇宙飛行士たちによる祭典は大成功に終わった> 地球から400キロ離れた国際宇宙ステーション(ISS)では、7人の宇宙飛行士によって史上初の「宇宙オリンピック」が開催された。無重力状態で彼らが競技に臨む映像を欧州宇宙機関(ESA)が公開している。 東京五輪2020に触発された長期滞在クルーたちは、ISSに到着した宇宙船によって「チーム・ドラゴン」と「チーム・ソユーズ」に分かれた。 チーム・ドラゴンのメンバーは、NASAのメーガン・マッカーサー...

中国金メダル38でもなお「発展途上国」が鮮明に

中国は金メダル38で総メダル数88と、アメリカに次ぐ成績を収めたが、その競技種目を詳細に見ることによって「発展途上国」であることが鮮明に浮かび上がった。日本でコロナから目をそらさせるために五輪開催を強行できたのは、日本が発展途上国ではないことも逆に見えてきた。 ウェイボーで「最初に流れるのは中国の国歌で、最初に掲げるのは中国の国旗だ!」 7月23日、東京五輪の開会式が始まり、中国人選手が入場すると、中国版ツイッターのウェイボーには「この会場に最初に流れるのは中国の国歌で、最初に掲げるのは中国の国旗だ...

「メダル1位はアメリカ!?」中国で非難続出

<東京五輪でのメダルの「数え方」をめぐり、米中「場外戦」が勃発している> 東京オリンピックが終盤に差し掛かるなか、何かにつけて張り合うアメリカと中国もメダルラッシュに沸いている。こうしたなか、中国ではファンやコメンテーターがSNS上で、アメリカのメダルの「数え方」に文句をつけている。 米メディアはメダルの獲得総数で国別のランキングを報じているため、中国はアメリカよりも5つ多くの金メダルを獲得しているのに「2位」とされているからだ(日本時間8月5日16時15分現在、以下同)。 アメリカのランキング方式...

日本クライミング界の女王、野口啓代【世界が尊敬する日本人】

野口啓代は、2008年に日本人女性として初めてボルダリングワールドカップで優勝したのを皮切りに、通算21勝を達成。 年間総合優勝も4度果たしている。 2021年東京五輪で採用されたスポーツクライミングでの金メダル獲得が期待されている。 Akiyo Noguchi 野口啓代 ●プロフリークライマー ※2021年8月10日/17日号(8月3日発売)の「世界が尊敬する日本人100」特集より。市川海老蔵、CHAI、猪子寿之、吾峠呼世晴、東信、岩崎明子、ヒカル・ナカムラ、菊野昌宏、阿古智子、小澤マリア.......

熾烈な戦いを終えた大橋選手とワイヤント選手の美しき絆を写した1枚

<東京五輪の競泳女子400メートル個人メドレーで優勝した大橋悠依選手と、2位のエマ・ワイヤント選手が健闘を称えあう写真> トップアスリート同士の国境を超えた交流を垣間見られるのも五輪の醍醐味の1つ。7月25日に行われた競泳女子400メートル個人メドレー決勝では、金メダルに輝いた大橋悠依(左)が2位のアメリカ人選手エマ・ワイヤントと抱き合って互いの健闘をたたえた。 大橋は3日後の200メートル個人メドレー決勝でも優勝し、日本女子初の競泳2冠を達成した。...

元男性が女子の重量挙げに出るのは不公平じゃないの? 五輪史上初のトランスジェンダー選手にくすぶる批判

<重量挙げのローレン・ハバードは男子として国内ジュニア記録を打ち立てた選手。女性になってもその自分を自分らしく貫きたいだけ──しかし、それと戦わされる女子選手の人生や気持ちは?> 東京五輪には、男性から女性に性別変更したことを公表したトランスジェンダーの選手が史上初めて出場している。ニュージーランドの重量挙げ選手、ローレル・ハバード(43)だ。 ハバードは8月2日、重量挙げ女子87キロ超級の予選に出場する。現在43歳で、今大会の重量挙げ競技に参加した選手の中で最年長でもある。 ハバードは1978年2...