「タイ」の記事一覧

タイ学生、バンコク郊外で過去最大規模の反政府集会

タイの首都バンコク郊外のタマサート大学で10日、学生による過去最大規模の反政府集会が開かれた。4000人前後の学生が「民主主義万歳」と声を上げ、プラユット首相の退陣などを求める声を上げた。 これに先立ち、議会前では政府支持派が集まり、学生の抗議活動がタイの王制を脅かしかねないと主張した。反政府を唱える学生の間で王制に言及する動きは広がっており、最近の集会では王制改革の要求も持ち出された。 学生側は、政府支持派がことさらに対立をあおり、軍の新たな介入を招く恐れがあると批判。マハサラカム大学の活動家ニッ...

タイ民主化求める若者デモ 政府はコロナ対策の規制も活用して締め付け強化

<アニメの替え歌によるデモが日本でも話題になったタイ。だがその実態は深刻で、「とっとこ」と解決できそうにない──> 「微笑みの国」として知られるタイで今、若者や学生などの微笑みに翳りが生じようとしている。7月からバンコク市内や一部地方都市で続く学生を中心とした若者による反政府デモが、表現の自由や王政権限の縮小などタイ社会の基盤を揺るがしかねない運動に発展する可能性が生まれているからだ。 そしてこうした動きを警戒するプラユット政権が若者のデモに理解を示す一方で、デモ主催者への事情聴取を続けるなど「アメ...

国王の一声で停止されたタイの「不敬罪」は、いつ復活してもおかしくない

<言論の自由が十分に保障されていないタイで、検閲的性格を帯びる不敬罪の一時停止は朗報と見なされていいはずだが......> 最近バンコク・ポスト紙に掲載された記事は、こんな言葉で始まっていた。「国王陛下の大権により不敬罪が一時停止されたことは、特筆すべきことである」 要するに、タイでは非民主的な法律が、非民主的に設けられ、非民主的に執行されてきたが、その法律がいま非民主的に一時停止された、ということらしい。 6月中に明らかになった不敬罪の一時停止を歓迎すべきニュースだと考える人もいるだろう。近年はあ...

闇に消される東南アジアの民主活動家たち

<タイで、ラオスで、失踪する反体制派──手を携えて自由を奪う各国政府の弾圧の魔の手からは、亡命しても逃れられない> 突然失踪し、永遠に消息を絶った活動家や反体制派、口にしてはならないことを口にした不運な市民──彼ら「ロス・デサパレシドス」の存在は、中南米の歴史に記された血まみれの汚点の1つだ。時には何年もたってから遺体で発見されることもあるが、その多くはいつまでたっても行方不明のままだ。 愛する者が殺害されたなら、家族は少なくとも嘆くことができる。だが姿を消したままの場合、何も分からないことに家族は...

経済制限緩和のタイ、伝統舞踊も「コロナ仕様」で再始動

タイ政府は5月13日、新型コロナウイルスの新規感染者が約2カ月ぶりにゼロになったと発表した。 感染者が減少傾向にあることを受け、5月3日には経済活動制限の第1弾の緩和を実施。 首都バンコク中心部のエラワン廟も再開され、感染対策としてフェースシールドを着けた踊り子たちが伝統舞踊を披露した。 <2020年5月26日号掲載> 【参考記事】日本とは「似て非なる国」タイのコロナ事情 【参考記事】ほほ笑みの国タイの憂鬱──中国偏重がもたらす経済危機と感染危機 ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年5...