「テクノロジー」の記事一覧

トランプ、TikTokのバイトダンスに加えWeChatのテンセントとも取引を45日以内に禁止へ

トランプ米大統領は6日、短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を傘下に置く中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を運営する中国の騰訊控股(テンセント)との取引を45日以内に禁止する大統領令に署名した。 トランプ政権は今週、「信頼できない」中国製アプリを米国のデジタル網から排除する取り組みを強化すると表明。ティックトックとウィーチャットは米国民の個人情報に対する「重大な脅威」との認識を示していた。 大統領令は、制裁対象に指定した団体などとの米企業や米...

マイクロソフトの賭け、TikTok買収は「もろ刃の剣」

米マイクロソフトが動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業を取得すれば、さまざまなリスクを背負い込みかねない。つまり大手IT企業に対する監視の目が厳しくなっているさなかに、政治的な危険が大きいソーシャルメディア事業に足を踏み入れるだけでなく、米中対立の渦にも巻き込まれてしまう。 半面、マイクロソフトにとって、傘下のビジネス向け求職交流サイト「リンクトイン」にティックトックを加えれば、今はフェイスブックやグーグルが支配するネット広告市場でより有力なプレーヤーになれる面もある。 マイク...

米当局、著名人ツイッター乗っ取り事件で17歳少年など3人起訴

オバマ前大統領や米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)、マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏など著名人のツイッターの公式アカウントがサイバー攻撃で乗っ取られた問題で、17歳の少年を含む3人が起訴された。 米フロリダ州の検察局は31日、同州タンパの少年(17)をハッキングの罪で起訴したと発表。司法省は、この事件に関連して、英ボグナーリージスのメイソン・シェパード被告とフロリダ州オーランドのニマ・ファゼリ被告を起訴したと発表した。 ツイッターは「法執行の迅速な行動」に謝意を...

日本の新型コロナ感染者、重症化率・死亡率が低い理由は? 高橋泰教授「感染7段階モデル」で見える化

東京都を中心に日本全国で新型コロナウイルスの検査で陽性と判明する人が急増している。東京都は15日、警戒レベルを4段階のうち最も深刻な「感染が拡大していると思われる」に引き上げた。ただ、無症状者や軽症者が多く、専門家の間でもレベルを引き上げるかどうかでは意見が割れたという。また、2月から現在までの5カ月余りの間に日本で新型コロナにより亡くなった人は1000人に及ばず、例年のインフルエンザ死亡の3分の1にとどまる。新型コロナウイルスの流行当初の予測や欧米の被害実態とも大きなギャップがある。 国際医療福...

オーストラリア政府、Facebookとグーグルに国内メディアの記事使用料支払い義務付けへ

豪政府は31日、米フェイスブックとアルファベット傘下のグーグルに対し、インターネット上で表示する記事について、国内メディアへの料金支払いを義務付ける方針を明らかにした。 フライデンバーグ財務相はメルボルンで記者団に、ロイヤルティー方式で両社にメディア企業が提供する記事への支払いを要求するのはオーストラリアが初めてになると述べ、年内に法制化する考えを明らかにした。 「豪ニュースメディアビジネスを公平に扱い、競争を増やし、消費者の保護を強化し、メディアを持続可能にする狙いがある」と説明し「豪メディアの将...

新型コロナ、ワクチン開発の苦境──ワクチン実用化に時間がかかる理由は何か?

<世界中の医薬品メーカーや研究機関の研究者がワクチン開発に取り組んでいるが、安全性とスピードの両立は容易ではない。臨床試験の3つのフェーズと、実用化へのハードルとは> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2020年5月1日付)からの転載です。 パンデミックとなった新型コロナウイルス感染症は、欧米を中心に、拡大が続いている。世界各国で、国境封鎖や感染地域からの入国制限、都市封鎖(ロックダウン)などの措置がとられているが、まだ収束の見通しは立っていない。 日本でも、都市部を中心に感染者の数が増加し...

ダークネットでビットコインが花盛り 取引量は過去3年間で4倍以上に

<法的条件を満たさない取引所の利用は減っているが、資金の出所を曖昧にできるミキシングサービスの利用が増加傾向に> ダークネットを介してやりとりされる暗号通貨ビットコインの量が、過去3年間に米ドルベースで4倍以上増えている。 クリスタル・ブロックチェーン社の報告書によれば、2017年第1四半期には送金が8500万ドル、受け取りが8700万ドルだったが、2020年第1四半期は送金が4億1100万ドル、受け取りが3億8400万ドルに達したという。 また、法的条件を満たさない取引所の利用が減る一方、資金の出...

米ファウチ所長、ワクチン開発に自信 順調にいけば年内に1億回分供給へ

<米アザー厚生長官は、米製薬大手ファイザーと独製薬企業ビオンテックが開発中のワクチンを19.5億ドルで購入する用意があると表明> 世界各国の科学者が新型コロナウイルスのワクチン開発にしのぎを削るなか、トランプ政権と米製薬大手ファイザーは7月22日、「歴史的」な契約を結んだと発表した。年内のワクチン開発にアメリカが自信 順調にいけば1億回分供給へ アザー厚生長官は、ファイザーと独製薬企業ビオンテックが開発中のワクチン1億回分を19億5000万ドルで購入する用意があると表明。さらに最大で5億回分を追加調...

ハンズフリー化進む「自動運転」 安全や性能基準ないまま開発レース加速

「オートパイロット」、「プロパイロット」、「コパイロット」──。自動車メーカーがハンズフリー(手放し)運転を支援する新たなシステムに与えた名称はさまざまだ。だが、ここ数十年で自動車技術は大きな変革が進む一方で、従うべき安全性や性能に関する基準が存在しない。 複数の自動車産業幹部によれば、テスラの成功に刺激され、自動運転の研究に投じた数十億ドルの費用の回収を始めるため、自動車メーカー各社は、高速道路上での巡航走行など日常的な運転を自動化し、5年以内に広く普及させる計画を加速させつつある。 従来の自動車...

感染第1波で医療崩壊の悪夢を見たアメリカは、第2波を乗り切れるのか

<世界を襲った感染症の第1波に遭遇した医療現場から医療現場へ──生存率を上げるための情報が伝わり蓄積されている> 米アリゾナ州フェニックスのバナー大学病院。ここの救急病棟に初めて運び込まれたCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の患者は、若い母親とその息子だった。東へ300キロほど離れた先住民アパッチ族の居留区からヘリコプターで搬送されてきたのだが、既に息子は死亡。母親も呼吸器疾患で深刻な状態に陥っていた。3月半ばのことで、現場のスタッフは新型コロナを疑った。しかし病名が分かったところで、打つ...