「テクノロジー」の記事一覧

アフガンの戦場から米兵が去った後、殺人マシンによる「永続戦争」が残る

<バイデン大統領はアフガン駐留米軍の9月11日までの完全撤退を表明したが、残酷な21世紀型の戦闘は見えない形で続く> ジョー・バイデン米政権がついにアフガニスタン駐留米軍を全面撤退させると決めた。イスラム原理主義勢力タリバンとの怪しげな「和平合意」を口実としたドナルド・トランプ前政権の日程よりは少し遅れるが、あの9.11同時多発テロから20年の節目までに撤退を終えるという。イラクでの戦争も、国際テロ組織アルカイダの掃討も過去の話、ということにしたいのだろう。しかし、アメリカの終わりなき戦争に終わりが...

退任するAmazonベゾスCEOが、後任に丸投げした仕事の中身とは

<9月にCEOを退任する予定のジェフ・ベゾスが株主に宛てた手紙には「地球上で最高の雇用主になる」と記されているが、労働者たちの現実は厳しい> 9月末までに退任するアマゾンのジェフ・ベゾスCEOが、株主に宛てた「最後の手紙」が話題になっている。 アマゾンの倉庫労働者の間では、過酷な労働環境に対する不満がたびたび噴出していた。ところが、4月初旬にアラバマ州の物流施設で労働組合を結成するための従業員投票が否決に終わり、経営陣に対してだけでなく、従業員間でも不信感が高まっていた。 ベゾスは、「私たちは常に、...

集団免疫の難しさと、変異株より大きな脅威「免疫消失の可能性」

<新型コロナの感染拡大を収束に向かわせるのに集団免疫は必要だが、既に1億2000万人がワクチンを接種したアメリカでさえ、その達成時期を予測するのは不可能。果たして感染症はどのように終わるのか> アメリカでは、新型コロナウイルスワクチンの接種を少なくとも1回受けた人が1億2000万人を突破した。しかし集団免疫は、いつになれば獲得できるのか。その点はまだ分からない。 集団免疫とは、ある感染症に対する免疫を多くの人が持つことによって、その集団内での感染拡大が抑制される状態をいう。免疫を持つ人の割合が高いほ...

史上初、ヒトとサルのハイブリッドの初期胚を培養 倫理的に問題に

<米ソーク研究所と中国・昆明理工大学の共同研究チームは、サルとヒトとの遺伝子型の細胞が混在する「キメラ」の胚を培養し、受精から最長19日間、成長したことを明らかにした...... > サルの胚にヒトの幹細胞を注入して実験室で人工的に培養された、サルとヒトとの遺伝子型の細胞が混在する「キメラ」の胚が、受精から最長19日間、成長したことが明らかとなった。 サル胚にヒト幹細胞が接着して胚盤が見えるまでに成長 米ソーク研究所と中国・昆明理工大学の共同研究チームは、受精から6日経ったカニクイザルの初期胚盤胞1...

イバンカ・トランプ、3カ月の「沈黙」を破るツイートで保守派を怒らせる

ドナルド・トランプ前米大統領の長女イバンカが4月14日、久々のツイッター投稿を行った。投稿はトランプを破ったバイデンが大統領に就任した1月末から、更新がストップしていた。 約3カ月ぶりとなる投稿で彼女が伝えたのは、新型コロナウイルスのワクチンを接種した様子。自らの腕に注射されている写真をアップし、国民に自分と同じように接種を受けるよう促すメッセージを記した。 「今日、接種を受けた!!! 皆さんも同じことをしてくれるよう願う! トーレス看護師、ありがとう!!!」 Today, I got the sh...

Zoom会議の生産性を上げるコツ フォローから始める、参加者は6人…厳禁なのは?

<ウェブ面接からウェビナー、ズーム飲み会まで。コミュニケーションのプロが語るオンライン会議を成功させる秘訣> 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、突然世界中の国でロックダウン(都市封鎖)やリモートワークが始まって1年。この間、ネットスーパーからテレビ会議、そしてオンライン授業まで、私たちの生活の多くの部分がデジタル・プラットフォームに移行してきた。 おかげで、こうしたプラットフォームを提供する企業は、爆発的な成長を遂げてきた。ウェブ会議やオンライン飲み会の定番となったZoom(ズーム)を運営す...

ブロックチェーン技術の新展開「NFT」が、これほど盛り上がっている訳

<唯一無二の所有権を証明できるトークンは、商標や特許、スキルの履修証明まで可能にする> NFTのことを詳しく聞かせてほしい──先日、弁護士をしている友人から突然尋ねられた。 NFTとは、「ノンファンジブル・トークン(非代替性トークン)」の略。デジタル資産の一種だ。この友人がNFTに興味を抱いたきっかけは、3月11日に大手オークション会社クリスティーズで、あるデジタルアートの作品が途方もない金額で落札されたことだった。 その作品は、5000点のデジタル画像を合成して作ったコラージュ作品だ。「ビープル」...

ビットコインが定着するか崩壊するか、運命が決まる時は間もなく来る

<ここにきて相場が急騰しているビットコイン。大企業や金融大手も参入して普及への流れは止まらない?> 前回のビットコイン・バブルがはじける直前のこと。人気セレブのパリス・ヒルトンが独自の暗号資産(仮想通貨)を発行して話題を呼んだ頃、金融大手ゴールドマン・サックスの元幹部であるマイケル・ノボグラッツは、ニューヨークで行われた仮想通貨関連のイベントで講演を行った。 ビットコインブームの旗を振ってきたノボグラッツは、お堅い金融関係者の前で話すことには慣れていた。しかし、この日は違った。講演を終えると、ロック...

ドイツで、世界初のスマホでできる新型コロナ感染テストが開発された

<ドイツの企業が、新型コロナウイルスの感染を判断できるスマートフォンアプリを開発した......> ミュンヘンを拠点とする企業Semic RFは、新型コロナウイルスの感染を判断できるスマートフォンアプリを開発した。その名はセミック・アイスキャン(Semic EyeScan)。スマホのカメラ機能で撮った写真で、感染の有無を判断するというものだ。所要時間は3~5分と短く、97%の確実性があるという。 7万人以上を対象に分析テストを行い、97%の精度を立証 米国眼科学会(AAO)は、2020年の早い時期か...

ネットによって誰でも手軽に「寄付」ができる時代に

<ふるさと納税やクラウドファンディングの広がりなどを背景に、30代、40代家庭の「寄付金」への支出は最近になって大幅に増えている> 「困った時はお互い様、助け合いましょう」。こうした「共助」を実現する策として、無償で労働力を提供するボランティアの他、お金を寄付するということもある。貨幣経済が中心の現在では、後者の比重が増している。 子どもが難病を患い、海外で高額な手術を受けなければならないーーそこで親が募金を手掛け、数千万円もの寄付が寄せられたというのは、実際にあった話だ。日本には1億2000万人ほ...