「トラベル」の記事一覧

新型コロナ時代の空の旅、感染リスクは意外に低い?

<コロナ感染症対策の移動制限も徐々に緩和されてきたが、密閉された機内で多くの乗客と過ごす航空機の旅は危険? 空調や座席の工夫でリスクは減ると関係諸団体はアドバイスする> 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界中の航空産業は翼をもぎとられた状態だ。世界各国で都市封鎖が実施され、実質的に旅行が不可能になっている。 アメリカの運輸保安局(TSA)の最新の統計によると、祝日である5月25日の旅客数は、昨年同日と比べて約86%減少した。 現在は世界各国で外出や渡航の禁止など厳しい感染対策の緩和が進み、航空...

新型コロナ、客室内の「空気」は安全? 航空業界に新たな課題

旅客機メーカーと航空会社は、機内で呼吸する空気が安全であることを神経質な搭乗客に納得してもらおうと、緊急の取組みを開始している。新型コロナウイルスによって大打撃を被った旅行産業を再建するには、この安心感が鍵になると考えているためだ。 ボーイングは、こうした顧客の安心感を徹底するため、その取り組みのリーダーとして、以前エンジニアリング・開発部門を統括していたマイク・デラニー氏を任命した。エアバス首脳陣によれば、航空産業全体として、コロナ禍への対応は、初期の危機フェーズから社会的信用の確立をめざす動きへ...

インド、国内線の運航再開に全座席シールド設置など厳格な規制 チケット価格に上限も設定

インド民間航空省は21日、国内線を来週再開するのを前に、航空チケットの価格に上限を設け、客室乗務員の防護服やゴーグル着用を義務付ける厳格な規制を発表した。 インドでは2カ月前から、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するための封鎖措置が続けられてきた。インドの航空会社は国内線に限り、運航便の3分の1の再開を25日から認められる。 新たに発表された運航規制は8月24日まで有効で、乗務員による体全体を覆う防護装備の着用や利用客の検温とマスク着用、全座席のシールド設置、機内の食事提供の禁止などが含まれ、運賃の...

クラスター続発で行き先失ったクルーズ船 今はマニラ湾で「巣ごもり」停泊

ここ数週間、フィリピンのマニラ湾は世界最大の「駐船場」になっている。停泊しているのは大量のクルーズ船。客は一人も乗っていない。 船の数は20隻以上、その総重量は200万トンにもなる。客船には総勢5300人以上のフィリピン人スタッフが乗ったまま。再びクルーズ船の仕事にありつけるかわからない中で、新型コロナウイルス制限措置の隔離期間が終わるのを待っている。 新型コロナウイルスの影響で飛行機は減便、渡航は制限された。複数の客船で集団感染が起きたこともあり、クルーズ船業界は事実上の停止状態にある。運航会社は...

ドイツ、6月中旬に海外への渡航禁止解除も 性急に正常化せず

ドイツのマース外相は18日、6月15日まで禁止されている国民の海外旅行について、より緩やかな指針に切り替える可能性を示した。ただ、性急には正常化しない考えも明らかにした。 マース外相は「6月15日は世界的な渡航勧告を解除するかどうかを決める日で、現在の渡航勧告を指針に置き換えるよう取り組んでいる」と述べた。 夏季休暇の旅行は実現できるようにしたいが、責任ある方法で行う必要があるとし、ドイツ国民がどの国なら渡航できそうかについて発言するのは時期尚早だと話した。 また、感染拡大の第2波が起きれば、新たな...

スペイン、6月末にも観光客の受け入れ再開へ

スペインのアバロス運輸相は18日、観光客の受け入れについて、6月末前後の再開を目指すと表明した。 政府は先週、新型コロナウイルス感染拡大第2波の流入を防ぐために必要だとして、全ての海外旅行者に2週間の隔離を課し、国境閉鎖措置を事実上継続。しかし、同相はこの措置は一時的なものであり、国内の移動容認と並行して段階的に廃止するとした。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・中国は早くから新型コロナウイルスを知っていたのか?2...

エミレーツ航空、新型コロナによる需要減で3万人削減を計画 従業員の30%

アラブ首長国連邦(UEA)のエミレーツ航空は、新型コロナウイルス感染が拡大する中、従業員の約30%に相当する3万人程度の人員削減を計画している。ブルームバーグが17日報じた。3月末時点で同グループの従業員は10万5000人強。 報道は事情に詳しい関係者の話として、エミレーツはまた欧州航空機大手エアバスの大型機A380の退役計画の加速を検討していると伝えた。 取材に対し、エミレーツ報道担当は「わが社の余剰人員」については正式発表していないが、「事業見通しに対するコストと資源について再検討している」と回...

世界第3位クルーズ船運行会社CEO、手元資金は十分と強調

世界第3位のクルーズ船運航会社ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスのフランク・デルリオ最高経営責任者(CEO)は7日、新型コロナウイルスの影響で収入がない状態が続いても、手元資金35億ドルで「少なくとも18カ月」は事業を継続できるとの認識を示した。 同CEOはロイターとの電話インタビューで「収入ゼロの状態でも少なくとも18カ月の運転資金をカバーするのに十分な額だ。12カ月ではない、18カ月だ」と語った。 米フロリダ州マイアミを本拠とするノルウェージャン・クルーズラインは前日の6日、新株...

中国、5連休で延べ1億人以上が旅行 業界「明るい兆し」

中国では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出制限が緩和される中、労働節に伴う5月1─5日の連休の旅行者数が延べ1億1500万人となった。自動車旅行が多くを占めた。文化観光省のデータと旅行業者の情報で明らかになった。 前年の1億9500万人と比べると41%減少したが、旅行業者や当局は、予想の約9000万人を上回っており、明るい兆しだと歓迎した。 中国の旅行予約サイト大手、携程旅行網(トリップドットコムグループ)の梁建章会長は中国国営中央テレビ(CCTV)に対し「誰もが徐々に自信を取り戻しつつある...

長崎で再現したクルーズ船の悪夢 なぜ対応は後手に回ったのか

乗員数百人を乗せたコスタ・アトランチカ号が長崎市の造船所に接岸したのは1月下旬、厚生労働省が横浜港沖に投錨するクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号で検疫を始める7日前のことだった。 それから5週間、ダイヤモンド・プリンセスは中国国外で初の新型コロナウイルスの「ホットスポット」の1つとなり、さらに全国各地に感染が広がった。にもかかわらず、日本の当局は上海から到着したコスタ・アトランチカには何の指導も与えず、乗員の多くが長崎市内で買い物と食事をし、ソーシャルメディアへの写真投稿などを続けた。 その結果...