「トルコ」の記事一覧

トルコの海を覆い尽くす「海の鼻水」…茶色い粘液の正体は?

<トルコのマルマラ海で発生した「海の鼻水」は、景観だけでなく海洋生物の生態系にも悪影響を及ぼす懸念が> トルコの最大都市イスタンブールが面するマルマラ海で、藻類が生み出すどろどろの茶色い粘液が大量発生。「海の鼻水」と呼ばれるこの現象は、温暖な気候と水質汚染を好む藻類の栄養過多によって引き起こされる。 海中に太陽光が届かなくなるため海洋生物の酸素不足や漁業への悪影響が懸念されており、市当局は除去作業に追われている。...

トルコの歴史問題「アルメニア人虐殺」をバイデンが「認定」した意味

<被害者のアルメニア側や人権派の米議員は米大統領として初のこの決断を絶賛するが、トルコとの関係では障害になる可能性も> アメリカのジョー・バイデン大統領は24日、約100年前にオスマン帝国が国内のアルメニア人を強制移住させたり大量殺害したのは「ジェノサイド(集団虐殺)」だったと認定する声明を出した。 これに対し、オスマン帝国の後継国家であるトルコのメブリュト・チャブシオール外相は強く反発。「言葉で歴史を変えたり書き換えたりすることはできない」とツイートした。「自国の歴史についてよそから教えられるいわ...

イスラム教徒が待ち望んだラマダンは、今年も厳戒態勢

コロナ禍の中で2度目となるラマダン(断食月)が4月13日に始まったが、中東諸国は信仰心の高まりと感染拡大防止のバランスに苦慮している。 感染者が急増中のトルコでは外出規制の厳格化とともに、モスク(イスラム礼拝所)での礼拝や日没後の集団での飲食が禁止に。首都アンカラの巨大なコジャテペモスクには係員が敷地内を消毒して回る姿があった。...

バイデン政権のシリア爆撃が、ロシア、シリア政府、トルコ、イランが「暴力の国際協調」を招いた

<バイデン政権による初の軍事攻撃は、2020年3月以降、小康状態が続いていたシリアに、ロシア、トルコ、「イランの民兵」、シリア政府、クルド民族主義勢力が攻撃の手を強める結果を招いた......> バイデン政権発足後初となる軍事攻撃 米国のジョン・カービー国防総省報道官は2月25日(日本時間26日)に声明を発表し、シリア領内でイランが支援する武装グループに対して爆撃を実施したと発表した。 声明の内容は以下の通り: バイデン大統領の指示により、米軍は今晩早く、シリア東部でイランが支援する武装グループが利...

膠着するシリア情勢の均衡維持・再編のキャスティングボートを握らされているバイデン米新大統領

<再びイスラエルがシリアにミサイル攻撃を行った。イスラエル、トルコ、ロシアなど各国は、爆撃・ミサイル攻撃を通じて、バイデン新大統領が膠着状態にあるシリア情勢にどの程度、そしてどのように関与するかを見極めるようとしている...... > 米国のジョー・バイデン大統領就任(1月20日)後初となる爆撃・ミサイル攻撃が行われた。場所は、ドナルド・トランプ前大統領が就任後発となる軍事行動に踏み切ったのと同じ国、シリアだ。 最初に攻撃したのはイスラエル 最初に攻撃に踏み切ったのは、米国を最大の同盟国とするイスラ...

新型コロナワクチン開発「ビオンテック 」の創業者夫妻はトルコ系移民で注目集まる

<新型コロナウイルスのワクチン開発成功と発表したドイツの「バイオンテック」社の創業者夫婦はトルコ系移民家庭出身で、そのことも話題になっている......> 新型コロナウイルスのワクチン開発成功(90%以上の人の感染を防ぐことができると発表)のニュースにドイツが沸いている。イエンツ・シュパーン保健相が、約10か月という驚異的な速さでパンデミック終焉の可能性が見えてきたこと、またその立役者がドイツ企業であることを非常に誇らしい面持ちで発表した。「今週2つ目のすばらしいニュース」と報じる報道機関もあった。...

トルコ大統領エルドアン「イスラムへの十字軍運動」と非難 仏との対立激化

トルコのエルドアン大統領は28日、一部の西側諸国がイスラム主義に再び「十字軍運動」を仕掛けることを望んでいると批判した。イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を引き金としたフランスとの対立は深まる様相を呈している。 エルドアン大統領は与党議員らに対する演説で、イスラム教の預言者に対する攻撃に対抗することは「敬意に関わる問題」と強調した。 フランスでムハンマドの風刺画を授業で使用した教師がイスラム過激派とみられる容疑者に殺害されたこと受け、仏政府は風刺画を表現の自由として正当化した。イスラム圏では反発が...

トルコ、黒海沿岸でロシア製地対空ミサイル試射か 米反発

トルコは16日、ロシアから購入した地対空ミサイル「S400」 の試射が行われると予測されていた黒海沿岸の北部シノップで、ミサイル1発を発射した。これに対し米国は直ちに反発を示した。 ロイターが入手した映像には、青空に向って細い煙が上っていく様子が映っている。トルコはここ数日、ミサイル試射に向け近辺の海域と空域への進入を規制していた。 軍事専門家のトゥラン・オグズ氏は、映像で確認できる煙の色や濃度、漂い方などから、S400である可能性が高いと指摘。米国はトルコよるS400調達は北大西洋条約機構(NAT...

トルコを紛争に駆り立てる「新オスマン主義」の危険度

<ナゴルノカラバフに介入するのはエルドアンの自意識と被害者意識ゆえ。「大国トルコの復活」の呼び掛けは、経済停滞で不満をためた国民のガス抜きに最適だ> たいていの人が忘れかけていたナゴルノカラバフ紛争が再び火を噴いた。国際社会は(珍しく一致して)四半世紀来の停戦の維持を呼び掛けているが、トルコだけは違う。同国のレジェップ・タイップ・エルドアン大統領は無条件でアゼルバイジャンを支持すると宣言し、恒久的な解決につながらない停戦は無意味だと主張している(編集部注:ロシアは10月10日、アゼルバイジャンとアル...

トルコ、資源探査船で東地中海の調査実施へ ギリシャと緊張高まる恐れ

東地中海の海底資源を巡り、トルコとギリシャが対立している問題で、トルコ海軍は11日遅く、探査船「オルチ・レイス」による東地中海の調査を今月22日まで実施する方針を示した。 ギリシャとの緊張が高まる公算が大きい。 オルチ・レイスは、別の船舶「アタマン」「ジェンギズ・ハン」と共同で、ギリシャ領・カステロリゾ島の南方の海域などで作業を進める。 トルコとギリシャは先週、外相会談を実施し、この問題について二国間協議を行うことに合意していた。 トルコは先月、欧州連合(EU)首脳会議を控え「外交活動のため」オルチ...