「ドル」の記事一覧

ビットコインを法定通貨に採用した国…仮想通貨が国家経済と財政を救う?

<米ドルを正式通貨とする中米エルサルバドルが、ビットコインを法定通貨に加えたい本当の理由> 中米エルサルバドルの大統領ナジブ・ブケレは若くて(この7月24日で40歳)大胆、そして予測不能だ。去る6月5日にはマイアミ(米フロリダ州)で開かれたビットコインの会議にビデオ出演し、重大な政策変更を発表した。暗号資産(仮想通貨)ビットコインを法定通貨に採用し、米ドルと共存させると発言したのだ(経済の混乱で旧通貨の信頼が失われたため、この国では2001年以降、米ドルが正式な通貨として用いられている)。 とんでも...

中国に不可欠な香港ドル固定相場制度、米国と対立で存亡の危機

中国が香港国家安全維持法(国安法)を施行し、米国が香港への優遇措置廃止の動きを始めたことで、投資家は動揺している。36年間続いてきた香港ドルと米ドルの固定相場制度=ペッグ制の安定を巡る懸念も高まり、香港の当局者らが幾度も懸念の鎮静化に努める事態になった。ドルペッグ制はなぜ中国にとって不可欠なのか。その仕組みと理由をまとめた。 香港ドルペッグ制の仕組み 香港ドルは米ドルに対する変動幅を1米ドル=7.75-7.85香港ドルの狭い範囲に設定。香港金融管理局(中央銀行、HKMA)が香港ドルを売買し、値動きを...

米中対立再燃 香港のドルペッグ制が直面するリスク

中国が香港への国家安全法制導入を決定し、米国が反発して香港に与えてきた貿易面などの特別優遇措置の廃止手続きを始め、投資家の動揺を誘っている。香港ドルの米ドルペッグ制が、果たして今後も維持できるのかという心配も浮上してきた。このため香港政府の複数の高官からは、投資家を安心させることを狙った発言が相次いでいる。 香港のドルペッグ制と足元で起きている事態をまとめた。 制度の仕組み 香港ドルは、1米ドルに対して7.75-7.85香港ドルという狭い許容変動幅が設定されている。香港金融管理局(HKMA、事実上の...