「バイデン」の記事一覧

史上初、黒人女性の副大統領候補ハリスは、アメリカの分断を修復できるのか

<多様性を体現するカマラ・ハリスに、トランプ政権下で分断したアメリカを団結に導く期待がかかるが> 民主党が黒人女性を副大統領候補にしようとしていることは、これまでも報じられてきた。しかし実際にそうなることとは、また別の話だ。 何カ月にもわたる熟考の末の決断だった。人種差別抗議デモが全米に広がるきっかけとなった警察官によるジョージ・フロイドの殺害事件と、黒人女性を副大統領候補にしようという民主党全体の組織的な動きに後押しされて、ジョー・バイデンは、カリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員を副大統領...

米大統領選、バイデン勝利率は65% ここにきてトランプ追い上げ=英国賭けサイト

米大統領選まで100日を切る中、賭けサイトは野党民主党の候補指名が確定したジョー・バイデン副大統領の勝利を見込んでいる。しかし、ここ1週間で再選を目指すトランプ大統領との勝率の差は縮小したという。 英ブックメーカー(賭け屋)大手ラドブロークス・コーラル・グループは、バイデン氏勝利の確率を61%、トランプ氏を36%と織り込む。ニュージーランドに拠点を置くプレディクトイットによる勝率はバイデン氏が59%、トランプ氏が43%。 プレディクトイットの幹部は「新型コロナウイルスへの対応を追い風にバイデン氏が6...

「バイデンはあなたから銃を取り上げ、無宗教で神に逆らってる」トランプが激戦州で演説

トランプ米大統領は6日、11月の大統領選に向け野党・民主党の候補指名を確定させたバイデン前副大統領が「神に逆らっている」と非難した。伝統的に選挙の勝敗を左右してきた重要州であるオハイオ州で述べた。 トランプ氏は新型コロナウイルス危機への対応を巡り批判が広がる中、最近実施された同州の4つの世論調査で、バイデン氏にリードを許しており、支持回復へ巻き返しを図ろうとしている。 トランプ氏は、オハイオ州クリーブランドでの演説で「(バイデン氏は)極左のアジェンダに従い、あなた方から銃を取り上げ、(武器の保有を認...

トランプのツイッターで急浮上 米大統領選「悪夢のシナリオ」

トランプ米大統領が30日、ツイッターで、郵便投票で不正が起きる懸念があることを理由に11月3日の大統領選の延期に言及した。与野党双方の議員が早速反対の声を上げ、法律専門家も否定的な見方を示した。トランプ氏もその後、大統領選の延期は望まないと表明した。 だが、大統領選の結果が紛糾して決着までに数週間、場合によっては数カ月かかりかねない可能性も浮上している。 実際に起こりそうな事態と、その後に想定される展開をまとめた。 結果発表の遅れ 合衆国憲法は、大統領選の日程を変更する権限を持つのは連邦議会だけと定...

米中関係どん底へ バイデン大統領が誕生なら改善するか?

米中関係が急速に悪化する中、中国は11月の米大統領選に向けて一段の波乱を覚悟するとともに、バイデン前副大統領が政権に就けば対立の進化を避けられる可能性があると見込んでいる。 米国が南部テキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を要求したことで、中国側は激怒し、報復として四川省成都にある米国総領事館の閉鎖に動いた。 中国はいつも通り、トランプ米大統領の直接的批判は避けながらも、国営メディアの論説で、総領事館閉鎖は選挙向けの戦略だと辛らつに評した。 中国政府や軍部内タカ派の間には、トランプ氏が再選さ...

大統領選で負けても続投する? トランプが「予言」する最悪のシナリオ

<一般投票で負けても居座るために......にわかには信じ難いトランプ続投の巧妙な手口> 11月の米大統領選まで4カ月を切り、民主党の事実上の大統領候補であるジョー・バイデン前副大統領が、ドナルド・トランプ大統領を倒す可能性が高まってきたかに見える。勝敗のカギを握る激戦州でも、トランプの形勢は不利になりつつある。 それでもトランプが大統領の座を維持する方法は、大きく分けて2つある。 第1の方法は投票抑圧だ。有権者登録を難しくしたり、郵便投票(新型コロナウイルス感染症が流行中の今は特に必要とされている...

米大統領選を争うトランプとバイデン 人種問題と刑事司法で姿勢は対照的

11月の米大統領選を争う共和党のトランプ大統領と民主党のバイデン前副大統領は、米国の人種格差と刑事司法の問題を巡っての見解と言動がまったく対照的だ。こうした問題は大統領選で際だった争点となっている。 両氏の姿勢とその背景を次に記す。 人種問題 バイデン氏によれば、今回の大統領選への出馬を決めたきっかけは、2017年にバージニア州シャーロッツビルで起きた白人至上主義者と反対派の衝突事件に対し、トランプ氏が「双方に」責任があると発言したことだ。こうした物言いは、トランプ氏が人種攻撃をするときの典型的なパ...

コロナ恐慌がバイデンを変えた……目覚めた「眠そうなジョー」はルーズベルトを目指す

<いま必要な処方箋は新ニューディール政策だ──そんな熱い信念が穏健派の前副大統領を突き動かす> 今年4月末、新型コロナウイルスが全米をパニックに陥れ、大統領選に向けた選挙運動がほぼ停止状態に追い込まれた時期に、民主党の指名候補に確定しているジョー・バイデン前副大統領はオンライン上で経済顧問を招集した。 デラウェア州の自宅地下室に缶詰めになり、もっぱらインターネットを通じて有権者に呼び掛ける日々。考える時間はたっぷりあった。熟慮の末にバイデンは彼らしくない結論に至った。中途半端ではだめだ、もっと大きな...

「バイデン大統領」に備える投資家 ドル売りに米株保有の圧縮も

米大統領選で野党・民主党の候補指名を確定させたバイデン前副大統領の支持率が、現職のトランプ氏を上回り続けている状況を受け、一部の投資家はバイデン氏が勝利する展開に備えつつある。 11月3日の本選までまだ4カ月残っており、さまざまな変化が起こり得る。多くの投資家の目がなおも、回復がようやく始まった米経済が新型コロナウイルスの感染再拡大からどんな影響を受け得るのかに向けられているのも確かだ。 それでも資産運用担当者の中には、既にバイデン氏当選の可能性を見越して、ドルを売ったり、米国株の保有規模を圧縮した...

解任されたボルトンがトランプに反撃 暴露本の破壊力は大統領選を左右する?

<前大統領補佐官の回顧録では、トランプが再選を確実にするために他国政府に働きかけ、G20大阪サミットでは習近平に協力を懇願していたことも暴露されている> 議会による弾劾裁判にまで発展したウクライナ疑惑は、氷山の一角にすぎなかった。ドナルド・トランプ米大統領が再選を目指して外国政府に行った工作は、はるかに大掛かりなものだった──。 トランプ政権で大統領補佐官(国家安全保障担当)を務め、大統領と衝突して解任されたジョン・ボルトンの新著『それが起きた部屋(The Room Where It Happene...