「パレスチナ」の記事一覧

ネタニヤフはノーベル平和賞受賞に値するか?

<UAEおよびバーレーンとの国交正常化合意により来年のノーベル平和賞候補者に推す声もあるが、パレスチナを筆頭に反発も強く、容認し難いと考える人は少なくない> 9月15日、ホワイトハウスの大統領執務室を訪ねたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、報道陣の前でドナルド・トランプ米大統領から記念品を贈られた。そして1年後、ネタニヤフが世界で最も栄誉ある贈り物、すなわちノーベル平和賞を贈られる......かもし れない。 今回、ネタニヤフがワシントンを訪れたのは、アメリカの仲介により、アラブ首長国連邦(...

ガザからロケット弾15発、イスラエルは10カ所を空爆し報復

イスラエル軍は16日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザからロケット弾15発がイスラエル領内に撃ち込まれたとし、報復としてガザでおよそ10カ所を空爆したと明らかにした。 どちらにも負傷者は報告されていない。 イスラエル軍は声明で、8発のロケット弾を対空防衛システム「アイアンドーム」によって撃ち落としたと指摘した。また空爆の目標は武器・爆発物の製造工場とロケット弾の発射実験と軍事訓練を行われている施設と説明した。 15日にも米ホワイトハウスで行われたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)...

ガザからロケット弾15発、イスラエルは10カ所を空爆し報復

イスラエル軍は16日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザからロケット弾15発がイスラエル領内に撃ち込まれたとし、報復としてガザでおよそ10カ所を空爆したと明らかにした。 どちらにも負傷者は報告されていない。 イスラエル軍は声明で、8発のロケット弾を対空防衛システム「アイアンドーム」によって撃ち落としたと指摘した。また空爆の目標は武器・爆発物の製造工場とロケット弾の発射実験と軍事訓練を行われている施設と説明した。 15日にも米ホワイトハウスで行われたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)...

パレスチナ・ガザ地区でガザ地区で初の新型コロナ市中感染確認 ロックダウン導入

パレスチナ自治区のガザ地区で、新型コロナウイルスの市中感染が初めて確認されたことを受けてロックダウン(封鎖措置)が導入されている。同地区は貧困の問題を抱え、難民キャンプでは多くの人が密集、病院施設が限られることから保健当局は感染が拡大する可能性に懸念を示している。政府報道官によると、4人の感染が明らかになった。ガザに住む女性がヨルダン川西岸を訪れた際に新型コロナ検査で陽性反応を示し、その後、女性の家族の感染がガザで確認された。隔離施設以外では初の感染例となる。この家族はガザ地区の中部にあるマガジ難民...

UAEとイスラエルの国交正常化合意によってシリアは何を得られるか?

<UAEとイスラエルが国交正常化合意に、エジプト、イラン、トルコ、そしてパレスチナ自治政府が強く反発するなか、シリアは(今のところ)、明確な姿勢を示していない。その理由は......> UAEとイスラエルが国交正常化合意、反発するヒズブッラー ドナルド・トランプ米大統領は8月13日、アラブ首長国連邦(UAE)とイスラエルが国交正常化に向かうことで合意したと発表した。 エジプト、イラン、トルコ、そしてパレスチナ自治政府が強く反発するなか、イスラエルと今も戦争状態にある紛争当事国の一つレバノンでは、ヒズ...

UAE・イスラエル和平合意の実現──捨て去られた「アラブの大義」

<中東現代史のひとつの結節点であることは間違いない。今回の変化はどのような意味があるのか......> イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の間で関係正常化に向けた合意が結ばれたことが、8月13日発表された。今後は投資や観光、治安管理など具体的な内容について協議を進め、正式に二国間での平和条約の締結に進むことになる。仲介にあたったトランプ大統領はツイッターでこれを「偉大な快挙(huge breakthrough)」と呼び、自らが主導した外交成果を自画自賛した。バイデン候補との間で支持率の差が広がり...

イスラエルとUAEが国交正常化で合意 イランを孤立させたい米外交戦略が背景に

<置き去りにされた形のパレスチナはUAEの「裏切り行為」と反発> ドナルド・トランプ米大統領は8月13日、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が和平合意を結んだと発表した。イスラエルとアラブ国家の間で和平合意が結ばれたのは、約25年ぶりのことだ。 ホワイトハウスが発表した3カ国の共同声明によると、トランプ、UAEアブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド・ナハヤン皇太子とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は同日、「イスラエルとUAEの完全な国交正常化で合意した」という。 声明は「この歴史的な外交...

【対論】イスラエルの「ヨルダン川西岸併合」は当然の権利か、危険すぎる暴挙か

<トランプが発表した新中東和平案を受けて、イスラエル新政権はヨルダン川西岸の一部併合に乗り出すが......。賛成・反対の両論者が説くそれぞれの正当性とは> パレスチナこそ平和共存の拒絶者だ ■キャロライン・グリック(イスラエル・ハヨム紙コラムニスト) イスラエルは今後数カ月以内に、ジュデア・サマリア(ヨルダン川西岸地区)の30%に自国の民法と行政権を適用するとみられている。ドナルド・トランプ米大統領が発表した中東和平案では、この地域はパレスチナとの中東和平交渉の最終合意後もイスラエルに残るとされて...

イスラエル新政権による静かなる併合の始まり

<7月1日、国際的関心もあまり集めず、静かな形で進み始めたのが、イスラエルによるパレスチナ自治区の併合と、占領の合法化プロセスだ......> 今年の7月1日は、さまざまな転機となった。明るいニュースから挙げるなら、新型コロナウイルスの影響で閉じられていたEU圏の国境が、日本を含む14か国に対して開かれることになった。感染の再拡大が顕著なヨーロッパへの渡航は、日本側でまだ慎重な姿勢を崩せないため、従前のような移動が解禁される日はまだ先になりそうだ。とはいえ、緊急措置として出された渡航制限の解除は、ど...