「ブレグジット」の記事一覧

「通商交渉、EUの姿勢に変化なければ再開できず」英主席交渉官

欧州連合(EU)離脱に伴う交渉を担う英国のフロスト首席交渉官は19日、通商交渉に対するEU側の姿勢に根本的な変化がなければ、英国は協議を再開する意味がないと考えているとし、交渉再開を巡る楽観論に冷や水を浴びせた。一方、ゴーブ内閣府担当相はこれより先に、双方が先週の交渉決裂後に、通商協議加速と法的文書作成の必要性について合意したと述べていた。フロスト氏は、EUのバルニエ首席交渉官と建設的な話し合いを行ったとツイッターに投稿し、「EUはなお協議へのアプローチを根本的に変える必要がある。われわれは緊密に連...

EU首脳、イギリスとの通商交渉「進展不十分」と今週表明へ

欧州連合(EU)首脳は、15─16日にブリュッセルで開く会議で、英国のEU離脱に伴う通商交渉について、進展が「依然として十分ではない」との見解を示す見通しだ。ロイターが入手した草案で分かった。 草案によると、激変を緩和するための「移行期間」が終了する年末が迫る中、合意できなかった場合の準備を本格化する方針でEU首脳は合意する。 EU首脳は、EU側の交渉を担当するバルニエ首席交渉官に対して、英政府と合意に向けた協議を加速するよう求める見通し。 EU首脳会議の議長であるミシェルEU大統領は各首脳宛ての招...

イギリス議会、離脱協定骨抜き法案の審議開始 首相・閣僚経験者も反発

ジョンソン英首相は14日、欧州連合(EU)離脱協定の一部を無効化する「国内市場法案」を議会に提出したことについて、EUが「テーブルから銃をどけなかった」ためだと説明し、国際法違反になってもやむなしという考えを示した。 EU側は、ジョンソン氏の計画は通商協議を台無しにし、合意なき離脱に進むと警告。デリバティブ業界のある関係者は、欧州委員会がこの日、ロンドンの清算機関にユーロ清算業務継続を認める決定を延期し、圧力を強めたという。 英下院ではこの日、国内市場法案に関する審議が始まった。ジョンソン氏は議会で...

イギリス、EU離脱協定骨抜き法案提出がもたらす危機シナリオとは

ジョンソン英政権が9日、欧州連合(EU)と結んでいた離脱協定の一部を骨抜きにする「国内市場法案」を下院に提出したことで、EUが猛反発し、自由貿易協定(FTA)を柱とする将来関係を巡る協議に暗雲が漂っている。これに伴って「合意なきブレグジット」のリスクは高まってきた。 英国とEUは10日、緊急会合を開催。EUは、英政府が協定を順守するという保証が得られない場合、同国に対して法的措置を講じる構えだ。 EUは国内市場法案の修正を要望しており、それが実現しなければ、移行期間が終わる年末に、何の取り決めもない...

イギリス政府、離脱協定無効化法案の撤回を拒否 EUは法的措置も

欧州連合(EU)は10日、英国に対し、EU離脱協定をの一部条項を実質的に無効化する「国内市場法案」を直ちに撤回するよう求めた。ジョンソン英政権はこれを拒否し、計画を進める姿勢を示した。 欧州委員会は、英政府が法案を推し進めた場合、昨年合意した離脱協定に「極めて重大な違反」になると警告した。 欧州委のセフコビッチ副委員長と英国の離脱担当責任者であるゴーブ内閣府担当相との緊急会談後、EUは英側の提案が「信頼を著しく傷つけた」とし、修復措置を講じるべきだと述べた。 これに対し、英政府は法律意見書で「英議会...

英政府、離脱協定の一部を無効化する法案提出 EU「法案は国際法に反する」と警告

英政府は9日、欧州連合(EU)離脱協定の一部を無効化する法案を議会に提出した。国際法違反につながる可能性があり、EUは英国が離脱協定の修正を試みれば英国との自由貿易協定(FTA)は実現しないと警告、交渉を巡る混迷が一段と深まった。 英政府が提出した「国内市場法案」は、今年1月に発効したEU離脱協定の一部条項を実質的に無効化する内容。ジョンソン首相は議会で、離脱協定の北アイルランドに関する条項を巡る「極端、もしくは不合理な解釈から英国を守る法的な安全網」と説明した。 欧州委員会のフォンデアライエン委員...

英ジョンソン、EUとの通商協定の交渉期限を10月15日に設定へ

ジョンソン英首相は7日、欧州連合(EU)との通商協定を巡る交渉の期限を10月15日に設定し、それまでに自由貿易協定(FTA)で合意ができなければ、双方は「それを受け入れ、前に進むべきだ」との考えを表明する見通しだ。 英国は今年1月31日にEUを離脱し、経済関係を現状維持する移行期間に入ったが、今年末の移行期間終了後の通商関係を巡る交渉はほとんど進展していない。 英国は国家補助と漁業権を完全に独立して管理することを主張しており、これが行き詰まりの原因となってきた。EUとの交渉は8日にロンドンで再開する...

英政府「ロシア、ブレグジット争点の19年英総選挙に介入 機密文書漏えい」

英政府は16日、2019年12月に実施された総選挙にロシアが介入を図った形跡が確認されたと明らかにした。英米自由貿易協定を巡る機密文書を不正に入手し、インターネット上に漏えいさせたとしている。ただ、介入の最終的な目的については明らかにしなかった。 ロシアは16年の米大統領選と17年の仏大統領選に介入した疑いが持たれている。 ラーブ外相によると、政府の調査でロシアが総選挙に繰り返し介入を図ったことが判明。「英米自由貿易協定に関する政府の機密文書が選挙前に不正に入手され、ソーシャルメディアプラットフォー...

英国首相ジョンソン、「オーストラリア条件」でEU離脱の用意

英国のジョンソン首相は27日、欧州連合(EU)との間で将来の関係について合意できなければ、「オーストラリア条件」で移行期間を終える用意があるとの立場を示した。ポーランドのモラウィエツキ首相との電話会談で述べた。 オーストラリアとEUは、包括的な貿易協定を結んでいない。一部の品目については合意が結ばれているものの、双方の貿易の大半は世界貿易機関(WTO)ルールに基づいて行われている。 英国は今年1月31日にEUを離脱。英国がEUの単一市場と関税同盟に残る移行期間は12月31日に終了する予定で、それま...

イギリス政府、零細企業向け融資100%保証 新型コロナ対策で66万円まで銀行審査なしで

英国のスナク財務相は27日、新型コロナウイルス流行の影響を受けた国内の零細企業に対する融資を政府が100%保証すると発表した。 保証される融資額は最大で5万ポンド(6万2000ドル)。融資元となる銀行が信用調査を実施したり、融資先企業の長期的な健全性を評価したりする必要はなく、融資を受けた企業は1年間にわたり利息や返済が免除される。 スナク財務相は議会で「中小企業の一部は依然として与信枠を活用できていない」と指摘。「景気回復時に中小企業の活力と起業家精神の恩恵を享受したいのなら、追加支援が必要となる...