「ヘイトクライム」の記事一覧

アジア系を守れ! 大統領副補佐官に日系人、街ではボディーガード制……試み続々

<アジア系を標的にした銃撃など事件が絶えないアメリカで、暴力と武装に頼らず差別主義と闘うための試みが広がっている...... > アジア系が被害者となる痛ましい事件がアメリカで続く。3月にはアトランタなど複数のマッサージ店で銃撃事件が相次ぎ、アジア系女性6名を含む8名が犠牲となった。ベイエリアとニューヨークを中心にヘイトクライムは急増しており、全米での差別的事件は過去1年間で3700件を数える。 事態を重く見たバイデン米大統領は4月14日、ヘイト問題に対応する大統領副補佐官ポストを新設し、日系人のエ...

日本や韓国はアジアじゃない? アジアの「異質さ」が差別との闘いを難しくしている

<アトランタの銃撃事件は世界に衝撃を与えたが、「黒人」と違って「アジア系」は連帯して闘いに挑むにはあまりに多様> 去る3月16日に米ジョージア州アトランタで起きた銃撃事件は衝撃的だった。犠牲者8人のうち6人がアジア系の女性だったからだ。そこで問題。そもそも欧米社会における「アジア系」とは誰を指すのか。 あの事件に対するアメリカ政府の反応を伝えるに当たり、複数のメディアは副大統領のカマラ・ハリスを犠牲者たちと同じ「アジア系アメリカ人」と呼んでいた。確かに彼女はインド人の血を引いているが、犠牲者の多くは...

「交際相手がゲイと知ったショックで殺してしまった」という弁護がやっと禁じられる

<相手がゲイやトランスジェンダーだと知って一時的に精神錯乱状態に陥ってしまった、と殺人や暴行を正当化する弁護がバージニア州で禁じられた。南部では初めてだ> 米バージニア州は2021年3月31日(現地時間)、南部諸州で初めて、殺人や暴行事件の裁判で被告の弁護に「ゲイ・パニック」と「トランスジェンダー・パニック」を用いることを禁じる州法を成立させた。 民主党の州知事ラルフ・ノーサムが署名、成立したこの法律は、殺人や暴行事件を起こした被告が、交際相手がゲイやトランスジェンダーとわかったから、あるいはゲイや...

韓国系移民の共和党候補が「中国系移民はアメリカに来るな」と発言

<下院補選への出馬に意欲見せるも、先輩の韓国系女性議員からは総スカン> トランプ政権で中小企業庁の高官を務め、今はテキサス州の下院補選に共和党候補として出馬を狙うセリー・キムが、中国からの移民の入国を拒絶すべきだと述べて物議を醸している。自分は韓国系だから、こうした発言をしても許される――そんな主張も行った。 キムは3月31日に行われた政治集会で、中国からの移民は新型コロナウイルスを持ち込む可能性があるため、アメリカへの入国を認めるべきではないと述べた。こうした主張は、アメリカでアジア系への差別が深...

あからさまな中国人差別を含む社会科テストで米中学校教諭3人が休職処分

<回答の選択肢に「中国ではげっぷをしたら唇を切り落とすのが普通」と記載> 米テキサス州の中学校で、社会科テストの設問に中国人に関する差別的な記述があり、担当教諭3人が休職処分を受けた。中学校を管轄する学区が、事実関係の調査を進めている。 問題が起きたのは、テキサス北部のブララック中学校。社会科の授業を受けていた女子生徒の姉が、テストの設問の写真を撮影した。設問には、このように書かれていた「以下のうち、中国で普通に行われていることとして正しいものはどれか?」 地元テレビ局KHOUによると、設問の選択肢...

<閲覧注意>アカの他人がいきなり殴る蹴る……見境なくしたアジア系への暴行、周囲も見てみぬふり

<中国が起源と言われる新型コロナウイルスの出現から始まったアジア系に対する嫌がらせや暴力がエスカレートしていることを物語る衝撃の動画が相次いだ> ニューヨーク州ブルックリンのホーム・デポ店内で3月29日、アジア系の男性が人種差別的な中傷を浴びせられ、身体的暴力を振るうぞと脅される事件が起こった。 当局によれば容疑者は、標的になった男性に対して「誰にも」通報するなと警告したあと現場を離れたという。被害者の男性は、この事件をホーム・デポの従業員に伝えたあと、ニューヨーク市警察(NYPD)の第75管区の警...

米国:アジア系へのヘイトクライム、どのくらい増えているのか?

3月16日、アメリカのアジア系コミュニティーに衝撃が走る事件が発生した。 ジョージア州アトランタの3店舗のマッサージ店が白人男性によって銃撃され、犠牲者8人のうち6人がアジア系女性だったことから、アジア系を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)との見方が浮上。 その後の警察の取り調べで容疑者は人種に基づく動機を否定したが、このところアメリカではアジア系を狙った犯罪が急増しており、バイデン米大統領も事件前の11日の演説でアジア系に対するヘイトクライムを非難していた。 犯罪増加の背景として、新型コロナウイルス...

アトランタ銃撃、容疑者が性依存症でも動機がアジア人差別でなかったことにはならない

<モノのように扱われたり空想は異常な性愛の対象にするのも、アジア人差別と同じことだ> 3月16日に米ジョージア州で発生した銃撃事件では8人が死亡し、このうち6人がアジア系の女性だった。アジア系に対する暴力が吹き荒れるなかの新たな犯行に、全米のアジア系コミュニティーは震え上がった。 事件の現場となったのは、アトランタ周辺にある3軒のマッサージ店。警察は一連の銃撃事件に関連して、ロバート・アーロン・ロング容疑者(21)を逮捕した。犠牲者の半数以上がアジア系の女性だったことから、アジア系住民が標的にされたのではないかという懸念が浮上した。 詳しくはまだ調査中だが、警察が17日に明らかにしたところによれば、ロングはセックス依存症に悩んでおり、誘惑を断ち切りたかったと話しているそうだ。チェロキー郡保安官事務所のジェイ・ベイカー警部は会見で、次のように述べていた。「まだ断定するのは早いが、容疑者は人種が動機ではないと主張している」 しかし専門家やアジア系コミュニティーは、性依存症だろうと、アジア系女性を「フェティシズム(異常な性愛)の対象」にすることはアジア系に対する人種差別に他ならないと主張する。 アジア系女性は「狙われやすい」 当局の発表で、一部の人々は犯行は人種差別ではなく、セックス依存症と怒りに駆り立てられた犯行だと考えるようになった。加害者がこれらの施設を襲ったのは、彼が頻繁に利用していたマッサージ店に対する強い怒りが原因であり、たまたまそこの従業員がアジア系の女性たちだった、というわけだ。 だが、在米韓国人委員会のエイブラハム・キム事務局長は本誌に対してこう語る。「この男のセックス依存症と憎悪は、必ずしも人種と無関係ではない。今回の攻撃は、アジア系女性をモノとして見たり、定型化されたイメージに当てはめたりする傾向、つまり人種差別的な側面がある」 ほかにも複数のアジア系米国人コミュニティー関係者が、人種差別とアジア系女性をモノとして・性的な対象として見る傾向には関連があると声を上げている。 アジア系米国人や太平洋諸島出身者を標的とした犯罪について追跡調査を行っている非営利団体「Stop APPI Hate」の創設メンバーであるラッセル・ジョン博士は、ミネソタ州の地元テレビ局KARE11に対して、次のように述べた。「(女性が)フェティシズムの対象やモノとして見られているのは明らかだ。女性は男性に比べて2.3倍も攻撃されやすい。アジア系の女性は、そのほかの女性の2倍、標的にされていると思う」 ===== 女優のジェンマ・チャンは今回の事件について、インスタグラムに次のように投稿した。「いま起こっていることに目を向けて欲しい。アジア系コミュニティーに対する恐ろしい攻撃が増えていて、今回の事件はその一例にすぎない。人種差別と女性嫌悪は相反しない。実際に私たちは、性的な理由による人種的嫌がらせや暴力を日常的に目の当たりにしている」 さらに彼女はこう続けた。「アジア系住民を非人間的に扱うのはやめるべきだ。新型コロナウイルス感染症をアジア系住民のせいにするのはやめるべきだ。私たちは団結して、あらゆる形の憎悪に抵抗していく必要がある」 ツイッターユーザーの@cmliwagdixonは、次のように投稿した。「アジア系女性を性の対象として見る動きが、私たちが直面している暴力の大きな原因だ。私自身も街で複数の男に『ずっと好きだった』と詰め寄られた経験や、金銭と引き換えに『幸せになるマッサージ』をしてくれと言われた経験がある。アジア系だからという理由で殴られた経験もある」 この投稿はツイッター上であっという間に広まり、17日に投稿されて以降、23万4000件を超える「いいね」がついている。 アジア系女性はモノとして見られてきた @cmliwagdixonはその後の投稿でさらに、「アジア系女性は、モノや戦利品として見られたり扱われたりすることがあまりに多い。メールオーダーの花嫁(ネットで見つけた花嫁)についてのジョークや、ハリウッド映画の中でのアジア系女性の描かれ方にも、深刻な問題が頻繁にみられる。そしてアジア系女性は、それが原因で殺されている」と主張。この投稿にはこれまでに2万6000件を超える「いいね」がついている。 カリフォルニア大学のキャサリン・セニザ・チョイ教授(倫理学)は、今回の事件にを人種差別と無関係だと見なすことは、アジア系女性がアメリカで100年以上前から嫌がらせや暴力を受けてきたことを否定するのに等しいと考えている。 チョイはNBCニュースに対して、次のように述べた。「一人の男を誘惑するものを排除するためにアジア系米国人の女性たちを殺す行為は、アジア出身の女性やアジア系米国人の女性がモノとして見られてきた歴史を裏づけている。アジア系の女性たちは神秘的で魅惑的な存在や『蓮の花(色白で華奢な女性)』など、男たちの空想や願望に関連づけた価値しかない存在として見なされてきた。これは恐ろしいことだ。私たちをフェティシズムの対象にするのはやめて欲しい」 ===== 非営利組織「全米アジア太平洋系米国人女性フォーラム」の事務局長を務めるサン・ヨン・チョイモローはNBCニュースに対して、アジア系女性に対するそのような定型化されたイメージが「女性蔑視や女性嫌悪を煽っている」と指摘した。 歴史家で『The Color of Success: Asian Americans and the Origins of the Model Minority(成功の色:アジア系米国人と模範的少数派の起源)』の著者であるエレン・ウーによれば、アジア系女性についてのこうした定型化の起源は19世紀にまで遡る。 アメリカではゴールドラッシュ時代に、中国をはじめとする各国からの移民が増加。これらの中国人移民には少数の女性が含まれ、その中には売春婦もいた。 ウーによれば、当時の政治家たちはそうした女性の入国を禁止または制限しようと試みた。「売春目的で」女性を入国させることを禁じた1875年のペイジ法制定もその一環だ。 新型コロナの影響でヘイトクライムが増加 マッサージ店を狙った銃撃事件の捜査は現在も続いている。在米韓国人委員会のキムは本誌に対して、「もっと時間が経ってより多くの事実が明らかになれば、事件の原因がよりはっきりしてくるだろう」と語った。在米韓国人委員会をはじめとするアジア系米国人組織は、今後の進展に注目していくつもりだ。はっきりしているのは、今回の攻撃がアジア系米国人コミュニティーに衝撃を与え、既に大きな不安を感じているコミュニティー内の恐怖心を高めるということだ」 アメリカでは、(中国の武漢で最初に感染例が報告された)新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降、アジア系住民に対するヘイトクライムが増えている。カリフォルニア州立大学のヘイト・過激思想研究センターによれば、アジア系住民に対するヘイトクライムは2020年、前年よりも150%近く増加した。 ジョージア州で起きた今回の銃撃事件の前日、同州議会初の東アジア系上院議員であるミシェル・アウは、州議会でアジア系米国人に対する人種差別について次のように警告を発していた。「私たちには助けが必要であり、保護が必要だということを分かって欲しい。権力の座にある人々が、私たちのためにヘイトに立ち向かってくれることが必要なのだ」 ===== Just came upon an attack on an elderly Asian woman on Market Street San Francisco. Effort I got more details pic.twitter.com/5o8r0eeHE2— Dennis O'Donnell (@DennisKPIX) March 17, 2021

アトランタのアジア系ら銃撃事件、犯人の動機は性依存症だった?

<アジア系を狙ったヘイトクライムとみられたが、容疑者は人種的な動機ではないと供述> 米ジョージア州アトランタの3店舗のマッサージ店で3月16日に相次いで発生した銃撃事件は、アジア系を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)とみられていたが、警察の取り調べで容疑者が人種的な動機を否定していることが分かった。 容疑者はセックス依存症に悩んでおり、その「誘惑の場」を破壊しようとした可能性もあると、警察はみている。 警察は事件の数時間後、銃で8人を殺害した容疑で、ジョージア州ウッドストック在住の21歳のロバート・アーロン・ロングを逮捕した。ロングは抵抗しなかった。 事件で亡くなった8人のうち6人がアジア系の女性だったことから、アジア系を狙ったヘイトクライムとの見方が強まり、アジア系コミュニティーに衝撃が走った。 だが17日の記者会見で、捜査当局は現時点では犯行の動機は断定できないと発表した。 ジョージア州チェロキー郡のフランク・レイノルズ保安官は会見で、ロングは人種的な動機はなかったと供述しており、セックス依存症との関連が疑われると述べた。 「被疑者は何らかの問題、おそらくはセックス依存症を抱えていることをほのめかしており、過去に事件が起きた店のいずれかに足繁く通って散財していたのではないか、とわれわれは見ている」 容疑者のロングはバプテスト教会の熱心な信徒だった Crisp County Sheriff's Office 「信仰にのめり込んでいた」 会見に同席した保安官事務所の広報担当ジェイ・ベイカー警部は、ロングは「犯行を認めている」と語った。 「保安官が述べたように、動機を断定するのは時期尚早だが、被疑者は人種的な動機ではないと主張している。被疑者は自分が抱える問題をセックス依存症とみなし、マッサージ店は自分のような者が頻繁に通うことが許される場だと思っていたようだ。彼にとってマッサージ店は、自分が消し去りたい欲望を駆り立てる誘惑の場だったのだろう。現時点ではそれが動機だとは断言できないが、被疑者はそう供述している」 ロングはジョージア州ミルトンのクラブアップル・ファースト・バプテスト教会に通っており、高校時代の同級生の話では「信仰にのめり込んでいた」という。 銃撃事件後、同教会は公式ホームページとソーシャルメディアの公式アカウントを閉鎖。教会幹部が「全ての関係者に対し、断腸の思い」を抱いているとの声明を出した。 ===== 保安官はまた、防犯カメラに映った犯人の画像をソーシャルメディアで公開し、情報提供を呼びかけると、ロングの両親から「うちの息子です」とすぐに連絡があったことも明かした。 「私が直接話をした。ご両親はひどく取り乱しておられたが、逮捕に非常に協力的だった」 ロングはアトランタから240キロ程南のクリスプ郡で、午後8時半前後に逮捕された。 アトランタのケイシャ・ランス・ボトムズ市長は17日の記者会見で、ロングはフロリダ州に向かい、さらに銃撃を行うつもりだったと、捜査当局がみていることを明かした。 「アトランタで昨日起きた事件が痛ましい悲劇だったことは言うまでもないが、さらに多くの被害者が出る事態は避けられた」 ===== <アジア系への暴力や嫌がらせが増加、米女優も立ち上がる> ■アジア系というだけで道路に叩きつけられたマンの知人女性 This is the guy you guys helped @nypd find and arrest. This is him attacking my friend's mom who is a petite 5-foot-3 Chinese woman. Fuck this guy. The internet is undefeated. Thank you thank you thank you #StopAsianHate #ProtectOurElders @NYPDnews @NYPD109Pct pic.twitter.com/DOTglNd5xK— O M (@oliviamunn) February 18, 2021 ■MSNBCテレビに出演して助けを求めたマン(右から2番目) "We need help to feel safe in our country." Actress @oliviamunn and Sam Cheng join @kendisgibson and @lindseyreiser to discuss the rise in Asian-American crimes after Cheng's mom was attacked this week in Queens. pic.twitter.com/Pg3o0RpMzI— MSNBC Live: Weekends (@MSNBCweekends) February 20, 2021 ■新型コロナウイルス流行の初期、ニューヨークで暴行受けたマスク姿のアジア人女性 Chinese woman gets attacked for wearing a mask in nyc. #coronaviruschina #coronavirus #NYC pic.twitter.com/IlaYC9aMjE— Tony (@TonyySays) February 4, 2020

コロナでアジア系への暴力や嫌がらせが増加、米女優オリビア・マンら立ち上がる

<トランプが新型コロナウイルスを「チャイナウイルス」などと呼んで敵意を煽ったせいもあり、アジア系へのヘイトクライム(憎悪犯罪)が増えている。バイデン政権はこれを止めると誓ったが> アジア系アメリカ人の人気女優オリビア・マンは2月20日、アジア系を狙った暴力事件がアメリカで増加している問題について発言した。 「私たち(アジア系)の社会で何が起きているか、みんなに聞いてもらいたい。理解してもらいたい」とマンはMSNBCのインタビューで語った。「アジア系の人々に対するヘイトクライム(特定の人種に対する憎悪による犯罪)は猛烈な勢いで増えている。私たちが自分の国で安全に暮らすには(みんなの)助けが必要だ。そして私たちに何が起きているか、きちんと伝えてくれる人たちが必要だ」 ■MSNBCテレビに出演して助けを求めたマン(右から2番目) "We need help to feel safe in our country." Actress @oliviamunn and Sam Cheng join @kendisgibson and @lindseyreiser to discuss the rise in Asian-American crimes after Cheng's mom was attacked this week in Queens. pic.twitter.com/Pg3o0RpMzI— MSNBC Live: Weekends (@MSNBCweekends) February 20, 2021 マンはアジア系を標的にした暴力について、ソーシャルメディアで問題提起した。きっかけとなったのは、ニューヨークのクイーンズでパン屋の行列に並んでいたアジア系の友人の母(52)が男に突き倒された事件。容疑者は逮捕され、暴行と嫌がらせの罪で起訴されたとABCニュースは伝えている。 ■アジア系というだけで道路に叩きつけられたマンの知人女性 This is the guy you guys helped @nypd find and arrest. This is him attacking my friend's mom who is a petite 5-foot-3 Chinese woman. Fuck this guy. The internet is undefeated. Thank you thank you thank you #StopAsianHate #ProtectOurElders @NYPDnews @NYPD109Pct pic.twitter.com/DOTglNd5xK— O M (@oliviamunn) February 18, 2021 容疑者逮捕の報を受け、マンはこうツイートした。「インターネットは負けない。ありがとう、ありがとう、ありがとう」 中国起源と言われる新型コロナウイルスの流行が始まって以降、アジア系アメリカ人に対する暴行や強盗といった犯罪は急増している。アジア・太平洋諸島系(AAPI)の人々のための組織が集まって結成した「ストップAAPIヘイト」によれば、昨年3〜12月までに目撃報告のあったアジア系に対するヘイト行為は2808件に上ったという。このうち、被害者が60歳を超えるケースは約7%だった。タイム誌は、事件はサンフランシスコとオークランドのチャイナタウンで特に多く発生していると伝えている。 政界では黒人や中南米系との連携も マンを始めとするセレブたちはソーシャルメディアを使い、社会正義の実現を求めるとともに暴力事件の増加について啓発を行っている。テレビ局KPIX5によれば、オークランドのチャイナタウンで最近起きた3人のアジア系住民に対する襲撃事件を巡り、俳優のダニエル・ダッド・キムとダニエル・ウーは容疑者につながる情報提供に2万5000ドルの懸賞金を出すと明らかにした。 全米レベルでこの問題に対処するため、アジア系とアフリカ系の連携も始まった。ナンシー・ペロシ下院議長は19日(第2次大戦中に日系人の強制収容につながる大統領令が署名された日だ)、アジア系、黒人、中南米系の議員団の代表者らとともに記者会見し、アジア系への暴力事件の増加を非難した。 「AAPIの人々は、目下の新型コロナウイルスのパンデミックや経済危機のみならず、自分たちのコミュニティに対する偏狭な攻撃の脅威に直面している。受け入れがたい不当な状況だ」とペロシは述べた。「こうした暴力のまん延は、わが国の良心に対する挑戦だ。民主党が多数派を占める連邦議会はこれと戦い、対抗し、終止符を打つ取り組みを行っている」 Today, I was honored to join members of @CAPAC & others to shine a light on the surge of violent crimes targeting the AAPI community. This epidemic of violence is a challenge to the conscience of our country, which our Dem Congress is committed to combating, confronting,