「ヘイトクライム」の記事一覧

絶えないアジア人差別 ドイツでは?

<ドイツでは、アジア人に対する差別はほとんど調査の対象になってこなかったが、今回、ベルリン自由大学などが調和をおこなった> アメリカでは相変わらずアジア人に対する差別・暴力が絶えない。ドイツではしかし、全国を揺るがすようなアジア人へのヘイトクライムは今のところ聞こえてこない(数十年前には何件かあった)。昨年のBLM運動はドイツでも大きく注目され、以後ドイツ国内の黒人に対する研究が行われたり議論が交わされたりしたが、Stop Asian Hateのほうは、こちらでは国内問題としてはそれほど注目を集めて...

アジア系男性が激しい暴行で重症、NY市警が動画を公開

<全米でアジア系に対する暴力事件が頻発するなか、空き缶を拾っていた男性がいわれなき犯行の犠牲に> ニューヨークでまたアジア系の男性(61)が激しい暴行を受け、昏睡状態にある。ビル・ビル・デブラシオ市長は犯人を逮捕すると怒りをあらわにした。 中国からの移民ヤオ・パン・マーは4月23日の夜、イーストハーレムで空き缶を集めているところを襲われた。ニューヨーク市警によれば、被害者は背後から近づいてきた何者かに「背中を殴打され、地面に倒れた」。「被害者が倒れると、犯人は被害者の頭を何度も蹴り、踏みつけ、徒歩で...

トランスジェンダーの子供を脅かす暴力的な米保守派

<トランスジェンダーの子供に対する薬物治療を罰する法案を批判する証言を行った子供に「死ね」と脅迫が殺到> テキサス州に住む小学4年生のトランスジェンダー、カイ・シャプリーは4月12日に州議会の委員会で証言を行った。その後カイのSNSアカウントには「死ね」などの脅迫メッセージが殺到していると、母親のキンバリー・シャプリーは訴える。 カイがテキサス州上院州務委員会に喚問されて証言を行ったのは、保守派の議員団が提出した法案の審議のためだ。 問題の法案1646号は、「第二次性徴を抑制する処方薬または性転換の...

アジア系を守れ! 大統領副補佐官に日系人、街ではボディーガード制……試み続々

<アジア系を標的にした銃撃など事件が絶えないアメリカで、暴力と武装に頼らず差別主義と闘うための試みが広がっている...... > アジア系が被害者となる痛ましい事件がアメリカで続く。3月にはアトランタなど複数のマッサージ店で銃撃事件が相次ぎ、アジア系女性6名を含む8名が犠牲となった。ベイエリアとニューヨークを中心にヘイトクライムは急増しており、全米での差別的事件は過去1年間で3700件を数える。 事態を重く見たバイデン米大統領は4月14日、ヘイト問題に対応する大統領副補佐官ポストを新設し、日系人のエ...

日本や韓国はアジアじゃない? アジアの「異質さ」が差別との闘いを難しくしている

<アトランタの銃撃事件は世界に衝撃を与えたが、「黒人」と違って「アジア系」は連帯して闘いに挑むにはあまりに多様> 去る3月16日に米ジョージア州アトランタで起きた銃撃事件は衝撃的だった。犠牲者8人のうち6人がアジア系の女性だったからだ。そこで問題。そもそも欧米社会における「アジア系」とは誰を指すのか。 あの事件に対するアメリカ政府の反応を伝えるに当たり、複数のメディアは副大統領のカマラ・ハリスを犠牲者たちと同じ「アジア系アメリカ人」と呼んでいた。確かに彼女はインド人の血を引いているが、犠牲者の多くは...

「交際相手がゲイと知ったショックで殺してしまった」という弁護がやっと禁じられる

<相手がゲイやトランスジェンダーだと知って一時的に精神錯乱状態に陥ってしまった、と殺人や暴行を正当化する弁護がバージニア州で禁じられた。南部では初めてだ> 米バージニア州は2021年3月31日(現地時間)、南部諸州で初めて、殺人や暴行事件の裁判で被告の弁護に「ゲイ・パニック」と「トランスジェンダー・パニック」を用いることを禁じる州法を成立させた。 民主党の州知事ラルフ・ノーサムが署名、成立したこの法律は、殺人や暴行事件を起こした被告が、交際相手がゲイやトランスジェンダーとわかったから、あるいはゲイや...

韓国系移民の共和党候補が「中国系移民はアメリカに来るな」と発言

<下院補選への出馬に意欲見せるも、先輩の韓国系女性議員からは総スカン> トランプ政権で中小企業庁の高官を務め、今はテキサス州の下院補選に共和党候補として出馬を狙うセリー・キムが、中国からの移民の入国を拒絶すべきだと述べて物議を醸している。自分は韓国系だから、こうした発言をしても許される――そんな主張も行った。 キムは3月31日に行われた政治集会で、中国からの移民は新型コロナウイルスを持ち込む可能性があるため、アメリカへの入国を認めるべきではないと述べた。こうした主張は、アメリカでアジア系への差別が深...

あからさまな中国人差別を含む社会科テストで米中学校教諭3人が休職処分

<回答の選択肢に「中国ではげっぷをしたら唇を切り落とすのが普通」と記載> 米テキサス州の中学校で、社会科テストの設問に中国人に関する差別的な記述があり、担当教諭3人が休職処分を受けた。中学校を管轄する学区が、事実関係の調査を進めている。 問題が起きたのは、テキサス北部のブララック中学校。社会科の授業を受けていた女子生徒の姉が、テストの設問の写真を撮影した。設問には、このように書かれていた「以下のうち、中国で普通に行われていることとして正しいものはどれか?」 地元テレビ局KHOUによると、設問の選択肢...

<閲覧注意>アカの他人がいきなり殴る蹴る……見境なくしたアジア系への暴行、周囲も見てみぬふり

<中国が起源と言われる新型コロナウイルスの出現から始まったアジア系に対する嫌がらせや暴力がエスカレートしていることを物語る衝撃の動画が相次いだ> ニューヨーク州ブルックリンのホーム・デポ店内で3月29日、アジア系の男性が人種差別的な中傷を浴びせられ、身体的暴力を振るうぞと脅される事件が起こった。 当局によれば容疑者は、標的になった男性に対して「誰にも」通報するなと警告したあと現場を離れたという。被害者の男性は、この事件をホーム・デポの従業員に伝えたあと、ニューヨーク市警察(NYPD)の第75管区の警...

米国:アジア系へのヘイトクライム、どのくらい増えているのか?

3月16日、アメリカのアジア系コミュニティーに衝撃が走る事件が発生した。 ジョージア州アトランタの3店舗のマッサージ店が白人男性によって銃撃され、犠牲者8人のうち6人がアジア系女性だったことから、アジア系を狙ったヘイトクライム(憎悪犯罪)との見方が浮上。 その後の警察の取り調べで容疑者は人種に基づく動機を否定したが、このところアメリカではアジア系を狙った犯罪が急増しており、バイデン米大統領も事件前の11日の演説でアジア系に対するヘイトクライムを非難していた。 犯罪増加の背景として、新型コロナウイルス...