「ヘルス」の記事一覧

がんを発症の4年前に発見する血液検査

<胃がん、食道がん、大腸がん、肺がん、肝臓がんを、従来より4年早く発見する血液検査法が見つかった> 4年以内に特定のがんを発症するかどうかを予測できる血液検査が開発された、とする研究論文が公開された。 「PanSeer」と呼ばれるこの検査では、よく見られる5種類のがん(胃がん、食道がん、大腸がん、肺がん、肝臓がん)を、すでに診断された患者の88%で検出でき、精度は96%だった。 のちにがんと診断された無症候性患者でも95%でがんを検出した。ただし、この結果を裏づけるためにはさらなる研究が必要だと、『...

大切な人との「別れ」に苦しむ人へ──カリスマゲイ精神科医が授ける自分を取り戻す処方箋

<人生をともにしたパートナーを死別で失った精神科医が、自身の経験をもとに心の癒し方をアドバイスする> 新型コロナウイルスがもたらした悲劇のひとつは、患者が亡くなる最期の時さえ身近な人とともに過ごすことができないことだと言われる。また、自然災害など予期せぬ事態で、突然、大切な人を失ってしまうこともある。 大切なあの人に、もう二度と会うことができない──「大切な人との別れ」は人生の中で誰にでも起こり得る。しかしながら、「その時」に備えられている人は多くない。もしも「その時」が来たら、自分の心身にはどんな...

新型コロナ、血液型によって重症化に差が出るとの研究報告 リスクの高い血液型は?

新型コロナウイルスへの感染や症状の重度が患者の血液型や遺伝因子に関係する可能性が、18日公表された研究結果で示された。A型では新型コロナ感染リスクだけでなく、症状が重症化するリスクも高いという。 研究は欧州の研究者グループが欧州の新型コロナ流行のピーク時に4000人超の遺伝子を分析し、感染者や重症化した患者の関連性を探った。A型の患者では重症化するリスクが他の血液型に比べ45%高いことが分かった。一方、O型の患者は35%低い可能性があるという。 研究を率いたノルウェーオスロ大学病院のトム・カールセン...

日本の未婚男性は長生きしないのに、女性は既婚より未婚の方が長生きする不思議

<2000年以降、出産や育児などの負担がある既婚女性よりも未婚女性の方が長生きする傾向が続いている> 日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が86歳となっている(2016年)。世界有数の長寿国で、アフリカ諸国の「人生50年」とは大きな違いがある。近い将来「人生100年」の社会になるという予測もある。 だが日本人と言っても一様ではなく、様々な生活条件の下で暮らしている人々の集合体だ。都市と農村では生活様式が違い、寿命にも差があるし、経済的に恵まれた人とそうでない人の「いのちの格差」もある。国や自治体はこ...

20分のウォーキングがコーヒー1杯のカフェインと同等に記憶力を向上させる

<カナダ・ウェスタン大学の研究によると、有酸素運動は、カフェインと同程度に作業記憶を向上させるという....> カフェインは記憶力の向上に効果があることが知られているが、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶し、処理する「作業記憶(WM)」の向上には、短時間の有酸素運動にもカフェインと同等の効果があるという。 有酸素運動は、カフェインと同等に、作業記憶を改善させる カナダ・ウェスタン大学の研究チームは、カフェインと有酸素運動の作業記憶への効果を比較した。2019年12月23日に「サイエンティフィック・...

アラフィフ女性の睡眠時間を奪う、早朝の子どもの弁当作り

<夫婦で分担したり、高校生なら自分で作るのも一策だが、実際には弁当作りは母親のワンオペになっている> 日本人の睡眠時間が短いのはよく知られている。外国の人からは「仕事時間が長いからだろう」と思われているようだが、実は寝不足なのは女性のほうだ。 2016年のデータで15歳以上の睡眠時間の中央値を出すと、男性は385分、女性は378分となる(厚労省『国民生活基礎調査』)。年齢層別にみるとアラフィフ年代に谷があり、45〜54歳の女性では356分と6時間を割り、7人に1人が5時間未満となっている。「働くママ...

2メートルでは防げない、咳でできる飛沫の雲

<咳についての新しい研究で、現在推奨されている2メートルの対人距離では安心できないことがわかってきた> 新型コロナウイルス対策として、現在は2メートルの対人距離をとることが推奨されている。だがウイルスなどの病原体を運ぶ可能性がある唾液の飛沫から身を守るうえで、果たして十分な距離といえるのだろうか──こうした疑いを裏付ける研究が発表された。 キプロスにあるニコシア大学の研究者は、咳と唾液に関する既存のデータを使用して、さまざまな条件下で唾液の飛沫が空気中をどのように移動するか、コンピューターでシミュレ...

注目高まる糞便移植、健康な便が腸疾患に効く?

<糞便需要が急増している。だが「質のいい便」とは何か。動物保護団体は菜食を増やすチャンスとアピールするが──。本誌特別編集ムック「世界の最新医療2020」より> なぜ菜食は肉食より好ましいのか。野菜しか口にしないビーガン(完全菜食主義者)に聞けば、きっと意外な答えが返ってくる。肉を食べなければ家畜の飼育に伴う二酸化炭素の排出を減らせるし、食生活由来の癌や慢性疾患のリスクも動物虐待行為も減らせる......。 だけではない。動物の権利擁護団体PETAによれば、私たちの排出する糞便の「質」を高める効果も...

精巣が新型コロナウイルスの「隠れ家」に? 否定的な見解も

<精巣が新型ウイルスの隠れ家となり、免疫システムから逃れている可能性があるという仮説が事実なら...> 世界で猛威を振るい、人類の脅威となっている新型コロナウイルス感染症。「なぜ男性が女性よりも重症化しやすいか」との疑問に対して、アメリカとインドの研究者らは「睾丸に原因がある」との仮説を打ち立てた。...

外出自粛で免疫力が落ちる!? 元祖・部屋トレ「囚人トレーニング」の健康効果

<自粛生活で運動不足になると、免疫力が低下するおそれがある――。今の「コロナ時代」にこそ、世界中で支持されてきた「プリズナートレーニング」が効果的だ> 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界中のスポーツジムが閉鎖に追い込まれている。 日本でも、緊急事態宣言を受けて各地方自治体が「3密」の懸念があるスポーツクラブに休業を要請。ジム通いをしていた多くの人たちにとって、日常のトレーニングが継続不可能になりつつあるのが現状だ。 さらに定期的に運動をしていた人たちだけでなく、外出自粛は多くの人たちの健康に...