「メルケル」の記事一覧

独メルケル首相演説が2020年スピーチ・オブ・ザ・イヤーに

<今月9日、ドイツ、メルケル首相の連邦議会でのスピーチが世界でも大きく報道されたが、新型コロナウイルスを真剣に受け止めるよう国民に訴えかけた今年3月のスピーチが2020年の「今年のスピーチ」に選ばれた......> パンデミック初期の3月18日にメルケル首相が国民に向けて行ったテレビ演説(日本語訳)は世界的に高く評価されたが、同演説がこのほどドイツ、テュービンゲン大学の修辞学者たちによって2020年の「今年のスピーチ」に選ばれた。 メルケル首相といえば今月9日、連邦議会でのスピーチが日本をはじめ世界...

ドイツ、11月2日から1カ月の緊急ロックダウンへ 飲食店閉鎖・旅行自粛も要請

ドイツのメルケル首相は28日、再拡大する新型コロナウイルス流行に対応するため、11月2日から1カ月間、緊急の部分的なロックダウン(都市封鎖)措置を実施すると発表した。 メルケル首相は16州首相との会合後、感染状況が「極めて深刻」で、「直ちに行動を取る必要がある」と言明した。同時に、新たな措置は経済的影響を最低限にとどめることが目的とも強調した。 新措置の下、集会は2家族、10人以下に制限する。私用および不要不急の旅行の自粛を促し、ホテル宿泊は出張者のみに限定する。 レストランやバー、ジムやプール、映...

ロシアの毒殺未遂にメルケルが強気を貫けない理由

<メルケル独首相はナワリヌイ氏の毒殺未遂について、ロシア政府を非難──だが両国を結ぶ大規模パイプライン事業の存在がさらに強いメッセージを発信する障害に> ロシアの反体制活動家アレクセイ・ナワリヌイに毒物が使用された事件は、国際社会に厄介な問題を突き付けている。ロシア政府に強いメッセージを発信するにはどうすればいいのか、という問いだ。 ナワリヌイは、シベリアからモスクワに向かう旅客機の中で意識不明の重体となった。旅客機は緊急着陸し、ナワリヌイはシベリアのオムスクにある病院に入院。その後、家族らの希望で...

「死に体」のはずのメルケルが欧州のリーダーに返り咲き

<模範的なコロナ対策やEU理事会の議長国就任で来年退任予定のレームダック首相は注目の人に。メルケルとドイツは再びEUのリーダー役を引き受けた> 誰にだって、2度目のチャンスは与えられるべきだ。ドイツのアンゲラ・メルケル首相も例外ではない。 政権を率いて約15年、現任期が満了する来年に退任予定のメルケルは、やり残した仕事に取り組む覚悟のようだ。ドイツが7月1日、半年ごとの輪番制のEU理事会議長国に就任したおかげで、特に自国の気候変動対策強化やデジタル化、欧州の結束促進でチャンスを手にしている。 メルケ...

独メルケル首相が選んだ対コロナ国際協調 トランプの内向き姿勢と一線

昨年9月、中国・武漢市内を移動していたドイツのメルケル首相は、揚子江(長江)にかかる橋に差し掛かったところで車列を止めさせた。メルケル氏はそこで、革命の指導者・毛沢東が人民に向けて披露したパフォーマンスの話を聞きたかった。 車を降りたメルケル氏は橋の上でポーズを取り、写真を撮らせた。1966年、毛沢東はこの場所で毎年恒例の水泳行事に参加し、自らの健在ぶりとリーダーシップを象徴的に誇示した。 メルケル氏にとっては単なる記念撮影だった。この地がまもなく、世界で40万人以上の死者を出すパンデミック(世界的...

独、16州知事が一部店舗の営業許可 メルケル「第2波回避に向け自粛を」

ドイツでは新型コロナウイルスの感染拡大抑制のために実施された約1カ月に及ぶロックダウン(都市封鎖)を経て、今週から一部の店舗が営業再開を始めた。一方、メルケル首相は流行第2波を回避するため、営業自粛継続を呼び掛けている。 国内16連邦州の知事による合意の下、自動車ディーラーや自転車ショップ、書店など800平米の店舗が今週から営業再開することが認められた。 もっとも、新型コロナ抑制措置の緩和は段階的で、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)措置は5月3日まで実施。学校再開も2週間後の5月4日で、最...

独メルケル首相「G7首脳会議でWHO支持を表明」

ドイツのメルケル首相は16日に開かれた主要7カ国(G7)首脳によるテレビ会議で、新型コロナウイルスの世界的流行に対処するための一段の国際協調を訴えるとともに、世界保健機関(WHO)に支持を表明した。ザイベルト報道官が明らかにした。 トランプ米大統領は14日、新型コロナへのWHOの対応を巡り、検証作業を進める間、資金拠出を一時的に停止すると表明しており、多数の国の首脳から批判を受けている。 ザイベルト氏の声明よると、メルケル氏はテレビ会議で、現在の危機は国際協調による強力な取り組みでしか対処できないと...

難民危機ではなくウイルス危機に敗れたドイツ極右

<新型コロナウイルスの大流行で分断されたヨーロッパの現状は、まさに極右政党の主張どおり。だが国民の注目は政府に移り、極右勢力の影響力は一気に失われた> ドイツの極右ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢」(AfD)はこれまで、ほぼ定期的に世間の注目を集め、それを政治的な勢いに変えてきた。 AfDに属する政治家たちは天性の挑発の才能に恵まれており、難民と移民排斥への執拗なこだわりと政府の失敗を非難する無数のネット投稿を通じて、AfDは常にマスコミで大きく扱われ、ドイツの政治的議論の方向性に不釣り合いに...