「メンタルヘルス」の記事一覧

「みんな承認欲求をこじらせている。それを意識して選択しているか?」Tehuが語るネットと人生

<14歳で「早熟の天才」として注目され、18歳で「小4なりすまし」炎上、その後「あの人は今」的な状態だったTehuこと張惺。SNSでの「臨死体験」経験者である彼が、承認欲求との向き合い方を語った> 「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」 子供の頃は並外れた才能の持ち主だったのに、大人になったら平凡な1人として埋没してしまうことを意味することわざは、とてもよく知られている。 本当に神童が凡人になるかどうかは分からない。が、Tehu(てふ)は誰もが認める早熟の天才だった。 本名は張惺(ちょう・さとる)...

うつは外国語で治る? 言語は性格を変える

<村上春樹は、関西弁から標準語へ言葉を変えなければ作家にならなかったと述べている。言語が人の思考方法や性格に与える影響とは?> 錦織の会見は最初に英語の質問、そして日本語となる。(......) 英語は「ほとんどすべて支配した」と最大級の自画自賛。これが本音だろう。日本語になると、日本人らしい謙虚さが顔を出した。「相手も本調子じゃなくミスも多かったので、もっとレベルを上げていける」(朝日新聞、2015年3月30日 朝刊) 錦織選手は二重人格なのか? いや、そうではない。錦織選手に限らず、外国語を話す...

コロナ不安がもたらす眠れない夜の克服法

<命と睡眠が脅かされ1日のリズムは崩壊、不眠の改善は日常の工夫がカギに。本誌2020年8月25日号「コロナストレス 長期化への処方箋」特集より> 新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから、睡眠導入剤の助けなしにぐっすり眠れたのはたった3晩だけだ。とはいえ寝付くのは早い。神経が疲れ切っているからだ。今はご多分に漏れず、私も1日15時間ネットでニュースをチェックし、せっせとメールを送り、オンライン会議をし、くよくよ考え込んでいる。 だからいったん寝付いても夜中にパッと目が覚める。そして、ありとあらゆる...

子供だってコロナストレスを感じている

<自宅待機による子供への影響は性格や年齢によってさまざまだが、大事なのは親が精神的に安定していることだ。本誌「コロナストレス 長期化への処方箋」特集より> 今年3月、新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐため、自宅待機に入った6日目のこと。3歳の娘との散歩から戻るなり、夫が言った。「お隣さんに会ったんだけど、この子のおしゃべりが止まらなくてね。どうやら僕らが相手じゃ物足りないみたいだ!」 コロナ禍で子供同士の「付き合い」が断たれたことに、罪悪感と不安を覚えているのは、筆者たち夫婦だけではない。無理もな...

第2波でコロナ鬱、コロナ疲れに変化、日本独自のストレスも

<会社員、大学生、高校生、医療従事者......。長期化が現実になり、自粛と分断と日本型社会の中、メンタルヘルスの問題が深刻化している。バーンアウト(燃え尽き)を防ぐにはどうすればいいのか、精神科医がアドバイスする。本誌「コロナストレス 長期化の処方箋」特集より> 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波到来が、既に現実のものとなってきている。増加する一方の患者数に加え、はっきりしない政府・自治体の政策に、不安を感じている人がほとんどだろう。 4月7日に政府より緊急事態宣言が発令される前...

リモートワークのストレスから社員を守れ──経営者が知っておくべき4つのポイント

<抱えている責任や住環境によって在宅勤務の負担は人それぞれ。従業員の健康維持のために企業が知っておくべきポイントとは? 本誌「コロナストレス 長期化への処方箋」特集より> 新型コロナウイルスの感染拡大によって世界中で一気に普及した在宅ワーク。感染防止のメリットは大きいが、一方で社員の健康面に深刻なリスクを引き起こす恐れもある。 コロナ禍で初めてリモートワークを経験した人も多いなか、従業員の健康維持のために企業は何をすべきか。人事管理の研究者として企業の取り組みを調査してきた私たちは、社員の健康を守る...

「万病の根源って『仕事』じゃないですか…」 のんびり屋として生きてきた彼女の心の充電法

<発売2カ月で7刷。韓国の人気イラストレーターによるエッセイ『怠けてるのではなく、充電中です。』が、日本でも話題を呼んでいる。ベールに包まれていた著者のダンシングスネイルさんに、名前の由来、そしてこの本を出した理由について聞いた> 『怠けてるのではなく、充電中です。』(生田美保訳、CCCメディアハウス)は、すばらしい「絵」と「共感能力」で多くのベストセラーを生み出すも、これまでベールに包まれていたイラストレーター「ダンシングスネイル」の初のエッセイ。 『死にたいけどトッポッキは食べたい』(ペク・セヒ...

水道水に含まれるリチウムが自殺防止に?

<英国の大学の研究者らが、水道水に含まれるリチウムの量と自殺率の関係について、過去に7カ国で行われた15の地域相関研究を対象にメタ分析を行った......> 水道水のリチウム濃度と自殺率の関係 リチウムが水道水に多く含まれる地域ほど、自殺率が低いことが明らかになった。過去に7カ国で行われた15の地域相関研究を対象に、英国の大学の研究者らがメタ分析を行ったもの。結果は、英国の精神科専門誌「ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・サイキアトリー」に掲載されている。 メタ分析を行ったのは、英国のサセックス大学と...

トランプ姪の暴露本は予想外の面白さ──裸の王様を担ぎ上げ、甘い汁を吸う人たちの罪

<メアリー・トランプが罪深いと告発するのは叔父ドナルドではなく、彼の暴走を許し続けている人たち。本書タイトル「うんざりなのにやめられない」の真意とは> いわゆる「ドナルド・トランプ本」は掃いて捨てるほどある。どれも真偽の程は別として「読めばあきれる」話ばかりだが、本人の姪メアリー・トランプの書いた本書『トゥー・マッチ・アンド・ネバー・イナフ(Too Muchand Never Enough)』(7月14日刊)はさすがにひと味違う。直訳すれば「うんざりなのにやめられない」みたいな意味で、副題では現職の...

大切な人との「別れ」に苦しむ人へ──カリスマゲイ精神科医が授ける自分を取り戻す処方箋

<人生をともにしたパートナーを死別で失った精神科医が、自身の経験をもとに心の癒し方をアドバイスする> 新型コロナウイルスがもたらした悲劇のひとつは、患者が亡くなる最期の時さえ身近な人とともに過ごすことができないことだと言われる。また、自然災害など予期せぬ事態で、突然、大切な人を失ってしまうこともある。 大切なあの人に、もう二度と会うことができない──「大切な人との別れ」は人生の中で誰にでも起こり得る。しかしながら、「その時」に備えられている人は多くない。もしも「その時」が来たら、自分の心身にはどんな...