「メンタルヘルス」の記事一覧

部下が適応障害? 過重労働・パワハラ・悪しき人間関係を調整するのは上司の仕事

<適応障害の外部要因(ストレス要因)の調整は、医師など第三者にはできないこと。「特別扱いはできない」などの言い訳は許されないと心療内科医の森下克也氏は言う。対処しなければ、法的な責任まで問われかねない> 適応障害とは、どういう病気なのか。部下が適応障害にかかってしまったとき、その兆候が見られたとき、上司は一体どう行動すればいいのか――。 「職場のうつ」と呼ばれることもある適応障害。約30年にわたってその治療に当たってきた心療内科医の森下克也氏は、『もしかして、適応障害?』(CCCメディアハウス)を当...

適応障害で多いパターンは、相当悪化してから、あわてて心療内科を受診すること

<もしも部下が適応障害になったら、どうすればいいのか。当事者向けと上司向けの「適応障害」本を執筆した心療内科医の森下克也氏は、悪化する前に気付くためのチェックリストがあると言う> 適応障害とは、外部環境にストレスとなる原因があり、それに長期間さらされることによって起こる、心と身体の病気のこと。「職場のうつ」と呼ばれることもある。 心療内科医として、約30年にわたって適応障害の治療に当たってきた森下克也氏は、『もしかして、適応障害?』(CCCメディアハウス)を当事者向けに上梓。そしてこのたび、その続編...

部下が適応障害? 親身に相談に乗り、仕事を減らしてあげるのが良い対応とは限らない

<もしも部下が適応障害になったら、どうすればいいのか。上司の果たす役割は非常に大きいが、まずい対応を取ってしまう人は多い。心療内科医の森下克也氏は、まずい対応には4種類あると言う> 適応障害は、もはや珍しい病気ではない。あなたの会社や身の回りにも、心を病んでしまった人が1人や2人、いるのではないだろうか。 適応障害とは、外部環境にストレスとなる原因があり、それに長期間さらされることによって起こる、心と身体の病気のこと。「職場のうつ」と呼ばれることもある。 問題は、薬を服用しただけでは治らないことだ。...

敏感すぎる人に伝えたい、HSP当事者の心理学者による「強みに変える」方法

<光や音などの刺激に鋭く反応して動揺する、相手の気持ちを敏感に察知しすぎて苦しい。これは「敏感すぎる人=HSP」の特徴。日本でも急速に認知されつつあるHSPだが、その敏感さは障害ではなく、大切に育てるべき特性だという> 同僚がキーボードを叩く音が気になって仕方がない、暴力シーン満載の映画を見ると何日も眠れなくなる、友人の悲しみに共感し過ぎて涙が止まらない。 他のみんなは平気そうなのに、どうして自分だけ......。人知れず、そんな悩みを抱えている人はいないだろうか。 人混みや騒音、光、触感、匂いなど...

今改めて問う、日本独自の概念である「生きがい」って何?

<健康を維持するには運動や食事に気をつけるばかりでなく、心を元気にしてくれる楽しみを持つことも不可欠> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2020年11月26日付)からの転載です。 Q1. 人生を"より良く"生きていく上で、「生きがい」は必要だと思います。ただ、改めて考えると生きがいとは何でしょうか? ■"生きがい"の概念は多様 一般に"生きがい"とは、「生きるはりあい」、あるいは「しあわせを感じるもの」、「生きる価値や経験を実現できるもの」と考えられています1。ただ、概念は非常に曖昧で必ず...

大人として生きるのは大変、韓国には「自分一人食わせていくのも手に余る」という言葉もある

<コロナ禍で人間関係に悩む人が増えているが、韓国のベストセラーエッセイ『ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。』の著者、ダンシングスネイルは「ただ大人になるだけでも立派」と話す。人との距離感をどう取ればいいか、この息苦しい時代にどう生きていくべきか> 新型コロナウイルスの感染拡大によるライフスタイルの変化で、人間関係のストレスを感じる人が世界中で増えている。 外出自粛、テレワークが推奨されている今、職場や家族、友人や恋人とのコミュニケーションをどう取ったらよいか分からないという声も多い。 そんな悩みを...

うつ病と燃え尽き症候群はまったく違うのに、見当違いな治療が蔓延している

<うつ病と燃え尽き症候群は同じ? 一度なったら何度も再発する? 抗うつ薬は効く? ドイツで著書が高く評価される臨床心理士のクラウス・ベルンハルトは、最新の科学的知見に基づき、従来の治療法に異議を唱える。うつ病や燃え尽き症候群も、自分で断ち切ることができるというのだ> 「コロナ禍」という表現がもはや日常を指すものとなりつつある今、いつまでも先行きが見通せないことに大きな不安を抱えている人、あるいは長年にわたる不安障害に苦しんできた人たちから、大きな支持とたくさんの感謝が寄せられている本がある。 脳科学...

「みんな承認欲求をこじらせている。それを意識して選択しているか?」Tehuが語るネットと人生

<14歳で「早熟の天才」として注目され、18歳で「小4なりすまし」炎上、その後「あの人は今」的な状態だったTehuこと張惺。SNSでの「臨死体験」経験者である彼が、承認欲求との向き合い方を語った> 「十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人」 子供の頃は並外れた才能の持ち主だったのに、大人になったら平凡な1人として埋没してしまうことを意味することわざは、とてもよく知られている。 本当に神童が凡人になるかどうかは分からない。が、Tehu(てふ)は誰もが認める早熟の天才だった。 本名は張惺(ちょう・さとる)...

うつは外国語で治る? 言語は性格を変える

<村上春樹は、関西弁から標準語へ言葉を変えなければ作家にならなかったと述べている。言語が人の思考方法や性格に与える影響とは?> 錦織の会見は最初に英語の質問、そして日本語となる。(......) 英語は「ほとんどすべて支配した」と最大級の自画自賛。これが本音だろう。日本語になると、日本人らしい謙虚さが顔を出した。「相手も本調子じゃなくミスも多かったので、もっとレベルを上げていける」(朝日新聞、2015年3月30日 朝刊) 錦織選手は二重人格なのか? いや、そうではない。錦織選手に限らず、外国語を話す...

コロナ不安がもたらす眠れない夜の克服法

<命と睡眠が脅かされ1日のリズムは崩壊、不眠の改善は日常の工夫がカギに。本誌2020年8月25日号「コロナストレス 長期化への処方箋」特集より> 新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてから、睡眠導入剤の助けなしにぐっすり眠れたのはたった3晩だけだ。とはいえ寝付くのは早い。神経が疲れ切っているからだ。今はご多分に漏れず、私も1日15時間ネットでニュースをチェックし、せっせとメールを送り、オンライン会議をし、くよくよ考え込んでいる。 だからいったん寝付いても夜中にパッと目が覚める。そして、ありとあらゆる...