「ロシア」の記事一覧

大統領就任20年、ロシアを「巻き戻した」プーチンの功罪を9人の識者が斬る

<世界でも有数の強大な権力を誇り「終身大統領」への道を邁進するプーチンは、20年の間にロシアをどう変えたのか。そして、今後の針路は......> 現在、ロシア大統領として通算4期目の任期を務めるウラジーミル・プーチンが、最初にその職に就いたのは2000年5月7日のこと。その5カ月ほど前、ボリス・エリツィン大統領(当時)が電撃辞任すると、首相だったプーチンが後継指名を受けて大統領代行に就任。3月下旬に行われた大統領選では50%を辛うじて上回る得票率で何とか決選投票を免れ、1期目をスタートさせた。 あれ...

ロシア、新型コロナ治療でアビガンのジェネリック薬投与開始 11日から

ロシアで来週11日から、新型コロナウイルス感染症治療薬として抗インフルエンザ治療薬「アビガン」のジェネリック(後発薬)「アビファビル」の投与が始まると、ロシア直接投資基金(RDIF)幹部がロイターに明らかにした。 アビガンは富士フイルム富山化学が1990年代終盤に開発。RDIF幹部によると、アビファビルはロシアの科学者によって改良が加えられた。ロシア政府は2週間以内に改良に関する詳細を発表する用意を整えているという。 アビファビルの生産に携わる企業の生産能力は月間約6万人分という。 日本では、新型コ...

プーチン、トランプからのG7招待支持 決定には詳細な情報必要

ロシア大統領報道官は1日、トランプ米大統領がロシアなど4カ国を主要7カ国首脳会議(G7サミット)に招待する考えを示したことについて、より詳細な情報が必要としながらも、プーチン大統領は支持を示していると述べた。 トランプ大統領は5月30日、6月末の開催を目指していたG7サミットを9月以降に延期する方針を明らかにすると同時に、参加国を拡大し、オーストラリア、ロシア、韓国、インドを招待する考えも示した。 これについてロシアのペスコフ大統領報道官は「プーチン大統領は全ての方面における対話を支持している。ただ...

モスクワ、1日から都市封鎖を一部緩和 新型コロナ感染者数が減少

モスクワ市当局は新型コロナウイルスの新規感染者数が減少したことを受けて1日からロックダウン(都市封鎖)を9週間ぶりに緩和する。 3月下旬から休業していた自動車ディーラーやクリーニング店、本屋、コインランドリーなどが営業を再開する。市民は週に3回、決められた日に散歩に出ることができるほか、午前5時から午前9時までの間、屋外での運動も許される。 ショッピングセンターや大半の公園も再開されるが、併設された子供の遊び場やスポーツ施設は使用できない。 ロシア国内では依然として毎日数千人の新型コロナの感染が報告...

ロシアの穀物輸出制限が世界の食卓を脅かす

<穀物輸出の調整は国内供給の安定化のためとしているが、影響力を強めたい国々は制限対象外にするなどロシアの政治的野心が潜む> 世界有数の穀物輸出国であるロシアが4月下旬、小麦やライ麦、トウモロコシといった穀物や大豆、食用油の輸出を6月末まで停止すると発表した。新型コロナウイルスの大流行による食料供給網への影響が懸念されるなか、この決定は世界の食卓に大きな影響を及ぼしかねない。 とりわけ懸念されるのが、小麦や食用油の輸入量が多いEU諸国だ。コロナ禍による深刻な不況が予想されるなかでロシアからの輸入が滞れ...

異常に低いロシアの新型コロナウイルス致死率 陽性者が亡くなっても死因はがんなどに

今月ロシアの首都モスクワの病院で、リュボフ・カシャエバさんが74歳の生涯を閉じた。彼女は2回、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出ていたが、公式の死因とされたはコロナではなく、患っていたがんだった。 義理の娘のダリア・コルニロワさんは「医師の診断書には悪性腫瘍による死亡と記されていた。コロナとはどこにも書かれていなかった」と話す。 カシャエバさんのように、新型コロナに感染して亡くなりながら、死因は別の理由とされた人はロシアで何千人にも上る。 同国の新型コロナ感染者数は29万9941人と世界第2位だ...

感染者急増するロシアはコロナ対中包囲網にどう対応するか──モスクワ便り

未曽有の被害を人類にもたらしているコロナ災禍に対して西側諸国は、中国に賠償を求めるべく対中包囲網を強化している。蜜月の中露はどう対応するかを、プーチン側近とも接触のある「モスクワの友人」に聞いた。 対中包囲網を強化する西側諸国 今年4月29日、フランスのFRI(Radio France Internationale、ラジオ・フランス・アンテルナショナル、フランス国際ラジオ)は、<コロナに対して世界8か国が中国に100兆ドルの損害賠償を求めている 中国激怒>と報道した。それによれば、4月29日までの時...

ロシアの新型コロナウイルス死亡率0.9%に疑惑 検視で6割が他の死因とモスクワ市は不正否定

ロシアの首都モスクワ市の当局は13日、4月に市内で死亡した新型コロナ感染者のうち、6割以上の死因を新型コロナ以外として統計上処理したと明らかにした。当局は、検視によって「極めて正確」に死因の特定をしたとし、統計の不正を否定した。 ロシアの新型コロナ感染者の累計は24万2271人と、米国に次いで世界で2番目に多い国となったが、死者数は2212人と、死亡率は世界で最も低い部類に属する。このうち、感染拡大が最も深刻なモスクワの死者数は1232人。ロシア政府は大規模な検査体制を感染者増加の理由に挙げている。...

ロシア、今度は大統領報道官が新型コロナ感染 プーチンとは1カ月接触なし

ロシアのインタファクス通信によると、ペスコフ大統領報道官は12日、新型コロナウイルスに感染し、治療を受けていることを明らかにした。 タス通信によると、ペスコフ報道官が最後にプーチン大統領と会ったのは1カ月以上前という。 新型コロナの流行が始まってから、プーチン大統領はモスクワ郊外の大統領公邸から職務をこなし、多くの会議をビデオを通じて行っている。 ロシアではこれまでにミシュスチン首相ら複数の主要閣僚の感染も明らかになっている。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン...

感染爆発中のロシアで地殻変動? コロナ対応でプーチン支持急落

<あらゆる権限が大統領に集約されてきたロシアについに変化が> ロシアのプーチン大統領の支持率がかつてないほど落ち込んでいる。独立系調査機関のレバダセンターによると、支持率は2000年の就任時の61%よりも低い59%と、在任期間中では最低値を記録した。調査はロシアが3月末にロックダウン(都市封鎖)状態に入った後の4月下旬に行われ、不支持率は33%だった。 プーチンは3月、新型コロナウイルスは制御下にあると発言したが、ロシアの感染者数は5月8日現在で約19万人と世界で5番目に多く、死者数は1723人に上...