「ロックダウン」の記事一覧

新型コロナ、スウェーデンは高齢者を犠牲にしたのか

<ロックダウンをせずに独自の感染対策を貫くスウェーデンでは、死者の9割を占める高齢者に対する行動制限も緩和しようとしている> スウェーデンは新型コロナウイルス対策としてロックダウン(都市封鎖)を実施せず、独自の方針を貫いてきた。若者を含む人口の大半には「密を避ける」程度の感染防止策ですませる一方、死亡リスクの高い70歳以上の高齢者に対しては他人との接触を避けることを求めてきた。今度は、高齢者に対しても感染防止のための制限を緩和する考えだ。 世界的に論争の的になっているスウェーデンの反ロックダウン戦略...

欧州各国で感染が急増するなか、「集団免疫戦略」のスウェーデンは収束へ

<高齢者に多くの死亡者が出た集団免疫戦略だが、ロックダウンなしでも感染抑制には成功したのか?> 欧州各国で新型コロナウイルスの感染が急増し、第2波への警戒が高まるなか、ロックダウン(都市封鎖)を行わない「集団免疫戦略」を取ってきたスウェーデンでは、6月後半以降、新規の感染者数が大きく減少している。 WHO(世界保健機構)が今週29日に発表した最新の報告によると、29日までの14日間に確認されたスウェーデンの人口10万人あたりの新規感染者数は、それ以前の14日間と比べて54%減と大幅に減少した。 一方...

新型コロナ、経済封鎖の影響で餓死する子どもが12万人以上増える、との試算

<新型コロナウイルスの感染は、感染症そのものよりも、都市封鎖、貿易制限などの措置の影響が子どもたちを危機にさらしていることがわかってきた......> 国際連合児童基金(UNICEF・ユニセフ)は、2020年7月27日、「新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、消耗症(深刻な栄養状態の低下)になる5歳未満の子どもが年間670万人増え、世界全体で5400万人に達するおそれがある」と発表した。そのうち半数以上が南アジア地域で、サハラ以南のアフリカと合わせて約8割を占める。 「感染症そのものより...

コロナ禍を上手く乗り切っているのはどの国か?49カ国ランキング

<「感染被害」と「経済被害」の2つの観点から各国の対応を評価、順位付けし、上位国の傾向を考察する> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2020年7月3日付)からの転載です。 新型コロナウイルスが世界的に流行、WHOがパンデミック宣言した3月11日から4か月近くが経過した。各国は新型コロナの感染拡大を防ぐために様々な手段を講じてきたが、感染拡大抑制に効果的な封じ込め政策は、ロックダウン(都市封鎖)や外出規制に代表されるように直接的に経済活動を制限することになる。厳しい感染防止措置と経済維持がト...

フロリダの新規感染者1日で最多の2000人超 アメリカに忍び寄る新型コロナ第2波

<5月初めから性急に経済再開を始めたアメリカで、新規感染者の最多記録を更新する州が相次いでいる。感染拡大は抑えられるのか> 5月初めから徐々に経済活動を再開しているフロリダ州では、新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が6月13日と14日にいずれも2000人を超え、同州の最多記録を更新した。陽性率も過去1週間、上昇している。 6月13日、過去24時間に確認された新型コロナウイルス感染者数が2581人、14日は2016人だった。同州のこれまでの1日の最多感染者数は6月12日の1902人だった。 検査陽...

スウェーデンの新型コロナ感染者数が1日最多に、死亡率も世界屈指

<当局は、5月末からの感染者急増は検査の規模を拡大したからだというが、今や経済再開に踏み出す欧州諸国のお荷物に?> スウェーデン政府の公衆衛生局は6月11日、1日あたりの新型コロナウイルス感染確認者数が過去最高の1474人になったと明らかにした。これまで最も多かった4日の記録をほんの数日で塗り替えた。 スウェーデンでは3月下旬以降、当局者の弁を借りれば「徐々に」感染が広がっていたが、5月末から増加の勢いは増している。公衆衛生局のデータによれば、感染者数は14日の時点で5万人を超え、死者数も4874人...

ノーベル賞受賞者が都市封鎖に異を唱える

<ノーベル化学賞を受賞した生物物理学者マイケル・レヴィッド教授は、「実際の疫学を誤ってモデル化している」と英国での都市封鎖に異を唱えている......> 英国では、国民や企業の活動を強制的に制限する「都市封鎖(ロックダウン)」を2020年3月18日から実施しているが、新型コロナウイルスの感染はいまだに広がっており、5月25日時点の感染者数は約26万人、死亡者数は約3万7000人にのぼっている。 「都市封鎖は、むしろ多くの死亡者を出す結果を招いている」 英国政府に都市封鎖の実施を進言したのは、英インペ...

ロックダウンで、養蜂家が移動できず各地の農作物の受粉がままならない事態に

<世界各国で実施された移動制限は、養蜂家に飼育されているハチに大きな影響をもたらし、ひいては、農作物の栽培にも影響が及ぶおそれが指摘されてい...> 世界全体で2万種類以上のハチが生息し、植物の花粉を媒介している。私たちの食料の約75%はハチなどの花粉媒介者に依存しており、農作物の生産において不可欠な存在だ。 2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大を抑制するべく世界各国で実施された都市封鎖(ロックダウン)は、養蜂家やそのもとで飼育されているハチに大きな影響をもたらし、ひいては、農作物の栽培に...

ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑制と相関がない」と研究結果

<欧州30カ国を対象に、ソーシャル・ディスタンシングに基づく施策が新型コロナウイルス感染症の感染者数や死亡者数の減少にもたらす効果について分析した......> 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を抑制するための公衆衛生戦略として「ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)」が世界各国で採用され、欧米諸国の多くは、2020年3月以降、国民や市民、企業の活動を強制的に制限する「ロックダウン(都市封鎖)」の措置を講じてきた。 それでは実際、ロックダウンなど、ソーシャル・ディスタンシングに基づく施策は...

コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当局の科学者「恐ろしい」

<厳しい封鎖措置を取らずに集団免疫獲得を目指す政府の方針は正しかったのか> 新型コロナウイルス対策で厳しいロックダウン(都市封鎖)を行わないという独自路線を貫くスウェーデン(人口1千9万人)では、5月7日の時点で同ウイルスの感染者が少なくとも2万4623人、死者の数は3040人に達している。 この状況についてスウェーデン公衆衛生局の疫学者アンデシュ・テグネルは6日の記者会見で、「死者数3000人だ。これは恐ろしい数字だ」と語った。 テグネルは同国の新型コロナウイルス対策の責任者で、これまではロックダ...