「ワクチン」の記事一覧

ワクチンめぐり富裕国が仁義なき争奪戦 コロナ対策で逆効果に?

新型コロナウイルス感染症のワクチンに関して、この世界は仁義なき戦いの様相を呈している。 ワクチンを大量一括購入し世界中に公平に供給する計画を練っている国際的な支援団体は、この状況に憂慮を深めている。一部の富裕国が自国民のために有望なワクチン候補を何百万回分も確保しようと、先走って製薬企業と契約を締結しているのを見て困惑しているのだ。 複数の専門家によれば、米国、英国、欧州連合(EU)がファイザー、ビオンテック、アストラゼネカ、モデルナなどと結んだものを含め、こうした契約はグローバルなワクチン配布計画...

新型コロナ、次の革命的療法は人工抗体「モノクローナル抗体」か

世界は今、新型コロナウイルスのワクチンを待望しているところだが、次の大きな前進はがんなどの治療に広く用いられている生命工学的な抗体療法から得られるかもしれない。 新型コロナウイルスを特定して攻撃する「モノクローナル抗体」(特殊な細胞の複製から作り出す抗体医薬品)の開発は有力科学者らからお墨付きを得ており、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長も、新型コロナに対する「確実性がかなり高い手法」と評価している。 ウイルスがヒトの体内に入って最初の防御を通過すると、もっと特殊な抗体反応が開始、侵入ウイル...

WHO、コロナワクチンへ高まる期待をけん制「正常化への道のり長い」

世界保健機関(WHO)は3日、新型コロナウイルスに対する完璧なワクチンという「特効薬」が開発されることは永久にない可能性があり、正常化への道のりは長いと述べた。一部の国は新型コロナ対策を改める必要があると指摘した。 ロイターの計算によると新型コロナの世界の感染件数は1814万人を超えている。死者数は68万8080人。新型コロナ感染のピークが過ぎたと捉えていた国の中には再び感染件数が増えているところもある。 WHOのテドロス事務局長と緊急事態対応の責任者マイク・ライアン氏は、マスクの着用やソーシャル・...

スプートニク・ショック再来?ロシアが新型コロナワクチンの接種を10月に開始すると発表

<この話が事実なら、人類初の人工衛星打ち上げでアメリカがロシアに先を越されたスプートニク・ショック以来の衝撃だが、拙速を懸念する声も> ロシアのミハイル・ムラシュコ保健相はこのほど、国立ガマレヤ研究所における新型コロナウイルスワクチンの臨床試験が終了し、10月にも医師や教師を対象とした大規模な接種が始まると明らかにした。 ロシア国営タス通信によればムラシュコは「ガマレヤ研究所で開発された新型コロナウイルス感染に対するワクチンは、臨床研究を終え、登録手続きのための書類をまとめている段階だ」と述べたとい...

ロシア国立研究所、コロナワクチンの臨床試験が終了 10月から接種開始へ

シアのムラシュコ保健相は、国立研究所で開発していた新型コロナウイルス感染症のワクチンの臨床試験が終了したとし、10月から接種を開始すると明らかにした。インタファクス通信など複数通信社が1日に報じた。 ワクチン開発が行われたのは、モスクワにあるガマレヤ国立研究所で、現在登録のための手続きを行っている。まず医療関係者や教師に限定して接種を開始する計画という。 国内では1日に新型コロナで95人が死亡し、新たに5462人が感染した。死者は合計1万4058人、感染者は84万5443人となっている。[ロイター]...

新型コロナウイルスのワクチンは1人約4200円 米政府の契約が世界の指標に

新型コロナワクチンの価格にこのほど1つの指標が示された。 米政府は22日、製薬大手のファイザーとドイツのバイオテクノロジー企業ビオンテックから、1億回分のワクチンを約20億ドル(約2100億円)で取得する契約を結んだ。1人当たり約40ドル(約4200円)。製薬業界のアナリストの間では、他のメーカーもこれに近い価格設定を求められる可能性が高いとの見方が広がっている。 今回の契約は、ワクチンが承認されればというのが前提。1億回分のワクチンを1回あたり19.50ドルで調達することで合意した。 投与は1人に...

米ジョンソン&ジョンソン、コロナワクチン初期治験開始 動物実験で免疫効果確認

米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は30日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、米国とベルギーで初期の臨床試験(治験)を開始したと発表した。サルを使った実験で免疫効果が1回の接種で確認されたという。 J&Jが開発しているワクチンは、アデノウイルス26型(Ad26)をベクター(遺伝子の運び手)として利用するもの。英科学誌ネイチャーに掲載された論文によると、同ワクチンを接種したサル6匹全てが新型ウイルスに全く感染しなかった。 J&Jのチーフサイエンティフィックオフィサー...

新型コロナ、ワクチン開発の苦境──ワクチン実用化に時間がかかる理由は何か?

<世界中の医薬品メーカーや研究機関の研究者がワクチン開発に取り組んでいるが、安全性とスピードの両立は容易ではない。臨床試験の3つのフェーズと、実用化へのハードルとは> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2020年5月1日付)からの転載です。 パンデミックとなった新型コロナウイルス感染症は、欧米を中心に、拡大が続いている。世界各国で、国境封鎖や感染地域からの入国制限、都市封鎖(ロックダウン)などの措置がとられているが、まだ収束の見通しは立っていない。 日本でも、都市部を中心に感染者の数が増加し...

トランプ、富士フイルム子会社に280億円拠出 コロナワクチン生産支援

トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルスワクチンの生産を支援するため、富士フイルムホールディングスの米子会社に2億6500万ドルを拠出すると発表した。 トランプ大統領は同日、ノースカロライナ州モリスビルにある富士フイルム子会社の工場を視察。その後の記者会見で、富士フイルムへの支援により「ワクチンの生産能力を劇的に増やすことができる」と自信を示した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・新型コロナウイルス、患者の...

トランプ、富士フイルム子会社に280億円拠出 コロナワクチン生産支援

トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルスワクチンの生産を支援するため、富士フイルムホールディングスの米子会社に2億6500万ドルを拠出すると発表した。 トランプ大統領は同日、ノースカロライナ州モリスビルにある富士フイルム子会社の工場を視察。その後の記者会見で、富士フイルムへの支援により「ワクチンの生産能力を劇的に増やすことができる」と自信を示した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・新型コロナウイルス、患者の...