「ワクチン」の記事一覧

「第1世代のコロナワクチンは不完全なものになる公算」=英専門家

新型コロナウイルスのワクチン開発で英政府の作業部会トップを務めるケイト・ビンガム氏は27日、第1世代のワクチンは「不完全なものになる公算が大きい」と指摘、「全員には効果が期待できない可能性がある」と見解を示した。 同氏は英医学誌ランセットで「ワクチンが実現するかどうかもわからない。油断せず、過度な楽観を控えることが重要だ」と指摘。 「第1世代のワクチンは不完全なものになる公算が大きい。感染を予防するものではなく、症状を抑えるものになる可能性があることを覚悟しなければならない。またその場合も、全員には...

「コロナ治療法、ワクチンよりも容易で安価」ブラジル・ボルソナロ

ブラジルのボルソナロ大統領は26日、新型コロナウイルスのワクチンよりも、治療法の開発に向けた投資が容易かつ安価との考えを示した。コロナワクチンに対する反対姿勢をさらに強めている様子が浮き彫りとなった。ボルソナロ大統領はこれまでコロナウイルスの重大性を認めず、抗マラリア薬をコロナ治療薬として奨励している。自身がコロナに感染した際も抗マラリア薬を服用していた。抗マラリア薬を巡っては、トランプ米大統領もコロナ治療で有望と称賛していたものの、臨床試験などでは効果は示されていない。ブラジルではコロナ感染症によ...

シンガポール、韓仏のインフルワクチン使用停止 韓国で死亡事例

シンガポールは、2種類のインフルエンザワクチンの使用を一時的に停止した。シンガポール保健省と保健科学庁(HSA)が25日夜に声明文を発表した。韓国ではこれらのワクチンの接種を受けた人の死亡事例が発生している。 韓国疾病予防管理庁(KDCA)は24日、インフルエンザの予防接種後に死亡した人の数が前日比12人増の48人になったと発表した。ただ政府は、死亡事例とインフル予防接種との直接的な因果関係は見つからないとし、新型コロナウイルスとの同時流行を回避するためにインフル予防接種プログラムを継続する方針を維...

韓国科学捜査研究院「17歳少年の遺体を検死、インフルワクチンと無関係」 

韓国の聯合ニュースによると、同国の国立科学捜査研究院は、インフルエンザの予防接種を受けた後に死亡した17歳の少年の遺体を解剖し、ワクチンとの因果関係はないと結論付けた。韓国では少なくとも25人が接種を受けた後に死亡しており、ワクチンの安全性への懸念が高まっている。 少年は、新型コロナウイルス感染との合併症を防ぐために政府が打ち出した大規模なインフル予防接種プログラムで最初に報告された死亡例に含まれていた。過去1週間で死者数が25人に増えたのを受け、同プログラムの中止を求める声が強まっている。 韓国の...

ワクチンはコロナ対策の「最終兵器」ではない──国立感染研・脇田所長に独占インタビュー

<気になる有効性と安全性はどれくらい? ワクチンが開発されれば本当にひと安心? 日本のワクチン対策を率いる脇田隆字・国立感染症研究所所長が分かりやすく解説する。本誌「日本人が知らないワクチン戦争」特集より> ワクチンは今後の新型コロナウイルス対策の決め手になるのか。厚生労働省の予防接種・ワクチン分科会を率いる脇田隆字・国立感染症研究所所長にノンフィクション作家の広野真嗣が聞いた(取材は10月6日)。 ◇ ◇ ◇ ──米中欧ロといったワクチン開発の「先頭集団」から日本が出遅れた。 米国、欧州、日本はワ...

「新型コロナウイルス、絶滅する可能性は低く『永久的に存在』するだろう」英科学諮問委

英政府の非常時科学諮問委員会(SAGE)は21日、英議会に対して、新型コロナウイルスが絶滅する可能性は低く、「永久的に」存在するだろうと述べた。ワクチンは状況を改善すると付け加えた。 欧州諸国と同様、英国では現在、新型コロナ感染が再び急増しており、大半の地域は各自で封鎖措置を導入している。20日の新規感染件数は2万1000件を超えた。 SAGEのジョン・エドモンズ氏は「われわれは永久的にこのウイルスと生きていかなければならない。絶滅する可能性は非常に低い」と述べた。 新型コロナはずっと存在するが、冬...

日本人が知らない新型コロナワクチン争奪戦──ゼロから分かるその種類、メカニズム、研究開発最前線

<知っておくべきワクチンの基礎知識と世界で進む開発・獲得競争──最前線で何が起きているのか。乗り越えるべき課題は? 感染症対策の第一人者・國井修氏が徹底解説する。本誌「日本人が知らないワクチン戦争」特集より> ワクチン、またそれを用いた予防接種とは何か。簡単に言うと、病原体、すなわち「敵」をヒトの体内で認識・学習させ、それに対抗できる「特殊部隊」を作り、本物の「敵」の来襲に備えるものである。 ヒトの病原体に対する抵抗力を「免疫力」(「疫(えやみ、やまい)」から「免れる」)と呼ぶ。敵の特徴や武器に応じ...

米製薬大手ファイザー、新型コロナワクチンの臨床試験を日本で開始

米製薬大手ファイザーは20日、ドイツのバイオ医薬品ビオンテックと共同で開発している新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、日本での第1/2相臨床試験を開始したと発表した。 現在、米国、ドイツ、ブラジルなどの治験施設で4万4000人が第2/3相試験に参加しており、これらと日本の試験データを使って日本での製造販売承認を申請する予定だという。 ファイザーとビオンテックは7月末、臨床開発が成功し、規制当局の承認が得られた場合、1億2000万回分のワクチンを来年上半期に日本で供給することについて日本政府と合...

ロシア、2種類目のコロナワクチン「エピワクコロナ」を承認 初期治験の結果公表されず

ロシア当局は14日、2種類目の新型コロナウイルス感染症ワクチンを承認した。承認されたのは国立ウイルス学・生物工学研究センターが開発したワクチン「エピワクコロナ」で、先月に初期臨床試験(治験)を完了。ただ、結果はまだ公表されておらず、第3相臨床試験は開始されていない。 プーチン大統領は国営テレビで「第1弾と第2弾のワクチン生産を増やす必要がある」と指摘。「引き続き提携国と協力し、ロシア製ワクチンを海外に推奨していく」と述べた。 ロシアでは8月、ガマレーヤ疫学微生物研究所が開発したワクチン「スプートニク...

米製薬会社バクサート、常温で保存可能な経口型コロナワクチンの初期治験開始

米医薬品バクサートは13日、新型コロナウイルス感染症に対する経口ワクチンの初期臨床試験(治験)を開始したと発表した。治験に参加するのは最大48人(年齢18─54歳)の健康なボランティア。開発中の経口ワクチン「VXA─CoV2─1」の2回投与の効果を確かめる。他社が開発中のコロナワクチンの中にはかなりの低温での保存が必要なものもあるが、バクサートが開発する経口ワクチンは室温で安定的な保存が可能。バクサートは初期の治験結果は向こう数週間で判明するとしている。[ロイター]Copyright (C) 202...