「ワクチン」の記事一覧

ドイツのコロナ死者を偲んで灯された3万2000の炎

<昨年4月、ドイツで一人の税理士が私有地にろうそくを並べ始めた> ワクチンが開発されるまで、ドイツ国内の新型コロナウイルスの死者数と同じ数のろうそくを十字架の形に並べて火をともそう──同国中部チューリンゲン州の税理士ゲルトルート・ショップは昨年4月、そう心に決めて私有地にろうそくを並べ始めた。 ドイツでワクチン接種が始まった12月28日、ろうそくの数は約3万2000本に達していた。 <本誌2021年1月19日号掲載>...

そしてアメリカ経済の「回復」が始まる

<どんな経済支援策よりもワクチン、貿易摩擦削減と脱炭素への取り組み。議事堂襲撃事件の衝撃が走るアメリカだが、「トランプ」と「新型コロナウイルス」という、2つの現象の先に見える経済と株式市場の展開を読む> (※1月5日発売の本誌「2021年に始める 投資超入門」特集より。編集部注:一部の情報は2020年12月末時点のものです) 2021年のアメリカ経済と株式市場では、2つのドラマが複雑に絡み合って展開される。トランプ以後と、新型コロナウイルス以後の物語だ。 言うまでもないが、トランプ時代は1月20日に...

新型コロナ・ワクチンの接種後もマスク着用が必要な理由

<新型コロナウイルスワクチンを接種しても100%感染しないというわけではなく、無症状病原体保有者と同様に、他者に新型コロナウイルスを感染させる可能性はある...... > アメリカ食品医薬品局(FDA)は、2020年12月11日、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可し、12月14日、米国でその接種を開始。 アメリカでは483万人以上が1回目のワクチン接種を終えた 12月18日には、米モデルナの新型コロナウイルスワクチンの緊急使用も許可され、2021年1...

【投資】ビオンテック、アンジェス… 注目の日米バイオ銘柄はこれだ

<ワクチン関連株に関心は集中しそうだが、投資対象にするにはリスクもある。編集部が選んだ2021年に期待の5テーマのひとつ、バイオ。その動向と代表的な日米銘柄をアナリストに聞いた。本誌「2021年に始める 投資超入門」特集より> 遺伝子組み換えや再生医療といった幅広いテーマをカバーするバイオ関連企業。しかし2020年の株式市場では、一部の企業に救世主としての「期待感」が集中することとなった。 新型コロナウイルスのワクチンや特効薬の開発を手掛ける企業だ。 全世界がコロナ禍に翻弄されるなか、2020年前半...

イギリスでアストラゼネカ製ワクチンの接種が始まったのに、アメリカが遅れている理由

<温度管理も容易で価格も安く、ワクチン普及の期待がかかるアストラゼネカ製ワクチンにアメリカが抱く疑問とは> イングランド全土で3度目のロックダウンが宣言されたのと同じ1月4日、イギリスでは英製薬大手アストラゼネカがオックスフォード大学と共同開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が始まった。イギリス政府はこれを、パンデミックとの戦いにおける「重要な転換点」になると大きな期待を寄せている。だがアメリカでこのワクチンが使えるようになるのは、4月になるかもしれないという。なぜこんなに差が出るのか。 アメリ...

「新型コロナウイルスの免疫は8ヶ月持続する」との研究結果

<「新型コロナウイルス感染症から回復した人は最大8ヶ月にわたって獲得免疫を保持している」ことを示す研究結果が明らかとなった......> 「獲得免疫」とは、感染した病原体を特異的に判別して記憶し、再び曝露したときに効果的にこれを排除する働きである。「新型コロナウイルスに感染した後、獲得免疫がどのくらいの期間、持続するのか」については、まだ完全に解明されていないが、このほど、「新型コロナウイルス感染症から回復した人は最大8ヶ月にわたって獲得免疫を保持している」ことを示す研究結果が明らかとなった。 新型...

年明けのアメリカを待ち受けるコロナ「暗黒」フェーズ

<移動自粛の呼び掛けにもかかわらず23日には全米で100万人以上が空港を利用> クリスマスを直前に控えた今週23日、全米各地の空港を利用した旅行客数は100万人を超え、新型コロナウイルスの感染が最初に拡大した今年3月以降では最高を記録した。 米運輸保安局(TSA)の最新データによると、23日に全米各地の空港の保安検査を通過した旅行客は119万1123人だった。この数字は、感謝祭後の日曜だった11月29日の117万人を超えて、感染拡大後では最高となった。 またクリスマス前の先週末には合計300万人が保...

新型コロナ変異体は大人も子どもも区別しない

<イギリスで蔓延する新型コロナの変異種は子供や若者にも感染しやすく、感染拡大に拍車をかける恐れがある> 新型コロナウイルスの新しい変異種の登場で、従来のウイルスでは感染率が低かった子供にも感染が広がるおそれがある、とイギリスを代表する研究者らは考えている。 VUI-202012/01と名付けられたこの変異種は、現在までのデータによれば従来のウイルスより感染力が強いとされている。ただし、これまで以上に発症率や死亡率が高いとは見られていない。 この変異体は今年9月にイギリスで発見されたもの。開発された新...

コロナワクチン接種、EUに先駆けスイスでも開始へ 一方で国民の多くは懐疑的

<世界で初の通常承認でのワクチン接種を開始するスイスだが、なぜか国民は否定的な反応> 新型コロナウイルスのワクチン接種が、世界で少しずつ始まった。EUでも12月27日ごろから開始されるというが、非EU国のスイスでは一足早く12月23日から始まる。 スイスでは、他国のような緊急使用ではなく通常承認で、これは世界で初めてのことだとスイスの治療薬の認可監督機関であるスイスメディックは発表している。 使用されるワクチンは、他国でも使われている米ファイザー(および独ビオンテックの共同開発)製だ。スイスメディッ...

韓国政府、「K-防疫」を過信してワクチン手配に出遅れた?

<韓国では、政府が当初に成功を収めた韓国の新型コロナウイルス対策「K-防疫」を過信するあまり、ワクチンの手配で出遅れたという声が上がっている......> 新型コロナウイルスの感染者は世界中で急増しているが、韓国でも新型コロナウイルスの1日あたり新規感染者が連日1000人を超え、医療現場が混乱している。入院待機中の感染者が死亡し、救急搬送された患者が、治療を受けられない事態に陥った。 韓国政府が、感染が拡大しはじめた当初に成功を収めた韓国の新型コロナウイルス対策「K-防疫」を過信するあまり、ワクチン...