「ワールド」の記事一覧

株式インデックス投資、何が良いか──先進国株、新興国株、米国株と日本株、どれを選ぶ?

<退職後の余裕資金のために資産形成を始める場合、数ある投資手段のなかでもなぜ株式インデックス投資が魅力的なのか。実際のデータをもとに検証する> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年10月08日付)からの転載です。 1――はじめに 資産形成は老後資金のみならず、自助努力が求められる流れになってきた。2019年6月に、金融庁の金融審議会で報告された長寿社会の日本における「老後資金の2,000万問題」が世間で大きな物議を醸した。「夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では毎月不足...

法人税の最低税率15%で各国が合意──不毛な税率引き下げ競争に終止符?

<欧州の「タックスヘイブン」アイルランドも国際ルールを承認。発効すれば、これまで課税を逃れてきたハイテク大企業にも各国が課税できるようになる> 経済協力開発機構(OECD)は8日、大手多国籍企業に対する法人税の最低税率を15%とする国際的な課税ルールの導入で世界136カ国・地域が合意したと発表した。AP通信が伝えた。 これにより、136カ国・地域合わせて約1500億ドルの税収増が見込まれる。また、最低税率が同じになることで、多国籍企業が税率の低い国に拠点を移す動きに歯止めがかかることも期待されるとA...

建国記念の連休中に、中国軍機56機が台湾ADIZに侵入した理由

<これまでも挑発行為を繰り返してきた。目的は台湾への警告だが、空軍が党への忠誠を示す意図もあっただろう> 中国が10月1日に国慶節(建国記念日)を迎え、1週間の祝日連休に入るなか、中国空軍に休みはなかったようだ。 10月4日、56機の中国軍用機が台湾のADIZ(防空識別圏)に侵入。 30以上の戦闘機が爆撃機をエスコートするという、有事の際に想定される陣形で、ADIZに侵入した1日当たりの中国軍機としては、台湾が昨年9月に侵入数を公表し始めて以来、最多だという。 ADIZは台湾の領空ではなく、領空侵犯...

地球はこの20年で、薄暗い星になってきていた──太陽光の反射が低下

<地球の地表面が太陽光を反射する割合が、1990年後半以降の20年で顕著に低下していることが明らかとなった> 実際に地表面へ到達する太陽光は、地球の「アルベド」(地表面が太陽光を反射する割合)に依存する。このほど、地球のアルベドが、1990年後半以降の20年で顕著に低下していることが明らかとなった。 地球で反射した太陽光が月を照らし、欠けた暗い部分がうっすらと見える現象を「地球照」という。地球照の明るさは地球のアルベドの影響を受けるため、地球照を観測することで間接的に地球のアルベドを調べることができ...

赤ちゃんは大人より大量のマイクロプラスチックを飲み込んでいた

<海洋生物への悪影響が懸念されている微細なプラスチック粒子を、驚くべき方法で人間の乳幼児が大人の10倍以上取り込んでいる> 乳児が体内に取り込んでいるマイクロプラスチックの量は、成人の16倍に達していることが、米化学会(ACS)が発表した最新の研究結果で明らかになった。 この研究は、ニューヨーク大学医学部小児科と環境医学科の研究者によって行われたもの。研究チームは、便のサンプルを検査して、そこに含まれる一般的な二種類のマイクロプラスチック、ポリエチレンテレフタレート(PET)とポリカーボネート(PC...

被害者の大半は男の子で10代前半 仏カトリック教会、性的虐待「21万6000人」の衝撃

<約3000人の加害者のうち、3分の2が神父だった> 神父による性的虐待問題が世界中で噴出しているカトリック教会に、新たな汚点が加わった。10月5日、フランスのカトリック教会における聖職者の子供への性的虐待を調査してきた独立調査委員会が、過去70年間に性的虐待を受けた子供は想定21万6000人に上るとする調査結果を公表。多くの事案が既に時効を迎えているなか、調査委は教会に対し、隠蔽や黙殺ではなく金銭的補償をするよう求めた。 調査委員長を務めたジャンマルク・ソベは、調査委が1950年代にさかのぼって調...

こつ然と現れた墓石…奇怪な事件続く米郊外の町 「まるでスティーヴン・キング」

<森を抜ける路に、19世紀の墓石が出現。町の不可思議な現象は、これが初めてではなかった> アメリカ北東部・メイン州の郊外のウェストブルックの町で、数年にわたり奇妙な現象が続いている。スティーヴン・キング小説に登場する呪われた街「キャッスルロック」のようだと話題だ。 直近では10月3日の午前9時ごろ、田舎道の路上に墓石がこつ然と現れた。墓石は19世紀のもので、「マリー夫人、デイヴィッド・プラットの妻。1840年1月21日没。享年59」と刻まれている。墓石の下部は土にまみれており、実際に墓地で使用されて...

ワクチン3回目「ブースター接種」の有効性をバイデンがアピール

ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が始まったアメリカで9月27日、バイデン米大統領も注射を受けてワクチンの有効性をアピールした。 「ブースター接種」の対象者は2回目の接種から半年以上たった65歳以上や医療従事者など。 今後、モデルナ製やジョンソン・エンド・ジョンソン製についても判断が下される見込みだ。 ===== 記者の質問に答えながらブースター接種を受けるバイデン NBC News-YouTube  ...

ネイビー・シールズ地獄の訓練で「嘘だろ?」…衝撃の展開が示したリーダーシップの重要性

<結果を変えるのは、チームメンバーか、それともチームリーダーか。米軍最強部隊「ネイビー・シールズ」指揮官が経験を基にまとめたリーダーシップのあるべき姿> 2011年、ウサマ・ビンラディン暗殺事件の実行者として世界にその名をとどろかせた米海軍特殊部隊「NAVY SEALS(ネイビー・シールズ)」。 2003年に始まったイラク戦争にも参加したが、2006年のラマディの戦いでネイビー・シールズの精鋭部隊「ブルーザー」を率いたのがジョッコ・ウィリンクとリーフ・バビンだ。 ウィリンクとバビンは、米軍最強部隊で...

中国政府「飯圏(ファン・グループ)」規制の真相

中国政府による「飯圏」規制を、日本では「思想統制」とか「文革への逆戻り」などと解説しているが、笑止千万。飯圏はアイドルへの狂信的な十代前半のファンの心を操り暴利をむさぼっている闇ビジネスの一つだ。 「飯圏(ファン・チュエン)」とは何か? 「飯圏」の「飯」は中国語では[fan](ファン)と発音し、日本語の「ファン」を音に置き換えたもので、「飯圏」とはアイドルを追いかけるファンたちのグループ」のことだ。 日本の動漫(動画や漫画)が80年代に中国を席巻したように(参照:拙著『中国動漫新人類 日本のアニメと...