「中南米」の記事一覧

アメリカで再浮上する移民危機、トランプの攻撃材料に

<コロナ対策で実績を上げたバイデン政権だが、移民対策に手こずれば中間選挙でトランプ派の巻き返しも> 米バイデン政権は就任以来、ワクチン接種拡大によるコロナ抑え込みで支持率を稼いでいるが、一方では、アメリカへの移住を目指す中南米出身者がメキシコとの国境になだれ込む「移民危機」が大問題になってきた。米民主党も危機感を募らせている。ジョー・バイデン米大統領がこの状況を速やかに打開できなければ、フロリダ州の別荘で不遇をかこつドナルド・トランプ前大統領が自分の移民政策は「正しかった」と主張し、4年後の政権復帰...

アメリカで再浮上する移民危機、トランプの攻撃材料に

<コロナ対策で実績を上げたバイデン政権だが、移民対策に手こずれば中間選挙でトランプ派の巻き返しも> 米バイデン政権は就任以来、ワクチン接種拡大によるコロナ抑え込みで支持率を稼いでいるが、一方では、アメリカへの移住を目指す中南米出身者がメキシコとの国境になだれ込む「移民危機」が大問題になってきた。米民主党も危機感を募らせている。ジョー・バイデン米大統領がこの状況を速やかに打開できなければ、フロリダ州の別荘で不遇をかこつドナルド・トランプ前大統領が自分の移民政策は「正しかった」と主張し、4年後の政権復帰...

コロナ感染を家族に隠していた女性、一家5人全員が死亡

<PCR検査で陽性が出たことを女性は家族に半月間程、隠していたが、それによって家族全員の命を奪うことに> 新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応が出た後も、その事実を家族に隠して生活していた女性の、一家5人全員が死亡するという痛ましい事態が、南米ベネズエラで起きた。 ベネズエラ西部タチラ州在住のベロニカ・ガルシア・フエンテス(36歳)は、昨年12月中旬に体調を崩し、発熱があった。PCR検査で陽性が出たため、自宅で隔離措置を取った。しかし夫と3人の子供たちには、悪性のインフルエンザにかかったと告げて...

「メキシコのキム・カーダシアン」と呼ばれるモデル、豊尻手術失敗で亡くなっていた

<2人の医師からこれ以上の手術はできないと断られた、という噂も> モデルとしてインスタグラムで多くのフォロワーを集め、水着デザイナーとしても活躍していたジョセリン・カノが昨年末、死亡した。死因はコロンビアでヒップアップ手術に失敗したことだという。 「メキシコのキム・カーダシアン」とも呼ばれ人気者だったカノだが、家族も彼女の水着ブランドもその死について何の発表も行っていない。だが12月7日以降、インスタグラムのカノのアカウントに新たな投稿は行われていない。 カノが亡くなった証拠とされるのが、カリフォル...

巨大ハリケーンに取り残されたホンジュラスの犬

11月初めにカリブ海沿岸の中米諸国を直撃した「カテゴリー4」の強力なハリケーン「エタ」は、グアテマラで150人以上の死者を出すなど各国に甚大な被害をもたらしている。 ホンジュラスでは各地で洪水や土砂崩れが発生し、多くの橋が倒壊。 早めの避難が呼び掛けられるなか、北部の港町テラでは自宅に取り残された犬の不安げな姿が。 <2020年11月17日号掲載> ===== 中米を直撃したハリケーン「エタ」の猛威 Reuters-YouTube...

ボリビアに反米左派政権復活、「モラレスなきモラレス路線」で経済回復へ

<モラレスの後継、アルセ元経済相に期待されるのはコロナ禍で大打撃を受けた経済の立て直し> ボリビアのモラレス前大統領が4期目を目指した大統領選で不正を行ったとして、抗議デモの末に国を追い出されてから1年。10月18日に大統領選が行われ、反米左派政権を率いたモラレスの後継候補、アルセ元経済相が勝利を宣言した。対抗馬で中道派のメサ元大統領は敗北を認めた。 アルセ新政権に求められるのは、何よりもコロナ禍で大打撃を受けたボリビア経済の立て直しだ。同国の新型コロナによる人口当たりの死者数は世界で6番目に多い。...

トランプの「大罪」移民親子引き離し 545人の子どもが今も親と再会できず

<トランプが大統領選で再選されようとされまいと、米政府の手でいい加減に引き離された親子に対する非道は贖わなければならない> トランプ政権の厳しい移民政策の下、2018年に米南部のメキシコ国境地帯で親から引き離された移民の子どものうち、545人が今も親と再会できていないことが判明した。ホワイトハウスの報道官は、トランプ政権は親子を再会させようとしたが、家族が子どもたちの引き取りを拒否したと説明した。 トランプ政権は2018年、不法入国者を厳しく取り締まる「ゼロ・トレランス(寛容ゼロ)」政策を導入。メキ...

新型コロナに見舞われたブラジル先住民がロックダウンならぬ道路封鎖

<弓矢を手にした先住民が違法採掘、森林伐採への抗議と新型コロナ支援を求めて幹線道路を占拠した> ブラジル北部パラ州で、先住民カヤポの人々がロックダウン(都市封鎖)ならぬ道路封鎖を行った。 弓矢を手に幹線道路を占拠。 新型コロナウイルスでの支援を求め、違法採掘や森林伐採にも抗議の声を上げた。 コロナ感染拡大が続くブラジルでは先住民族にも被害が広がり、先住民の感染者は2万6000人、死者は690人に上っている。 <本誌2020年9月1日号掲載> 【関連記事】新型コロナよりはるかに厄介なブラジル大統領 【...

反米同盟の再構築に向けて、中南米の左派政権に接近するイランを注視せよ

<ベネズエラをはじめ、かつて蜜月だった中南米諸国の左派政権との関係を復活させようとイランが動き出した> 新型コロナウイルスのせいで世界中の空港に閑古鳥が鳴くなか、4月下旬にイランが南米ベネズエラへの旅客機運航を再開した。石油業界筋によれば、さびついた製油所の操業再開に必要な資材や人材に加え、ニコラス・マドゥロ政権の治安部隊を訓練する軍事顧問団や軍用ドローンも運んでいる。その対価として、帰国便に5億ドル相当の金塊が積み込まれたとの報道もある。 5月にはガソリン満載のタンカー5隻がイランの港を出た。こち...

ベネズエラのクーデター未遂はマドゥロ政権によるやらせ説

<「主たる任務はベネズエラの解放とマドゥロの身柄拘束だった」と逮捕された米軍特殊部隊出身の首謀者は語ったが......> ベネズエラで5月4日、マドゥロ大統領打倒を図った容疑で拘束された13人の中に、2人の元米軍特殊部隊兵士が含まれていた。この政権転覆作戦を仕組んだとされるのが、フロリダの民間警備会社シルバーコープ。同社は首都カラカスへの侵入作戦の模様をツイッターで実況していた。 「コロンビア国境からカラカス中心部に向けて大胆な急襲作戦を開始」と、創設者のジョーダン・ガウドローは3日の動画で語ってい...