
食品配達員の焼身自殺未遂があぶり出す中国「奴隷労働」の実態
<都市封鎖中には英雄視された配達員だが、劣悪な労働環境にさらされる現実はむしろ「奴隷」に近い> 中国・江蘇省で食品デリバリーに従事する配達員が賃金不払いに抗議して焼身自殺を図った。現地SNSで動画が拡散し、衝撃が広がっている。 自らにガソリンをまき火を付けたのは、ネット通販大手アリババ傘下の食品デリバリー餓了麼(ウーラマ)の配達を請け負っていた48歳の男性。動画では、病院への搬送を拒み「稼いだカネを返せ」と訴えている。現地メディアによると、男性は全身にやけどを負い入院中だ。 事件を受け、ネット経由で...