「中国共産党」の記事一覧

香港を殺す習近平、アメリカと同盟国はレッドラインを定めよ

<全人代が国家安全法を香港に導入へ──。諸外国の警告にも動じない中国政府を前に、自由と民主化運動と「一国二制度」は風前の灯火なのか。できることは限られているが、まだ交渉の時間はある> 一国二制度の約束など、とうの昔に忘れたのだろう。中国政府はいよいよ、反体制運動を抑え込む国家安全法を「特別行政区」であるはずの香港に力ずくでも適用しようとしている。それを許したら終わりだ。香港は中国本土の専制的なシステムに組み込まれ、窒息してしまう。 1997年にイギリスから中国へ返還されて以来、香港の行政府は基本的に...

中国、全人代で香港国家安全法の制定方針を採択

中国全国人民代表大会(全人代)は28日、「香港国家安全法」の制定方針を圧倒的賛成多数で採択した。 香港国家安全法は、香港での分離や政権転覆、テロリズム、外国からの介入を阻止することを目的とする。全人代常務委員会にによる法案策定を賛成2878、反対1、棄権6で採択した。 香港国家安全法の詳細は数週間内に策定され、9月までに成立する見通し。 李克強首相は、国家安全法は香港の長期的安定と繁栄に資すると述べた。 香港特別行政区政府の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、全人代での採択を歓迎する声明を発表、「...

中国がWHOに送り込んだプロパガンダ宣伝マン

<中国政府お墨付きのニュースキャスターが、流暢な英語を武器にWHO親善大使として中国の宣伝を堂々と発信中> オンライン上で開催されたWHO(世界保健機関)の年次総会は5月19日に閉幕したが、WHOのテドロス・アダノム事務局長は今こそ世界に説明しなければならない。WHOの活動や課題を人々に知らせる重要な役目を負い、スポーツや芸術分野の著名な人物が起用される「親善大使」の1人に、なぜ中国政府お墨付きのニュースキャスターがいるのか。この人物はWHO親善大使の肩書を利用して、中国の新型コロナウイルス対策を模...

香港版「国家安全法」に猛反発、「香港の民主化が潰される」

<中国政府が「1国2制度」を実質的に破棄しようとしている、と人権団体や香港民主派は危惧する> 香港での国家分裂行為、反逆、暴動を禁止する「国家安全法」を適用させる中国政府の方針は、香港の高度な自治の終焉を意味する、と国際NGOヒューマン・ライツ・ウォッチなどは21日、危機感をあらわにした。 この「香港における法体系と執行メカニズムを確立、強化する」法案は、22日から始まる中国の全国人民代表大会(全人代)の議題になることが21日、明らかになった。通常ならば香港立法会(議会)の議決を経なければならないが...

香港、民主化求める反政府デモで12━65歳の230人逮捕 報道関係者にも催涙スプレー

香港当局は11日、民主化を求める10日のデモで12━65歳の230人を逮捕したと発表した。ショッピングモールでの集会が街頭での騒乱に拡大した。 数百人の武装警察がデモ隊の排除に動員された。 逮捕理由は違法な集会、警察官の襲撃、あるいは身分証明書を提示しなかったことだとしている。 病院関係当局は18人が病院に搬送されたと明らかにした。 抗議デモの現場から生中継された映像では、武装警察が記者を押しのけたり、デモ隊や記者に唐辛子スプレーを噴射したり、一般人や記者に職務質問をしている模様が見られた。 地面に...

中国、新型コロナショックで試される労働者のセーフティネット

新型コロナウイルスの大流行により、中国ではさらに何百万人もの人々が職を失い、多くの人々がセーフティネットなしに取り残され、国の失業手当にアクセスできくなる──。複数のエコノミストがこうした見通しを示している。 アナリストらは、業務再開の停滞と世界的な需要の落ち込みによって、今年は3000万人近い雇用が失われると予想。これは2008─09年の金融危機時における2000万人強のレイオフを上回る規模だ。 中国当局は金融危機が発生してからの10年で失業保険申請プログラムを強化。最新のデータによると、雇用主と...

武漢「都市封鎖」の内幕 中国はなぜ新型コロナウイルス対策の初動が遅れたのか

新型コロナウイルス大流行の震源地となった中国湖北省の武漢市は、世界の他の都市に先駆けて封鎖が解除された。中国自身だけでなく、各国の公衆衛生専門家がこの封じ込めを成功例として称賛しているが、ロックダウンまでの道のりは簡単ではなかった。 ロイターはさまざなデータや公式記録に当たるとともに、武漢の市当局者、住民、科学者など数十人にインタビューをした。そこから見えてきたのは、問題をなかなか直視できなかった武漢市当局と、事態の深刻さを目の当たりし、慌てて強権を発動していく中央の姿だった。 1月18日、潮目が変...

任天堂「どうぶつの森」、中国ネットで販売停止 香港民主活動家が抗議に利用

任天堂のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森(Animal Crossing: New Horizons)」が、中国のネット販売市場で購入できなくなった。ロイターが確認した。香港の民主活動家が、ゲームを使い中国の統治に抗議していた。 「あつまれ どうぶつの森」は、プレーヤーが自分の島をつくって訪問を促すゲーム。香港の民主化運動家、黄之鋒氏は、ゲーム内で自身の島を「自由な香港、今こそ革命を」と名付けて先週抗議を開始、このスクリーンショットをツイッターに投稿していた。 中国国内で「どうぶつの森」など複数...