「中国」の記事一覧

中国が「密告ホットライン」を開設、ネット民に告げ口を奨励

<共産党結成100周年を7月に控え、ますます「誤った意見」は言えなくなる閉塞社会> 中国共産党は4月9日、インターネット上で中国共産党を批判したり、党の歴史解釈を問題視したりするコメントを見つけた場合に「通報」できるホットラインを開設した。7月の共産党結成100周年に向けた取り締まり強化策の一環だ。 中国サイバースペース管理局(CAC)の通達によれば、同ホットラインは、インターネットユーザーがオンライン上で「誤った意見」を拡散している者を見つけたら通報できるようにすることで、「好ましい世論の雰囲気」...

史上初、ヒトとサルのハイブリッドの初期胚を培養 倫理的に問題に

<米ソーク研究所と中国・昆明理工大学の共同研究チームは、サルとヒトとの遺伝子型の細胞が混在する「キメラ」の胚を培養し、受精から最長19日間、成長したことを明らかにした...... > サルの胚にヒトの幹細胞を注入して実験室で人工的に培養された、サルとヒトとの遺伝子型の細胞が混在する「キメラ」の胚が、受精から最長19日間、成長したことが明らかとなった。 サル胚にヒト幹細胞が接着して胚盤が見えるまでに成長 米ソーク研究所と中国・昆明理工大学の共同研究チームは、受精から6日経ったカニクイザルの初期胚盤胞1...

「日米蜜月」の陰で米中が気候変動対策で協力

<排出量では世界ワースト1位と2位。何かと対立が目立つ両国が手を組む> 温室効果ガスの2大排出国であるアメリカと中国は4月18日、気候変動対策で協力していくとする共同声明を発表した。 ちょうど日本の菅義偉首相が訪米してアメリカのジョー・バイデン大統領と「親交」を深め、安全保障や人権問題で中国を非難していた頃、バイデン政権の気候変動問題担当のジョン・ケリー米特使と中国の解振華(シエ・チェンホア)特使が15〜16日に上海で行った会談を受けてのもの。今月22日からは、バイデン主催の気候変動サミットがオンラ...

菅の訪米直前、バイデンはここまで台湾に肩入れして見せた

<外国首脳として初と喧伝されるバイデンとの菅の対面会談は、日本から台湾防衛の言質を取り、中国包囲網に組み入れる狙いと言われるが> 台湾の蔡英文総統は4月15日、ジョー・バイデン米大統領の要請で台湾を訪れた非公式な代表団と会談、中国軍による台湾周辺での活発な軍事活動は、インド太平洋の平和と安定を脅かす行為だと訴えた。 2016年に蔡が台湾総統に就任して以降、人民解放軍は台湾に対する軍事的圧力を強めている。蔡は15日、代表団を歓迎するスピーチの中で、台湾は地域の平和を守るために、アメリカと協力していく用...

女子中学生がバスの扉に足を挟まれ、30秒間も道路を引きずられる──中国

<状況に気付かずバスを発車させてしまった運転手は停職処分に。女子生徒の怪我は軽いという> 中国南部の広東省で2021年4月8日、13歳の女子中学生がバスから降りる際に片足と片手をドアに挟まれ、そのまま発車したバスに30秒近くも引きずられる事件が起きた。その戦慄の一部始終は監視カメラで撮影されており、バスを運転していたドライバーは停職処分となっている。 この中学生は怪我を負ったものの、命に別状はなく「軽傷だった」と、市営バス会社の広報担当者は事故後に発表した。 映像を見ると、停車したバスの後部ドアの前...

ウイグル問題制裁対象で西側の本気度が試されるキーパーソン

欧米諸国がウイグル弾圧に対して行っている制裁の中で、トランプ政権以外は避けている弾圧指揮の張本人がいる。日本がウイグル問題制裁に踏み切るか否かと同時に、バイデン政権が覆すか否かも同時に問われる。 その名は陳全国・新疆ウイグル自治区書記 日本人にはあまり馴染みがないかもしれないが、中国には少数民族弾圧で名高い「陳全国」という人物がいる。現在、新疆ウイグル自治区の(中国共産党委員会)書記をしている。 彼こそがウイグル民族弾圧の総指揮者だ。 ところが今年3月22日にEUが発動し、イギリス、カナダ、オースト...

南シナ海に260隻で居座り続ける中国船の傍若無人

<フィリピンの抗議を無視して、海軍と海警局の公船、海上民兵の乗る漁船が集結、居座っている> 南シナ海の軍事化に拍車をかける中国の動きに警戒感が高まっている。先月から多数の中国船がフィリピンに近い海域に集結。フィリピン当局は自国の排他的経済水域(EEZ)も含め、周辺国が環礁の領有権を主張する海域に今なお261隻の中国船が居座っているとして抗議の声を上げた。 フィリピンのテオドロ・ロクシン外相は4月14日、同国の西フィリピン海国家機動部隊が中国船のEEZ侵犯を確認したことを受け、外交ルートを通じて中国政...

中国が米衛星を破壊する宇宙兵器を配備──米情報機関

<地上発射型の対衛星兵器で、低軌道上の人工衛星の破壊や光学センサーの無効化を狙う> 新たな報告により、中国がアメリカの衛星を無効化する破壊的な宇宙兵器の配備を進めていることが明らかになった。 米国家情報長官室(ODNI)は4月13日に発表した毎年恒例の脅威評価報告書の中で、「中国は既に、地球低軌道にある衛星を破壊するための地上発射型対衛星兵器(ASAT)や、おそらくは衛星の光学センサーを無効化または損傷させるための地上発射型ASATレーザーを配備している」と述べた。通信衛星や偵察衛星などの衛星がなけ...

規範の日本、ルールの中国。規範に基づくコロナ対策は限界が見え始めた

<内面化された規範と、厳格なルール。日中社会の好対照はコロナ対策にも反映されている。日本と異なり、中国は感染を制圧しているが、魔法のような監視技術があるわけではない> 「日本は本当に素晴らしい国です。日本人はみんな礼儀正しいし、ルールを守る国民なので、居心地がいい。ただ1つ、不思議なのが車の運転です。誰も制限速度を守りませんよね? 交通ルール通りのスピードで走っていると、追い抜かされたりクラクションを鳴らされたり。車に乗ると、日本人は性格が変わるんでしょうか」 素朴な疑問をもらしたのは、中国人の郭宇...

ケリー特使訪中──アメリカ対中強硬の本気度と中国の反応

アメリカのケリー気候変動特使が14日に訪中するようだ。その真意はどこにあるのか?アメリカの対中強硬姿勢は本物なのか。中国の反応を含めて考察しようとしたところ、とんでもない結果が待っていた。 ケリー特使訪中に関する報道 4月11日、アメリカのワシントン・ポストはケリー大統領特使(気候変動問題担当)が週内に中国を訪問すると報じた。訪問地は上海で、解振華・中国気候変動事務局特別代表と会談するとのこと。もし実現すれば、バイデン政権では初めて訪中する高官となる。ワシントン・ポストによれば、アメリカが4月22日...