「中東」の記事一覧

クウェート小売業組合が仏製品をボイコット 学校授業でのイスラム風刺画使用への抗議り

クウェートの小売店の生活協同組合は、表現の自由に関するフランスの学校授業で教師がイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を使用したことへの抗議として、フランス製品をボイコットしている。 70以上の事業所で構成される生協は、10月23日の回覧文書でボイコットを指示。ロイターが25日に訪れたいくつかの生協店舗では、美容製品などフランス製の日用品が既に棚から撤去されていた。 組合トップはロイターに対し、預言者ムハンマドに対する「度重なる侮辱」が理由で商品を撤去したと述べた。 イスラム教徒は、預言者のいかなる描...

「トランプがノーベル平和賞」があり得ないこれだけの理由

<平和に貢献した歴代受賞者や多くの候補者には、ある決定的な資質があった。平和と正義への情熱、よりよい未来を信じる楽観主義、そして──。1996年に同賞を受賞したジョゼ・ラモス・ホルタ氏が寄稿> ノーベル平和賞候補には、国家元首から医療団、無名の人々まで300を超える個人・団体が挙がる。だが私が知る限り、自分が候補になったことを発表したのはただ1人、トランプ米大統領だけだ。 私は1996年に同賞をいただき、歴代受賞者や数多くの候補と知り合うチャンスに恵まれてきた。平和に貢献する彼らには、ある決定的な資...

雇われハッカー集団、サウジ当局など標的にサイバー攻撃 フィットネスやパスワード管理などのアプリ利用

ソフトウエア企業ブラックベリーが7日に公表した報告書で、サウジアラビアの外交官やシーク教徒の分離独立派などが雇われハッカーの集団の標的になっていたことが分かった。 この集団は、アラブの伝承に登場する巨大魚の幻獣にちなんだ「バハムート」という名前で知られる。報告書は、サイバーセキュリティーの研究者がオンラインで雇われハッカーの証拠を見つけることが増えたことを示す。 ブラックベリーで研究部門のバイスプレジデントを務めるエリック・ミーラム氏は、バハムートの活動が多岐にわたることから、広範な領域に及ぶ複数の...

溺死した男児の写真から5年──欧州で忘れられた難民問題

<溺死したクルド人男児の写真で目を覚ましたはずの欧州だったが、大きかった「特別な共感」は消え去ろうとしている。移民への反感を募らせる人々から抜け落ちた視点とは> たった一枚の写真が、世論を変えた。5年前の秋のこと。それまではヨーロッパに押し寄せる「人間の群れ」(当時の英首相デービッド・キャメロンの表現)呼ばわりされていた難民たちが、急に「特別な共感」の対象となった。 Relatives of iconic drowned Syrian refugee find a home https://t.co...

ネタニヤフはノーベル平和賞受賞に値するか?

<UAEおよびバーレーンとの国交正常化合意により来年のノーベル平和賞候補者に推す声もあるが、パレスチナを筆頭に反発も強く、容認し難いと考える人は少なくない> 9月15日、ホワイトハウスの大統領執務室を訪ねたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、報道陣の前でドナルド・トランプ米大統領から記念品を贈られた。そして1年後、ネタニヤフが世界で最も栄誉ある贈り物、すなわちノーベル平和賞を贈られる......かもし れない。 今回、ネタニヤフがワシントンを訪れたのは、アメリカの仲介により、アラブ首長国連邦(...

イランを追い込むトランプ式の和平「包囲網」

<UAEに続きバーレーンもイスラエルと国交を樹立――核心的利益を守る「自然の要塞」に亀裂が入り、戦略的奥行きを失うイランが暴発する日> イスラエル、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンが国交正常化の合意文書に署名する式典は9月15日にホワイトハウスで行われたが、世界が「歴史的瞬間」を目の当たりにしたのはこれに先立つ8月13日──ドナルド・トランプ米大統領がUAEとイスラエルの国交正常化を取り決めた「アブラハム合意」成立を発表したときである。 新たにバーレーンも加わったこの合意は、大統領選を控えたト...

ガザからロケット弾15発、イスラエルは10カ所を空爆し報復

イスラエル軍は16日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザからロケット弾15発がイスラエル領内に撃ち込まれたとし、報復としてガザでおよそ10カ所を空爆したと明らかにした。 どちらにも負傷者は報告されていない。 イスラエル軍は声明で、8発のロケット弾を対空防衛システム「アイアンドーム」によって撃ち落としたと指摘した。また空爆の目標は武器・爆発物の製造工場とロケット弾の発射実験と軍事訓練を行われている施設と説明した。 15日にも米ホワイトハウスで行われたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)...

ガザからロケット弾15発、イスラエルは10カ所を空爆し報復

イスラエル軍は16日、イスラム組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザからロケット弾15発がイスラエル領内に撃ち込まれたとし、報復としてガザでおよそ10カ所を空爆したと明らかにした。 どちらにも負傷者は報告されていない。 イスラエル軍は声明で、8発のロケット弾を対空防衛システム「アイアンドーム」によって撃ち落としたと指摘した。また空爆の目標は武器・爆発物の製造工場とロケット弾の発射実験と軍事訓練を行われている施設と説明した。 15日にも米ホワイトハウスで行われたイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)...

レバノンの港で再び火災、国境ではイスラエルのドローンが墜落し緊張走る

<経済危機でレバノン国民の政府不信が止まらない一方で、ヒズボラとイスラエルの対立も激化> 先月、発生した大爆発で広範囲が破壊されたレバノンの首都ベイルートの港で10日、再び火災が発生した。一方、レバノン軍は南部国境を通過するイスラエルのドローンを撃墜したと発表し、緊張が高まっている。 レバノン軍は10日、ベイルートの港の石油とタイヤを保管する倉庫で発生した火災について、調査を開始すると発表した。 ミシェル・ナジャール運輸相代理は、今回の火災の発生場所は、先月4日に倉庫に保管されていた硝酸アンモニウム...

エジプトにようやく届いた#MeTooの波 取材中に集団レイプされた米女性記者が語る変化の兆し

<9年前、エジプト革命の取材中に集団レイプされたアメリカ人女性記者がつづるのは怒りではない。同じく性的暴行に遭った現地の女性たちが支え合い、被害を語り、規範に立ち向かう姿に見出す希望だ> テントの中は熱気が籠もり、興奮に満ちていた。ホスニ・ムバラク大統領が辞任し、ナイル川を流れる水のようにずっと変わらないと思われていたエジプトの一時代が終わった。2011年2月のあの夜、首都カイロの街頭から見た政権崩壊の様子は圧巻だった。 男性ばかりのテントの中では、隣にいるエジプト人少年がしきりに私の注意を引こうと...