「中東」の記事一覧

レバノン爆発事故は人災? 安全保障当局が7月に大統領と首相に危険性警告していた

レバノンの首都ベイルートで4日発生した大爆発事故の原因とされる港に保管されていた2750トンの硝酸アンモニウムについて、アウン大統領やディアブ首相は安全保障当局から事前に危険性を警告されていた。ロイターが、当局による報告書や複数の安全保障担当高官の取材を通じてこの事実を突き止めた。 今回初めて存在が明らかになった報告書は、国家安全保障局が事故に至る経緯をまとめたもので、その中には7月20日付けで大統領と首相宛てに私信が送られたことが記されている。報告書で私信の具体的な内容は言及されていないものの、あ...

レバノン内閣総辞職 ベイルート大規模爆発後に閣僚辞任相次ぐ

レバノンのディアブ首相は10日、内閣総辞職を表明した。首都ベイルートで4日に発生した大規模爆発を受け、政府の怠慢や腐敗に抗議するデモが連日行われており、閣僚辞任が相次いでいた。 ディアブ首相が率いる内閣は1月に組閣されたばかり。関係筋によると、この日に開かれた閣議では閣僚から辞意表明が相次いだ。首相は閣議後にテレビ放映された演説で、大規模爆発の背後には腐敗があると認め、責任者の罪を問うべきとの国民の声を支持すると述べた。 アウン大統領は内閣総辞職を承認した。 ディアブ首相は8日、早期解散総選挙の意向...

大規模爆発のレバノン首都で反政府デモ 警官1人死亡、100人以上が負傷

レバノンの首都ベイルートを破壊した爆発事故は反政府デモに発展、8日には参加者らが政府庁舎に押し入るなどし、治安部隊と衝突した。 赤十字よると117人が負傷し、55人が病院に運ばれた。警察によると、デモ隊に追いかけれらた警官1人がエレベーターシャフトに転落して死亡した。 デモの参加者は、政治家の怠慢が爆発につながったと抗議。数十人が外務省の建物に押し入り、アウン大統領の肖像画を燃やした。参加者の1人はメガホンを使い、「我々はここにとどまる。レバノン国民はすべての政府庁舎を占拠せよ」と呼びかけた。 街の...

レバノン爆発、爆弾などの「外部介入の可能性も」=アウン大統領

レバノンの首都ベイルートで4日発生した大規模爆発について、アウン大統領は7日、原因はまだ特定されていないものの、「ロケットもしくは爆弾などによる外部介入の可能性もある」とした上で、過失や事故も視野に入れて捜査を行うと表明した。 これまでに20人が拘束されたという。 アウン氏は当初、港の倉庫に長年保管されていた大量の硝酸アンモニウムに引火したと説明。ある関係者は、初期段階の調べでは過失が原因とみられると指摘した。 爆発により、これまでに154人が死亡、5000人が負傷した。米国は攻撃の可能性も否定でき...

【レバノン大爆発】日頃の戦争を上回る最大の悲劇に団結する中東諸国

<レバノンのシーア派武装組織ヒズボラをテロ指定するアメリカから交戦中のイスラエルまでが次々と支援を表明。狙いは影響力の増大か> 8月4日にレバノンの首都ベイルートで大規模な爆発が発生したことを受けて、一方ではシリアとイラン、もう一方ではイスラエルとアメリカという、対立関係にある複数の勢力がそれぞれレバノン政府に支援を申し出ている。 レバノンの長年の盟友であるシリアのワリード・ムアレム外相は5日、レバノンのシャーベル・ワハビ新外相と話し、弔意と団結の意を表明した上で「可能な限りの支援を提供する意思」を...

ベイルート爆発、死者135人に レバノン内閣は2週間の非常事態を宣言

レバノン内閣は5日、首都ベイルートで前日発生した大規模爆発を受け、2週間の非常事態を宣言した。 ベイルート中心部に近い港湾地区の倉庫で発生した爆発の死者は、これまでに135人に達し、負傷者も5000人を超えている。ハッサン保健相によると、なお数十人が行方不明で、自宅が損壊し住めない状況にある人は最大25万人に上るという。 内閣はベイルートの保全に関する権限を軍に移管し、2014年以降に同倉庫の管理に関与した人物を全員、自宅監禁するよう命じた。 ディアブ首相はまた、6日から3日間、国家として喪に服す方...

レバノン首都ベイルートで大規模爆発、死者100人に 4000人近くが負傷

レバノンの首都ベイルート中心部に近い港湾地区の倉庫で4日、大規模な爆発が発生した。レバノン赤十字社によると、死者は100人に達した。衝撃波で窓ガラスが砕け散り、建物は倒壊、首都全体に振動が伝わった。 赤十字のジョージ・カタネフ事務総長は5日、現地テレビ局に対し、がれきの中にさらなる犠牲者が埋められていると語った。 ハサン保健相はは先に、78人が死亡し、4000人近い負傷者が出たと明らかにしていた。 アウン大統領は、2750トンの硝酸アンモニウムが安全対策を取らずに6年間、同港湾地区に保管されていたと...

イラン、社会的距離守られず 新型コロナで7分に1人が死亡

イラン国営テレビは、同国では新型コロナウイルスにより7分に1人が死亡していると報じ、適切なソーシャルディスタンス(社会的距離)が取られていないと警告した。 保健省によると、3日に確認された過去24時間の新型コロナによる死者は215人。 国営テレビは保健省のラリ報道官の発言として、これにより累計死者数は1万7405人となったとした。3日の感染者数は2598人、累計は31万2035人となった。 国営テレビは、マスクを付けず、距離を取らずにテヘランの繁華街を行き交う人々の様子を伝えた。 一部専門家は、新型...

イランで強力なコロナ感染第2波、医療従事者や病床の不足深刻

イランの新型コロナウイルス対策チームの当局者は16日、同国で強力な感染第2波が発生しており、医療従事者や病床の不足が深刻化していると明らかにした。イラン学生通信(ISNA)が伝えた。 イランは中東で最悪の感染被害を受けているが、4月半ばに感染拡大抑制のためのロックダウン(都市封鎖)緩和に踏み切った。 ISNAによると、自らも感染している同当局者は、第2波は6月初めに表面化し、第1波よりはるかに強力であることが判明したと述べた。 保健省報道官が国営テレビで語ったところによると、イランで確認されている新...

日本人とアラブ人が考える「理想の仕事」の違い

<ビジネスにおける「日本人マインド」と「アラブ人マインド」は違うが、両者をつなげる「パブリック・ディプロマシー」がこれからますます重要に> ここ数年、日本とアラブ諸国の経済または科学技術の交流が徐々に深まっていくにつれて、日本人とアラブ人の接触する機会が増えている。ただ、言語と文化の壁により、互いの社会の情報を完全に理解できず、受け入れられないことがある。互いの偏見や誤解、ステレオタイプといった障壁によって対立が蔓延する国際社会を前に、注目を集めているのが「文化外交」とも訳されるパブリック・ディプロ...