「事件」の記事一覧

愛妻にバラバラ死体にされた日系御曹司…猟奇殺人事件の真相に迫る

<実業家だった日系人男性が、不倫の末に結婚した女性に頭を撃たれ、7つに切断されて遺棄された事件を追う『エリーゼ・マツナガ』> ネットフリックスで配信が始まった『エリーゼ・マツナガ:殺人犯が抱える心の闇』。服役中の殺人犯エリーゼ・マツナガに取材し、ブラジル全土に衝撃を与えた猟奇事件の真相に迫る話題作だ。 2012年5月19日、エリーゼはサンパウロの自宅で夫マルコスを射殺した。全4話のドキュメンタリーは悲劇に至るまでの2人の人生に光を当てる。 日系人の実業家マルコスは大手食品会社ヨキ創業者の孫で、エリー...

謎の2人組に銃撃され著名コメンテーター死亡 メディア暗黒時代のフィリピン

<大統領が「ジャーナリスト達は決して暗殺の対象外ではない」と公言する国で、またメディア関係者が凶弾の犠牲に──> フィリピンの中部ビサヤ地方のセブ州州都セブ市で地元ラジオ局の著名コメンテーターの男性が正体不明の男から銃撃され、死亡する事件が起きた。 フィリピンでは記者などメディア関係者に対する銃撃、脅迫、暴力行為などが頻発しており、2020年以来殺害されたメディア関係者は4人となり、ドゥテルテ大統領が就任した2016年からでは今回の犠牲者を含めて22人が殺人事件で命を落とし、223人がなんらかの暴力...

大統領暗殺で揺れるハイチ 後任はコロナ死でさらに混迷

<首相が2人いる上、憲法で定められた大統領後任の最高裁長官は死去していた> カリブ海の島国ハイチでは、7月7日に暗殺されたジョブネル・モイーズ大統領の後任選びをめぐって混乱が深まっている。憲法に従えば最高裁長官が後任に就任することになるが、彼はモイーズの暗殺前に新型コロナウイルス感染症で死亡している。 現在はクロード・ジョセフ暫定首相が国を率いているが、モイーズは暗殺される前日に、彼の後任としてアリエル・アンリを指名していた。アンリはAP通信に対して、現在の首相は自分だが紛らわしい状況にあると述べた...

大統領暗殺で揺れるハイチ 後任はコロナ死でさらに混迷

<首相が2人いる上、憲法で定められた大統領後任の最高裁長官は死去していた> カリブ海の島国ハイチでは、7月7日に暗殺されたジョブネル・モイーズ大統領の後任選びをめぐって混乱が深まっている。憲法に従えば最高裁長官が後任に就任することになるが、彼はモイーズの暗殺前に新型コロナウイルス感染症で死亡している。 現在はクロード・ジョセフ暫定首相が国を率いているが、モイーズは暗殺される前日に、彼の後任としてアリエル・アンリを指名していた。アンリはAP通信に対して、現在の首相は自分だが紛らわしい状況にあると述べた...

元海兵隊のアメリカ人女性、ロシアで殺害 犯人は白タクの運転手か

<異国で拾った白タクが不運にも殺人者だった? 遺体で発見されたアメリカ人留学生は車中からアメリカの母親に、「誘拐ではないといいけど」とメッセージを送っていた> ロシアの大学で学んでいた元米海兵隊員キャサリン・ セロウ(34歳)が行方不明になり、数日後に遺体が発見された。 セロウはモスクワから東へ400キロほどのところにある商業都市ニジニ・ノブゴロド郊外に住んでいたが、6月15日の夜、家から出て身元不明の人物が運転する車に乗り込んだ後、連絡が途絶えた。 遺体が発見される前、ミシシッピ州ビックスバーグに住む母親のベッキー・セロウは、米ナショナル・パブリック・ラジオ (NPR)の取材に対し、娘から「知らない人と一緒に車に乗っている。まさか誘拐犯ではないと思うけど」という不穏なメッセージを受け取っていたことを明かした。 キャサリンは急いで診療所に行こうとしていたので、ウーバーのタクシーを待たずに、ヒッチハイクした車に乗ったのかもしれない、とベッキーは語った。 Distressing news: Catherine Serou, an American studying in the Russian city of Nizhny Novgorod, has been missing since Tuesday. The last sign of life was a text message to her mother in the US: "In a car with a stranger. I hope I'm not being abducted." pic.twitter.com/nl2UHYExJG— Lucian Kim (@Lucian_Kim) June 18, 2021 ロシアで移民専門の弁護士を目指していた セロウ 「その車が診療所の方向に向かわず、森に入っていったとき、娘はパニックになったと思う。娘の電話の電波はそこで消えた」 セロウの失踪は犯罪として捜査が始まり、大規模な捜索活動が行われた。 ソーシャルメディアで公開捜査が呼びかけられ、100人以上のボランティアが郊外の森林をくまなく捜索した。 海兵隊のスキルも役に立たず 地域の調査委員会は、19日に声明を出し、捜索の末、「女性の遺体が発見された」ことを発表した。 そして1977年生まれの男が、殺人容疑で逮捕されたと述べた。この男はかつて「重大な」犯罪で有罪判決を受けていたという。 キャサリン・セロウは、2019年にロシア市内のロバチェフスキー大学に入学し、法学修士課程に在籍していた。ロシア語を学び、移民問題専門の弁護士をめざしていた。 セロウはカリフォルニア大学で美術史の修士号を取得した後、海兵隊に所属し、アフガニスタンに派遣されたこともある。 ベッキーは、海兵隊員として学んだサバイバル技術で、娘が生き延びることを望んでいたと語った。 ベッキー・セロウにインタビューしたNPRのルシアン・キム記者は19日、以前キャサリンがロシア語と英語で地元のニュースチャンネルのインタビューに答えたときの動画をツイッターに投稿した。 キムはさらに、キャサリンの失踪は「5年前にNPRでロシアに関する報道を開始して以来、これまでで最も心をかき乱された事件」とツイッターでコメント。キャサリンの事件は「大きな期待を抱いてロシアを訪れたアメリカ人の若者の物語であり、何千キロも離れたところで起きた悲劇に耐える母親ベッキーの精神的試練の物語でもある」と、説明した。

「黒人のウォール街」で起きた虐殺から100年 あのとき何があったのか

米オクラホマ州タルサで5月31日、アメリカ史上最悪ともいわれる黒人虐殺事件から100周年の追悼集会が開催。 バイデン米大統領が現地を訪れ、現職大統領として初めて追悼演説を行い、多くの人々がロウソクを手に祈りをささげた(写真)。 1921年のこの日、何があったのか。 発端は、若い黒人男性が白人女性を暴行した容疑で逮捕されたこと。拘束された男性をリンチしようと白人が集まり、黒人との間で衝突が発生した。 タルサのグリーンウッド地区は当時、「黒人のウォール街」と呼ばれる裕福な地域だった。 しかし白人の集団が...

韓国駐在ベルギー大使のキャリアが妻の暴力で終わった瞬間

<妻が韓国人店員をぶった動画が公開されて、ベルギー大使の解任が決まった。「とても落ち着いて職務を遂行できる状態ではなくなった」ためだ> 駐韓ベルギー大使が、ソウルの衣料品店で店員に暴行を加える妻の動画が韓国ネットユーザーの間で炎上したせいで、大使を解任された。 ソウルにあるベルギー大使館がフェイスブックで公開したプレスリリースによれば、ピーター・レスクイエ駐韓ベルギー大使は、妻が衣料品店の店員に暴行を加えたとされる問題を受け、駐韓大使の任を解かれたという。 「ピーター・レスクイエは過去3年にわたり、...

自分の家に押し入った泥棒と親友になった女性 「人は変われる」

<更生プログラムを通じて出会った窃盗犯のニール。「再チャレンジ」の大切さをこの友情に学んだ> 2019年3月、夫のテリーと親族を訪問した後、イングランド中部バーミンガム近郊にある自宅に戻ってきたときのことだ。普段は階段の上に置いてある袋が床に落ちているのに気付いた。なぜだろうと、夫に聞いたことを今でも覚えている。 テリーは私を見つめて言った。「泥棒に入られたんだ」 まさかと思ったが、居間のコーヒーテーブルの引き出しは空っぽで、孫のXboxや現金500ポンドが消えていた。寝室のベッドには引き出しの中身...

サービス業化するハッカー集団──ダークサイドの取り分は身代金次第

ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によって米パイプライン最大手コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けた事件で、同社がハッカー集団ダークサイドに対して440万ドルをビットコインで支払ったことが明らかになった。 暗号資産(仮想通貨)調査会社エリプティックによると、コロニアルを含む被害者の47%がダークサイドに合計9000万ドル超を支払っている。 ダークサイドは「開発者」としてハッキングツールを外部の「パートナー」に提供し、ハッカー攻撃を委ねる「サービス」を提供しており、得られた金額に応じてダー...

市民の「殺害事件」を繰り返すアメリカ警察は、どんな教育で生まれるのか

<地域社会と市民を守りたくて警察官を志したはずの善良な人々は、いかにして組織内の教育で「変身」するか> 警察官の人格はいかにして形成されるのか。それを、理屈ではなく体で感じ取りたい。アメリカの首都ワシントン郊外にあるジョージタウン大学の法学教授ローザ・ブルックスはそう思い、2015年に首都の予備警察隊に志願し、その「沈黙の青い壁」の内側に飛び込んだ。 そこで見聞きし、考えたことを、彼女は新著『青い制服にこんがらがって(Tangled Up in Blue)』(ペンギン・プレス刊)にまとめた。この本に...