「人権問題」の記事一覧

中国政府のウイグル人弾圧をめぐって、国連で再び各国の攻防戦

<ドイツが他の国と共同で中国に人権尊重を要求、これに対してキューバなど中国擁護の国々が共同声明を表明> 少数民族ウイグル人に対する中国政府の強引な同化政策をめぐっては国際社会の対応が割れており、昨年夏には国連の場で、ウイグル人「弾圧」を非難する書簡と中国の方針を支持する書簡の両方が提出された。 今年も同様で、10月6日にはドイツの国連大使が中国に批判的な諸国と共同で「宗教的・民族的少数派の人権尊重」を要求。これにキューバが対抗し、親中国派の共同声明を読み上げた。 ただし中国を支持する昨年の公開書簡の...

ローマ教皇「同性愛者は神の子であり法的保護を」明確な擁護発言

ローマ教皇フランシスコは、同性カップルはパートナーシップ制度「シビルユニオン」によって法的に保護されるべきとの見解を明らかにした。 21日にローマ国際映画祭で初上映されたエフゲニー・アフィネフスキー監督作のドキュメンタリー「Francesco」の中で述べたもので、7年前の即位以来最も明確に同性カップルの権利を擁護する姿勢を表明した。 教皇は、「同性愛者は神の子であり、家族の中に存在する権利がある。(同性愛者であることによって)放り出されたり、惨めな状況におかれたりすることがあってはならない」と語った...

エイズ患者に不当な風評「HIV陽性者はコロナ感染リスクが高い」 コロナ禍で対策が数年も逆戻り

マラウイの学生コンドワニさんは、人生の大半を通じて、HIV陽性という不名誉なレッテルに立ち向かってきた。だがCOVID-19によって、再び旧態依然とした偏見が甦り、「コロナ持ち」という新たな罵倒の言葉が生まれている。 「HIV陽性者は新型コロナに感染するリスクが高い」という誤解が広まったことで差別がさらにあおられ、HIV陽性者が必要とする医療にアクセスすることがますます困難になっている、とアフリカ南部の国マラウイの医療啓発活動家は語る。 24歳のコンドワニさんによれば、この偏見により、マラウイのHI...

国連人権理事会、中国・ロシアを理事国に選出 サウジアラビアは落選

国連総会は13日、国連人権理事会の理事国選挙を実施し、中国とロシアが選ばれた。ただ、中国の得票数は前回当選した4年前に比べて20%あまり減った。 一方、サウジアラビアは落選した。 全47理事国のうち、15理事国を改選した。選挙は地域別に枠が決まっており、サウジを含むアジア太平洋枠が唯一、立候補した国が議席数を上回った。任期は3年間で、連続任期は2期に制限されている。新たな任期は2021年1月1日に始まる。 国際的な人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチの国連担当ディレクター、ルイ・シャルボノー氏は「サ...

LGBTQを拷問と性的虐待で痛めつけるエジプト警察

<警察はときにSNSでLGBTQを呼び出し、逮捕し、暴力の限りを尽くし、家族も就業機会も命も奪う> エジプト警察と治安当局が、ソーシャルメディアを使ってLGBTQ(性的マイノリティ)ではないかとみられる人々を罠にかけて無実の罪を着せ、無期限に身柄を拘束して身体的・性的虐待を行い、必要な治療も受けさせていないという状況が明らかになった。 相次ぐ逮捕は、現在進行している、LGBTQの人々に対する、より大規模な取り締まりの一環とみられる。エジプトが合意している複数の国際人権条約はもちろん、エジプト憲法にも...

英ラーブ外相「ウイグル族人権侵害で、2022年北京五輪ボイコットも」

英国のラーブ外相は、中国でのウイグル族への人権侵害を理由に同国で開催予定の冬季五輪をボイコットする可能性を示した。英紙デイリー・テレグラフが6日に報じた。 同紙によると、ラーブ氏は英議会の委員会で「深刻でひどい人権侵害の証拠があることは明白だ」と述べ、「証拠を集め、国際社会におけるパートナーと連携し、どのような措置を講じる必要があるかを検討すべきだ」と呼びかけた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます...

アムネスティ、人権侵害を訴えていたインドで活動停止 「政府が銀行口座凍結」

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは29日、インドでの活動を停止したことを明らかにした。 アムネスティはインドで人権侵害を訴えていたが、インド政府から銀行口座を凍結されたという。 アムネスティは声明で、2年前から根拠のない資金不正疑惑で取り締まりを受けていたと表明。「インド政府は根拠のない意図的な疑惑を巡って人権団体の魔女狩りを繰り返している」と批判した。 アムネスティの銀行口座は9月10日に凍結されたという。 アムネスティは、北部ジャム・カシミール地方で人権が侵害されていると訴えていたほ...

アムネスティ、人権侵害を訴えていたインドで活動停止 「政府が銀行口座凍結」

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは29日、インドでの活動を停止したことを明らかにした。 アムネスティはインドで人権侵害を訴えていたが、インド政府から銀行口座を凍結されたという。 アムネスティは声明で、2年前から根拠のない資金不正疑惑で取り締まりを受けていたと表明。「インド政府は根拠のない意図的な疑惑を巡って人権団体の魔女狩りを繰り返している」と批判した。 アムネスティの銀行口座は9月10日に凍結されたという。 アムネスティは、北部ジャム・カシミール地方で人権が侵害されていると訴えていたほ...

習近平、中国共産党による新疆ウイグル統治の妥当性と住民教化継続強調

中国の習近平国家主席は、新疆ウイグル自治区において全ての民族の幸福度は上がり続けていると主張し、中国に対する「正しい」見方を今後も住民に教化していくと語った。国営新華社通信が26日遅く、発言を伝えた。 中国共産党は、新疆ウイグル自治区において少数派でイスラム教徒のウイグル人を弾圧し、強制労働に従事させているとされ、厳しい批判を浴びている。国連の報告書によると、100万人のウイグル人が収容施設で働かされているという。 一方中国側はウイグル人弾圧を繰り返し否定し、収容施設は過激主義と対峙するために必要な...

国連理事会、西側諸国が中国非難 香港・ウイグル問題で改善要求

欧州連合(EU)や英、オーストラリア、カナダなど西側諸国は25日、国連人権理事会で中国に対し、香港の基本的な法的権利を回復するとともに、100万人以上のウイグル人が拘束されている新疆ウイグル自治区での調査を受け入れるよう要求した。 英国は、香港国家安全維持法(国安法)が「反対意見の排除という明白な意図を持って実施されている」と指摘。一部の事例について中国本土での訴追が認められており、司法の独立性や法的手続き、拷問の報告などが憂慮されると述べた。 ドイツはEUを代表して発言し、新疆ウイグル自治区におけ...