「仮想通貨」の記事一覧

「腐敗と格差を助長する」ビットコインの法定通貨化に動揺する人々

中米エルサルバドルは9月7日、暗号資産(仮想通貨)のビットコインを世界で初めて法定通貨として導入。 この政策が腐敗と格差拡大の温床になると抗議する人々が首都サンサルバドルで声を上げた。 政府はスマートフォンアプリを通じて全国民がビットコインを手軽に使えるようにすると言うが、定着まで混乱が続きそうだ。 ===== 人口3000人、サーファーに人気のエル・ゾンテ村がビットコインで地域経済を回すプロジェクトの「実験場」に Bitcoin Beach El Salvador-YouTube...

仮想通貨が利子収入を生む「レンディング」、年利6%でも得と言い切れない訳

<仮想通貨を預けて利子収入を得るレンディングへの注目が高まっているが、その適正なリスクの計算と、DeFiとの違いを探る> 仮想通貨を預けることで定期的に利子を受け取れるレンディングサービスが、新たな投資マネーを引きつけています。これまで仮想通貨業界では、トレードやレバレッジ取引、取引所間の価格差を狙った裁定取引などが主流でした。仮想通貨レンディングは、2018年中頃から人気が出始めた新たな投資手段です。 仮想通貨投資には長期保有を意味する「ガチホ」というスタイルも存在します。レンディングとガチホは、...

高利回りで人気の分散型金融「DeFi」、本当にリスクに見合う運用法なのか

<ブロックチェーンを使った「分散型金融」に仮想通貨を預けることで高い利息を得ることができるDeFiだが、実際にはどれほどのリスクがあるのか> 仮想通貨業界のニュースを追っている方は、DeFiという言葉を聞いたことがあるかもしれません。直訳すると「分散型金融」。ブロックチェーンを使って世界中に分散するユーザーが相互にチェックし合うことによって、預金や融資などの金融サービス提供を、銀行などの仲介業者を頼らずに個人間で(P2P)で実現するという壮大な実験です。 最初にDeFiブームが起きたのは、2020年...

米マイアミ市が独自の仮想通貨を発行、中国マイニング業者の誘致も

<独自の仮想通貨「マイアミコイン」の発行は、フロリダ州の都市を「仮想通貨の首都」に変えることができるか> 米フロリダ州マイアミ市は、8月から市独自の暗号資産(仮想通貨)「マイアミコイン」を発行すると発表した。マイアミコインを活用することによる同市の収益増と、市経済の拡大を目指すという。 同市のフランシス・スアレス市長はFOXニュースに対し、「マイアミ市はマイアミコインの人気によって莫大な収入を得るかもしれない。なぜならマイアミは今回、世界における仮想通貨の首都になったのだから」と語った。 マイアミコ...

周到に準備されてきた中国ブロックチェーン覇権、来年ついに実を結ぶ?

<早々と来年の冬季五輪でデジタル人民元がデビュー。あらゆる業種の構造に分散化技術を導入し他国に先駆ける> 暑さもウイルス感染も真っ盛りの時期に始まったシュールな東京五輪はともかく、本来ならオリンピックは選手にとっても開催国にとっても最高の晴れ舞台だ。思い返せば2008年の夏、世界金融危機の直前に開かれた北京五輪の開会式では、中国古来の打楽器を総勢2008人の奏者が一糸乱れずに打ち鳴らし、高らかに現代中国の復権を告げた。 そして半年後、今度は北京で冬のオリンピックが開催される。もちろん中国政府はすごい...

ビットコインで「資産を守れる」は本当? インフレの「経済論戦」から考える

<インフレ懸念が高まっているが、そもそも世界はなぜインフレに怯えるのか?【インフレと仮想通貨論(前編)】> 米国経済が新型コロナから立ち直る中、インフレ懸念が再燃しています。日本ではインフレに対して危機感を持つ人は多くないようですが、米国が牽引する形で世界的にインフレが加速する可能性があります。 インフレとは簡単に言えば、円やドルなど法定通貨の購買力が低下することを意味します。しかし、理屈では分かっていても、現代の多くの市場参加者は不健全なレベルのインフレを実際に体験していません。インフレ率が高まる...

本気で国の未来をビットコインに賭けたウクライナ…その内情と勝算

<「仮想通貨大国」を目指し経済改革を狙うウクライナだが、犯罪への悪用や環境負荷の高さなど問題は山積している> それなりの経済規模はあるけれど産業の主力は農業と鉄鋼業で、国外の投資家には見向きもされない。そんな国が、外資を呼び込むにはどうしたらいいか。 ウクライナの答えはビットコインに代表される暗号資産(仮想通貨)だ。ロシアからクリミア半島を取り戻すことは無理でも、仮想通貨に群がる金融業者は呼び込めるかもしれない。だが、そこにはリスクが潜む。 ウクライナの南東部、ロシアからも近いザポリージャ原子力発電...

中国が1000人逮捕、仮想通貨マネロンの「協力者が後を絶たない」仕組み

<これまでに31万人が逮捕された。中国で暗号資産を使用したマネーロンダリング(資金洗浄)の取り締まりが強化されている> 中国で、暗号資産(仮想通貨)を使用したマネーロンダリング(資金洗浄)の取り締まりが強化されている。 公安省の6月9日の発表によると最近、5回目の「違法カード撲滅作戦」が行われ、1100人以上が逮捕、170以上の犯罪組織が摘発された。 同省の声明によると、犯罪組織は「コインファーマー」と呼ばれる実行犯を用意して、(不正に取得した)個人の銀行カードや個人情報を与え、仮想通貨取引プラット...

これがわかれば暗号資産のことも何となくわかる、ビットコイン相場で話題の「マイニング(採掘)」って何?

<米テスラがビットコイン決済を中止したら価格が暴落、それも「マイニング(採掘)」のための消費電力が大き過ぎるから、とは??? 以下は、アナログ頭でもビットコインのことがボンヤリ見えてくる解説> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年5月31日付)からの転載です。 1――はじめに 昨年末以降、代表的な暗号資産であるビットコインが乱高下している。 足もとでは米大手電気自動車メーカーのテスラのCEO(「テクノキング」という肩書も名乗っている)であるイーロン・マスク氏による自社製品へのビットコ...

カール・アイカーンも参入!? ビットコイン暴落でも著名投資家は強気

<1カ月で半値になる暗号資産に、なぜ将来性があると思えるのか?> ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)の投資家にとって、この数週間は胃の痛む相場展開となっている。 代表的な暗号資産であるビットコインの価格がテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の発言や中国政府による規制強化の動きを嫌気した売りに押され、史上最高値をつけてからわずか1ヵ月余りで半値まで急落したほか、イーサリアムやドージコインなどのアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)も同じく大荒れ模様となっている。 著名投資家...