「仮想通貨」の記事一覧

ビットコインで「資産を守れる」は本当? インフレの「経済論戦」から考える

<インフレ懸念が高まっているが、そもそも世界はなぜインフレに怯えるのか?【インフレと仮想通貨論(前編)】> 米国経済が新型コロナから立ち直る中、インフレ懸念が再燃しています。日本ではインフレに対して危機感を持つ人は多くないようですが、米国が牽引する形で世界的にインフレが加速する可能性があります。 インフレとは簡単に言えば、円やドルなど法定通貨の購買力が低下することを意味します。しかし、理屈では分かっていても、現代の多くの市場参加者は不健全なレベルのインフレを実際に体験していません。インフレ率が高まる...

本気で国の未来をビットコインに賭けたウクライナ…その内情と勝算

<「仮想通貨大国」を目指し経済改革を狙うウクライナだが、犯罪への悪用や環境負荷の高さなど問題は山積している> それなりの経済規模はあるけれど産業の主力は農業と鉄鋼業で、国外の投資家には見向きもされない。そんな国が、外資を呼び込むにはどうしたらいいか。 ウクライナの答えはビットコインに代表される暗号資産(仮想通貨)だ。ロシアからクリミア半島を取り戻すことは無理でも、仮想通貨に群がる金融業者は呼び込めるかもしれない。だが、そこにはリスクが潜む。 ウクライナの南東部、ロシアからも近いザポリージャ原子力発電...

中国が1000人逮捕、仮想通貨マネロンの「協力者が後を絶たない」仕組み

<これまでに31万人が逮捕された。中国で暗号資産を使用したマネーロンダリング(資金洗浄)の取り締まりが強化されている> 中国で、暗号資産(仮想通貨)を使用したマネーロンダリング(資金洗浄)の取り締まりが強化されている。 公安省の6月9日の発表によると最近、5回目の「違法カード撲滅作戦」が行われ、1100人以上が逮捕、170以上の犯罪組織が摘発された。 同省の声明によると、犯罪組織は「コインファーマー」と呼ばれる実行犯を用意して、(不正に取得した)個人の銀行カードや個人情報を与え、仮想通貨取引プラット...

これがわかれば暗号資産のことも何となくわかる、ビットコイン相場で話題の「マイニング(採掘)」って何?

<米テスラがビットコイン決済を中止したら価格が暴落、それも「マイニング(採掘)」のための消費電力が大き過ぎるから、とは??? 以下は、アナログ頭でもビットコインのことがボンヤリ見えてくる解説> *この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年5月31日付)からの転載です。 1――はじめに 昨年末以降、代表的な暗号資産であるビットコインが乱高下している。 足もとでは米大手電気自動車メーカーのテスラのCEO(「テクノキング」という肩書も名乗っている)であるイーロン・マスク氏による自社製品へのビットコ...

カール・アイカーンも参入!? ビットコイン暴落でも著名投資家は強気

<1カ月で半値になる暗号資産に、なぜ将来性があると思えるのか?> ビットコインをはじめとする暗号資産(仮想通貨)の投資家にとって、この数週間は胃の痛む相場展開となっている。 代表的な暗号資産であるビットコインの価格がテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の発言や中国政府による規制強化の動きを嫌気した売りに押され、史上最高値をつけてからわずか1ヵ月余りで半値まで急落したほか、イーサリアムやドージコインなどのアルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)も同じく大荒れ模様となっている。 著名投資家...

デジタル人民元が「ビットコインを潰す」は誤解…むしろ仮想通貨を救う可能性も

<デジタル人民元などの「国家による仮想通貨」が出回れば、ビットコインは終わる...とはならない理由を解説> デジタルドルやデジタル円など世界各国で中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)の開発競争が急ピッチで進んでいます。国際決済銀行(BIS)の調査によりますと、現在、世界の65の中央銀行のうち58の中央銀行が積極的にCBDCの調査・開発を行っています。 とりわけ、中国人民銀行によるデジタル人民元の開発スピードは速く、つい最近も中国工商銀行(ICBC)が同銀行のアプリ内でデジタル人民元のウォレットを有...

ジョークから生まれた仮想通貨ドージコインの時価総額がGM超え!?

<始まり冗談でも、人々がこれをお金として扱い始めたら自動車大手を超える価値を持ってしまった> あるソフトウエア開発者が2013年に冗談で作った暗号通貨「ドージコイン」の価格が急騰し、その時価総額は遂に1908年創業の米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)を追い抜いた。 仮想通貨データサイトのコインマーケットキャップによれば、ドージコインの時価総額は5月5日に871億ドルを記録。GMの株式時価総額(本記事の執筆時点で約803億ドル)を上回った。 ドージコイン(暗号通貨市場にはDOGEとして上場されて...

アメリカでビットコインの未来を決める判断が間もなく下される──スケジュールと見通し

<今後のビットコイン相場を大きく左右する要因として注目される、アメリカでのビットコインETFの可否判断。記事前半ではETFとは何か、なぜビットコインにとって重要なのかを解説した。後半では米当局による判断のスケジュールと、見通しについて見ていく> 記事前半:ビットコイン相場を揺るがす米ETFの行方 承認なら「マスク砲」並みのインパクトが 今年SEC承認はあるのか? 2021年の第1四半期はテスラ砲やNFTブームの影に隠れてあまり注目されませんでしたが、実は、2月と3月に立て続けに北米と南米で初めてビッ...

ビットコイン相場を揺るがす米ETFの行方 承認なら「マスク砲」並みのインパクトが

<承認か却下か審査延長か、最短で今月中に結果が出る。なぜこれほど注目されており、承認されれば何が起きるのか> 2021年第2四半期(4-6月期)に突入しました。テスラのイーロン・マスク砲やNFT(ノン・ファンジブル・トークン)のブームが第1四半期の仮想通貨市場を牽引しましたが、第2四半期以降に注目されているのは、米証券取引委員会(SEC)によるビットコインETFの可否判断です。 ETFとは上場投資信託のことで、ビットコインETFが米国で承認されれば、より多くの株式投資家がビットコイン投資に参入するこ...

ビットコイン価格は近く半分になる…だが、それで終わりではないと著名投資家

<急上昇していたビットコインの調整は続き、価格は下がると専門家は予想。だが長期的には、今よりはるかに値上がりするという> 過去7カ月間、ビットコインは1万600ドルから6万5000ドルまで上昇し続けてきた。だが著名な投資家は、この最初にして最大の暗号資産(仮想通貨)の価値が半分以下にまで落ち込むと予想している。ただそれは、長期的にさらなる高値に上昇する過程であるとも語っている。 投資運用会社グッゲンハイム・パートナーズのインベストメンツ部門会長兼グローバルCIO(最高投資責任者)であるスコット・マイ...