「写真」の記事一覧

それでも私がトランプから勲章を受け取った理由

<暴動の数日後に国民芸術勲章を授与された「ナパーム弾の少女」のカメラマンの心の内> カメラマンのニック・ウットがドナルド・トランプ米大統領(当時)から国民芸術勲章を授与される2日前、別の著名人が受章を辞退した。NFLのニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ、ビル・ベリチックだ。彼はトランプの長年の友人で、ウットと同じ週に大統領自由勲章を授与される予定だったが、1月6日の連邦議会議事堂での暴動という「悲劇的な出来事」を理由に辞退した。 それでもウットは辞退しようとは思わなかった。ベトナム出身...

【写真特集】いつかこの目で見たい、大自然が作った世界の絶景9選

<死ぬまでに見るべきは世界の7不思議だけじゃない 地球には目を見張るような美しい風景がいっぱいだ> 大自然が生み出した絶景は世界各地にあれど、ここにご紹介するのは死ぬまでに一度は実際に足を運んで自分の目で見る価値があるものばかり。ただし、いつ行っても見られるとは限らない。なかには1年のうち限られた時期しか起きない現象もある。 <冒頭写真:01 アブラハム湖のアイスバブル> (カナダ、アルバータ州)見られるのは冬、湖が一面の氷になってから。この湖の底では1年を通し、メタンガスが生成されている。そして冬...

「生きていること自体が噺家の仕事」──30年の落語家生活で柳家喬太郎が到達した円熟

<人気落語家が語る、いまを生きる落語家が観客に伝えられる落語の神髄とは> いま最もチケットが取れない人気落語家、柳家喬太郎――。落語家生活30周年を迎えてもなお演者として進化し続ける喬太郎の、多彩な表情を収録した写真集『喬太郎のいる場所 柳家喬太郎写真集』(橘蓮二著、CCCメディアハウス)が7月、発刊された。 著者の演芸写真家・橘蓮二による喬太郎へのインタビューの一部を今回、抜粋して掲載する。 *『喬太郎のいる場所 柳家喬太郎写真集』刊行記念<落語&トーク>(2020年8月31日までの期間限定公開)...

ロックダウンで様変わりするヒマラヤ──写真集で世界最高峰エベレストを体感する

<2020年日本写真協会賞作家賞を受賞した石川直樹氏が、シェルパの暮らす麓の村からエベレストの山頂に到るまでの道のりを写真集にまとめた> コロナ禍によって、ネパールのカトマンズも60日間のロックダウンが行われていた。日本のような緩い外出自粛ではなく、許可なく出歩けば逮捕される厳格なロックダウンだったので、人でごった返す混沌としたあのカトマンズの雰囲気はすっかり変わってしまったようだ。見た目の景色だけではない。観光収入によって成り立っているネパールの経済も壊滅的な打撃を受けた。なにしろエベレスト登山の...

著名な写真家・起業家チェイス・ジャービスが指南する「創造を生む習慣」

<写真業界で活躍し、世界有数の学習プラットフォーム「CreativeLive」の共同設立者でもあるチェイス・ジャービス。彼はこう言う。クリエイティブになれば幸せになれる。そのために大切なのは「いま始めること」> チェイス・ジャービスは、全米で最も影響力のあるフォトグラファーのひとりとして知られている。これまでにアップルやナイキ、レッドブルといった錚々たる一流ブランドのキャンペーンを手がけ、過去にはエミー賞にノミネートされた経歴を持つ。 さらに、写真共有アプリ「Best Camera」を立ち上げたのに...

ヨシダナギ、アフリカ少数民族の次は「ドラァグクイーン」の理由

<少数民族を撮影した色鮮やかな作品で知られる写真家、ヨシダナギ。このたび、ドラァグクイーンの写真集を発売した彼女はこう語る。「自分とちがう人ほど、かっこいい」> 初めて海外に行ったのは20歳のとき。初めて一眼レフを買ったのは21歳のとき。その後ヨシダナギは、単身アフリカへ渡り、独学で写真を学び、少数民族たちの写真を撮って、フォトグラファーになった。 当初は被写体である少数民族と同じ格好になって撮影するスタイルも注目されたが、アフリカをはじめ世界中の少数民族を撮影した彼女の作品は、鮮やかな色彩にあふれ...