「動物」の記事一覧

北米からシカの狂牛病=狂鹿病が、世界に広がる……

<シカの狂牛病=狂鹿病が、アメリカ25州で感染が確認され、カナダ、欧州、韓国に感染が広がっている......> シカ慢性消耗病(CWD:狂鹿病やゾンビ鹿病とも呼ばれることがある)は、シカ、ヘラジカ、トナカイ、ニホンジカなど、シカ科動物が罹患する伝達性海綿状脳症(TSE)である。いわゆる「狂牛病」として知られるウシ海綿状脳症(BSE)と同様に、感染性を持つ異常プリオンタンパク質が神経組織などに蓄積し、数ヶ月から数年にわたる潜伏期間を経て、やせ衰え、よだれを垂らすといった症状があらわれ、やがて死ぬ。 シ...

中国でホッキョクグマ・ホテル開業も、劣悪な待遇に世界がバッシング

<中国・ハルビンに、絶滅危惧種のホッキョクグマを見世物にしたホテルが開業した。現地紙が「世界初」と大々的に報じる一方、海外から強い反感を買っている> 問題のホテルは中国北東部、ハルビン市郊外を流れる川の中洲に建設された。太陽島と名付けられたこの中洲は巨大な公園として整備されており、行楽地として人気だ。公園内の施設のひとつに、ハルビン極地館と呼ばれる水族館がある。ホッキョクグマ・ホテルは、この水族館に併設する形で3月12日にオープンした。 ホテルは一見、ファミリー層をターゲットにした楽しげな場所のよう...

苦痛を長引かせるやり方でタヌキを感電死させる中国毛皮農場

<残酷なだけではない。コロナ後も衛生管理は杜撰でいつまた新たなパンデミックの発生源になってもおかしくない> 毛皮用に野生動物を飼育する中国の数カ所の毛皮農場で、動物が「極端な苦痛」を受けていることを示す動画を、動物保護団体が公開した。タヌキに高電圧の電気ショックを与え、苦しみながら死なせるなど、怖気を震うような場面も収録されていた。 世界最大級の動物福祉団体「ヒューメイン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)」は2020年11月と12月に中国の13カ所の毛皮農場を調査し、映像を撮影した。新型コ...

馬の感染症が急速に世界に広がり警戒強まる 欧州イベントすべてキャンセルに

<馬ヘルペスウイルス1型(EHV-1)の感染が競走馬の世界で広がり、過去何十年の中で、ヨーロッパでは最も深刻になりそうとも言われ、各国は警戒を強めている......> 今年に入って、馬ヘルペスウイルス1型(EHV-1)の感染が競走馬の世界で広がっている。国際馬術連盟(FEI)は3月1日EHV-1の流行を宣言し、すでに開催中の競技以外、3月28日までに予定されている欧州でのイベントをすべてキャンセルし、厳しい検疫制度を定めた。しかし、その後も感染の報告が続いており、各国は警戒を強めている。 馬ヘルペス...

親指の爪ほどの貝がインフラを破壊する 侵略的外来種ゼブラガイ

<ウクライナから輸入した市販用のマリモにそれはいた。当局が調査に乗り出すと、全米21州のペットショップで売られていた> 侵略的外来種の二枚貝がアメリカ国で急速に分布域を広げている。水槽装飾用のマリモに付着しているのを発見された事例が、全米21州のペットショップで確認された。 この貝の名は、「zebra mussels(ゼブラガイ、またはカワホトトギスガイ)」。アメリカ地質調査所(USGS)が最近、この貝の調査を行い注目を集めた。調査のきっかけは、あるペットショップの店員が、水槽の装飾に使うマリモ製品...

屋外トイレに座った女性、「下から」尻を襲われる。犯人はクマ!──アラスカ

<便器のなかにクマが潜んでいた、という珍しい事件はどうして起こったのか> アラスカ州で屋外トイレを使用しようとした女性がブラックベアー(アメリカクロクマ)に「下から」尻を襲わる珍しい事件があった。 被害にあったシャノン・スティーブンスは、アラスカ州ヘインズの住人で、週末に兄たちと一緒にチルカト湖を訪れていた。3人は都会から遠く離れた辺境の旅を楽しみ、円形テントに泊まっていた。 その日、屋外トイレに入ったシャノンは便座に座った瞬間、何者かの強い気配を感じ、「飛び上がって叫んだ」とアラスカの首都ジュノーのラジオ局KTOOに語った。 助けを求める声を聞いた兄のエリックは、ヘッドランプをつけて駆けつけた。トイレのフタを開けて見たところ、便座のすぐ下に「巨大なクマの顔」があり、目がまっすぐ自分を見つめ返していた、という。 シャノンは出血していて、血を止めるために包帯が必要だったが、重傷ではなかった。「ただの刺し傷のような感じだった。噛まれたわけではないと思う。爪でひっかいただけかもしれない。本当のところは、もうわからない」と、彼女はKTOOに話した。 その日の昼間、3人は凍った湖でスノーマシンを使用し、屋外の焚火台で肉を調理した。エリックはそれがクマを引き付けた可能性があると考えている。冬はクマはたいてい冬眠しているので油断していたという。 トイレの臭いがクマを引き寄せる クマはどうやってトイレの下に入り込んだのか。地元の報道によれば、トイレは木の根の束の上に作られているため床が地面より高く、クマが潜り込むことも可能だったという。 クマは翌日にはいなくなっていた。だが屋外トイレに来たときの足跡があり、焚火台も倒されていた。 足跡の写真を分析したアラスカ州魚類鳥獣部の生物学者カール・コッホは、ブラックベアーの仕業だと思う、と語った。 「こんな目にあったのは、スティーブンスさんが初めてかもしれない」と、コッホは言う。「屋外トイレに座った途端、(下からクマに襲われるとは)実に珍しい」 クマは、臭いで屋外トイレに引き寄せられることがある。そして冬の間の活動はあまり活発ではないが、完全に姿を消すわけではない、とコッホはKTOOに話した。 つい最近も、ヘインズに近い山で友人とバックカントリー・スキー中にクマに襲われた男性が、ヘリコプターで病院に搬送されるという事件があった。沿岸警備隊によれば、男性はクマの攻撃で、頭と手に負傷した。 事件を振り返ったシャノン・スティーブンスは、今でも怪我よりもショックのほうが大きいと言う。そして「次に屋外トイレを使うときは、便器の中をまず確認する」と語った。 ===== It's what the headline says. A woman was staying in a yurt, and she went to use the yurt's outhouse, and there was a bear -- look, just read it.https://t.co/K1d7lde727— KTOO (@KTOOpubmedia) February 18, 2021

クジラの歌を地殻構造の調査・地震研究に活用する方法が開発される

<米オレゴン州立大学の研究によって、ナガスクジラの「歌」が海底下の地殻構造の調査に活用できる可能性があることが明らかとなった......> 極地などを除いて世界中の海に生息するナガスクジラは、海中を移動しながら低周波で鳴き、その鳴音は広範囲にわたって届く。このほど、ナガスクジラの「歌」が海底下の地殻構造の調査に活用できる可能性があることが明らかとなった。 その概念実証(PoC)の成果は、2021年2月12日、学術雑誌「サイエンス」で発表されている。 クジラの歌は海面と海底との間で跳ね返り、地震波とし...

東アジアから連れてこられたヨーロッパのタヌキの受難は終わらない

<かつてロシアが東アジアから連れてきたタヌキが、ヨーロッパ各地に広がり、地域の生態系を乱す存在として問題になっている......> ヨーロッパのルクセンブルグで、野生のタヌキの存在が初めて確認された。タヌキはもともと日本を含む東アジアにのみ生息する動物だ。そのタヌキがなぜルクセンブルグに? その経緯をただってみると、タヌキの受難の歴史が浮かび上がってきた。 ロシアでは毛皮の材料だった タヌキの生息が確認されたヨーロッパの国はルクセンブルグだけではなかった。1975年にはフランス東部で(ル・モンド)、...

ロシアの工場跡をうろつく青く変色した犬の群れ

<自然にはあり得ないようなコバルトブルーの犬たちが見つかり、健康状態が懸念されている> 毛皮が鮮やかな青色に染まった犬たちが、ロシアの街をうろついていてSNSで話題になっている。青色は毒物もしくは有害化学物質にさらされた結果であり、皮膚炎や内出血が生じている可能性があると、世界最大の動物愛護団体「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI )」は本誌にそう語った。 世界に1200万人の会員がいるHSIは、ロシアの複数都市に対して、こうした野良犬の状態を改善させるために、不妊手術やワクチン接種プログラムを実施することを求めた。 モスクワの東370キロほどに位置する都市ジェルジンスクで撮影された犬たちの写真は、2月にネット上に登場し、急速に拡散している。犬たちの毛皮は、自然のものとは思えないコバルトブルーだ。近くにある閉鎖された化学工場で硫酸銅に接触したために生じたと考えられている。 珍しい毛色は目を引くかもしれないが、HSIのコンパニオンアニマル担当バイスプレジデントを務めるケリー・オメーラは、こうした異常な毛色は「動物福祉に関連した無数の懸念」を示している可能性があると警告する。「毛皮がこのように変色するのは、この犬たちの環境に、きわめて深刻な問題があるに違いない」 治療しなければ死に至るかも 「毛皮についた色は、毒物や有害物質に直接触れたことを示しており、もしかすると体内に取り込んだかもしれない。だとすれば、痛みを伴う皮膚の灼熱感やかゆみ、内出血、病気につながり、獣医の治療を受けなければ死に至るおそれがある」 ジェルジンスクで奇妙な毛色の動物が目撃されたのは、今回が初めてというわけではない。犬の毛皮を青く染めた化学物質の漏出に責任があると見られる化学工場の破産管財人、アンドレイ・ミスリヴェツは、ロシア国営通信社スプートニクに対し、次のように話している。「数年前、野良犬の毛皮が不自然な色に『染まった』ことがあった」 ミスリヴェツは、今回の事例の犬たちが工業用化学物質に触れた疑いがあることを認めている。「おそらく、残されていたなんらかの古い化学物質を見つけ、そのなかに寝転がったのだろう。それが硫酸銅だった可能性はある」とミスリヴェツは話し、次のように続けた。「何かを見つけたにちがいない。野良犬たちの行動は誰にも制御できない」 ロシア政府の広報担当者は、次のように述べたと報じられている。「犬たちを捕獲する可能性について、問題の会社の幹部たちと協議している。犬たちを検査し、健康状態を調べ、毛皮が染まった理由を解明しなければならない」 ロシア以外でも、動物の毛皮が不自然に変色した事例はある。2017年にはインドのムンバイで、青い色の野良犬の群れの写真が撮影され、インターネット上に出まわった。調査の結果、地元の工場が塩化物を川に違法に排出し、その川で泳いだ犬たちが塩化物に接触したことが明らかになった。問題の工場は閉鎖された。 (翻訳:ガリレオ) ===== They found some striking blue dogs in Russia, in the city of Dzerzhinsk an event occurred that puzzled more than one, they found a herd of dogs that aroused their astonishment, since they all had blue fur. pic.twitter.com/wu1GaAqUV9— Moises Lopez (@chapoisat) February 16, 2021 Blue dogs were spotted near an abandoned chemical plant at Dzerzhinsk in Russia's Nizhny Novgorod region.strange colouring may caused by chemical waste such as copper sulphate.vibrant blue coats not a happy one.much concerned issue. it may cause health issues to them#saveanimals pic.twitter.com/USBGSkKupB— priya balu (@priyabalu_2000) February 14, 2021 Помните синих собак из Дзержинска? На прошлой неделе местные жители забили тревогу, увидев бездомных животных неестественного цвета. Сейчас они находятся у зоозащитников, их уже осмотрели ветеринары -- анализы у всех семерых в норме. Двум псам уже нашли новых хозяев pic.twitter.com/GP0a0opUrd— РИА Новости (@rianru) February

米フロリダ州に座礁したクジラは新種だった

<2019年にフロリダ州で座礁していたクジラが、新種のクジラであったことがわかった......> 2019年1月29日、米フロリダ州エバーグレーズ国立公園で、体長38フィート(約11.5メートル)のオスのクジラが座礁しているのが見つかった。 アメリカ海洋大気庁(NOAA)らの研究チームが分析した結果、メキシコ湾で生息するヒゲクジラ類の新種と同定され、2021年1月10日、海洋哺乳類専門学術雑誌「マリンママルサイエンス」でその研究論文が発表された。 ライス博士にちなんで「ライスクジラ」と名付けられた ...